28 / 42
第27話【メイシス王女の錬金工房合宿 その二】
しおりを挟む
「それでは今日から3ヶ月の間お世話になりますメイシスです。第3王女ですがここでは錬魔士様の弟子になりますので気楽にメイシスと呼んでください」
メイシス王女は工房に入ると皆に挨拶をした。
王女とは思えないフレンドリーな物言いで逆にこっちが戸惑ってしまう。
「あら?ララさんは何処に?そしてあなたはララさんの妹?」
メイシス王女は出迎えたメンバーに昨日弟子と紹介したララの姿が見えずにララに良く似た少女が居たので妹と思ったらしい。
確かに僕でも同じ状況ならそう思ってもおかしくはないだろう。
今日一日ならば妹で通してもいいのだが3ヶ月も居る間ララが一度も姿を現さないのは不自然すぎるので辻褄のあうように適度に盛って説明する事にした。
「実はその娘がララなんです。昨日お城から帰ってきてから疲れはてて眠りについたのですが朝起きたら体がこの通り縮んでいたのです。
おそらくですが昨日のお城での緊張した中で日頃以上の力を発揮しようとして魔力を使いすぎたのが原因ではないかと考えています。
まあ、死ぬ訳でもないのでそのうち戻ることでしょう。
ですからメイシス様は気にせずにララと一緒に訓練に励んで下さいね」
メイシスは『えー!?』とした顔を一瞬見せたが直ぐに取り繕い笑顔でララに挨拶した。
「分かりましたわ。大変でしたねララさん。
魔力を使い過ぎると体が小さくなるなんて話は聞いたことが無かったので少しびっくりしましたがよくある事なんですか?」
「いえいえ。普通の人はあるものでは無いですよ。
ララが少し、いえかなり特殊なだけですよ。
ですから心配せずにメイシス様は訓練をされて大丈夫です。
魔力の使い過ぎの時には僕が止めますから」
「ちょっと小さくなっちゃったけど一緒に頑張りましょうねメイシス」
「はい!よろしくお願いしますララさん」
『いや、幾ら本人がいいと言っても王女様だよ?
ララもいきなり呼び捨ては良くないと思うんだが本人が気にして無いから大丈夫か?
後で不敬罪にならないだろうな(汗)』
僕は別の意味で冷や汗をかきながらふたりのやり取りを聞いていた。
「それではメイシス様の個別講習を始めさせて頂きます」
あの後、メイシス王女を部屋に案内してミルフィに工房でのルールと注意事項を説明して貰い、作業着に着替えてもらった。
作業着は急だったので暫くは持ってきた普段着でやることになった。
暫くは座学が中心だから実践前には買いにいって貰うつもりだ。
「まずはメイシス様の錬金術適正と度合いを測らせて頂きます。
それによって講習の進め方を決めますのでよろしくお願いします。
ああ、ララは実践までは特に教える事は無いから自由にしてていいぞ。
なんならミルフィと一緒にオヤツでも作ってくれると嬉しいんだがな」
「そうね。せっかく覚えていったお菓子のレシピも無駄になっちゃったし、それもいいかもね。
シールさん。材料の在庫ってあります?」
「十分にあるのだ!ララが作るのなら幾らでも出すから出来たら食べさせるのだ!」
「じゃあララ頼んだよ」
僕は講習の休憩時に食べるお菓子をララに任せて本題に入った。
「お待たせしましたね。それでなすみませんが右手を出して僕の手に重ねて下さい。
重ねたら暫くそのままで目をつぶって心を落ち着かせて魔力を体の中で循環させます。
やり方が分からなければ心を落ち着かせるだけでも大丈夫です。僕が先導しますから」
僕はそう言うとメイシスの魔力から適正魔力の量を探っていった。
驚く事にメイシスは既に魔力循環操作のコツを掴んでいたようでスムーズに測定は終了した。
「はい、終了です。お疲れ様でした」
「どうでしたか?」
「なかなかいい素養を持っていますね。僕としても鍛えがいがありますよ」
「本当ですか!?嬉しいです!!」
メイシス王女は本当に嬉しそうに笑顔をみせて僕の手を取った。
「あっ!ごめんなさい!」
顔を赤らめながら慌てて手を離すメイシスだったが気のせいか口元が笑っていたような感じがした。
「そ、それではこの後は座学にしましょう。
これは僕が書いたテキストですが錬金術の基本となる概念や理論が纏めてあります。
本来一般の方にはお見せする内容ではありませんが、メイシス様は僕の弟子扱いになってしまったので特別に閲覧許可を出しますが複写は認めませんのでこの研修中に自分のものにして下さいね」
「そんな貴重な文献を閲覧させて貰えるからには必ずやものにしてみせますわ」
その後もメイシス王女は積極的に質問や疑問点の復習などをこなしていった。
「お疲れさまー!お菓子が出来たから休憩してお茶にしようよ!」
そろそろ集中力が切れそうなタイミングでララ達がお菓子を持って休憩のお誘いに来た。
『おっ!なかなかナイスなタイミングだな。集中し過ぎてもいい結果が出るとは限らないから適度に休憩して甘い物を食べるのは理論にかなってるんだよな』
「ああ、ありがとうララ。メイシス様も休憩にしましょう。
勉学もやり過ぎはいけません。休憩をして一度頭を休ませてからまた続きをしましょう」
僕はメイシス王女に休憩を促してからララ達の作ったお菓子をつまんで食べてみた。
「おっ!上手く作れてるじゃないか!ララ見事だぞ!これなら何処に出しても恥ずかしくない出来だ!」
「えへへー。私頑張ったんだからねー」
ララは僕に誉められたのが嬉しかったらしくニコニコとしながらメイシス王女にもお菓子を出していた。
「美味しい!!ララさん!このお菓子何て言うの?すっごく美味しいから作り方教えて!!」
メイシス王女が興奮気味にララに作り方をのだっていた。
「魔力操作講習が終わったら僕が教えますよ。だから頑張って習得しましょう」
「はい!頑張りますわ!」
程よい休憩後に座学と魔力操作講習を再開し一日が終わった。
* * *
「やっぱり工房に泊まるんですよね?」
講習を終えて僕はメイシス王女に念のために確認してみた。
もしかしたら毎日王宮から通ってくる事もあるかも知れないと期待しての確認だったが……。
「当然ですよ!何を当たり前の事を言われているのですか?
まだまだ聞きたい事は沢山あるし、王宮から通うのってかなり大変なんですよ!
毎回馬車や護衛を準備しないといけないし、時間も無駄になるし」
「で、でも工房は王宮みたいに快適では無いと思いますよ?
王宮みたいに常に侍女さんが常駐している訳でも無いですし……」
僕は何かと理由を挙げて何とか通いに出来ないか模索してみたが王女の「全く問題ないですわ。国王陛下にも話は通してあるのでお気遣いなく」と一蹴されてしまったからにはどうしようもなかった。
メイシス王女は工房に入ると皆に挨拶をした。
王女とは思えないフレンドリーな物言いで逆にこっちが戸惑ってしまう。
「あら?ララさんは何処に?そしてあなたはララさんの妹?」
メイシス王女は出迎えたメンバーに昨日弟子と紹介したララの姿が見えずにララに良く似た少女が居たので妹と思ったらしい。
確かに僕でも同じ状況ならそう思ってもおかしくはないだろう。
今日一日ならば妹で通してもいいのだが3ヶ月も居る間ララが一度も姿を現さないのは不自然すぎるので辻褄のあうように適度に盛って説明する事にした。
「実はその娘がララなんです。昨日お城から帰ってきてから疲れはてて眠りについたのですが朝起きたら体がこの通り縮んでいたのです。
おそらくですが昨日のお城での緊張した中で日頃以上の力を発揮しようとして魔力を使いすぎたのが原因ではないかと考えています。
まあ、死ぬ訳でもないのでそのうち戻ることでしょう。
ですからメイシス様は気にせずにララと一緒に訓練に励んで下さいね」
メイシスは『えー!?』とした顔を一瞬見せたが直ぐに取り繕い笑顔でララに挨拶した。
「分かりましたわ。大変でしたねララさん。
魔力を使い過ぎると体が小さくなるなんて話は聞いたことが無かったので少しびっくりしましたがよくある事なんですか?」
「いえいえ。普通の人はあるものでは無いですよ。
ララが少し、いえかなり特殊なだけですよ。
ですから心配せずにメイシス様は訓練をされて大丈夫です。
魔力の使い過ぎの時には僕が止めますから」
「ちょっと小さくなっちゃったけど一緒に頑張りましょうねメイシス」
「はい!よろしくお願いしますララさん」
『いや、幾ら本人がいいと言っても王女様だよ?
ララもいきなり呼び捨ては良くないと思うんだが本人が気にして無いから大丈夫か?
後で不敬罪にならないだろうな(汗)』
僕は別の意味で冷や汗をかきながらふたりのやり取りを聞いていた。
「それではメイシス様の個別講習を始めさせて頂きます」
あの後、メイシス王女を部屋に案内してミルフィに工房でのルールと注意事項を説明して貰い、作業着に着替えてもらった。
作業着は急だったので暫くは持ってきた普段着でやることになった。
暫くは座学が中心だから実践前には買いにいって貰うつもりだ。
「まずはメイシス様の錬金術適正と度合いを測らせて頂きます。
それによって講習の進め方を決めますのでよろしくお願いします。
ああ、ララは実践までは特に教える事は無いから自由にしてていいぞ。
なんならミルフィと一緒にオヤツでも作ってくれると嬉しいんだがな」
「そうね。せっかく覚えていったお菓子のレシピも無駄になっちゃったし、それもいいかもね。
シールさん。材料の在庫ってあります?」
「十分にあるのだ!ララが作るのなら幾らでも出すから出来たら食べさせるのだ!」
「じゃあララ頼んだよ」
僕は講習の休憩時に食べるお菓子をララに任せて本題に入った。
「お待たせしましたね。それでなすみませんが右手を出して僕の手に重ねて下さい。
重ねたら暫くそのままで目をつぶって心を落ち着かせて魔力を体の中で循環させます。
やり方が分からなければ心を落ち着かせるだけでも大丈夫です。僕が先導しますから」
僕はそう言うとメイシスの魔力から適正魔力の量を探っていった。
驚く事にメイシスは既に魔力循環操作のコツを掴んでいたようでスムーズに測定は終了した。
「はい、終了です。お疲れ様でした」
「どうでしたか?」
「なかなかいい素養を持っていますね。僕としても鍛えがいがありますよ」
「本当ですか!?嬉しいです!!」
メイシス王女は本当に嬉しそうに笑顔をみせて僕の手を取った。
「あっ!ごめんなさい!」
顔を赤らめながら慌てて手を離すメイシスだったが気のせいか口元が笑っていたような感じがした。
「そ、それではこの後は座学にしましょう。
これは僕が書いたテキストですが錬金術の基本となる概念や理論が纏めてあります。
本来一般の方にはお見せする内容ではありませんが、メイシス様は僕の弟子扱いになってしまったので特別に閲覧許可を出しますが複写は認めませんのでこの研修中に自分のものにして下さいね」
「そんな貴重な文献を閲覧させて貰えるからには必ずやものにしてみせますわ」
その後もメイシス王女は積極的に質問や疑問点の復習などをこなしていった。
「お疲れさまー!お菓子が出来たから休憩してお茶にしようよ!」
そろそろ集中力が切れそうなタイミングでララ達がお菓子を持って休憩のお誘いに来た。
『おっ!なかなかナイスなタイミングだな。集中し過ぎてもいい結果が出るとは限らないから適度に休憩して甘い物を食べるのは理論にかなってるんだよな』
「ああ、ありがとうララ。メイシス様も休憩にしましょう。
勉学もやり過ぎはいけません。休憩をして一度頭を休ませてからまた続きをしましょう」
僕はメイシス王女に休憩を促してからララ達の作ったお菓子をつまんで食べてみた。
「おっ!上手く作れてるじゃないか!ララ見事だぞ!これなら何処に出しても恥ずかしくない出来だ!」
「えへへー。私頑張ったんだからねー」
ララは僕に誉められたのが嬉しかったらしくニコニコとしながらメイシス王女にもお菓子を出していた。
「美味しい!!ララさん!このお菓子何て言うの?すっごく美味しいから作り方教えて!!」
メイシス王女が興奮気味にララに作り方をのだっていた。
「魔力操作講習が終わったら僕が教えますよ。だから頑張って習得しましょう」
「はい!頑張りますわ!」
程よい休憩後に座学と魔力操作講習を再開し一日が終わった。
* * *
「やっぱり工房に泊まるんですよね?」
講習を終えて僕はメイシス王女に念のために確認してみた。
もしかしたら毎日王宮から通ってくる事もあるかも知れないと期待しての確認だったが……。
「当然ですよ!何を当たり前の事を言われているのですか?
まだまだ聞きたい事は沢山あるし、王宮から通うのってかなり大変なんですよ!
毎回馬車や護衛を準備しないといけないし、時間も無駄になるし」
「で、でも工房は王宮みたいに快適では無いと思いますよ?
王宮みたいに常に侍女さんが常駐している訳でも無いですし……」
僕は何かと理由を挙げて何とか通いに出来ないか模索してみたが王女の「全く問題ないですわ。国王陛下にも話は通してあるのでお気遣いなく」と一蹴されてしまったからにはどうしようもなかった。
0
あなたにおすすめの小説
生贄公爵と蛇の王
荒瀬ヤヒロ
ファンタジー
妹に婚約者を奪われ、歳の離れた女好きに嫁がされそうになったことに反発し家を捨てたレイチェル。彼女が向かったのは「蛇に呪われた公爵」が住む離宮だった。
「お願いします、私と結婚してください!」
「はあ?」
幼い頃に蛇に呪われたと言われ「生贄公爵」と呼ばれて人目に触れないように離宮で暮らしていた青年ヴェンディグ。
そこへ飛び込んできた侯爵令嬢にいきなり求婚され、成り行きで婚約することに。
しかし、「蛇に呪われた生贄公爵」には、誰も知らない秘密があった。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
冤罪で山に追放された令嬢ですが、逞しく生きてます
里見知美
ファンタジー
王太子に呪いをかけたと断罪され、神の山と恐れられるセントポリオンに追放された公爵令嬢エリザベス。その姿は老婆のように皺だらけで、魔女のように醜い顔をしているという。
だが実は、誰にも言えない理由があり…。
※もともとなろう様でも投稿していた作品ですが、手を加えちょっと長めの話になりました。作者としては抑えた内容になってるつもりですが、流血ありなので、ちょっとエグいかも。恋愛かファンタジーか迷ったんですがひとまず、ファンタジーにしてあります。
全28話で完結。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
【完結】ガラクタゴミしか召喚出来ないへっぽこ聖女、ゴミを糧にする大精霊達とのんびりスローライフを送る〜追放した王族なんて知らんぷりです!〜
櫛田こころ
ファンタジー
お前なんか、ガラクタ当然だ。
はじめの頃は……依頼者の望み通りのものを召喚出来た、召喚魔法を得意とする聖女・ミラジェーンは……ついに王族から追放を命じられた。
役立たずの聖女の代わりなど、いくらでもいると。
ミラジェーンの召喚魔法では、いつからか依頼の品どころか本当にガラクタもだが『ゴミ』しか召喚出来なくなってしまった。
なので、大人しく城から立ち去る時に……一匹の精霊と出会った。餌を与えようにも、相変わらずゴミしか召喚出来ずに泣いてしまうと……その精霊は、なんとゴミを『食べて』しまった。
美味しい美味しいと絶賛してくれた精霊は……ただの精霊ではなく、精霊王に次ぐ強力な大精霊だとわかり。ミラジェーンを精霊の里に来て欲しいと頼んできたのだ。
追放された聖女の召喚魔法は、実は精霊達には美味しい美味しいご飯だとわかり、のんびり楽しく過ごしていくスローライフストーリーを目指します!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる