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第150話【魔道具の解析と取り引き】
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「とりあえず旅のあいだの食事の心配はしなくて良さそうだね」
部屋へと戻った僕は自分のベッドに座るノエルにそう話しかける。
「そうですね。
この宿の料理はどれも美味しそうでしたから後で食べるのが楽しみですね」
ノエルはそう言ってベッドに仰向けに寝そべった。
「じゃあ僕はさっき言ったとおり頼まれた調べ物をするから先に休んでも構わないからね」
僕は彼女にそう伝えるとポーチから調べたいカードを取り出して鑑定スキルを使った。
【魔道具・炎の魔核:衝撃等の負荷がかかると炎が発生する魔道具。発動スイッチが押されている。カード収納にてカード化されている】
「うーん。
当たり前の情報しか読み取れないか。
ルルベさんでも居ればもっと詳細な情報を抜き取れただろうにな」
僕はそう言って手にしたカードをひらひらと振って悔しがる。
「ミナトさんの鑑定スキルって何レベルなんですか?
サブスキルだから最高でも5なんでしょうけどもう上限までいってるんじゃないですか?」
「鑑定のスキルレベル?
いや、まだ4レベルだね」
「そっか、まだだったんですね。
ミナトさんのスキル成長速度は異常なほど早いからもう最高レベルまでいってるかと思ってました。
まあ、でも詳細鑑定はレベル6以上でなければ使えないものだからどちらにしても難しいですよね。
でも、どうしてサブスキルの最高レベルが5なのかな?」
ノエルが少し不満気にそう言い出した。
「まあ、この世界の神様が決めたことだからなぜかは分からないけど普通に暮らしていくだけじゃあ最高レベルまでは到底たどり着けないからじゃないのかな?」
「でも、それって努力して上限までたどり着いた人の向上心を削ぐことじゃない?」
「いやいや、上限が無制限だったら死ぬまで努力しないといけないじゃないか。
それって人生を楽しむ事を捨てて極めることに生きがいを感じる人以外には意味がないと思うんだけど……」
「確かにそう言われればそうかもしれないわね。
私もスキルが最高レベルになったら次はそれを使って何をするかを考えるわね」
(まあ、僕の場合はどうやら上限がないみたいだから詳細鑑定もそのうち覚えるかもしれないしレベルが上がることで出来ることが増えるのも楽しみなんだよな)
「まあ、どちらにしても今出来ないものをどうこうしようとしても無理なんだからこの件はどうするか考えておかないといけないな」
「そうですね。
どうせならば新しい魔道具と交換してもらえば良いのではないですか?
そのカードからでも情報を得ることが出来る人が居るのならばその人に見せるのが一番早いのではないかと思いますが渡して戻ってこなくなるのが不安ならば新しい魔道具と交換することにより相手は情報のある魔道具が手に入り、こちらは新しい魔道具が手に入ることになってお互いが納得できると思うのですけど……」
ノエルの提案に僕はポンと手を叩いて「その手があったか」と言って彼女の手を握りしめた。
「さっそく明日トトルさんにそう提案してみるよ。
僕も既に作動して投げるしか出来ないカード化した魔道具よりまだ使っていない魔道具の方が有用だからね。
とりあえずこれで明日の心配が無くなったからゆっくりと休めそうだ」
僕はそう言って自分のベッドに寝転んだ。
* * *
――次の日。
「……という事で僕の鑑定レベルだと何も分からなかったので詳細鑑定の使える方に依頼をしてください。
そのためにこの魔道具のカードはトトルさんにお渡ししますが替わりに同じ魔道具をいただけないでしょうか?」
「炎の魔核ですね。
わかりました、私に準備出来るものを急ぎ手配させてもらいますね」
トトルはそう言うとすぐさま部下に魔道具の手配を指示して数時間後には真新しい魔道具が彼の手にあった。
「では、こちらと交換という事で……」
トトルはその新しい魔道具とカード化されたものを交換してマジマジとカードを見る。
「おそらくカード化したままでも情報は確認出来ると思いますがどうしても開放しなければならなければ十分に注意をして開放してください。
一応、トトルさんが開放出来るように条件つけをしておきますので……」
僕はそう言うと条件圧縮のスキルでトトルに開放者の権限を付加してからカードを渡した。
「ありがとうございます。
これで今回の件が少しでも解明できて今後の行商に役立てばと思います。
では私はこれからこれを詳細鑑定できる者へ持っていきますので失礼しますね。
ああ、申し分ないですが街を出発するのはもう一日遅れますので明後日の朝を予定しておいてください」
トトルはそう言うと僕たちに一礼をしてから街中へと消えて行った。
「もう一日か……。
あの盗賊たちのことも正直気になるけれどトトルさんに任せて明日も街の商店を巡ってみるとしようか」
「そうですね。
私も商品を見ることによって商人スキルを鍛えることが出来るので嬉しいです」
こうして僕たちはもう一日ゆっくりと街中散策をすることになった。
部屋へと戻った僕は自分のベッドに座るノエルにそう話しかける。
「そうですね。
この宿の料理はどれも美味しそうでしたから後で食べるのが楽しみですね」
ノエルはそう言ってベッドに仰向けに寝そべった。
「じゃあ僕はさっき言ったとおり頼まれた調べ物をするから先に休んでも構わないからね」
僕は彼女にそう伝えるとポーチから調べたいカードを取り出して鑑定スキルを使った。
【魔道具・炎の魔核:衝撃等の負荷がかかると炎が発生する魔道具。発動スイッチが押されている。カード収納にてカード化されている】
「うーん。
当たり前の情報しか読み取れないか。
ルルベさんでも居ればもっと詳細な情報を抜き取れただろうにな」
僕はそう言って手にしたカードをひらひらと振って悔しがる。
「ミナトさんの鑑定スキルって何レベルなんですか?
サブスキルだから最高でも5なんでしょうけどもう上限までいってるんじゃないですか?」
「鑑定のスキルレベル?
いや、まだ4レベルだね」
「そっか、まだだったんですね。
ミナトさんのスキル成長速度は異常なほど早いからもう最高レベルまでいってるかと思ってました。
まあ、でも詳細鑑定はレベル6以上でなければ使えないものだからどちらにしても難しいですよね。
でも、どうしてサブスキルの最高レベルが5なのかな?」
ノエルが少し不満気にそう言い出した。
「まあ、この世界の神様が決めたことだからなぜかは分からないけど普通に暮らしていくだけじゃあ最高レベルまでは到底たどり着けないからじゃないのかな?」
「でも、それって努力して上限までたどり着いた人の向上心を削ぐことじゃない?」
「いやいや、上限が無制限だったら死ぬまで努力しないといけないじゃないか。
それって人生を楽しむ事を捨てて極めることに生きがいを感じる人以外には意味がないと思うんだけど……」
「確かにそう言われればそうかもしれないわね。
私もスキルが最高レベルになったら次はそれを使って何をするかを考えるわね」
(まあ、僕の場合はどうやら上限がないみたいだから詳細鑑定もそのうち覚えるかもしれないしレベルが上がることで出来ることが増えるのも楽しみなんだよな)
「まあ、どちらにしても今出来ないものをどうこうしようとしても無理なんだからこの件はどうするか考えておかないといけないな」
「そうですね。
どうせならば新しい魔道具と交換してもらえば良いのではないですか?
そのカードからでも情報を得ることが出来る人が居るのならばその人に見せるのが一番早いのではないかと思いますが渡して戻ってこなくなるのが不安ならば新しい魔道具と交換することにより相手は情報のある魔道具が手に入り、こちらは新しい魔道具が手に入ることになってお互いが納得できると思うのですけど……」
ノエルの提案に僕はポンと手を叩いて「その手があったか」と言って彼女の手を握りしめた。
「さっそく明日トトルさんにそう提案してみるよ。
僕も既に作動して投げるしか出来ないカード化した魔道具よりまだ使っていない魔道具の方が有用だからね。
とりあえずこれで明日の心配が無くなったからゆっくりと休めそうだ」
僕はそう言って自分のベッドに寝転んだ。
* * *
――次の日。
「……という事で僕の鑑定レベルだと何も分からなかったので詳細鑑定の使える方に依頼をしてください。
そのためにこの魔道具のカードはトトルさんにお渡ししますが替わりに同じ魔道具をいただけないでしょうか?」
「炎の魔核ですね。
わかりました、私に準備出来るものを急ぎ手配させてもらいますね」
トトルはそう言うとすぐさま部下に魔道具の手配を指示して数時間後には真新しい魔道具が彼の手にあった。
「では、こちらと交換という事で……」
トトルはその新しい魔道具とカード化されたものを交換してマジマジとカードを見る。
「おそらくカード化したままでも情報は確認出来ると思いますがどうしても開放しなければならなければ十分に注意をして開放してください。
一応、トトルさんが開放出来るように条件つけをしておきますので……」
僕はそう言うと条件圧縮のスキルでトトルに開放者の権限を付加してからカードを渡した。
「ありがとうございます。
これで今回の件が少しでも解明できて今後の行商に役立てばと思います。
では私はこれからこれを詳細鑑定できる者へ持っていきますので失礼しますね。
ああ、申し分ないですが街を出発するのはもう一日遅れますので明後日の朝を予定しておいてください」
トトルはそう言うと僕たちに一礼をしてから街中へと消えて行った。
「もう一日か……。
あの盗賊たちのことも正直気になるけれどトトルさんに任せて明日も街の商店を巡ってみるとしようか」
「そうですね。
私も商品を見ることによって商人スキルを鍛えることが出来るので嬉しいです」
こうして僕たちはもう一日ゆっくりと街中散策をすることになった。
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