44 / 159
第44話【未亡人マヤの就職斡旋】
しおりを挟む
「ーーーおはようございます。
今日は宜しくお願いします」
次の日の朝、宿の食堂でマヤ親子が僕達に挨拶をしてきた。
今日は彼女の仕事を探す為に斡旋ギルドへ一緒に行く事になっていたからだ。
「おはようございます。
朝食後に向かいますのでもう少しだけ待っていてくださいね」
リリスはそうマヤに伝えるとちぎったパンを急いで口へと運んだ。
* * *
「お待たせしました。では行きましょうか」
リリスはマヤにそう言うと斡旋ギルドへ向かってゆっくりと歩いて行く。
「それでマヤさんからするとどんなお仕事が無理なく続けられそうですか?」
「前も言ったかもしれませんが、借家も契約解除してしまいましたし、家財もありませんのでやはり住み込みの仕事がありがたいですね。
料理やお掃除は得意ですので家政婦の仕事でもあればいいのですが……」
「家政婦ですか……。
マヤさん一人ならばあるかもしれないですが小さな娘さんも一緒となると果たして依頼人が何と言うか分からないですね」
そう答えるリリスの横では足どりのまだまだおぼつかないマリを僕が背負って一緒に歩いていた。
「マリ、ちゃんとお留守番できるよ?」
母の話を聞いていたマリが心配をしてそう告げる。
「そうね。
でも、まだマリは小さいからママが心配になってしまうの。
だから仕事をしている間、マリを見ていてくれるところも探したいの」
マヤは僕に背負われている小さな娘の手を握って優しく微笑んだ。
「何か良い仕事が見つかるといいですね」
その光景を見ながらリリスがそっと呟いた。
ーーーからんからん。
「斡旋ギルドへようこそ……ってリリスじゃない昨日は色々とゴメンね」
最初に入ったリリスを見つけたダリアが側に来てくれた。
「それで今日はどうしたの?」
「うん。実は用事があるのは私じゃあないの。
今日は彼女の仕事を斡旋して貰いたいと思ってね」
「彼女?」
ダリアの言葉にリリスの影からマヤが横に出て来てお辞儀をした。
「マヤと言います。宜しくお願いします」
「詳しいお話をお聞きしたいので第ニ受付へお願いします」
ダリアがマヤを受付カウンターへと案内する。
「では、詳しいお話を伺いますね。リリスも一緒に聞く?」
「ええ、そうさせて貰うわ」
「じゃあ僕とマリちゃんは向こうのカフェで待ってるよ」
僕はそう言うとギルドに併設されているカフェにマリと向かった。
「ーーーなるほど。
小さい子供がいるのと借家の契約を解除した為に住み込みで働かせて貰えるところを探している……と」
「はい。出来れば……」
「うーん。何か特技がありますか?」
「すみません。
特殊な技能は持ってないので家政婦か何かでもあればと思いまして……」
マヤは遠慮がちに要望を伝える。
「うーん、そうですねぇ。
小さな子供さんが居るので住み込みでの契約を希望される依頼人の紹介は難しいですね」
「やっぱりそうですよね。
どこかに安い家を借りて改めて仕事を探すしかないですよね」
ダリアの言葉にマヤはちらりと娘の方を見て自分に言い聞かせるように呟いた。
その時、ダリアの後ろから「ちょっとまちな」と声がかかり、皆が声の主をみるとそこにはラーズが立っていた。
「ラーズギルドマスター。
何か良い話があるんですか?」
ダリアがラーズに声をかけた意図を聞く。
「いやな。お前達が住んでいる女子寮の寮母ヨルンが体力の限界とかで退職をしたいと言って来てるから代わりを募集しようと思ってたんだ」
「えっ!?ヨルンさんが?」
「ああ、どうやらお前達の自由な生活態度に疲れたらしくて暇が欲しいそうだ。
ヨルンもいい歳なんだから若いお前達に付き合っていたら腰のひとつも悪くするだろう?
で、新しい寮母の募集をするからいい人が見つかったら退職を了承すると伝えてある」
ラーズはそう言いながらマヤを見て「君、料理や掃除は得意か?」と聞いた。
「はっ はい。どちらも得意です……というかそれしか出来ないです。
ごめんなさい」
「ふむ。何故謝るのか分からないがそのふたつが満足に出来るのならば試しに寮母をやってみる気は無いか?」
「寮母……ですか?」
「ああ、このギルドに勤務している独身の女子達、主に受付嬢の住んでいる女子寮の管理者兼食堂のシェフだ。
もちろん寮内に管理人の部屋があるからやってくれるならばそこに住んで貰う事になる。
女子寮だから当然女性しか住む事は出来ないし、管理人も女性で無ければいけないので未婚者か夫を亡くした未亡人に任せる事になる。
本来ならば子供は居ない方が良いのだが娘みたいだし、君たちも小さな子供は嫌いじゃないだろ?」
ラーズはダリアにそう聞くと彼女は「好きです」と笑顔で答えた。
「ーーーと言う事だが、どうだ?やってみる気はあるか?
もちろん、研修は受けてもらうぞ。
寮母といえどギルド管轄の女子寮だからギルドの職員扱いになるんだから」
「本当に私なんかがやっても良いのですか?
私、そんなに学のある方じゃないし普通の家庭料理くらいしか出来ませんよ?」
「だから研修があるんでしょ。
せっかくギルマスが声をかけてくれたんだからやってみると良いんじゃない?
私もギルドに所属していた時はお世話になっていたから分かるけど凄く家庭的でいいところだったわよ」
リリスもマヤを後押しする。
「私……やってみます。いえ、やらせてください!」
リリスに後押しされたマヤが決心をする。
「よし! 詳細はこの書類に書いてあるからダリア、処理を頼むぞ」
ラーズはそう言い残すと自分の部屋に戻っていった。
* * *
「ーーー本当にありがとうございました」
ギルドでの手続きを終え、宿に戻った僕達は夕食を共にしていた。
「まあ、運が良かったと思って頑張ってよね」
「はい。このご恩を忘れずに頑張って務めさせて貰います」
目を潤ませながら何度もお礼を言うマヤを応援しながら食事を終えた僕達は部屋に戻り、ひと息ついた後であの後の事について話し合った。
「リリス。あの後、ギルマスからと言って何か渡されていただろ?
あれは何だったんだい?」
その言葉にリリスは一枚の書類を僕を見せて言った。
「今回の件は貸しひとつにしておくからよろしく。だって、マヤさんの件はギルドも助かる事なのにねぇ」
リリスはそう言いながらもマヤ親子が笑っていたのを思い出し「まあいいか」と笑いながら納得していた。
今日は宜しくお願いします」
次の日の朝、宿の食堂でマヤ親子が僕達に挨拶をしてきた。
今日は彼女の仕事を探す為に斡旋ギルドへ一緒に行く事になっていたからだ。
「おはようございます。
朝食後に向かいますのでもう少しだけ待っていてくださいね」
リリスはそうマヤに伝えるとちぎったパンを急いで口へと運んだ。
* * *
「お待たせしました。では行きましょうか」
リリスはマヤにそう言うと斡旋ギルドへ向かってゆっくりと歩いて行く。
「それでマヤさんからするとどんなお仕事が無理なく続けられそうですか?」
「前も言ったかもしれませんが、借家も契約解除してしまいましたし、家財もありませんのでやはり住み込みの仕事がありがたいですね。
料理やお掃除は得意ですので家政婦の仕事でもあればいいのですが……」
「家政婦ですか……。
マヤさん一人ならばあるかもしれないですが小さな娘さんも一緒となると果たして依頼人が何と言うか分からないですね」
そう答えるリリスの横では足どりのまだまだおぼつかないマリを僕が背負って一緒に歩いていた。
「マリ、ちゃんとお留守番できるよ?」
母の話を聞いていたマリが心配をしてそう告げる。
「そうね。
でも、まだマリは小さいからママが心配になってしまうの。
だから仕事をしている間、マリを見ていてくれるところも探したいの」
マヤは僕に背負われている小さな娘の手を握って優しく微笑んだ。
「何か良い仕事が見つかるといいですね」
その光景を見ながらリリスがそっと呟いた。
ーーーからんからん。
「斡旋ギルドへようこそ……ってリリスじゃない昨日は色々とゴメンね」
最初に入ったリリスを見つけたダリアが側に来てくれた。
「それで今日はどうしたの?」
「うん。実は用事があるのは私じゃあないの。
今日は彼女の仕事を斡旋して貰いたいと思ってね」
「彼女?」
ダリアの言葉にリリスの影からマヤが横に出て来てお辞儀をした。
「マヤと言います。宜しくお願いします」
「詳しいお話をお聞きしたいので第ニ受付へお願いします」
ダリアがマヤを受付カウンターへと案内する。
「では、詳しいお話を伺いますね。リリスも一緒に聞く?」
「ええ、そうさせて貰うわ」
「じゃあ僕とマリちゃんは向こうのカフェで待ってるよ」
僕はそう言うとギルドに併設されているカフェにマリと向かった。
「ーーーなるほど。
小さい子供がいるのと借家の契約を解除した為に住み込みで働かせて貰えるところを探している……と」
「はい。出来れば……」
「うーん。何か特技がありますか?」
「すみません。
特殊な技能は持ってないので家政婦か何かでもあればと思いまして……」
マヤは遠慮がちに要望を伝える。
「うーん、そうですねぇ。
小さな子供さんが居るので住み込みでの契約を希望される依頼人の紹介は難しいですね」
「やっぱりそうですよね。
どこかに安い家を借りて改めて仕事を探すしかないですよね」
ダリアの言葉にマヤはちらりと娘の方を見て自分に言い聞かせるように呟いた。
その時、ダリアの後ろから「ちょっとまちな」と声がかかり、皆が声の主をみるとそこにはラーズが立っていた。
「ラーズギルドマスター。
何か良い話があるんですか?」
ダリアがラーズに声をかけた意図を聞く。
「いやな。お前達が住んでいる女子寮の寮母ヨルンが体力の限界とかで退職をしたいと言って来てるから代わりを募集しようと思ってたんだ」
「えっ!?ヨルンさんが?」
「ああ、どうやらお前達の自由な生活態度に疲れたらしくて暇が欲しいそうだ。
ヨルンもいい歳なんだから若いお前達に付き合っていたら腰のひとつも悪くするだろう?
で、新しい寮母の募集をするからいい人が見つかったら退職を了承すると伝えてある」
ラーズはそう言いながらマヤを見て「君、料理や掃除は得意か?」と聞いた。
「はっ はい。どちらも得意です……というかそれしか出来ないです。
ごめんなさい」
「ふむ。何故謝るのか分からないがそのふたつが満足に出来るのならば試しに寮母をやってみる気は無いか?」
「寮母……ですか?」
「ああ、このギルドに勤務している独身の女子達、主に受付嬢の住んでいる女子寮の管理者兼食堂のシェフだ。
もちろん寮内に管理人の部屋があるからやってくれるならばそこに住んで貰う事になる。
女子寮だから当然女性しか住む事は出来ないし、管理人も女性で無ければいけないので未婚者か夫を亡くした未亡人に任せる事になる。
本来ならば子供は居ない方が良いのだが娘みたいだし、君たちも小さな子供は嫌いじゃないだろ?」
ラーズはダリアにそう聞くと彼女は「好きです」と笑顔で答えた。
「ーーーと言う事だが、どうだ?やってみる気はあるか?
もちろん、研修は受けてもらうぞ。
寮母といえどギルド管轄の女子寮だからギルドの職員扱いになるんだから」
「本当に私なんかがやっても良いのですか?
私、そんなに学のある方じゃないし普通の家庭料理くらいしか出来ませんよ?」
「だから研修があるんでしょ。
せっかくギルマスが声をかけてくれたんだからやってみると良いんじゃない?
私もギルドに所属していた時はお世話になっていたから分かるけど凄く家庭的でいいところだったわよ」
リリスもマヤを後押しする。
「私……やってみます。いえ、やらせてください!」
リリスに後押しされたマヤが決心をする。
「よし! 詳細はこの書類に書いてあるからダリア、処理を頼むぞ」
ラーズはそう言い残すと自分の部屋に戻っていった。
* * *
「ーーー本当にありがとうございました」
ギルドでの手続きを終え、宿に戻った僕達は夕食を共にしていた。
「まあ、運が良かったと思って頑張ってよね」
「はい。このご恩を忘れずに頑張って務めさせて貰います」
目を潤ませながら何度もお礼を言うマヤを応援しながら食事を終えた僕達は部屋に戻り、ひと息ついた後であの後の事について話し合った。
「リリス。あの後、ギルマスからと言って何か渡されていただろ?
あれは何だったんだい?」
その言葉にリリスは一枚の書類を僕を見せて言った。
「今回の件は貸しひとつにしておくからよろしく。だって、マヤさんの件はギルドも助かる事なのにねぇ」
リリスはそう言いながらもマヤ親子が笑っていたのを思い出し「まあいいか」と笑いながら納得していた。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ボロボロになるまで働いたのに見た目が不快だと追放された聖女は隣国の皇子に溺愛される。……ちょっと待って、皇子が三つ子だなんて聞いてません!
沙寺絃
恋愛
ルイン王国の神殿で働く聖女アリーシャは、早朝から深夜まで一人で激務をこなしていた。
それなのに聖女の力を理解しない王太子コリンから理不尽に追放を言い渡されてしまう。
失意のアリーシャを迎えに来たのは、隣国アストラ帝国からの使者だった。
アリーシャはポーション作りの才能を買われ、アストラ帝国に招かれて病に臥せった皇帝を助ける。
帝国の皇子は感謝して、アリーシャに深い愛情と敬意を示すようになる。
そして帝国の皇子は十年前にアリーシャと出会った事のある初恋の男の子だった。
再会に胸を弾ませるアリーシャ。しかし、衝撃の事実が発覚する。
なんと、皇子は三つ子だった!
アリーシャの幼馴染の男の子も、三人の皇子が入れ替わって接していたと判明。
しかも病から復活した皇帝は、アリーシャを皇子の妃に迎えると言い出す。アリーシャと結婚した皇子に、次の皇帝の座を譲ると宣言した。
アリーシャは個性的な三つ子の皇子に愛されながら、誰と結婚するか決める事になってしまう。
一方、アリーシャを追放したルイン王国では暗雲が立ち込め始めていた……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる