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第3章 北の都市スウェトルノーツ
10.神の御使い……?
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扉の修理も完了し、大本命の二人に目的のモノを渡しましょう!
「セリちゃん、ジャック、お待たせしました!
お待ちかねのモノをこの子、ロナジェスが持ってきてくれました!!」
「えっと、あなた達が結婚する予定のリアの友達なのね。
昨日も持って来てたのに、渡さずに帰ってしまってごめんなさい……」
セリちゃんとジャックの二人ってば、ロナっ子の美貌にぽーっとしちゃってるわ。
……そういえば私、いつの間にか美形耐性少しついてる?
それとも、ロナ達に慣れただけで新たな美形さんが現れたら、あの二人みたいにぽーっとするのかな?
「あ、あ、あの!
もしかしてあなた様は、龍人族なのでしょうか…?」
あ、あなた様?!
セリちゃんって、美形に対して敬称を付けちゃうタイプなの??
「ええ、私は龍人族よ」
〝ほぉぉぉおお!!〟
セリちゃんとジャックの二人の声に、驚いて体がちょっとだけびくついた。
急にどうしたんだろう?
「どうしよう、ジャック!
神の御使い様がここにいるよ!!」
「ああ!
しかも、俺達の結婚のために必要な条件である鱗と牙を持ってきてくれたらしい!」
二人は、向い合わせに手を胸の前で握りあい何やら感動中のようです。
あれー?
私が伝魔鳥に言ってた時と反応が………あぁ。
あれか、本当に龍人族が相手だとは信じてなかったってことか。
……それだけ龍人族の人って珍しいのかな?
「……人族はまだ私達の種族を神の御使いとか言ってるのね。
そういえば、ロドクス・オルトゥム様は〝神〟とか言われてたわね」
え?
ロナの言葉に驚いていると、セリちゃんとジャックがクワッと目を見開いた顔をロナに向けた。
怖いよ。
「神の御使い様は、神とやはり交流があるのですね!」
「ああ、さすがは神の御使い様だな!
ロドクス・オルトゥム様は、衣食住に革命をもたらしてくれた!
俺はいつも祈りを捧げて眠っている」
「私も!
あ、でも最近新たな神が現れたわ!
ロドクス・オルトゥム様と違った革命を起こしてるわ!
その名も〝ラフィリア・オルトゥム〟様と言ってロドクス・オルトゥム様の神族だと思うの!」
えぇーっ?!
思わず口から声が出そうになったが、心の中だけの叫びに済ませれた。
この世界では、良い発明をすると神格化されるんだろうか?
……絶対にオルトゥム姓は出さないどこう。
「あら、ラフィリアならそこにいるじゃない」
NOー!
ロナっ子なんで言うのー?!?!
「え?
そういえば、ラフィリアって同じ名前よね!
同じ名前で羨ましいわ~」
……ふぅ、セーフだ。
セリちゃんには、オルトゥム姓で名乗った事がなかったからばれなかったんだね。
ロナには目で〝言うな〟と釘を刺しておかないと。
「っ!」
セリちゃんとジャックは顔色を変えたロナに首を傾げていたが、ロナの美しさにまたぽーっとなっていた。
その後ロナが鱗と牙を二人に渡した時に、ロナは疑問を口にした。
「二人は結婚出来るのだから成人なのよね?
小人の種族と獣人の種族、なのかしら?」
「あ、はい。
とは言っても、私は先祖返りらしくて両親は普通の背丈です」
「俺は小さな犬種だからなのか、この位までしか成長しなかったんだ。
両親は2人共大きいぞ」
「そうなの。
疑問がスッキリしたわ。
答えてくれてありがとう」
ふふ、ロナの微笑みにまたまた二人ともぽーっとしてる。
うん、私も仲良くなって成人してるって知ったんだよね。
んー、この二人ってある特定の趣味のお方達に好かれそうよね。
心配だから、防犯系の魔道具を作って渡しておこうかな?
新たなおじさんに出会うまであと1日。
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