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俺を見て
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キスをした時、前もここでしたことあるなって思った。
「葉月さん。昔もここでキスした?」
「うん」
「やっぱり。ちょっと懐かしい感じがしたから、また来ましょうね」
「次は怖くないのがいいな」
「葉月さんのことは俺が守るんで」
「じゃあ、おばけ以外からは僕が守るよ」
「そういえばさクリスマスって空いていますか? デートしたいです」
「もちろん! お家の人とかとは大丈夫?」
「兄も恋人と過ごすらしいので大丈夫です」
「じゃあ、24日にどこか行こうか」
「俺行きたいところあるんですけど」
「じゃあ、そこに行こうか。どこ行きたいの?」
「それは内緒です。楽しみにしててください」
「楽しみにしとくね」
「任せてください」
葉月さんと行きたいところは夢で何回も見た場所だ。クリスマスといえばって感じでベタかもしれないけど、絶対に行きたい。
プレゼントはどうしよう。
今までリア充を羨ましがってたけど、ついに出来た恋人。
リア充の仲間入りをしてしまった。
写真部の友だちに報告しないと。
明日は学校だし、部活中に言おう。
「実は僕、恋人が出来ました」
放課後、同じ学年の部活の友達2人に報告した。
『はぁっ!?』
「こないだ映画館デートして付き合うことになりました」
「クリスマス前だから、オッケーもらえただけだ。絶対そう」
「先に言っておく来年の夏までに振られる」
「違います。クリスマス前だから付き合うなんて高校生くらいだよ」
「てことは、年上か。羨ましい限り」
「来年はクリスマス、一緒に過ごそうな」
「来年も再来年も別れないから! で、2人に相談があってプレゼントは何がいいと思う」
「非リアの俺たちに聞くのか? 絶対に相談相手間違えてる」
「アニメではマフラーとか手袋が多い気がする」
「やっぱり? 俺が読んだ少女漫画でもそうだった」
「聞いて欲しい。ガチャで推しの冬服衣装が出たんだけど、一回だけマフラーの色を選べるんだよ。その後にそのマフラーをつけた推しが『最高のクリスマスプレゼントだよ』って言ってくれるんだよね。最高すぎませんか」
「それは運営が天才すぎる。推しが自分が選んだ物を身につけるなんて推しに直接貢げると同じ」
マフラーか。どういうのが似合うかな。
髪が茶色っぽいから、青系とか似合いそう。
「ありがとう。じゃあ、マフラーにしようと思う」
「幸せになれよ。クリスマスの間だけでも」
「おめでとう。すぐ別れると思うけど」
「2人も恋人できたら教えてね」
「うん。今の所できないと思うけど」
マフラーっていうのは決まったけど、どういうデザインがいいんだろう。
青系の中で選んで兄さんに大丈夫か聞いて決めよう。
「いいんじゃない?大人っぽくて」
「じゃあ、これにしよう」
「こないだのデートの相手?」
「うん。付き合うことになった」
「おめでとう。上手くいくといいな」
「うん!」
プレゼントが届いたし、後はデートの下調べかな。混んでるだろうし、時間はちょっと早い方がいいよね。
葉月さんと時間と待ち合わせを決めた。
いよいよ明日だ。楽しみだな。
葉月さんは覚えてるかな。
覚えてたらいいな。
時間はデートの30分前に行って葉月さんより先に着くようにする。
こないだ30分前なのにいたから、今回はそれより少し早く。
プレゼントは最後に渡す。
よし!予習はバッチリ。
そろそろ行けばいいかな。
「行ってきまーす!」
今から行けば35分前に着くはず!
少し急ぎ足で駅に向かった。
電車に乗って待ち合わせ場所に行く。
ちょっと早すぎて40分前に電車が着いてしまった。待ち合わせ場所に行って待ってよう。
「え?」
見間違いかな?
葉月さんがいた気がする。
早すぎない?
流石に見間違いだろうと思ってもう一度見る。
うん。間違いなく葉月さんだ。
いつから来てるんだ。
寒い中待っててくれるかもしれないから早く行こう。
それにしても早い。1時間前に行かないと先に来れないんじゃ。
「葉月さん!」
「優雨?早すぎない?」
「こっちのセリフです!」
40分以上前に来て待ってるなんて思いもしなかった。
「優雨より、先に来ていたいからね」
「俺だって、葉月さんより先に来てたかった」
「ふふっ。一緒にいれる時間が長くなって嬉しい」
「それは、俺もです」
反則すぎる。俺が喜ぶことばっかり言ってさ、しかもかっこいいし。
「それでどこに行くの?」
「行ってからのお楽しみです!着いて来てください」
「こないだのデートと逆だね」
「俺も葉月さんと行きたいところたくさんあるんです」
「楽しみだな」
駅から少し歩いた所にある大きな公園。
冬季限定でイルミネーションがやる。
夢ではすぐに帰ってしまったから、今回はゆっくり見たかった。
「ここです」
葉月さんがいきなり立ち止まった。
「葉月さん?」
「覚えてたの?」
「覚えてたというか、夢で見たんです。来たことありますよね?」
「うん。前世に病院の近くだったからね」
「病院?」
「いや、なんでもない」
「そうですか? 夢ではすぐ帰っちゃってたので今日はゆっくり見たいです」
「うん」
青と白に光るトンネルの中に入った。
思ったより、カップルは少なくてゆっくり見れそうだ。
俺は今日、絶対にやると決めたことがある。
手を繋ぐ。
「葉月さん。綺麗ですね」
「ね。綺麗だね」
葉月さんがあんまりにもこっちを見て言うから、自分に言われたようでドキドキした。
トンネルを抜けると写真が撮れるとこがある。
そこで写真を一緒に撮って、ライトアップされたクリスマスツリーまでの道で手を繋ぐ。
クリスマスツリーの近くでプレゼントを渡す。
上手くできるかな。
もうすぐトンネルの出口だ。
「このトンネルを抜けると写真撮れるとこがあるって一緒に撮りたいなって思ってて」
「いいね。撮ろうか」
「はい!」
トンネルを抜けて歩くと写真スポットについた。
ベンチの隅に赤い帽子を被ったリスとウサギがちょこんと座っていて可愛い。ベンチの手前にはアーチがあって光り輝いている。
雪の結晶や氷柱のイルミネーションが至る所にあって綺麗だった。
スタッフさんがいて写真を撮ってくれた。
「もっと近寄ってー、いいですね!撮りまーす」
近すぎる。恥ずかしい。
なんかめっちゃいい匂いするし!
「こちらでよろしいでしょうか?」
初めての写真。すごく嬉しい。
「はい!ありがとうございます」
「楽しんでくださいね」
「葉月さんに後で送るね!」
「うん。優雨、寒くない?」
「大丈夫です!」
「でも、真っ赤だよ」
「本当に大丈夫なんです」
「そう?」
さっき、葉月さんが近すぎて照れてしまっただけだし。
むしろ熱い。
待って、寒いを口実に手を繋げばよかった。
今なら、間に合う。
「やっぱり寒いから手繋いで」
「うん」
葉月さんは嬉しそうに手を握ってくれた。
よかったー。上手くいって。
後はプレゼントを渡すだけ。
「葉月さん。前に来た時はどんな感じだったんですか」
「前はね。そうだね。やっぱりね。そうだよね」
「どういうことですか?」
はてなが頭にたくさん浮かんだ。
マジで謎すぎて、葉月さんが心配になる。
「楽しかったよ。優雨がはしゃいでてたくさん写真撮ったな」
それきり、葉月さんは喋らなくなってしまった。
もうすぐクリスマスツリーのとこに着いてしまう。
この雰囲気で渡せるかな。
クリスマスツリーのとこに着いても結局無言で、心ここに在らずって感じで眺めてる。
何かあったのかな。
そろそろ、やきもきしてきた。マフラーを出しても気づかない。
ここまでくると起こりそう!
「葉月さん。今、デートしてるのは誰?」
葉月さんの首にプレゼントのマフラーを引っ掛け引き寄せる。
思ったより、力が入ってて顔が近くなった。
「俺だけ見て。今、葉月さんと付き合ってるのは俺でしょ?昔の俺より今の俺を見て」
マフラーをさらに引き寄せ、キスをした。
記憶があるなんて知らない。俺を見て。
「ごめん」
マフラーを綺麗に巻き直す。
「だめだよ。昔の俺より、今の俺を思って」
「うん。マフラーありがとう。すごく嬉しい。僕からはこれ」
小さな箱に入っている。なんだろう。
「ピアスだよ。よくしてるから好きなのかなって」
「本当?ありがとう!開けていい?」
近くのベンチに座って丁寧に開ける。
銀色の小さなピアスだった。
「綺麗!すっごく気に入った」
「よかった。優雨、好きだよ」
「いきなりすぎませんか。照れます。俺も好きです」
「葉月さん。昔もここでキスした?」
「うん」
「やっぱり。ちょっと懐かしい感じがしたから、また来ましょうね」
「次は怖くないのがいいな」
「葉月さんのことは俺が守るんで」
「じゃあ、おばけ以外からは僕が守るよ」
「そういえばさクリスマスって空いていますか? デートしたいです」
「もちろん! お家の人とかとは大丈夫?」
「兄も恋人と過ごすらしいので大丈夫です」
「じゃあ、24日にどこか行こうか」
「俺行きたいところあるんですけど」
「じゃあ、そこに行こうか。どこ行きたいの?」
「それは内緒です。楽しみにしててください」
「楽しみにしとくね」
「任せてください」
葉月さんと行きたいところは夢で何回も見た場所だ。クリスマスといえばって感じでベタかもしれないけど、絶対に行きたい。
プレゼントはどうしよう。
今までリア充を羨ましがってたけど、ついに出来た恋人。
リア充の仲間入りをしてしまった。
写真部の友だちに報告しないと。
明日は学校だし、部活中に言おう。
「実は僕、恋人が出来ました」
放課後、同じ学年の部活の友達2人に報告した。
『はぁっ!?』
「こないだ映画館デートして付き合うことになりました」
「クリスマス前だから、オッケーもらえただけだ。絶対そう」
「先に言っておく来年の夏までに振られる」
「違います。クリスマス前だから付き合うなんて高校生くらいだよ」
「てことは、年上か。羨ましい限り」
「来年はクリスマス、一緒に過ごそうな」
「来年も再来年も別れないから! で、2人に相談があってプレゼントは何がいいと思う」
「非リアの俺たちに聞くのか? 絶対に相談相手間違えてる」
「アニメではマフラーとか手袋が多い気がする」
「やっぱり? 俺が読んだ少女漫画でもそうだった」
「聞いて欲しい。ガチャで推しの冬服衣装が出たんだけど、一回だけマフラーの色を選べるんだよ。その後にそのマフラーをつけた推しが『最高のクリスマスプレゼントだよ』って言ってくれるんだよね。最高すぎませんか」
「それは運営が天才すぎる。推しが自分が選んだ物を身につけるなんて推しに直接貢げると同じ」
マフラーか。どういうのが似合うかな。
髪が茶色っぽいから、青系とか似合いそう。
「ありがとう。じゃあ、マフラーにしようと思う」
「幸せになれよ。クリスマスの間だけでも」
「おめでとう。すぐ別れると思うけど」
「2人も恋人できたら教えてね」
「うん。今の所できないと思うけど」
マフラーっていうのは決まったけど、どういうデザインがいいんだろう。
青系の中で選んで兄さんに大丈夫か聞いて決めよう。
「いいんじゃない?大人っぽくて」
「じゃあ、これにしよう」
「こないだのデートの相手?」
「うん。付き合うことになった」
「おめでとう。上手くいくといいな」
「うん!」
プレゼントが届いたし、後はデートの下調べかな。混んでるだろうし、時間はちょっと早い方がいいよね。
葉月さんと時間と待ち合わせを決めた。
いよいよ明日だ。楽しみだな。
葉月さんは覚えてるかな。
覚えてたらいいな。
時間はデートの30分前に行って葉月さんより先に着くようにする。
こないだ30分前なのにいたから、今回はそれより少し早く。
プレゼントは最後に渡す。
よし!予習はバッチリ。
そろそろ行けばいいかな。
「行ってきまーす!」
今から行けば35分前に着くはず!
少し急ぎ足で駅に向かった。
電車に乗って待ち合わせ場所に行く。
ちょっと早すぎて40分前に電車が着いてしまった。待ち合わせ場所に行って待ってよう。
「え?」
見間違いかな?
葉月さんがいた気がする。
早すぎない?
流石に見間違いだろうと思ってもう一度見る。
うん。間違いなく葉月さんだ。
いつから来てるんだ。
寒い中待っててくれるかもしれないから早く行こう。
それにしても早い。1時間前に行かないと先に来れないんじゃ。
「葉月さん!」
「優雨?早すぎない?」
「こっちのセリフです!」
40分以上前に来て待ってるなんて思いもしなかった。
「優雨より、先に来ていたいからね」
「俺だって、葉月さんより先に来てたかった」
「ふふっ。一緒にいれる時間が長くなって嬉しい」
「それは、俺もです」
反則すぎる。俺が喜ぶことばっかり言ってさ、しかもかっこいいし。
「それでどこに行くの?」
「行ってからのお楽しみです!着いて来てください」
「こないだのデートと逆だね」
「俺も葉月さんと行きたいところたくさんあるんです」
「楽しみだな」
駅から少し歩いた所にある大きな公園。
冬季限定でイルミネーションがやる。
夢ではすぐに帰ってしまったから、今回はゆっくり見たかった。
「ここです」
葉月さんがいきなり立ち止まった。
「葉月さん?」
「覚えてたの?」
「覚えてたというか、夢で見たんです。来たことありますよね?」
「うん。前世に病院の近くだったからね」
「病院?」
「いや、なんでもない」
「そうですか? 夢ではすぐ帰っちゃってたので今日はゆっくり見たいです」
「うん」
青と白に光るトンネルの中に入った。
思ったより、カップルは少なくてゆっくり見れそうだ。
俺は今日、絶対にやると決めたことがある。
手を繋ぐ。
「葉月さん。綺麗ですね」
「ね。綺麗だね」
葉月さんがあんまりにもこっちを見て言うから、自分に言われたようでドキドキした。
トンネルを抜けると写真が撮れるとこがある。
そこで写真を一緒に撮って、ライトアップされたクリスマスツリーまでの道で手を繋ぐ。
クリスマスツリーの近くでプレゼントを渡す。
上手くできるかな。
もうすぐトンネルの出口だ。
「このトンネルを抜けると写真撮れるとこがあるって一緒に撮りたいなって思ってて」
「いいね。撮ろうか」
「はい!」
トンネルを抜けて歩くと写真スポットについた。
ベンチの隅に赤い帽子を被ったリスとウサギがちょこんと座っていて可愛い。ベンチの手前にはアーチがあって光り輝いている。
雪の結晶や氷柱のイルミネーションが至る所にあって綺麗だった。
スタッフさんがいて写真を撮ってくれた。
「もっと近寄ってー、いいですね!撮りまーす」
近すぎる。恥ずかしい。
なんかめっちゃいい匂いするし!
「こちらでよろしいでしょうか?」
初めての写真。すごく嬉しい。
「はい!ありがとうございます」
「楽しんでくださいね」
「葉月さんに後で送るね!」
「うん。優雨、寒くない?」
「大丈夫です!」
「でも、真っ赤だよ」
「本当に大丈夫なんです」
「そう?」
さっき、葉月さんが近すぎて照れてしまっただけだし。
むしろ熱い。
待って、寒いを口実に手を繋げばよかった。
今なら、間に合う。
「やっぱり寒いから手繋いで」
「うん」
葉月さんは嬉しそうに手を握ってくれた。
よかったー。上手くいって。
後はプレゼントを渡すだけ。
「葉月さん。前に来た時はどんな感じだったんですか」
「前はね。そうだね。やっぱりね。そうだよね」
「どういうことですか?」
はてなが頭にたくさん浮かんだ。
マジで謎すぎて、葉月さんが心配になる。
「楽しかったよ。優雨がはしゃいでてたくさん写真撮ったな」
それきり、葉月さんは喋らなくなってしまった。
もうすぐクリスマスツリーのとこに着いてしまう。
この雰囲気で渡せるかな。
クリスマスツリーのとこに着いても結局無言で、心ここに在らずって感じで眺めてる。
何かあったのかな。
そろそろ、やきもきしてきた。マフラーを出しても気づかない。
ここまでくると起こりそう!
「葉月さん。今、デートしてるのは誰?」
葉月さんの首にプレゼントのマフラーを引っ掛け引き寄せる。
思ったより、力が入ってて顔が近くなった。
「俺だけ見て。今、葉月さんと付き合ってるのは俺でしょ?昔の俺より今の俺を見て」
マフラーをさらに引き寄せ、キスをした。
記憶があるなんて知らない。俺を見て。
「ごめん」
マフラーを綺麗に巻き直す。
「だめだよ。昔の俺より、今の俺を思って」
「うん。マフラーありがとう。すごく嬉しい。僕からはこれ」
小さな箱に入っている。なんだろう。
「ピアスだよ。よくしてるから好きなのかなって」
「本当?ありがとう!開けていい?」
近くのベンチに座って丁寧に開ける。
銀色の小さなピアスだった。
「綺麗!すっごく気に入った」
「よかった。優雨、好きだよ」
「いきなりすぎませんか。照れます。俺も好きです」
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