33 / 53
幕間 キャミィの記憶
しおりを挟む
「痛いニャー」
そう呟きながらキャミィは胸をさする。
月明りが照らす中、絶妙なバランス感覚でキャミィは樹のてっぺんに座っていた。
それは天空樹と呼ばれる全長三百メートルを超える巨木。
周りにはそれ以上に背の高い樹は見当たらない。
キャミィが休憩をする時は、その時、その場所で一番高いところだ。
パーティーを組まないキャミィは、ほんのわずかな時間の休憩にも細心の注意をする必要があった。
鳥とも獣ともつかない鳴き声がどこからか聞こえてくる。
今夜は雲一つない。月明りが眼下に広がる森の木々を美しく照らしている。
こんな寒い夜は古傷が痛む。
キャミィの胸には一見するとわからないが、毛が生えておらず肌が露出している部分がある。
そこにはハッキリと、一つの傷跡が見える。もっとも普段は周りの毛が覆っている為に、誰かに見られる事は無いのだが。
キャミィは古傷の原因を作った男の事を思い出していた。
あれは今夜みたいに雲一つない夜だった。確か七年前にペクトロ村に潜入した時の事だ……。
◆
「わははははっ!どうしたコソ泥よ!もう終いか?」
「ニャニャッ」
キャミィは焦っていた。
こんな田舎の村に、こんな化物がいるとは聞いていなかった。
村にある宝物蔵から、古ぼけた石を一つ盗み出すだけの簡単な仕事……のはずだった。
宝物蔵には南京錠が一つだけかけられていた。
見張りもいなければ罠も無い。あまりの防犯意識の低さに拍子抜けしていた。
だが、キャミィが宝物蔵のカギを開けようと、ピッキングツールを口に咥え、かぎ穴に差し込んだ瞬間、この男に声をかけられたのだ。
「わはははは。お客様、お会計の済んでいない商品があるようですよっ!」
この男はきっと村に入った瞬間から気づいていたのだろう。
まだなんにも盗っていないニャー。
と内心思いながらも、男の接近に全く気付く事が出来なかった事に動揺する。
キャミィはネコ型の獣人である。その発達した五感は通常の冒険者のそれを遥かに上回る。
その中においても、聴覚と嗅覚には絶対の自信をキャミィは持っていたのだ。
しかし目の前の男からは、気配も、音も、匂いさえも感じる事が出来なかった。
男はケンタウロス族だろうか。
右手には長い槍を携え、左手は肘から先が無く剣が取り付けられている。
まるで剣が腕から生えてきているかの様だ。
仕方ないニャ!
キャミィは腕のホルダーから短剣を口で抜き、そのまま咥えると男の首筋目がけて、飛び掛かっていった。
◆
何でだニャー!?
キャミィは先程から攻撃を繰り出すも、全くもって当たらない。
口に咥えた短剣には【麻痺】と【猛毒】の魔法がかけてある。が、当たらなければ意味が無い。
しかも背後を取ったつもりでも、気づけば男は必ず正面を向いているのだ。
下半身が馬とは思えない。驚愕の機動力、旋回力だ。
そう言えば、男の背中をまだ一度も見ていないニャ……。
それに気づいた瞬間、背中がゾクリとした。
「ふむ。スピードは大したものだ。だがいつまで避けられるかな?」
キャミィもまた同様に、男の攻撃を躱し続けていた。
が、男は明らかに手加減をしている。
右手に持つ、禍々しいオーラを放つ槍での攻撃は一切無い。攻撃しないのであれば、槍はその巨大さゆえに邪魔なだけだろう。男の繰り出す攻撃は左手の剣のみに徹しており、そして何よりも殺気が無い。
更に攻撃の前には、
「行くぞっ!疾風十二連突きーーーーッ!!」
と、わざわざ技の特徴を名乗ってくれるのだからありがたい。
遊びのつもりなのかもしれない。
男が繰り出す全ての突きを紙一重で躱す。
キャミィは必死だった。どの攻撃も余裕をもって躱せた事などない。
なにより今の突きは十二では無く、十三連突きであった。
「わはは。すまん、一発多かったな」
「……大ウソツキだにゃー」
「んん?それはいいな。大嘘突きと言う名前にするか」
勘弁してほしいニャー。
何とか逃げる機会は無いか。キャミィは男のスキを窺う。
このまま戦っていても百%勝てない。
「じゃ次、居合斬りっぽいの行くぞ」
男が右腰に左手を持っていく。ただ、右手には槍を持ち、且つ下半身が馬なのでキャミィが想像している居合斬りのイメージとは程遠い。
だが避けられなければ死ぬ、と本能がそう告げていた。
「いざっ!流星居合斬りっ!!」
男の声に全身が反応した。全身の毛が逆立つ。
気づけば、既に剣の切っ先がキャミィの胸元まで迫っていた。
それをバックステップしてかろうじて躱す。
動きが全く見えなかった。
猫背が幸いしてか、皮一枚のところを、わずか数ミリでギリギリ回避する事が出来た。
見て避けたのではない。経験と本能で避けたのだ。
男の無駄な掛け声が無ければ、間違いなく身体が真っ二つに斬られていただろう。
次の攻撃に備えるキャミィ。避けたつもりでいた。
そこにワンテンポ遅れてやってくる激痛。見ると胸が真っ赤に染まっている。
あれ……確かに避けたはずニャ!?
「こらこらダリィ。それは初見殺しの技だから使っちゃ駄目だろう」
「あ~ダリィ」
男は左腕と会話をしていた。
よく見ると左手の剣は生物の様に伸び縮みしている。
あれのせいニャ……あれのせいで間合いが変わったのニャ……。
胸の傷は思ったよりも深い様だ。
いやこの程度で済んだ事を、まだ生きている事を感謝すべきか。
「じゃ次は流星千本居合斬り、行くか」
キャミィはその言葉に青ざめる。さっきのふざけた居合斬りが千本……。いや千と一本かも知れない……。
これは……百%勝てない、じゃ無いニャ。
百%死ぬニャ……。
とその時、ふと声が聞こえてきた。
「村長ー。何やってるだっぺよー!総会の時間だでよー!!」
「おお。しまった!すまない。すぐに行く。」
男がほんの一瞬だけ、遠くの村人に目をやり、返事をする。
「じゃ終わりにしようか」
と、男が戻した視線の先には、もうキャミィの姿は無かった。
「ふふ。早いな」と男がニヤリと笑う。
たったったっと村人が走りながら男に近寄ってきた。
「どうしたっぺー? みんな待ってるっぺよー!」
村人が男に話しかける。
「すまんすまん。村にネズミが……いやネコが迷い込んでいたもんでな……」
さぁ行こうか、と男は村人と共に総会場へ向けてパカリと歩き出した。
「さて、今夜の総会の議題は何だったかな?」男が村人に尋ねる。
「村の観光事業についてだべ」村人は答える。
それを聞いた男はうーむ、とうなりながら数歩歩きながら考える。
そして、何かを閃いたのか、手をポンと叩くと嬉しそうに村人に告げた。
「おお、そうだ。村の入り口に、防犯も兼ねて案内人形でも置いてみるか」
◆
鳥とも獣ともつかない鳴き声がどこからか聞こえてくる。
こんなに寒い日は古傷が痛むのだ。
キャミィはぶるっと身震いをすると古傷をぺろぺろと舐めた。
そう呟きながらキャミィは胸をさする。
月明りが照らす中、絶妙なバランス感覚でキャミィは樹のてっぺんに座っていた。
それは天空樹と呼ばれる全長三百メートルを超える巨木。
周りにはそれ以上に背の高い樹は見当たらない。
キャミィが休憩をする時は、その時、その場所で一番高いところだ。
パーティーを組まないキャミィは、ほんのわずかな時間の休憩にも細心の注意をする必要があった。
鳥とも獣ともつかない鳴き声がどこからか聞こえてくる。
今夜は雲一つない。月明りが眼下に広がる森の木々を美しく照らしている。
こんな寒い夜は古傷が痛む。
キャミィの胸には一見するとわからないが、毛が生えておらず肌が露出している部分がある。
そこにはハッキリと、一つの傷跡が見える。もっとも普段は周りの毛が覆っている為に、誰かに見られる事は無いのだが。
キャミィは古傷の原因を作った男の事を思い出していた。
あれは今夜みたいに雲一つない夜だった。確か七年前にペクトロ村に潜入した時の事だ……。
◆
「わははははっ!どうしたコソ泥よ!もう終いか?」
「ニャニャッ」
キャミィは焦っていた。
こんな田舎の村に、こんな化物がいるとは聞いていなかった。
村にある宝物蔵から、古ぼけた石を一つ盗み出すだけの簡単な仕事……のはずだった。
宝物蔵には南京錠が一つだけかけられていた。
見張りもいなければ罠も無い。あまりの防犯意識の低さに拍子抜けしていた。
だが、キャミィが宝物蔵のカギを開けようと、ピッキングツールを口に咥え、かぎ穴に差し込んだ瞬間、この男に声をかけられたのだ。
「わはははは。お客様、お会計の済んでいない商品があるようですよっ!」
この男はきっと村に入った瞬間から気づいていたのだろう。
まだなんにも盗っていないニャー。
と内心思いながらも、男の接近に全く気付く事が出来なかった事に動揺する。
キャミィはネコ型の獣人である。その発達した五感は通常の冒険者のそれを遥かに上回る。
その中においても、聴覚と嗅覚には絶対の自信をキャミィは持っていたのだ。
しかし目の前の男からは、気配も、音も、匂いさえも感じる事が出来なかった。
男はケンタウロス族だろうか。
右手には長い槍を携え、左手は肘から先が無く剣が取り付けられている。
まるで剣が腕から生えてきているかの様だ。
仕方ないニャ!
キャミィは腕のホルダーから短剣を口で抜き、そのまま咥えると男の首筋目がけて、飛び掛かっていった。
◆
何でだニャー!?
キャミィは先程から攻撃を繰り出すも、全くもって当たらない。
口に咥えた短剣には【麻痺】と【猛毒】の魔法がかけてある。が、当たらなければ意味が無い。
しかも背後を取ったつもりでも、気づけば男は必ず正面を向いているのだ。
下半身が馬とは思えない。驚愕の機動力、旋回力だ。
そう言えば、男の背中をまだ一度も見ていないニャ……。
それに気づいた瞬間、背中がゾクリとした。
「ふむ。スピードは大したものだ。だがいつまで避けられるかな?」
キャミィもまた同様に、男の攻撃を躱し続けていた。
が、男は明らかに手加減をしている。
右手に持つ、禍々しいオーラを放つ槍での攻撃は一切無い。攻撃しないのであれば、槍はその巨大さゆえに邪魔なだけだろう。男の繰り出す攻撃は左手の剣のみに徹しており、そして何よりも殺気が無い。
更に攻撃の前には、
「行くぞっ!疾風十二連突きーーーーッ!!」
と、わざわざ技の特徴を名乗ってくれるのだからありがたい。
遊びのつもりなのかもしれない。
男が繰り出す全ての突きを紙一重で躱す。
キャミィは必死だった。どの攻撃も余裕をもって躱せた事などない。
なにより今の突きは十二では無く、十三連突きであった。
「わはは。すまん、一発多かったな」
「……大ウソツキだにゃー」
「んん?それはいいな。大嘘突きと言う名前にするか」
勘弁してほしいニャー。
何とか逃げる機会は無いか。キャミィは男のスキを窺う。
このまま戦っていても百%勝てない。
「じゃ次、居合斬りっぽいの行くぞ」
男が右腰に左手を持っていく。ただ、右手には槍を持ち、且つ下半身が馬なのでキャミィが想像している居合斬りのイメージとは程遠い。
だが避けられなければ死ぬ、と本能がそう告げていた。
「いざっ!流星居合斬りっ!!」
男の声に全身が反応した。全身の毛が逆立つ。
気づけば、既に剣の切っ先がキャミィの胸元まで迫っていた。
それをバックステップしてかろうじて躱す。
動きが全く見えなかった。
猫背が幸いしてか、皮一枚のところを、わずか数ミリでギリギリ回避する事が出来た。
見て避けたのではない。経験と本能で避けたのだ。
男の無駄な掛け声が無ければ、間違いなく身体が真っ二つに斬られていただろう。
次の攻撃に備えるキャミィ。避けたつもりでいた。
そこにワンテンポ遅れてやってくる激痛。見ると胸が真っ赤に染まっている。
あれ……確かに避けたはずニャ!?
「こらこらダリィ。それは初見殺しの技だから使っちゃ駄目だろう」
「あ~ダリィ」
男は左腕と会話をしていた。
よく見ると左手の剣は生物の様に伸び縮みしている。
あれのせいニャ……あれのせいで間合いが変わったのニャ……。
胸の傷は思ったよりも深い様だ。
いやこの程度で済んだ事を、まだ生きている事を感謝すべきか。
「じゃ次は流星千本居合斬り、行くか」
キャミィはその言葉に青ざめる。さっきのふざけた居合斬りが千本……。いや千と一本かも知れない……。
これは……百%勝てない、じゃ無いニャ。
百%死ぬニャ……。
とその時、ふと声が聞こえてきた。
「村長ー。何やってるだっぺよー!総会の時間だでよー!!」
「おお。しまった!すまない。すぐに行く。」
男がほんの一瞬だけ、遠くの村人に目をやり、返事をする。
「じゃ終わりにしようか」
と、男が戻した視線の先には、もうキャミィの姿は無かった。
「ふふ。早いな」と男がニヤリと笑う。
たったったっと村人が走りながら男に近寄ってきた。
「どうしたっぺー? みんな待ってるっぺよー!」
村人が男に話しかける。
「すまんすまん。村にネズミが……いやネコが迷い込んでいたもんでな……」
さぁ行こうか、と男は村人と共に総会場へ向けてパカリと歩き出した。
「さて、今夜の総会の議題は何だったかな?」男が村人に尋ねる。
「村の観光事業についてだべ」村人は答える。
それを聞いた男はうーむ、とうなりながら数歩歩きながら考える。
そして、何かを閃いたのか、手をポンと叩くと嬉しそうに村人に告げた。
「おお、そうだ。村の入り口に、防犯も兼ねて案内人形でも置いてみるか」
◆
鳥とも獣ともつかない鳴き声がどこからか聞こえてくる。
こんなに寒い日は古傷が痛むのだ。
キャミィはぶるっと身震いをすると古傷をぺろぺろと舐めた。
0
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界転移物語
月夜
ファンタジー
このところ、日本各地で謎の地震が頻発していた。そんなある日、都内の大学に通う僕(田所健太)は、地震が起こったときのために、部屋で非常持出袋を整理していた。すると、突然、めまいに襲われ、次に気づいたときは、深い森の中に迷い込んでいたのだ……
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる