知らない世界だけれど、子供4人で大冒険します!

おもち

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第8話 この世界のことと市場のこと

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「どうした…!?」
文香が近寄る。そして、本を見せると、文香も驚く。
この世界には、6つの国があるらしい。春の国、夏の国、秋の国、冬の国、木の国、水の国!
適切な気温や気候の場所もあり、そこは国ではないらしい。
私たちはいるのは、夏の国に少し近い秋の国だ。

それから、色々なことを知った。
この世界では犯罪を犯したりする考えがなく、地球のことを知っているらしい。
知っていたが、お金の単位はラーム。他にもあった。

など、色々なことを知り眠くなってきたので、私たちは図書館を後にした。
「明日は、まず農業をして、月のかけらの研磨をして、果物屋で働く。どうかな?」
文香が提案する。私は頷く。
「知紗と凛、疲れるかもなぁ。それに、そんなにできるかな?」
私は疑問に思ったことを言った。
「じゃあ、農業は全員、月のかけらの研磨は私と茜ちゃんがやって、知紗ちゃんと凛くんは果物屋をするのどう?」
文香の提案に頷き、付け加えた。
「私と文香ちゃんが月のかけらの研磨の帰りに市場で夕飯を買って、私が果物屋の給料を預かって帰るのでいいんじゃない?」
私の提案に文香は頷き、ツリーハウスのはしごを登った。
ゆっくり鍵を開け、私たちも寝た。

「ファ~」
私はゆっくりと起きた。
今は7時くらい?
昨日はあまり寝ることができなかったが、目覚めはスッキリだ。
「農業の準備しよう」
私は農業の準備を始めた。農業の準備って言っても、何もすることがない。
私ははしごを降りて、市場へ出かけた。
そうだ、着る服が1つしかない。私はそう思ったが、もう一着、それに全員分買えば、お金がなくなり、食べ物が買えなくなる。
私は魚屋を見つけたので、魚屋に入った。
お金はあるけれど…魚があっても切ることもできない。
「あっ」
私は刺身を見つけた。
でも、みんなは好きだろうか。もし苦手だったら…
そう考えてしまい、魚屋を後にした。
「今日の朝ごはんはりんごとみかん…か」
そう呟いた時だった。誰かにトントン、と背中を叩かれる。
私は驚き、振り向くと…
レイチェルさんだ。私はほっと胸を撫で下ろし、翻訳機に書かれていることを読んだ。
「このばなな…をあげる?」
そう書いてあった。
すると、レイチェルさんはバナナを取り出し、私にくれた。1房だ。つまり、3本。それと、4人分の紙のお皿をくれた。4人分なので、もちろん4枚。私は、翻訳機にありがとうございます、と書き、お辞儀をして、ツリーハウスへ向かった。
ツリーハウスの鍵を開けた。
ツリーハウスに実は奥がある。
そこは寝ているところより狭い。私は右のドアからその奥の部屋に入り、りんごとみかんとバナナを出した。
今日はみかんとバナナを食べることにした。みかんの皮を剥き、皮の上に分けた実(1房ずつ)を置いた。バナナはそのまま。
ガタッ
扉が開いた。文香だ。
「知紗ゃんと凛くんも起きそう」
文香は眠そうな目をして、話した。
「レイチェルさんにさっきバナナもらったよ」
私はバナナを見せた。
「市場に行ったの?」
文香はふわぁ、とあくびをする。
「うん。朝ごはん、向こうの部屋に持って行こうか」
私は知紗たちが寝ている部屋にみかんとバナナを持って行った。
知紗と凛も起きてゴロゴロしていた。
「お腹すいたぁ」
知紗が起き上がる。合わせて凛も。
「えっと…誰がどれを食べようか」
バナナ2本を4等分にし、みかん2つも4等分にして食べた。
食べるのもあっという間。
「あかりん遊ぼう!」
知紗が遊ぼうと言い出した。そういうと凛も遊ぼうって言うし…もうすぐに出発しなければならないというのに…。
いつもだったら嫌でもはい、と答えていたけれど、今回は文香と遊んでもらうこともできないので、優しく断った。
「じゃあ、農業の仕事場、行こうか」
私たちはツリーハウスを後にした。
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