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第13話 超能力
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〈茜の超能力
・飛ぶことができる
・氷を操ることができる〉
〈文香の超能力
・植物を操ることができる
・病気や怪我を癒すことができる〉
〈知紗の超能力
・物を浮かせたり、重い物を持てたりすることができる
・光を操ることができる〉
〈凛の超能力
・風を操ることができる
・動物と話すことができる〉
「えっ…」
私と文香は考えていることは同じだ。
「なんて読むの?」
知紗と凛が聞いてきたので、読んであげたら、2人ともすごい、とはしゃいだ。
「文香ちゃんも紙、今持ってる?」
私は大きめの声で言った。
「うん。持ってるよ」
文香の声には驚きも混じっていた。
「どうして超能力が…?」
2人の考えていることはこれだ。私は呟いた。
「この世界ではこんな超能力があるの…?」
文香の呟いた声がぼんやりと聞こえる。
「この白い世界だけ?」
私は呟き、ハッとした。
「文香ちゃん、超能力、そこで使える?」
「え…。どうやってするんだろう…でも、やってみる!」
しばらくすると声が聞こえた。
「キャ!」
文香の声だ。
「どうしたのぉ?」
凛が夢の中に入ってしまったような声で文香に尋ねる。ここが夢の中かもしれないけれど…。
少し時間が経って声が聞こえてきた。
「ある植物に向かって手を伸ばして、心の中で伸びて、と呟いたら…本当に伸びたの!」
もちろん信じられない、というような声で話す。私は超能力…?、と心の中で呟き、あたりを見渡す。もちろん3人の他に誰もいない。次は自分の手を疑った。見えた私の手はなんの変哲もなかった。頭がおかしくなったか、夢の中なのか、想像なのか…頭の中にいろんなことがぐるぐる回る。考えれば考えるほど、気がおかしくなりそうだ。私はめまいがしてきて、座った。座って落ち着こうと目を瞑る。だんだん落ち着いてきて立ち上がる。
「とりあえず…文香ちゃんの元へ行こうか」
・飛ぶことができる
・氷を操ることができる〉
〈文香の超能力
・植物を操ることができる
・病気や怪我を癒すことができる〉
〈知紗の超能力
・物を浮かせたり、重い物を持てたりすることができる
・光を操ることができる〉
〈凛の超能力
・風を操ることができる
・動物と話すことができる〉
「えっ…」
私と文香は考えていることは同じだ。
「なんて読むの?」
知紗と凛が聞いてきたので、読んであげたら、2人ともすごい、とはしゃいだ。
「文香ちゃんも紙、今持ってる?」
私は大きめの声で言った。
「うん。持ってるよ」
文香の声には驚きも混じっていた。
「どうして超能力が…?」
2人の考えていることはこれだ。私は呟いた。
「この世界ではこんな超能力があるの…?」
文香の呟いた声がぼんやりと聞こえる。
「この白い世界だけ?」
私は呟き、ハッとした。
「文香ちゃん、超能力、そこで使える?」
「え…。どうやってするんだろう…でも、やってみる!」
しばらくすると声が聞こえた。
「キャ!」
文香の声だ。
「どうしたのぉ?」
凛が夢の中に入ってしまったような声で文香に尋ねる。ここが夢の中かもしれないけれど…。
少し時間が経って声が聞こえてきた。
「ある植物に向かって手を伸ばして、心の中で伸びて、と呟いたら…本当に伸びたの!」
もちろん信じられない、というような声で話す。私は超能力…?、と心の中で呟き、あたりを見渡す。もちろん3人の他に誰もいない。次は自分の手を疑った。見えた私の手はなんの変哲もなかった。頭がおかしくなったか、夢の中なのか、想像なのか…頭の中にいろんなことがぐるぐる回る。考えれば考えるほど、気がおかしくなりそうだ。私はめまいがしてきて、座った。座って落ち着こうと目を瞑る。だんだん落ち着いてきて立ち上がる。
「とりあえず…文香ちゃんの元へ行こうか」
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