52 / 97
第二部 新規開店
第52話 宣戦布告
しおりを挟む
マカイ亭の昼下がりは、嵐の前の静けさ、というにはあまりにのんびりしていた。昼のピークを過ぎ、常連の労働者たちが満足げな腹をさすりながら帰っていく。陽人は厨房で、昨日の残りの野菜と、試しに仕入れた魔界産の奇妙な豆を使った新しいスープの試作に没頭していた。
「んー、この豆、煮込むと意外とホクホクするな……。あとはスパイスか。バルガスの故郷の岩塩と合わせたら……いや、待てよ、ギギが前に言ってた乾燥苔(こけ)の方が合うか……?」
ぶつぶつと独り言を呟きながら味見を繰り返す陽人の背中に、興奮した声が飛んできた。
「聞きました!? シェフ! 大ニュースです!」
振り返ると、カウンターをピカピカに磨き上げていたリリアが、目をキラキラさせて駆け寄ってくる。その隣では、床の拭き掃除をしていたギギが、なぜか小刻みに震えながら顔を上げていた。
「ど、どうしたんだ、二人とも」
「すぐそこの大通りに、すっごくオシャレな新しいレストランができたんです! 今日がオープンらしくて、もう大変な騒ぎですよ!」
「な、なんだか……お店全体がピカピカ光ってて……ま、眩しかったです……」
ギギが、まるで恐ろしいものでも見たかのように付け加える。
「ピカピカ光る店……?」
陽人は眉をひそめた。この下町アルネリオンに、そんな店ができただろうか。一抹の、しかし妙に具体的な嫌な予感が胸をよぎる。
「……よし、ちょっと見に行ってみるか」
味見用のスプーンを置き、陽人はエプロンを外した。
「リリア、ギギ、お前たちも来るか?」
「はいっ!」「ひぃっ! わ、私も行くんですか!?」
対照的な反応の二人と共に、なぜかいつの間にか背後に立っていたバルガスも引き連れて(彼はただ黙ってついてきただけだが)、陽人は噂の店へと向かった。
そして、大通りに出て数分。陽人たちは、言葉を失って立ち尽くした。
そこにあったのは、明らかにこの下町の風景から浮いている、白と金を基調としたガラス張りのモダンな建物だった。入り口には、金色の流麗な文字で『Lumière Kitchen』(リュミエール・キッチン)と記された看板が掲げられ、太陽の光を反射して眩しく輝いている。それは、陽人の手作り感満載で、良く言えば温かみのある、悪く言えば古臭くて雑然とした「マカイ亭」とは、何もかもが対照的だった。
「す、すごーい……! まるで貴族街にあるお店みたい……!」リリアが感嘆の声を上げる。
「ま、眩しい……! 目が、目が潰れます……!」ギギは本気で目を両手で覆い、バルガスの巨大な足の陰に隠れた。バルガスは、ただ無言で、その派手な建物をじっと見つめている。その緑色の顔には、警戒の色が浮かんでいるように見えた。
店の前には、すでに人だかりができていた。そして、その中心で、ひときわ輝きを放つ人物がいる。
(……なんだ、あいつは……)
陽人は目を細めた。そこにいたのは、まるでファッション雑誌から抜け出してきたかのような、銀髪の青年だった。完璧にセットされた髪、汚れ一つない純白のコックコート(襟元には金の刺繍入り)、耳には光るピアス。その立ち姿は自信に満ち溢れ、周囲の注目を浴びることを心底楽しんでいるかのようだ。彼は、何かの取材を受けているのか、あるいは単に目立ちたいだけなのか、流暢な言葉で自身の料理哲学について語っている。
その時、銀髪の青年――一条 輝が、ふとこちらに気づき、視線を向けた。その目は、陽人の頭のてっぺんから靴の先までを、まるで品定めするかのようにゆっくりと舐め回した。そして、彼は唇の端を歪め、わざとらしいほど優雅な仕草で、陽人たちの方へと歩み寄ってきた。
「ふーん……君が、あの『マカイ亭』とかいう野暮ったい店のシェフかい?」
声まで、妙にキラキラしている気がする。一条は、陽人の着古したコックシャツとエプロンを嘲るように一瞥し、続けた。
「思ったより、ずっと地味な格好をしてるんだね。まあ、店の雰囲気にはお似合いかな?」
その言葉には、隠す気のない侮蔑の色が滲んでいた。
(……こいつ……!)
陽人はカッと頭に血が上るのを感じたが、ぐっとこらえた。ここで騒ぎを起こすのは得策ではない。
「……何の用だ?」
努めて冷静に返すが、声が少し震える。
一条は、面白そうに陽人の反応を観察し、肩をすくめた。
「別に? ただ、ご近所さんにご挨拶しておこうかと思ってね。……しかし、驚いたよ。こんな場末で、古臭い魔界料理なんて出して、本当にお客さんは喜んでるのかな?」
「料理は、見た目の派手さや物珍しさだけじゃねえ」陽人は、自分に言い聞かせるように呟いた。「心がこもってなきゃ、本当に美味いものなんて作れない」
「ハッ、心?」一条は、心底馬鹿にしたように鼻で笑った。
「古いね、君。料理はアートであり、最高のエンターテイメントなんだよ。人々を熱狂させ、感動させるスペクタクルだ。……君に、それができるかい?」
「俺は……俺は、客が笑顔で、『美味い』って言ってくれる料理を作る。それだけだ」
その答えを聞いて、一条はつまらなそうにため息をついた。
「まあ、せいぜい頑張るんだね。でも、覚えておくといい」
彼は、ビシッと人差し指を陽人に突きつけ、宣言した。
「この僕、一条輝が、このアルネリオンに来たからには、この街のグルメシーンは根底から変わる。君のような、時代遅れの料理人の出る幕は、もうないかもしれないけどね!」
その言葉に、リリアが「なっ……! なんて失礼な人なんですか!」と憤慨の声を上げる。ギギはバルガスの足にしがみつき、完全に震えている。バルガスは、一条の突きつけられた指を、感情の読めない目で、ただじっと見つめ返していた。
一条は、そんなマカイ亭一行の反応を一瞥すると、満足したようにくるりと背を向けた。
「じゃあ、僕は忙しいから。せいぜい、閑古鳥(かんこどり)が鳴かないように祈ってるよ」
彼は、まるで舞台俳優のように華麗なターンを決めると、リュミエール・キッチンのガラス扉の向こうへと消えていった。
後に残されたのは、悔しさと怒りで拳を握りしめる陽人と、憤慨するリリア、怯えるギギ、そして静かに闘志を燃やす(ように見える)バルガスだった。
陽人は、リュミエール・キッチンの輝く看板を睨みつけた。
嵐の前の静けさは、破られた。これは、宣戦布告だ。陽人の、そしてマカイ亭の、新たな戦いが今、幕を開けた。
「んー、この豆、煮込むと意外とホクホクするな……。あとはスパイスか。バルガスの故郷の岩塩と合わせたら……いや、待てよ、ギギが前に言ってた乾燥苔(こけ)の方が合うか……?」
ぶつぶつと独り言を呟きながら味見を繰り返す陽人の背中に、興奮した声が飛んできた。
「聞きました!? シェフ! 大ニュースです!」
振り返ると、カウンターをピカピカに磨き上げていたリリアが、目をキラキラさせて駆け寄ってくる。その隣では、床の拭き掃除をしていたギギが、なぜか小刻みに震えながら顔を上げていた。
「ど、どうしたんだ、二人とも」
「すぐそこの大通りに、すっごくオシャレな新しいレストランができたんです! 今日がオープンらしくて、もう大変な騒ぎですよ!」
「な、なんだか……お店全体がピカピカ光ってて……ま、眩しかったです……」
ギギが、まるで恐ろしいものでも見たかのように付け加える。
「ピカピカ光る店……?」
陽人は眉をひそめた。この下町アルネリオンに、そんな店ができただろうか。一抹の、しかし妙に具体的な嫌な予感が胸をよぎる。
「……よし、ちょっと見に行ってみるか」
味見用のスプーンを置き、陽人はエプロンを外した。
「リリア、ギギ、お前たちも来るか?」
「はいっ!」「ひぃっ! わ、私も行くんですか!?」
対照的な反応の二人と共に、なぜかいつの間にか背後に立っていたバルガスも引き連れて(彼はただ黙ってついてきただけだが)、陽人は噂の店へと向かった。
そして、大通りに出て数分。陽人たちは、言葉を失って立ち尽くした。
そこにあったのは、明らかにこの下町の風景から浮いている、白と金を基調としたガラス張りのモダンな建物だった。入り口には、金色の流麗な文字で『Lumière Kitchen』(リュミエール・キッチン)と記された看板が掲げられ、太陽の光を反射して眩しく輝いている。それは、陽人の手作り感満載で、良く言えば温かみのある、悪く言えば古臭くて雑然とした「マカイ亭」とは、何もかもが対照的だった。
「す、すごーい……! まるで貴族街にあるお店みたい……!」リリアが感嘆の声を上げる。
「ま、眩しい……! 目が、目が潰れます……!」ギギは本気で目を両手で覆い、バルガスの巨大な足の陰に隠れた。バルガスは、ただ無言で、その派手な建物をじっと見つめている。その緑色の顔には、警戒の色が浮かんでいるように見えた。
店の前には、すでに人だかりができていた。そして、その中心で、ひときわ輝きを放つ人物がいる。
(……なんだ、あいつは……)
陽人は目を細めた。そこにいたのは、まるでファッション雑誌から抜け出してきたかのような、銀髪の青年だった。完璧にセットされた髪、汚れ一つない純白のコックコート(襟元には金の刺繍入り)、耳には光るピアス。その立ち姿は自信に満ち溢れ、周囲の注目を浴びることを心底楽しんでいるかのようだ。彼は、何かの取材を受けているのか、あるいは単に目立ちたいだけなのか、流暢な言葉で自身の料理哲学について語っている。
その時、銀髪の青年――一条 輝が、ふとこちらに気づき、視線を向けた。その目は、陽人の頭のてっぺんから靴の先までを、まるで品定めするかのようにゆっくりと舐め回した。そして、彼は唇の端を歪め、わざとらしいほど優雅な仕草で、陽人たちの方へと歩み寄ってきた。
「ふーん……君が、あの『マカイ亭』とかいう野暮ったい店のシェフかい?」
声まで、妙にキラキラしている気がする。一条は、陽人の着古したコックシャツとエプロンを嘲るように一瞥し、続けた。
「思ったより、ずっと地味な格好をしてるんだね。まあ、店の雰囲気にはお似合いかな?」
その言葉には、隠す気のない侮蔑の色が滲んでいた。
(……こいつ……!)
陽人はカッと頭に血が上るのを感じたが、ぐっとこらえた。ここで騒ぎを起こすのは得策ではない。
「……何の用だ?」
努めて冷静に返すが、声が少し震える。
一条は、面白そうに陽人の反応を観察し、肩をすくめた。
「別に? ただ、ご近所さんにご挨拶しておこうかと思ってね。……しかし、驚いたよ。こんな場末で、古臭い魔界料理なんて出して、本当にお客さんは喜んでるのかな?」
「料理は、見た目の派手さや物珍しさだけじゃねえ」陽人は、自分に言い聞かせるように呟いた。「心がこもってなきゃ、本当に美味いものなんて作れない」
「ハッ、心?」一条は、心底馬鹿にしたように鼻で笑った。
「古いね、君。料理はアートであり、最高のエンターテイメントなんだよ。人々を熱狂させ、感動させるスペクタクルだ。……君に、それができるかい?」
「俺は……俺は、客が笑顔で、『美味い』って言ってくれる料理を作る。それだけだ」
その答えを聞いて、一条はつまらなそうにため息をついた。
「まあ、せいぜい頑張るんだね。でも、覚えておくといい」
彼は、ビシッと人差し指を陽人に突きつけ、宣言した。
「この僕、一条輝が、このアルネリオンに来たからには、この街のグルメシーンは根底から変わる。君のような、時代遅れの料理人の出る幕は、もうないかもしれないけどね!」
その言葉に、リリアが「なっ……! なんて失礼な人なんですか!」と憤慨の声を上げる。ギギはバルガスの足にしがみつき、完全に震えている。バルガスは、一条の突きつけられた指を、感情の読めない目で、ただじっと見つめ返していた。
一条は、そんなマカイ亭一行の反応を一瞥すると、満足したようにくるりと背を向けた。
「じゃあ、僕は忙しいから。せいぜい、閑古鳥(かんこどり)が鳴かないように祈ってるよ」
彼は、まるで舞台俳優のように華麗なターンを決めると、リュミエール・キッチンのガラス扉の向こうへと消えていった。
後に残されたのは、悔しさと怒りで拳を握りしめる陽人と、憤慨するリリア、怯えるギギ、そして静かに闘志を燃やす(ように見える)バルガスだった。
陽人は、リュミエール・キッチンの輝く看板を睨みつけた。
嵐の前の静けさは、破られた。これは、宣戦布告だ。陽人の、そしてマカイ亭の、新たな戦いが今、幕を開けた。
18
あなたにおすすめの小説
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
元侯爵令嬢の異世界薬膳料理~転生先はみんな食事に興味が無い世界だったので、美味しいご飯で人の身も心も癒します~
向原 行人
ファンタジー
異世界へ転生して数日。十七歳の侯爵令嬢、アリスとして目覚めた私は、早くも限界を迎えていた。
というのも、この世界……みんな食事に興味が無くて、毎食パンとハムだけとか、ハムがチーズに変わるとか、せいぜいその程度だ。
料理というより、食材を並べているだけって感じがする。
元日本人の私としては温かいご飯がたべたいので、自分で食事を作るというと、「貴族が料理など下賤なことをするのは恥だ!」と、意味不明な怒られ方をした。
わかった……だったら、私は貴族を辞める!
家には兄が二人もいるし、姉だっているから問題無いでしょ。
宛てもなく屋敷を飛び出した私は、小さな村で更に酷い食事事情を目の当たりにする。
育ち盛りの子供たちや、身体を使う冒険者たちが、それだけしか食べないなんて……よし、美味しいご飯でみんなも私も幸せになろう!
医食同源! 大食いモフモフ聖獣に、胃袋を掴んでしまった騎士隊長と一緒に、異世界で美味しくて身体に良い食材探しだ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
異世界で家をつくります~異世界転移したサラリーマン、念動力で街をつくってスローライフ~
ヘッドホン侍
ファンタジー
◆異世界転移したサラリーマンがサンドボックスゲームのような魔法を使って、家をつくったり街をつくったりしながら、マイペースなスローライフを送っていたらいつの間にか世界を救います◆
ーーブラック企業戦士のマコトは気が付くと異世界の森にいた。しかし、使える魔法といえば念動力のような魔法だけ。戦うことにはめっぽう向いてない。なんとか森でサバイバルしているうちに第一異世界人と出会う。それもちょうどモンスターに襲われているときに、女の子に助けられて。普通逆じゃないのー!と凹むマコトであったが、彼は知らない。守るにはめっぽう強い能力であったことを。
※「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
【大賞・完結】地味スキル《お片付け》は最強です!社畜OL、異世界でうっかり国を改革しちゃったら、騎士団長と皇帝陛下に溺愛されてるんですが!?
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞で大賞をいただきました】→【規約変更で書籍化&コミカライズ「確約」は取り消しになりました。】
佐藤美佳子(サトウ・ミカコ)、享年28歳。死因は、過労。連日の徹夜と休日出勤の果てに、ブラック企業のオフィスで静かに息を引き取った彼女が次に目覚めたのは、剣と魔法のファンタジー世界だった。
新たな生を受けたのは、田舎のしがない貧乏貴族の娘、ミカ・アシュフィールド、16歳。神様がくれた転生特典は、なんと《完璧なる整理整頓》という、とんでもなく地味なスキルだった。
「せめて回復魔法とかが良かった……」
戦闘にも生産にも役立たないスキルに落胆し、今度こそは静かに、穏やかに生きたいと願うミカ。しかし、そんな彼女のささやかな望みは、王家からの突然の徴収命令によって打ち砕かれる。
「特殊技能持ちは、王宮へ出仕せよ」
家族を守るため、どうせ役立たずと追い返されるだろうと高をくくって王都へ向かったミカに与えられた任務は、あまりにも無謀なものだった。
「この『開かずの倉庫』を、整理せよ」
そこは、数百年分の備品や資材が山と積まれ、あまりの混沌ぶりに探検隊が遭難したとまで噂される、王家最大の禁足地。
絶望的な光景を前に、ミカが覚悟を決めてスキルを発動した瞬間――世界は、彼女の「お片付け」が持つ真の力に震撼することになる。
これは、地味スキルでうっかり国のすべてを最適化してしまった元社畜令嬢が、カタブツな騎士団長や有能すぎる皇帝陛下にその価値を見出され、なぜか過保護に甘やかされてしまう、お仕事改革ファンタジー。
『今日も平和に暮らしたいだけなのに、スキルが増えていく主婦です』
チャチャ
ファンタジー
毎日ドタバタ、でもちょっと幸せな日々。
家事を終えて、趣味のゲームをしていた主婦・麻衣のスマホに、ある日突然「スキル習得」の謎メッセージが届く!?
主婦のスキル習得ライフ、今日ものんびり始まります。
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる