4 / 11
4. これまでの流れ
しおりを挟む
私は前回、13歳の時に出席したお茶会で、この国の王太子、アレン・コールスイス様(当時14歳)に一目惚れをした。
そしてお父様にお願いして、無理矢理婚約者にしてもらったのだ。アレン様は容姿端麗、成績も優秀で何もかも完璧にこなす方だった。またアレン様のお母様、つきましては元王妃はすでに亡くなっており、現在は別の方が王妃に収まっている。その王妃との子も生まれているので、色々と王家の内情は複雑であった。
私は彼に夢中になり、暇さえあればしつこく付き纏って、好きだ好きだと伝えていた。
学園では朝必ずアレン様に会いに行き、休み時間もアレン様に会いに行き、お昼も嫌がるアレン様を無視し無理矢理一緒に食べてたりと、とにかく一緒にいたくて、アレン様が嫌がるのを無視して付き纏った。
それもあってか、余計にアレン様に嫌われていた。
彼は金髪ロン毛の、透き通った水色の瞳で長身といった容姿をしている。
それゆえとてもモテる。
婚約者はしつこく付き纏うストーカー女で、我儘令嬢という曰く付き(いわくつき)である。
他の女に走るのも無理はなかった。
そう、彼は女性関係が派手だった。
付き纏っていると言ったけれど、その間も常に他の女性が隣にいた。
察しているとは思うが、私には一回も触れようとはしなかった。舞踏会やエスコートしないといけない正式の場だけ。その際も、私に触れるのが相当嫌なようでいつも眉間に皺を寄せていた。それ以外では近づこうともしない。そして、ダンスも一回踊ったらすぐにどこかへ行ってしまう。
それでもよかった。彼が私以外の女性と寝てようが、私以外を好きでも。
彼と一緒にいられるのなら。
彼が私を好きになってくれなくてもいい。
だって、仕方がないことだから。
彼は感情を持った人間。
嫌いなものを好きになるのは難しい。
だから彼が好きにするように、私も好きに付き纏った。
でも一応、好きになってもらおうと努力はしていた。
お菓子を作って渡したり、アレン様の好きな物をプレゼントしたり、疲れていればそれに効くお茶もプレゼントした。
手紙もたくさん書いた。まぁ、、渡してはいないけれど、、。渡そうとは思っていた。しかし、どれもパッとしない内容ばかりで結局机にしまったままである。
それらすべて逆効果だったけど。
でも結婚した時はすごく嬉しかった。
初夜の日、彼が部屋に来ることがなくても、他の女性のところに行っていたとしても。
予想はついていたし、特に気にならなかった。
もちろん好きな人とそういうことをしたいとは思うけれど、それだけが理由で結婚したかったわけではないから。
王妃として子ができないのは致命的だとは分かっているけれど、その時は側妃がもうけられて子を産んでくれるだろうし。
アレン様はこれまでずっと新しくできた王妃と、第二王子とのことで苦労してきていた。
第二王子自体は王位継承にまったく興味がなかったが、王妃は違った
なんとしてでも息子に継承させたかった王妃はいろんな手を使って、アレン様を王位継承から外そうとしていた
命を狙われることも少なくなく、その度犯人が見つかればすぐに処刑される。
それ以外にも、少しでもアラン様の粗を見つけようと必死だった
そのためアレン様は常に気を張っていた
だから、ただ隣で彼を王妃として支えることができれば私はよかった。
そのため、妃教育として勉強も礼儀作法もダンスも国のこともすべて頭に入れて頑張った。
王妃になってからは国のために働いた。
そして、一年後に私は死んだのだ。
おそらく私をはめたのは陛下、アレン様を狙っている人間の仕業だと私は思っている。
少なくても、私の公爵家という後ろ盾もアレン様が王位継承権を確固たるものにしていたのもある。
でも今はもう彼の隣にいたいとも思えない
あんな思い二度としたくない
もし、本当にやり直せるのだとして未来を変えるなら・・・。
絶対にアレン様、、。
皇太子殿下に関わってはいけない。
そしてお父様にお願いして、無理矢理婚約者にしてもらったのだ。アレン様は容姿端麗、成績も優秀で何もかも完璧にこなす方だった。またアレン様のお母様、つきましては元王妃はすでに亡くなっており、現在は別の方が王妃に収まっている。その王妃との子も生まれているので、色々と王家の内情は複雑であった。
私は彼に夢中になり、暇さえあればしつこく付き纏って、好きだ好きだと伝えていた。
学園では朝必ずアレン様に会いに行き、休み時間もアレン様に会いに行き、お昼も嫌がるアレン様を無視し無理矢理一緒に食べてたりと、とにかく一緒にいたくて、アレン様が嫌がるのを無視して付き纏った。
それもあってか、余計にアレン様に嫌われていた。
彼は金髪ロン毛の、透き通った水色の瞳で長身といった容姿をしている。
それゆえとてもモテる。
婚約者はしつこく付き纏うストーカー女で、我儘令嬢という曰く付き(いわくつき)である。
他の女に走るのも無理はなかった。
そう、彼は女性関係が派手だった。
付き纏っていると言ったけれど、その間も常に他の女性が隣にいた。
察しているとは思うが、私には一回も触れようとはしなかった。舞踏会やエスコートしないといけない正式の場だけ。その際も、私に触れるのが相当嫌なようでいつも眉間に皺を寄せていた。それ以外では近づこうともしない。そして、ダンスも一回踊ったらすぐにどこかへ行ってしまう。
それでもよかった。彼が私以外の女性と寝てようが、私以外を好きでも。
彼と一緒にいられるのなら。
彼が私を好きになってくれなくてもいい。
だって、仕方がないことだから。
彼は感情を持った人間。
嫌いなものを好きになるのは難しい。
だから彼が好きにするように、私も好きに付き纏った。
でも一応、好きになってもらおうと努力はしていた。
お菓子を作って渡したり、アレン様の好きな物をプレゼントしたり、疲れていればそれに効くお茶もプレゼントした。
手紙もたくさん書いた。まぁ、、渡してはいないけれど、、。渡そうとは思っていた。しかし、どれもパッとしない内容ばかりで結局机にしまったままである。
それらすべて逆効果だったけど。
でも結婚した時はすごく嬉しかった。
初夜の日、彼が部屋に来ることがなくても、他の女性のところに行っていたとしても。
予想はついていたし、特に気にならなかった。
もちろん好きな人とそういうことをしたいとは思うけれど、それだけが理由で結婚したかったわけではないから。
王妃として子ができないのは致命的だとは分かっているけれど、その時は側妃がもうけられて子を産んでくれるだろうし。
アレン様はこれまでずっと新しくできた王妃と、第二王子とのことで苦労してきていた。
第二王子自体は王位継承にまったく興味がなかったが、王妃は違った
なんとしてでも息子に継承させたかった王妃はいろんな手を使って、アレン様を王位継承から外そうとしていた
命を狙われることも少なくなく、その度犯人が見つかればすぐに処刑される。
それ以外にも、少しでもアラン様の粗を見つけようと必死だった
そのためアレン様は常に気を張っていた
だから、ただ隣で彼を王妃として支えることができれば私はよかった。
そのため、妃教育として勉強も礼儀作法もダンスも国のこともすべて頭に入れて頑張った。
王妃になってからは国のために働いた。
そして、一年後に私は死んだのだ。
おそらく私をはめたのは陛下、アレン様を狙っている人間の仕業だと私は思っている。
少なくても、私の公爵家という後ろ盾もアレン様が王位継承権を確固たるものにしていたのもある。
でも今はもう彼の隣にいたいとも思えない
あんな思い二度としたくない
もし、本当にやり直せるのだとして未来を変えるなら・・・。
絶対にアレン様、、。
皇太子殿下に関わってはいけない。
0
あなたにおすすめの小説
あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます
おぜいくと
恋愛
「あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます。さようなら」
そう書き残してエアリーはいなくなった……
緑豊かな高原地帯にあるデニスミール王国の王子ロイスは、来月にエアリーと結婚式を挙げる予定だった。エアリーは隣国アーランドの王女で、元々は政略結婚が目的で引き合わされたのだが、誰にでも平等に接するエアリーの姿勢や穢れを知らない澄んだ目に俺は惹かれた。俺はエアリーに素直な気持ちを伝え、王家に代々伝わる指輪を渡した。エアリーはとても喜んでくれた。俺は早めにエアリーを呼び寄せた。デニスミールでの暮らしに慣れてほしかったからだ。初めは人見知りを発揮していたエアリーだったが、次第に打ち解けていった。
そう思っていたのに。
エアリーは突然姿を消した。俺が渡した指輪を置いて……
※ストーリーは、ロイスとエアリーそれぞれの視点で交互に進みます。
彼はヒロインを選んだ——けれど最後に“愛した”のは私だった
みゅー
恋愛
前世の記憶を思い出した瞬間、悟った。
この世界では、彼は“ヒロイン”を選ぶ――わたくしではない。
けれど、運命になんて屈しない。
“選ばれなかった令嬢”として終わるくらいなら、強く生きてみせる。
……そう決めたのに。
彼が初めて追いかけてきた——「行かないでくれ!」
涙で結ばれる、運命を越えた恋の物語。
蝋燭
悠十
恋愛
教会の鐘が鳴る。
それは、祝福の鐘だ。
今日、世界を救った勇者と、この国の姫が結婚したのだ。
カレンは幸せそうな二人を見て、悲し気に目を伏せた。
彼女は勇者の恋人だった。
あの日、勇者が記憶を失うまでは……
(本編完結)無表情の美形王子に婚約解消され、自由の身になりました! なのに、なんで、近づいてくるんですか?
水無月あん
恋愛
本編は完結してます。8/6より、番外編はじめました。よろしくお願いいたします。
私は、公爵令嬢のアリス。ピンク頭の女性を腕にぶら下げたルイス殿下に、婚約解消を告げられました。美形だけれど、無表情の婚約者が苦手だったので、婚約解消はありがたい! はれて自由の身になれて、うれしい! なのに、なぜ、近づいてくるんですか? 私に興味なかったですよね? 無表情すぎる、美形王子の本心は? こじらせ、ヤンデレ、執着っぽいものをつめた、ゆるゆるっとした設定です。お気軽に楽しんでいただければ、嬉しいです。
優柔不断な公爵子息の後悔
有川カナデ
恋愛
フレッグ国では、第一王女のアクセリナと第一王子のヴィルフェルムが次期国王となるべく日々切磋琢磨している。アクセリナににはエドヴァルドという婚約者がおり、互いに想い合う仲だった。「あなたに相応しい男になりたい」――彼の口癖である。アクセリナはそんな彼を信じ続けていたが、ある日聖女と彼がただならぬ仲であるとの噂を聞いてしまった。彼を信じ続けたいが、生まれる疑心は彼女の心を傷つける。そしてエドヴァルドから告げられた言葉に、疑心は確信に変わって……。
いつも通りのご都合主義ゆるんゆるん設定。やかましいフランクな喋り方の王子とかが出てきます。受け取り方によってはバッドエンドかもしれません。
後味悪かったら申し訳ないです。
【完結】少年の懺悔、少女の願い
干野ワニ
恋愛
伯爵家の嫡男に生まれたフェルナンには、ロズリーヌという幼い頃からの『親友』がいた。「気取ったご令嬢なんかと結婚するくらいならロズがいい」というフェルナンの希望で、二人は一年後に婚約することになったのだが……伯爵夫人となるべく王都での行儀見習いを終えた『親友』は、すっかり別人の『ご令嬢』となっていた。
そんな彼女に置いて行かれたと感じたフェルナンは、思わず「奔放な義妹の方が良い」などと言ってしまい――
なぜあの時、本当の気持ちを伝えておかなかったのか。
後悔しても、もう遅いのだ。
※本編が全7話で悲恋、後日談が全2話でハッピーエンド予定です。
※長編のスピンオフですが、単体で読めます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる