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百万文字の世界2nd
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✴︎
『死のカルブァナル編』
男は,勝手に日記らしきものにそう書き足した。
「サーさーさー!なんと素晴らしい世界なんだ」
男は,残った人を殺すべく、死んだような人たちを生きている人たちの元に向かわせるのだった。
✴︎
『絶望と待望』
著者、不詳
出版社、不詳
出版日、不詳
✴︎
謎に包まれた本は,今男の手に渡る。
男は,声を荒げて,笑う。
最高だ。
こんなことが実際のできるのであれば,人間は,ここまで苦労しなくてもよかっただろう。
人間の苦労がバカらしく思える。
「サーさーさー!全員ぶっ殺せ!」
男は,声を荒げてまた叫ぶ。
この本こそが救世主。
この本こそが本当の正義。
この本こそが。
男は,そこでこときれた。
誰かに押されたのだ。
そして,その誰かに噛まれた。
ぶちぶちと音を立てて。
まだ、なにもわからない。
それが事実だ。
『死のカルブァナル編』
男は,勝手に日記らしきものにそう書き足した。
「サーさーさー!なんと素晴らしい世界なんだ」
男は,残った人を殺すべく、死んだような人たちを生きている人たちの元に向かわせるのだった。
✴︎
『絶望と待望』
著者、不詳
出版社、不詳
出版日、不詳
✴︎
謎に包まれた本は,今男の手に渡る。
男は,声を荒げて,笑う。
最高だ。
こんなことが実際のできるのであれば,人間は,ここまで苦労しなくてもよかっただろう。
人間の苦労がバカらしく思える。
「サーさーさー!全員ぶっ殺せ!」
男は,声を荒げてまた叫ぶ。
この本こそが救世主。
この本こそが本当の正義。
この本こそが。
男は,そこでこときれた。
誰かに押されたのだ。
そして,その誰かに噛まれた。
ぶちぶちと音を立てて。
まだ、なにもわからない。
それが事実だ。
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