24 / 42
第二章
24.
しおりを挟む
✴︎
「帰ってきたのは,いいんだけどな?これどうなってんだ?」
俺が今、見ている光景は,まず,俺の部屋のソファに座っている。
そして,左腕にカラミラ。
一応俺が見てる限りこれは,正常。
んで,異常なのは,右腕。
そちらには,俺の妹のフレイアがひっついてる。
お互いに睨み合っている。
バチバチと効果音が鳴りそうな空間だ。
「お兄様は,私の婚約者なのですよ?どうゆう分際でくっついているのですかっ!」
「いや、お前の婚約者になった覚えは……」
「私の方が婚約者にふさわしいわっ!あんたこそなんでくっついているのよっ!」
「いつ見極めた……」
「だからっ!」
「……」
「いい加減にしなさいっ!」
「……」
「「私の婚約者……」」
「お前らいい加減……」
俺は,そう声を出して、
「黙れっ!」
俺は,そう叫んだ。
カラミラとフレイアを睨みつけて、席を立とうとすると、
「「どこに行くつもりっ!」」
見事に息が合っている。
なんで息が合ってるのかは,知らないが。
「父上の部屋だよ」
俺がそう言うと、フレイアは、腕から手を離した。
「ついにするのですね」
「あぁ」
「……わかってますよね?言いたいこと……」
「ここでわからないって言ったら殴るつもりだろ?」
「そこがわかってるなら大丈夫そうですね」
フレイアは,微笑んで俺の部屋から出ていった。
そして,勝ち誇ったような顔をしているカラミラに、
「何を考えてるか知ってるけど、お前は、待機な?」
「え⁈」
「え、も何もないよ?待機だよ?」
「えーと……」
「馬鹿なふりをしても騙されないからね?」
「えー……」
「じゃ,フレイア。後は,よろしく」
そう言うと,出ていったはずのフレイアが入ってきた。
「はい!お任せください!」
そう言って、満面の笑みを浮かべているフレイアと残念そうに肩を落としているカラミラを見て、俺は,部屋を出た。
そして、父上のいる執行室に向かった。
「帰ってきたのは,いいんだけどな?これどうなってんだ?」
俺が今、見ている光景は,まず,俺の部屋のソファに座っている。
そして,左腕にカラミラ。
一応俺が見てる限りこれは,正常。
んで,異常なのは,右腕。
そちらには,俺の妹のフレイアがひっついてる。
お互いに睨み合っている。
バチバチと効果音が鳴りそうな空間だ。
「お兄様は,私の婚約者なのですよ?どうゆう分際でくっついているのですかっ!」
「いや、お前の婚約者になった覚えは……」
「私の方が婚約者にふさわしいわっ!あんたこそなんでくっついているのよっ!」
「いつ見極めた……」
「だからっ!」
「……」
「いい加減にしなさいっ!」
「……」
「「私の婚約者……」」
「お前らいい加減……」
俺は,そう声を出して、
「黙れっ!」
俺は,そう叫んだ。
カラミラとフレイアを睨みつけて、席を立とうとすると、
「「どこに行くつもりっ!」」
見事に息が合っている。
なんで息が合ってるのかは,知らないが。
「父上の部屋だよ」
俺がそう言うと、フレイアは、腕から手を離した。
「ついにするのですね」
「あぁ」
「……わかってますよね?言いたいこと……」
「ここでわからないって言ったら殴るつもりだろ?」
「そこがわかってるなら大丈夫そうですね」
フレイアは,微笑んで俺の部屋から出ていった。
そして,勝ち誇ったような顔をしているカラミラに、
「何を考えてるか知ってるけど、お前は、待機な?」
「え⁈」
「え、も何もないよ?待機だよ?」
「えーと……」
「馬鹿なふりをしても騙されないからね?」
「えー……」
「じゃ,フレイア。後は,よろしく」
そう言うと,出ていったはずのフレイアが入ってきた。
「はい!お任せください!」
そう言って、満面の笑みを浮かべているフレイアと残念そうに肩を落としているカラミラを見て、俺は,部屋を出た。
そして、父上のいる執行室に向かった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる