迷宮探偵〜迷宮での事件を解決する最強探偵ここにあらわる〜

魔狼ちゃん

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第二章

29.

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 俺は、兄様の手を素早く振り払いカラミラの手を取り、

「俺は、そっち側じゃないんで。じゃ、行ってきますね、兄様、フレイア」

 俺は、そう言って、玄関間まで走っていった。
 そして、勢いよく外に飛び出す。

「ちょっと、ストップストップ……」
「え?」

 そう言われたので、俺は、止まった。
 すると、カラミラが勢いがつきすぎて止まれなかったのか、前にこけそうになったので、手を引っ張った。

「どうした?」
「多分、あと少ししたら、王女様が来る気がするんだけど……」

 なるほど、王女様がうちのところにね。

「じゃ、堂々と門を抜けたらよくね?」
「は?」
「いや、堂々としていればバレないでしょ?」

 俺は、そう言って、門に行こうとすると、

「いやいや、バレますって」

 カラミラは、一生懸命に止める。

「そうか?」
「そうですよ」
「じゃ、魔術で」
「あなた本当に探偵なんですか?」

 その質問に俺は、笑って、

迷宮・・探偵なんで」

 そう言った。
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