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首都で生活と資金稼ぎ
転職しました
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色々あってロウの嫁(予定)が増えた翌日……遂に転職する時が来ました。
思えばクティのモンスターも半分倒している扱いですし、節目としては丁度良いのかもしれませんね。
まあ、1体目は作れなかったとか言ってたし2体目はただのタコで……後はアトラさんとナクアちゃんでしたから倒したって実感はないのですが。
「ではキュアちゃん、少し手伝って下さいね……将来的にも覚えて損はない筈ですから」
「解りました」
プリーストになると決めましたが色々と覚える事が数多くありそうですね……
とはいえこの世界の神官は腐り過ぎていますし、ならばあたしがやるしかないでしょう。
ジェネさんの指示の元、聖堂の床に描かれた魔方陣に各色の水晶を並べて……
「あの……この水晶は一体いくつあるんですか?」
「1色につき200程、転職先によっては300まで使いますね」
……転職に2万ハウトも掛かる理由が良く解りました。
最低でも800個の水晶を使うんじゃ高くもなります。
「因みに水晶持ち込みの場合は4000ハウトで転職出来ますよ……私がそれを知ったのはプリーストになってからでしたが」
つまり転職に掛かるお金の半分以上が水晶の代金だったと……
そりゃこれだけ用意するのも一苦労でしょうからね。
「まあ、あの老害共はそれをひた隠して……持ち込みでも1万ハウト取っていたらしいんですけどね」
それは追い出せて良かった……と言うべきなのでしょうか?
ボッタクリにも程がありますよ!
「大変でしたよ……お金を巻き上げられた被害者を探して返金して、中には既に亡くなっていた人も居たから親族まで探したりして……私のせいじゃないのに頭を下げて……終始優しかったのはアプさんだけでした」
「ジェネさん!心から闇が溢れてますよ!」
デストさん、早くジェネさんを貰ってあげて下さい!
こんなに頑張っているジェネさんには幸せになる権利がある筈です!
「ジェネさん……いえ、姉さん、とりあえずお仕事を済ませましょう?」
「何故か今……胸がキュンとしたのですが?というか、キュアちゃんはどうして私を姉さんと?」
ちょっとした思い付きで言ってみたら効果がありました……
「あたしがロウと結婚したらデストさんの義妹になりますし……ならジェネさんはあたしの義姉と言っても過言ではないでしょう?」
ミラさんはデストさんとロウが本当の兄弟と勘違いしていますし、もしかしたらとは思いましたがジェネさんも同じ勘違いをしていた様ですね。
訂正は簡単ですがここは勘違いしたままでいて貰いましょう。
「確かにその通りだわ!」
まあ、それ抜きでもジェネさんは尊敬出来るので近い内にそう呼ぶつもりではいましたけど。
とにかく元気が出たなら良かったです。
そんなこんなでようやく転職の儀式が始まりました。
最初はプロフェッサーになるコカちゃんからです。
ジェネさんによる聖典の朗読から始まってコカちゃんが祈りを捧げて……
「汝、その先に何を望むか、宣言せよ、汝の未来を」
「ボクは……プロフェッサーを、望みます」
おお、床に敷いた水晶が光りだしましたね。
そして光はコカちゃんに収束して……大丈夫なんですかアレは!
「汝の未来に……光、あれ!」
コカちゃんを中心にして光の柱が……あ、消えた?
「ふぅ……これで転職は完了しました」
「あ、ありがとうございました」
パッと見ただけでは特に変わった所はなさそうですが……何と言うか魔力が溢れている雰囲気がありますね。
「キュアちゃん、隣の部屋から青い薬瓶を持ってきて下さい」
「青いのは確か魔力を回復する薬でしたっけ、解りました」
そりゃあれだけの数の水晶に魔力を通すんですし、立て続けには出来ませんよね。
改めて水晶を敷いて……次はロウの番です。
因みにテイマーになるロウの場合は青い水晶が100個増えました。
やる事はコカちゃんの時と同じなので割愛します。
「汝、その先に何を望むか、宣言せよ、汝の未来を」
「俺は……テイマーになる!」
「汝の未来に……光、あれ!」
これでロウも転職出来ました。
特に変わった所はなさそうですが……頭に乗せてるトウカがスリスリしてますし、より幻獣になつかれ易くなったみたいですね。
そして最後はあたしの番です。
やる事は同じでしたが並べる水晶は全色50個増えました。
……覚えるのが大変そうですけど、暇が出来たら一覧を見せて貰いましょう。
「ふぅ……これでキュアちゃんも転職出来ましたね」
「ええ、何故かさっきより魔力が増えた気がします」
「キュアちゃんは元々信仰心が高いから、プリーストになった事で知力が上がった分だけ増えたんですよ」
転職するとステータスが上がるのですね……レベルという概念はないのに。
まあ、増えて困る物ではないし気にしない様にしましょう。
最後に転職した3人でトゥグア様の像の前で祈りを捧げて、何やら才能があれば神託が与えられるそうですが……
『キュアさん……聞こえますか?』
はい、バッチリ聞こえていますよトゥグア様。
『まずは転職おめでとうございます、まさかプリーストになるとは思いませんでしたが』
まあ、成り行きというか何というか……ですが後悔はしていません。
『そんなキュアさんに、私から【破壊僧】の称号を贈ります』
……色々と言いたい事があるのですが、その字はシェフとは読まないのでは?
というかトゥグア様もあたしに料理をしろと申されるのですか?
『あ、コカさんと結ばれた事も祝福しますよ、とても素晴らしいラブコメでした』
ありがとうございます……と言ってもいいのでしょうか?
『そして最後に……あの詠し』
……どうやら時間切れになった様ですね。
えいし……って何だったのでしょうか?
「ボク、トゥグア様から……【印呪】って魔法、授かっちゃった」
一体どんな魔法なのか気になりますね……
旅立つ前に確認しておきましょう。
「俺はハイドラ様から体質を改善されたらしい……これで普通の動物に逃げられる事はないそうだ」
何でトゥグア様の神殿で祈ってハイドラ様が?
まあテイマーなら有難い祝福ではありますね。
「あたしは【破壊僧】という称号を与えられただけなのですが……」
「キュアちゃん、神が与えた称号には特別な力があるんですよ?」
詳しく聞いてみたら神の称号には補正と呼ばれる効果があるとか……
そしてあたしが授かった称号には筋力と瞬発力が上がる効果があるらしいです。
確かに魔法を使うより前に出て殴る方が多いので有難いのですが……読み方が気になって仕方がないですね。
まさか料理が上達する効果もあったりするのでしょうか?
「これまでに同じ称号を授かった方も居たらしいのですが、その人達は全員料理が出来ない人だった様で記録には残っていないんですよ」
まあ、確認してみるしかないですよね。
転職が終わったら次は誕生日を迎えたナクアちゃんにケーキを作ります。
ナクアちゃんが好きなのは黄粉とチーズ……なのでチーズケーキにしましょう。
幸いこの世界にもビスケットはあったので助かりました……甘くはないですが。
「よし、バターが出来たぞ」
「キュアちゃんに言われた通りに、生クリームとレモン果汁……混ぜたよ」
よし、これで準備完了です。
出来たてのバターに砕いたビスケットを混ぜて型に隙間なく敷き詰めて、コカちゃんが作ったクリームチーズに卵、小麦粉、アマミズを混ぜて流し混んで……と。
熱した石窯に入れて、焦げない様に注意して……よし、焼けました。
後はあら熱が取れたら冷やして、食べる時に黄粉を振り掛ければ出来上がりです。
「キュアちゃん……何時もより、手際がいい?」
「確かに……本職みたいな動きだったな」
どうやら補正は確かにあるらしいですね。
戦闘より先に料理で確認出来るとは思いませんでしたけど。
まあ、あたしらしいと言えばそれまでですが。
「黄粉とチーズのケーキ美味しー!」
喜んで貰えた様で何よりです。
何故かロウが膝に乗せてあーんをしてあげてますが……まあいいでしょう。
今日はナクアちゃんの誕生日ですし。
あたしだってまだして貰っていないのに羨ましい、とは決して思っていません……本当ですよ?
「あの……キュアさんとアプさんにお話があります」
「ん?ほうひはんはい?」
アプさん、甘党だとは聞きましたが一旦食べるのを止めましょう。
「今後の事ですがナクアも連れて行ってあげて欲しいのです」
ああ、ナクアちゃんはロウと婚約状態ですからね……
旅に出れば少なくとも半年は戻れませんし。
「あたいは構わないが、いいのかい?」
あたしも構いませんけど……シスコンだったアトラさんがよく決断出来ましたね?
「この家の管理なら私1人でも出来ますし、今はロウさんの側に居た方がいいと思いまして」
まあ反対する理由はないんですけど……
ロウにコカちゃんも同じでしょう。
となると旅に出るのはあたしとロウ、アプさんにコカちゃん、翡翠さんにナクアちゃんの合計6人ですか。
最初の頃と比べたら大分賑やかになりましたね、でもこういうのも楽しそうです。
思えばクティのモンスターも半分倒している扱いですし、節目としては丁度良いのかもしれませんね。
まあ、1体目は作れなかったとか言ってたし2体目はただのタコで……後はアトラさんとナクアちゃんでしたから倒したって実感はないのですが。
「ではキュアちゃん、少し手伝って下さいね……将来的にも覚えて損はない筈ですから」
「解りました」
プリーストになると決めましたが色々と覚える事が数多くありそうですね……
とはいえこの世界の神官は腐り過ぎていますし、ならばあたしがやるしかないでしょう。
ジェネさんの指示の元、聖堂の床に描かれた魔方陣に各色の水晶を並べて……
「あの……この水晶は一体いくつあるんですか?」
「1色につき200程、転職先によっては300まで使いますね」
……転職に2万ハウトも掛かる理由が良く解りました。
最低でも800個の水晶を使うんじゃ高くもなります。
「因みに水晶持ち込みの場合は4000ハウトで転職出来ますよ……私がそれを知ったのはプリーストになってからでしたが」
つまり転職に掛かるお金の半分以上が水晶の代金だったと……
そりゃこれだけ用意するのも一苦労でしょうからね。
「まあ、あの老害共はそれをひた隠して……持ち込みでも1万ハウト取っていたらしいんですけどね」
それは追い出せて良かった……と言うべきなのでしょうか?
ボッタクリにも程がありますよ!
「大変でしたよ……お金を巻き上げられた被害者を探して返金して、中には既に亡くなっていた人も居たから親族まで探したりして……私のせいじゃないのに頭を下げて……終始優しかったのはアプさんだけでした」
「ジェネさん!心から闇が溢れてますよ!」
デストさん、早くジェネさんを貰ってあげて下さい!
こんなに頑張っているジェネさんには幸せになる権利がある筈です!
「ジェネさん……いえ、姉さん、とりあえずお仕事を済ませましょう?」
「何故か今……胸がキュンとしたのですが?というか、キュアちゃんはどうして私を姉さんと?」
ちょっとした思い付きで言ってみたら効果がありました……
「あたしがロウと結婚したらデストさんの義妹になりますし……ならジェネさんはあたしの義姉と言っても過言ではないでしょう?」
ミラさんはデストさんとロウが本当の兄弟と勘違いしていますし、もしかしたらとは思いましたがジェネさんも同じ勘違いをしていた様ですね。
訂正は簡単ですがここは勘違いしたままでいて貰いましょう。
「確かにその通りだわ!」
まあ、それ抜きでもジェネさんは尊敬出来るので近い内にそう呼ぶつもりではいましたけど。
とにかく元気が出たなら良かったです。
そんなこんなでようやく転職の儀式が始まりました。
最初はプロフェッサーになるコカちゃんからです。
ジェネさんによる聖典の朗読から始まってコカちゃんが祈りを捧げて……
「汝、その先に何を望むか、宣言せよ、汝の未来を」
「ボクは……プロフェッサーを、望みます」
おお、床に敷いた水晶が光りだしましたね。
そして光はコカちゃんに収束して……大丈夫なんですかアレは!
「汝の未来に……光、あれ!」
コカちゃんを中心にして光の柱が……あ、消えた?
「ふぅ……これで転職は完了しました」
「あ、ありがとうございました」
パッと見ただけでは特に変わった所はなさそうですが……何と言うか魔力が溢れている雰囲気がありますね。
「キュアちゃん、隣の部屋から青い薬瓶を持ってきて下さい」
「青いのは確か魔力を回復する薬でしたっけ、解りました」
そりゃあれだけの数の水晶に魔力を通すんですし、立て続けには出来ませんよね。
改めて水晶を敷いて……次はロウの番です。
因みにテイマーになるロウの場合は青い水晶が100個増えました。
やる事はコカちゃんの時と同じなので割愛します。
「汝、その先に何を望むか、宣言せよ、汝の未来を」
「俺は……テイマーになる!」
「汝の未来に……光、あれ!」
これでロウも転職出来ました。
特に変わった所はなさそうですが……頭に乗せてるトウカがスリスリしてますし、より幻獣になつかれ易くなったみたいですね。
そして最後はあたしの番です。
やる事は同じでしたが並べる水晶は全色50個増えました。
……覚えるのが大変そうですけど、暇が出来たら一覧を見せて貰いましょう。
「ふぅ……これでキュアちゃんも転職出来ましたね」
「ええ、何故かさっきより魔力が増えた気がします」
「キュアちゃんは元々信仰心が高いから、プリーストになった事で知力が上がった分だけ増えたんですよ」
転職するとステータスが上がるのですね……レベルという概念はないのに。
まあ、増えて困る物ではないし気にしない様にしましょう。
最後に転職した3人でトゥグア様の像の前で祈りを捧げて、何やら才能があれば神託が与えられるそうですが……
『キュアさん……聞こえますか?』
はい、バッチリ聞こえていますよトゥグア様。
『まずは転職おめでとうございます、まさかプリーストになるとは思いませんでしたが』
まあ、成り行きというか何というか……ですが後悔はしていません。
『そんなキュアさんに、私から【破壊僧】の称号を贈ります』
……色々と言いたい事があるのですが、その字はシェフとは読まないのでは?
というかトゥグア様もあたしに料理をしろと申されるのですか?
『あ、コカさんと結ばれた事も祝福しますよ、とても素晴らしいラブコメでした』
ありがとうございます……と言ってもいいのでしょうか?
『そして最後に……あの詠し』
……どうやら時間切れになった様ですね。
えいし……って何だったのでしょうか?
「ボク、トゥグア様から……【印呪】って魔法、授かっちゃった」
一体どんな魔法なのか気になりますね……
旅立つ前に確認しておきましょう。
「俺はハイドラ様から体質を改善されたらしい……これで普通の動物に逃げられる事はないそうだ」
何でトゥグア様の神殿で祈ってハイドラ様が?
まあテイマーなら有難い祝福ではありますね。
「あたしは【破壊僧】という称号を与えられただけなのですが……」
「キュアちゃん、神が与えた称号には特別な力があるんですよ?」
詳しく聞いてみたら神の称号には補正と呼ばれる効果があるとか……
そしてあたしが授かった称号には筋力と瞬発力が上がる効果があるらしいです。
確かに魔法を使うより前に出て殴る方が多いので有難いのですが……読み方が気になって仕方がないですね。
まさか料理が上達する効果もあったりするのでしょうか?
「これまでに同じ称号を授かった方も居たらしいのですが、その人達は全員料理が出来ない人だった様で記録には残っていないんですよ」
まあ、確認してみるしかないですよね。
転職が終わったら次は誕生日を迎えたナクアちゃんにケーキを作ります。
ナクアちゃんが好きなのは黄粉とチーズ……なのでチーズケーキにしましょう。
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「よし、バターが出来たぞ」
「キュアちゃんに言われた通りに、生クリームとレモン果汁……混ぜたよ」
よし、これで準備完了です。
出来たてのバターに砕いたビスケットを混ぜて型に隙間なく敷き詰めて、コカちゃんが作ったクリームチーズに卵、小麦粉、アマミズを混ぜて流し混んで……と。
熱した石窯に入れて、焦げない様に注意して……よし、焼けました。
後はあら熱が取れたら冷やして、食べる時に黄粉を振り掛ければ出来上がりです。
「キュアちゃん……何時もより、手際がいい?」
「確かに……本職みたいな動きだったな」
どうやら補正は確かにあるらしいですね。
戦闘より先に料理で確認出来るとは思いませんでしたけど。
まあ、あたしらしいと言えばそれまでですが。
「黄粉とチーズのケーキ美味しー!」
喜んで貰えた様で何よりです。
何故かロウが膝に乗せてあーんをしてあげてますが……まあいいでしょう。
今日はナクアちゃんの誕生日ですし。
あたしだってまだして貰っていないのに羨ましい、とは決して思っていません……本当ですよ?
「あの……キュアさんとアプさんにお話があります」
「ん?ほうひはんはい?」
アプさん、甘党だとは聞きましたが一旦食べるのを止めましょう。
「今後の事ですがナクアも連れて行ってあげて欲しいのです」
ああ、ナクアちゃんはロウと婚約状態ですからね……
旅に出れば少なくとも半年は戻れませんし。
「あたいは構わないが、いいのかい?」
あたしも構いませんけど……シスコンだったアトラさんがよく決断出来ましたね?
「この家の管理なら私1人でも出来ますし、今はロウさんの側に居た方がいいと思いまして」
まあ反対する理由はないんですけど……
ロウにコカちゃんも同じでしょう。
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