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レポ2〜明成と魔法〜

テンションMAX!でも、さらに上がるかもね!

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あったらしい朝が来た~♪希望のあ~さ~だ♪

ふふふ。
皆さん、おはようございます。
寝起きのアキです。
まずは、普段着にお着替えします。やっぱりフリフリですが我慢です。
本日はテンションが高めなので、割と我慢できます。
《いや、いつもハイテンション……》

朝なら大丈夫だよね?あの怖い感じの奴はいないよね?
アキは、お出かけドアでシールのいるお庭へレッツゴー!
って、やっぱり直接は入れないね。
中に入ると、またフェアリーたちがワラワラと集まってきた。

[なんでこないの?]
[きてよー]
[あそぼー]

「んー、アキも忙しかったんだ。」

うん、その一言に尽きるね。
《アキくん、雑……》
だって、筋肉マンじゃないのにサービス必要ないでしょ?
アキの営業トークは、筋肉のためだもの。
でも、フェアリーたちは気にしないようなので無問題。
まあ、あっちが言ってることも勝手だもんね。

「よく来たね。坊や。」
「うん。シールこんにちは。」
「一人かい?」
「うん。でね?教えてほしいことがあるの。」

まずは、やっぱり昨夜の怖いやつだよね。

「昨日、夜にここにきたら。」

[そう きたの]
[かえった?]
[あぶないんだよ?]

「うん、真っ黒の怖い人にあった。」
「ああ、闇にあったのか……気をつけなさい。アレは、見えたモノを連れて行く。」
「うん、次に会ったら連れてくって言われた。」
「そうか、なら二度と会わないようにするんだね。妾たちはお前を気に入っている。」
「そうなの?ありがとう、気をつけるね。」
「ああ、そうしておくれ。」
「あとね、『お米』って知らない?」
「おこめ?妾に聞くということは植物かい?」
「そう。麦にも似てるけど……炊くと白……玄米だと黄色っぽいかな?モチモチしてふっくらで、甘みのある主食。生だと固いかな。」
「うーん。難しいねえ。」

ですよねー。
お米は見てみないとわからないよね。

「じゃあ。小さい粒で小鳥たちが好きそうな実とかあったら、教えて。」
「うむ。それくらいならば探せるかもしれぬが。麦ではダメなのかい?」
「うーん。できたらお米食べたいんだ……。」

ソウルフードだからね。
その後も植物、主に食べれる物を教えてもらったりして時間はすぎる。
楽しくてつい長話をしてしまった。
美味しい青菜とかさ、薬にも毒にもなる奴とかね。

「あ、そろそろ戻らないと。また、くるね。」
「ああ、夜以外にね。」
「わかった。」

シールたちの花園から出て、すぐに部屋に戻る。
あまり、食べたい気は起きないけど……昨日、つい不貞腐れちゃったから……反省反省、朝ごはんを食べない選択はない。
だって、なけなしの筋肉が……沢山あるのに、表に出ない筋肉よ……アキの筋肉はシャイなんだから。
《いや……違うんじゃ》

でもね、やっぱりアキは自由にお外にも行きたいのです。
だから、朝ごはん後は予定通りに引きこもります。
クフフ。

カチャリと鍵を解除して、寝室から出ると………。
左右からギュッと抱きしめられた。

「すまん、アキ。」
「すまない。」

もしかして、開くのを構えていたの?

「なんとか、時間を見つけて街に連れて行くから。」
「だから、嫌わないでくれ……。」
「……嫌いになんかならないよ。」

嫌えるわけないでしょう?
素敵筋肉の可愛い嫁たちを。
ただ、セディ……目の下クマが出来てるし、泣きすぎじゃない?
100年の恋も覚めそうなくらいだよ?
フーリも目の下にクマが。
もう、二人とも寝てなかったの?
まさか、一晩中扉の前でステイ待てしていたとか言わないよね?
ケモ耳だからって……やらなくて良いんだよ?
あ、でもリアムくんには是非……お手とおかわりくらいはしてもらいたい。
ミカエルさん?は恐れ多いでしょ。

「ほら、もうセディは泣かない。アキは二人を嫌いにならないから。ただ、ちょっと昨日はアキも……なんだかちょっとイライラして不貞腐れちゃったから……ごめんなさい。」

いまは、『プチ家出』のことでテンション高いから、ストレスフリーです。
《アキくんにストレスがあったことに驚き……》
驚き?
驚き桃の木さんしょの木、ブリキにタヌキに……おっといけない。
アキはテンションがMAX過ぎてヤバいかも。けけけ。
《……壊れ具合に磨きが……》
まあ、アキも人ですからストレスくらいありますよ。
まあ、筋肉触れば消えますけどね。
今は、二人の素敵筋肉に癒され中。

「……腹が減っただろう?食事にしよう。」
「うん。今日はちょっと一人で考えたいことがあるから……お部屋に篭って良い?」
「やはり、まだ怒って……。」
「ないからっ!ただね、アキもほら……一人になりたいなって。
あの部屋なら一人でいても良いでしょう?」
「……そうか、そうだな。アキは一人で暮らしていたのだもな。」
「私たちは周りに人がいるのが当たり前になっていたから……気づかずすまない。」
「ううん。ただのアキのわがままだよ。」

マジで、わがままです。
だから、あまり気にしないでほしい。
嘘は嫌い……でも、本当のこといったら許してくれないよね?
アキは一人のショッピングを楽しみたい。
たぶん、二人とだと目立ちすぎるし……貴族御用達店しか行けなそう。

だからね?
ごめんね。セディ、フーリ。
ちゃんとバレないように帰ってくるから……許してね?

そのあと、アキは二人をヒールで癒して(素の美人さんとイケメンさんに治し)またもや、『アキきゅん、ご飯食べよー。』との寒い贅肉王からの言伝で、みんなで朝食をとるのだった。

弟たちいなくなったら、贅肉王のウザさが増した気がします。

でも、この後のことでアキはウキウキなのでした。

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