チートを望んだ少年と最『恐』の竜。「友達になろう」「え?やですけど……」

滑るさん

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第4章 王都

第40話 休息も必要だよね。

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西のギルドで再会した事で、気分が上々と上がった。
丁度話すと、隣町に居たらしく、ロロゼラ町とノヴァール都市の分かれ道の所に差し掛かったときに、ノヴァールに行けば逢えたと。
ちくしょっ、そっちに行けばよかった。

ギルドに登録した同士、ステータスを見せ合った。
あの真顔神からはチートを貰った事を聞いた時は、一発殴りたいと思った。
しかも、ひーちゃんの貰ったチート、なんだ魔力∞って!?使いたい放題じゃん、男のロマン咲き誇ってるぞ。

メリットありまくりじゃないかっ!と叫ぶと、ひーちゃんに修正をかけられた。
え?男になる?見てみたいな、ひーちゃんの男姿。え?それはだめ?………機会があったら見せてもらおう。


「J。こっちに来たってことは、買い物は終わったのか」

「無事に済ませたぞ。お金は全部リュー持ちだからな」

「はっ!?いつの間に……」


慌ててポケットの中を探るが、お金の入った袋は一文もなかった。
もし言われないでポケットを探ってたら、ちゃっとパニックになってたな。Jを睨み付けながらおずおず聞いてみる。


「何時から盗んだんですかね」

「焼き肉食べた時にこっそりとな。いつ気づくか緊張したが、ここまで気づかないとは……いつか騙されるぞ」

「言われたくねぇーわ!知ってる人以外、ちゃんと警戒するよ」

「Jさん。やってること大胆ですね……」

「ヒトミと言ったかな?どうだ、今度簡単な盗み方を教えてやろうかい」

「J!ひーちゃんに変なこと吹き込むな」

「そうだぞ。この売女ばいた。余計な事を教えるなと小さい頃教わっただろう?」


ヘンリーはJとにらめっこをしているぐらいに、近く話しかけている。
そしてさっきから、口が悪すぎませんがね!いつもは優しく声をかけたり、罵倒を出さない努力をしなかったのか。
口が悪いだけで犯罪とかしてないのが不思議なんだが……。


「ヘンリーはいつも口悪いのか」

「初めて会った時から悪いよ。でも案外、面倒見がいい人で、分からない事を教えてくれたんだよ」

「へぇ、意外だな。俺の中では口の悪いイメージが定着してる」

「竜くん。それは禁句だと思う。思っちゃダメ」


思っちゃダメなら、皆同情かけられるなこいつ。
ひーちゃんですら思ってるし、余計同情しちゃったよ。俺の思ったイケメンと全然違うんだけど……。あ、ツンデレ男子と思えば軽くなるんじゃないのか?


「おい小僧。余計な事考えたか?」

「いえ、マッタク!」


怖。


「竜くん。折角なんだし、一緒にどこか泊まりに行かない?他にもいっぱい話したい事もあるしね」

「!!」

(何!?(ホテルに)泊まるだと!)


ひーちゃん気づいて。その一言で後ろのヘンリーさんが鬼の様な威圧を出してるから。誤解しかねない発言はやめて。


「それも良い案だな。リューの知り合いなら我は大歓迎だ!さあ、(ホテルに)泊まりに行こう!ヒトミはリューと一緒の部屋でいいのであろう?」

「「へっ?何か勘違いしてない?」」

「?なんだ違うのか。一緒の部屋では、ベッドで雄と雌が………」

「おいおいおいおいおい!!!」


ドラゴンの発想力がヤバい!誰か、Jを止めてっ!あ、俺が止めればいいのか。


「ホテルでそんな事しませんよ!しないよね?竜くん」

「俺に聞くことか。意味、分かって言ってるよな?」

「……………うん」


生返事かよ。
理由が分かんなくても、教える気はそもそも無いからな。







気を取り直して………。そこからはヘンリーが持っているマップを頼りに、近くの僅かな金額でも泊まれそうなホテルや宿泊場を探した。
ひーちゃんと俺の持ってる金額を合わせれば、なんとか足りた。
男女別に部屋を分ける時に袖を掴まれ、振り返ればひーちゃんが小声で『一緒に寝よ』と呟いた。
なるべくヘンリーの顔を見ずに、宿泊場に向かう。
その時に、宿泊の老人が笑顔で『仲良いんですね』と言われてしまった。



2つの部屋の鍵を受け取り、俺達は105室でJ達が隣の106室に決まった。

先に食堂へ行こうと提案すると、ひーちゃんは言い忘れていた事があったようで。
ポケットから何かを出したと思ったら、生き物の様で……。


「トカゲ?ペットか何かか?」

「この子もモンスターなんだよ。しかも一回しか使えないスキルだったから、選べる選択肢があって敢えて爬虫類にしたの。その結果トカゲじゃなくて、バジリスクっていうヤバいモンスターになっちゃったみたいで」

「ふーん。毛が生えているバジリスクってなんだよ。フワフワしてて手触りがいいし、欲しいな」

「癒されるのよ。これが」

「で、性別は。オス?メス?」

「………」


軽く質問したつもりだったが、間違えたか?



「………ひーちゃん?」

「性別知らない」

「ステータスとかに表示されてないのか。細かいステータスは意識しながらパッと出てくるよ」

「確認してみる」


俺にも認識できるようで、目の前に薄いパネルが出てきた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


◇キューカ



性別  ♂

種族  バジリスク(新種)

職業  ヒトミの使い魔、モンスター


レベル 9


体力  165/165

魔力  5391/5391

腕力  24

素早さ  370



スキル


人語(不可)、自動再生、毒の牙ポイズン(中)、超回復ハイヒール、人化(許可必要)、死神化、トカゲ化(現在)、全魔法耐久(大)、自然回復、


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



対して表現すれば、足の速さは想像通りだった。小型のモンスターは速さが取り柄といっていい。
所々気になる点はあるが、まだそこまで強くないサポートタイプか。


「キューカって名前なんだな。ひーちゃんらしいね」

「………」

「ひーちゃん?」


ステータスを凝視して固まっている幼馴染。
手のひらを目の前で振ると、正気を取り戻したのか俺と目があった。そんなに驚くことがあったのか。


「ステータスが、上がってるけど。これって?」

「ひーちゃんはモンスターと戦わなかった?」

「戦ったよ!………ちょっと?」

「ならレベルが上がってるのも頷けるね。ひーちゃんのレベルも上がってると思うから、休んでる間に見といたらいいよ」

「はーい」


俺もあれからステータスの確認もしてないから、夜食が終わったら見よう。








ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゆっくり更新です。
一つここで修正します。
ギルドカードがなくても、ステータスを見れるようにしました。ご了承下さい。



次回、ステータス公開
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