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第六話「王妃教育が、婚約破棄の妨害です」
翌朝。
ヴァルモン公爵邸の応接室には、張り詰めた空気が漂っていた。
私の目の前に座っているのは、きっちりと結い上げた白髪と、モノクルが特徴的な老婦人。
マダム・エルゼ。
その背筋は定規のように真っ直ぐで、彼女が紅茶を飲む動作一つ一つが、まるで芸術作品のように洗練されている。
「……リュシア様。お噂はかねがね」
彼女がカップを置くと、カチャンという音が静寂を切り裂いた。
「『氷の毒花』と呼ばれ、その高慢さゆえに多くの令嬢を泣かせてきたとか。……ふふ、腕が鳴りますわね」
モノクルの奥の目が鋭く光る。
怖い。
普通なら震え上がるところだが、今日の私は違う。心の中でガッツポーズをしていた。
(最高よ、マダム! その厳しさこそが私の救世主!)
私の作戦は単純明快。「王妃教育で落第点を取る」ことだ。
マナー違反、知識不足、態度の悪さ。これらを連発すれば、さすがの鬼教官も「この娘は王妃の器ではない」と判断し、レオンハルト殿下に報告するはずだ。
そうすれば、来月の『白花の儀』を待たずして、婚約破棄が成立するかもしれない。
「よろしくお願いいたします、マダム。至らない点ばかりかと思いますが」
私は殊勝に頭を下げた。心の中では(今日中にクビになってやる)と誓いながら。
◇
最初の授業は、基本中の基本「カーテシー(淑女の礼)」だった。
「ではリュシア様。王族に謁見する際の、最上級の礼を見せていただきましょうか」
エルゼが杖で床をトンと突く。
私はドレスの裾をつまみ、膝を曲げた。
ここだ。
私はわざとバランスを崩し、さらに頭を下げすぎるという、初心者でもやらないミスを犯した。背中は丸まり、足元はふらつき、まるで酔っ払いの千鳥足だ。
(どうだ! これなら『品位の欠片もない』と罵られるはず!)
私は期待を込めて顔を上げ、エルゼの反応を待った。
彼女は沈黙していた。
眉間に深い皺を寄せ、じっと私を凝視している。
よし、怒号が飛んでくるぞ。
「……なんと」
エルゼが小さく息を吐いた。
「なんと……計算された動きでしょう」
はい?
「一見、無様な体勢に見えます。しかし、その重心の置き方は、万が一暴漢が襲ってきた際に即座に回避行動へ移れる『武の構え』に通じています。さらに、頭を極限まで下げることで、相手への恭順を示しつつ、上目遣いで敵意の有無を確認している……」
違います。ただ体幹が弱ってるだけです。
「王太子の婚約者ともなれば、常に命を狙われる危険と隣り合わせ。優雅さよりも『生存』と『危機管理』を優先した、実戦的なカーテシー……。恐れ入りました」
「え、あの、違います、マダム! これはただの失敗で……!」
「謙遜は不要です。その覚悟、しかと見届けました」
マダム・エルゼの手帳に『合格』の文字が書き込まれるのを見て、私は天を仰いだ。
なんでそうなるの!?
◇
気を取り直して、次は「教養(座学)」だ。
歴史、法学、経済。王妃に必要な知識は山ほどある。
「では質問です。我が国が抱える『西方諸国との貿易摩擦』について、王妃としてどう対処すべきか、あなたの意見を述べなさい」
エルゼの質問に対し、私はニヤリと笑った。
これはチャンスだ。
王族なら「対話と協調」を選ぶべき場面で、あえて暴論を吐いてやる。
「そうですね……。面倒なので、関税を十倍にして国境を封鎖すればいいと思います」
言った! 言ってやった!
これぞ「愚かな悪役令嬢」の極み。経済を無視した暴言に、さすがのエルゼも呆れ果てるはず。
しかし、エルゼは目を見開き、震える手で眼鏡の位置を直した。
「……関税を、十倍……?」
「ええ。それくらいしないと、こちらの威厳が保てませんから(適当)」
「なるほど……! 素晴らしい洞察力です!」
机をバンと叩いて、エルゼが立ち上がった。
なぜ!?
「現在、西方諸国は我が国の輸出品に依存しています。ここで強気に関税引き上げを『示唆』することで、相手を交渉のテーブルに引きずり出し、有利な条件を引き出す……いわゆる『瀬戸際外交』ですね?」
「え?」
「単なる協調路線では舐められる。あえて『国境封鎖』という極論をカードとしてチラつかせることで、相手の譲歩を引き出す高度な心理戦……。十八歳の少女が、そこまで冷徹な外交感覚をお持ちとは!」
違います。ただ面倒だっただけです。
エルゼは感動に打ち震えながら、手帳に二重丸を書き込んだ。
「次期王妃には、このくらいの『毒』と『胆力』が必要です。満点ですわ、リュシア様!」
◇
その後も、私の落第作戦はことごとく裏目に出た。
刺繍の時間に、花の図案ではなくドクロのような柄(のつもり)を縫ったら、「『死を忘れるな(メメント・モリ)』の精神を刻むとは、なんと哲学的」と絶賛され。
ダンスの練習で、足をもつれさせたら、「従来の型に捕らわれない、前衛的な表現力」と評価され。
お茶をこぼしたら、「床の清潔さを確認するための、身を呈した監査」と解釈された。
夕方になる頃には、マダム・エルゼはすっかり私の信者になっていた。
「素晴らしい……。これほどの逸材に出会えるとは、教育係冥利に尽きます」
エルゼは涙ぐみながら、私の手を取った。
「リュシア様。あなたは既に完成されています。これ以上、私が教えることは何もありません」
「い、いえ! まだダメです! 私なんて全然ダメなんです! もっと厳しくしてください!」
私が必死に懇願していると、ドアが開いてレオンハルト殿下が入ってきた。
「どうかな、マダム。私の婚約者の出来栄えは」
爽やかな笑顔の王太子に、エルゼは深々と頭を下げた。
「殿下。正直に申し上げまして、私は彼女を見くびっておりました」
「ほう?」
「リュシア様は、単なる淑女ではありません。戦場のような王宮で生き抜くための知恵、外交における冷徹さ、そして独自の哲学を持った、稀代の『女傑』でございます」
やめて。その二つ名は流行らせないで。
「彼女ならば、殿下の隣に立ち、この国を導く『王妃』として申し分ありません。私が太鼓判を押します」
エルゼの報告を聞いて、レオンハルトは満足げに頷いた。
そして、私の方を見て、とろけるような甘い視線を送ってきた。
「やはりな。私の目に狂いはなかった」
彼は私の元へ歩み寄ると、そっと私の頬に触れた。
「君は、わざと失敗したり、暴論を吐いたりして、マダム・エルゼを試したのだろう? 彼女が『型通りの教育』しかできない無能な教師なら、そこで見限るつもりだった」
「……は?」
「だが彼女が君の真意を見抜いたから、君も実力の一端を見せた。……教育係さえも『審査』するとは、君はどこまで策士なんだ」
ドクン。
胸元のシャツの奥で、青白い光が脈打つ。
【星冠値:60 → 66】
ああ……。
また上がった。
私はガックリと肩を落とした。
落第するはずが、首席卒業レベルの評価を得てしまった。
マダム・エルゼは「明日からは、より高度な帝王学を伝授しますわ!」とやる気満々だし、レオンハルトは「君の才覚が世に知られるのが誇らしい」とデレデレだ。
「リュシア様、お疲れ様でした」
マリーが冷たいおしぼりを渡してくれた。彼女の目は少しだけ同情的だった。
「記録しておきました。『お嬢様、わざと失敗しようとして、才能が溢れ出てしまい自爆』と」
「書き直して! 今すぐ!」
◇
その夜。
王都の一角にある男爵邸で、セレナは爪を噛んでいた。
「なによ、あれ……」
彼女の目の前には、神殿から横流しされた情報報告書があった。
そこには、『リュシア・ヴァルモン、王妃教育にて最高評価を獲得』『マダム・エルゼが心酔』という文字が踊っている。
「おかしいわ。ゲームのリュシアは、勉強なんて大嫌いな我儘お嬢様だったはずよ。なんで外交問題で『瀬戸際外交』なんて提案ができるの?」
セレナは苛立ち紛れに書類を投げ捨てた。
このままでは、来月の『白花の儀』でリュシアが選ばれてしまう。
そうなれば、セレナが王太子妃になるルートは完全に閉ざされる。
「……正攻法じゃ勝てない。だったら」
彼女は鏡に向かって、ニタリと笑った。
その瞳には、聖女にあるまじき濁った光が宿っていた。
「神殿を急がせるわ。私が『本物の聖女』であるという既成事実を作ってしまえば、王家の誓約なんてひっくり返せる」
彼女は引き出しから、小さな小瓶を取り出した。
中には、怪しげに光る粉末が入っている。
「奇跡なんて、演出次第で作れるものよ」
窓の外では、不穏な風が吹き始めていた。
私の「婚約破棄」への道は、ますます険しく、そしてきな臭い方向へと進もうとしていた。
ヴァルモン公爵邸の応接室には、張り詰めた空気が漂っていた。
私の目の前に座っているのは、きっちりと結い上げた白髪と、モノクルが特徴的な老婦人。
マダム・エルゼ。
その背筋は定規のように真っ直ぐで、彼女が紅茶を飲む動作一つ一つが、まるで芸術作品のように洗練されている。
「……リュシア様。お噂はかねがね」
彼女がカップを置くと、カチャンという音が静寂を切り裂いた。
「『氷の毒花』と呼ばれ、その高慢さゆえに多くの令嬢を泣かせてきたとか。……ふふ、腕が鳴りますわね」
モノクルの奥の目が鋭く光る。
怖い。
普通なら震え上がるところだが、今日の私は違う。心の中でガッツポーズをしていた。
(最高よ、マダム! その厳しさこそが私の救世主!)
私の作戦は単純明快。「王妃教育で落第点を取る」ことだ。
マナー違反、知識不足、態度の悪さ。これらを連発すれば、さすがの鬼教官も「この娘は王妃の器ではない」と判断し、レオンハルト殿下に報告するはずだ。
そうすれば、来月の『白花の儀』を待たずして、婚約破棄が成立するかもしれない。
「よろしくお願いいたします、マダム。至らない点ばかりかと思いますが」
私は殊勝に頭を下げた。心の中では(今日中にクビになってやる)と誓いながら。
◇
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「ではリュシア様。王族に謁見する際の、最上級の礼を見せていただきましょうか」
エルゼが杖で床をトンと突く。
私はドレスの裾をつまみ、膝を曲げた。
ここだ。
私はわざとバランスを崩し、さらに頭を下げすぎるという、初心者でもやらないミスを犯した。背中は丸まり、足元はふらつき、まるで酔っ払いの千鳥足だ。
(どうだ! これなら『品位の欠片もない』と罵られるはず!)
私は期待を込めて顔を上げ、エルゼの反応を待った。
彼女は沈黙していた。
眉間に深い皺を寄せ、じっと私を凝視している。
よし、怒号が飛んでくるぞ。
「……なんと」
エルゼが小さく息を吐いた。
「なんと……計算された動きでしょう」
はい?
「一見、無様な体勢に見えます。しかし、その重心の置き方は、万が一暴漢が襲ってきた際に即座に回避行動へ移れる『武の構え』に通じています。さらに、頭を極限まで下げることで、相手への恭順を示しつつ、上目遣いで敵意の有無を確認している……」
違います。ただ体幹が弱ってるだけです。
「王太子の婚約者ともなれば、常に命を狙われる危険と隣り合わせ。優雅さよりも『生存』と『危機管理』を優先した、実戦的なカーテシー……。恐れ入りました」
「え、あの、違います、マダム! これはただの失敗で……!」
「謙遜は不要です。その覚悟、しかと見届けました」
マダム・エルゼの手帳に『合格』の文字が書き込まれるのを見て、私は天を仰いだ。
なんでそうなるの!?
◇
気を取り直して、次は「教養(座学)」だ。
歴史、法学、経済。王妃に必要な知識は山ほどある。
「では質問です。我が国が抱える『西方諸国との貿易摩擦』について、王妃としてどう対処すべきか、あなたの意見を述べなさい」
エルゼの質問に対し、私はニヤリと笑った。
これはチャンスだ。
王族なら「対話と協調」を選ぶべき場面で、あえて暴論を吐いてやる。
「そうですね……。面倒なので、関税を十倍にして国境を封鎖すればいいと思います」
言った! 言ってやった!
これぞ「愚かな悪役令嬢」の極み。経済を無視した暴言に、さすがのエルゼも呆れ果てるはず。
しかし、エルゼは目を見開き、震える手で眼鏡の位置を直した。
「……関税を、十倍……?」
「ええ。それくらいしないと、こちらの威厳が保てませんから(適当)」
「なるほど……! 素晴らしい洞察力です!」
机をバンと叩いて、エルゼが立ち上がった。
なぜ!?
「現在、西方諸国は我が国の輸出品に依存しています。ここで強気に関税引き上げを『示唆』することで、相手を交渉のテーブルに引きずり出し、有利な条件を引き出す……いわゆる『瀬戸際外交』ですね?」
「え?」
「単なる協調路線では舐められる。あえて『国境封鎖』という極論をカードとしてチラつかせることで、相手の譲歩を引き出す高度な心理戦……。十八歳の少女が、そこまで冷徹な外交感覚をお持ちとは!」
違います。ただ面倒だっただけです。
エルゼは感動に打ち震えながら、手帳に二重丸を書き込んだ。
「次期王妃には、このくらいの『毒』と『胆力』が必要です。満点ですわ、リュシア様!」
◇
その後も、私の落第作戦はことごとく裏目に出た。
刺繍の時間に、花の図案ではなくドクロのような柄(のつもり)を縫ったら、「『死を忘れるな(メメント・モリ)』の精神を刻むとは、なんと哲学的」と絶賛され。
ダンスの練習で、足をもつれさせたら、「従来の型に捕らわれない、前衛的な表現力」と評価され。
お茶をこぼしたら、「床の清潔さを確認するための、身を呈した監査」と解釈された。
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「どうかな、マダム。私の婚約者の出来栄えは」
爽やかな笑顔の王太子に、エルゼは深々と頭を下げた。
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「ほう?」
「リュシア様は、単なる淑女ではありません。戦場のような王宮で生き抜くための知恵、外交における冷徹さ、そして独自の哲学を持った、稀代の『女傑』でございます」
やめて。その二つ名は流行らせないで。
「彼女ならば、殿下の隣に立ち、この国を導く『王妃』として申し分ありません。私が太鼓判を押します」
エルゼの報告を聞いて、レオンハルトは満足げに頷いた。
そして、私の方を見て、とろけるような甘い視線を送ってきた。
「やはりな。私の目に狂いはなかった」
彼は私の元へ歩み寄ると、そっと私の頬に触れた。
「君は、わざと失敗したり、暴論を吐いたりして、マダム・エルゼを試したのだろう? 彼女が『型通りの教育』しかできない無能な教師なら、そこで見限るつもりだった」
「……は?」
「だが彼女が君の真意を見抜いたから、君も実力の一端を見せた。……教育係さえも『審査』するとは、君はどこまで策士なんだ」
ドクン。
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「書き直して! 今すぐ!」
◇
その夜。
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「なによ、あれ……」
彼女の目の前には、神殿から横流しされた情報報告書があった。
そこには、『リュシア・ヴァルモン、王妃教育にて最高評価を獲得』『マダム・エルゼが心酔』という文字が踊っている。
「おかしいわ。ゲームのリュシアは、勉強なんて大嫌いな我儘お嬢様だったはずよ。なんで外交問題で『瀬戸際外交』なんて提案ができるの?」
セレナは苛立ち紛れに書類を投げ捨てた。
このままでは、来月の『白花の儀』でリュシアが選ばれてしまう。
そうなれば、セレナが王太子妃になるルートは完全に閉ざされる。
「……正攻法じゃ勝てない。だったら」
彼女は鏡に向かって、ニタリと笑った。
その瞳には、聖女にあるまじき濁った光が宿っていた。
「神殿を急がせるわ。私が『本物の聖女』であるという既成事実を作ってしまえば、王家の誓約なんてひっくり返せる」
彼女は引き出しから、小さな小瓶を取り出した。
中には、怪しげに光る粉末が入っている。
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