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第二十二話「婚約無効の審議:破棄のはずが裁判になる」
翌朝。
『白花の儀』の会場となる王宮大聖堂には、張り詰めた空気が漂っていた。
本来なら、新郎新婦が愛を誓い、白い花びらが舞う祝福の場となるはずだった。
しかし今、祭壇の前に立っているのは、神父ではなく裁判官のような顔をした貴族院議長。
そして参列者席には、不安げな表情の貴族たちと、勝ち誇った顔のカイル王子率いる「糾弾派」が陣取っている。
これは結婚式ではない。
私の「婚約無効」を審議するための、公開裁判だ。
「……最高じゃない」
私は控室で、純白のウェディングドレスを身にまといながら、鏡の中の自分に親指を立てた。
カイル王子が「リュシアは魔女だ」「王都暴動の首謀者だ」と訴えてくれたおかげで、今日の儀式は急遽、私の身の潔白を問う場に変更された。
私の作戦はシンプルだ。
カイルの訴えを「全面的に認める」こと。
「はい、私は魔女です。危険です。だから婚約破棄してください」と言えばいい。
そうすれば、カイルは目的を達成し、私は自由になり、レオンハルト殿下も「国のために泣く泣く愛する人を手放す悲劇の王子」として人気が出る。
ウィン・ウィン・ウィンだ。
「リュシア様、お時間です」
侍女のマリーが、どこか悲しげな目で私を呼びに来た。
「ええ、行きましょう。……終わらせにね」
私は足取り軽く、断罪の場へと向かった。
◇
重厚な扉が開くと、一斉に視線が突き刺さった。
私はバージンロードを一人で歩く。
祭壇の前には、レオンハルト殿下とカイル王子が対峙していた。
レオンハルトは純白の礼服。カイルは漆黒の軍服。対照的な二人の王子の間に、私が立つ。
「被告人、リュシア・ヴァルモン。前へ」
議長が厳かに告げる。
「第二王子カイル殿下より、貴女に対する告発がなされている。……昨夜の王都暴動を扇動し、魔女の力を用いて民を混乱に陥れた罪。これについて、弁明はあるか?」
カイルがニヤリと笑い、私に目配せをした。
『さあ、言え。自由になりたいんだろう?』という合図だ。
ええ、言いますとも。
私は大きく息を吸い込み、朗々と言い放った。
「弁明はありません。……すべて、事実ですわ」
会場がざわめく。
「認めたぞ!」「やはり魔女だったのか!」という声が上がる。
「私はヴァルモン家に伝わる『魔女の血』を引く者。昨夜の暴動も、私の力が暴走した結果……あるいは、私が意図的に引き起こしたものかもしれません」
私は伏し目がちに、悲劇の悪女を演じた。
「こんな危険な女が、王太子殿下の隣にいるなどあってはなりません。ですから……どうかこの場で、婚約無効を宣言してください」
言った。言ってやった。
これで決まりだ。
カイルが高笑いをする。
「聞いたか、兄上! 彼女自身が認めたぞ! これで婚約は破棄だ。魔女は地下牢へ、そして兄上の『見る目』のなさも問わせてもらう!」
カイルは勝利を確信し、周囲の貴族たちに同意を求めた。
だが。
レオンハルトだけは、静かだった。
彼は私をじっと見つめ、そのアイスブルーの瞳に、深い、深海のような慈愛を湛えていた。
「……リュシア」
彼は一歩、私に近づいた。
「君は、どこまで私を守れば気が済むんだ?」
はい?
「君が昨夜、何をしたか。ここにいる全員が知っているわけではないかもしれない。……だが、真実は隠せない」
レオンハルトが指を鳴らすと、大聖堂の壁面に巨大なホログラム映像が投影された。
それは、昨夜の王都の様子を記録した《記録石》の映像だった。
映し出されたのは、バルコニーで仁王立ちする私の姿。
『お黙りなさいッ!』
『生きたいなら私の命令に従いなさい!』
『請求書を送りなさい! 私が全額払って差し上げますわ!』
私の悪態と、それによって統率され、整然と避難する民衆の姿が、鮮明に流れる。
さらに、崩れ落ちる瓦礫から子供を庇うために、私が結界を展開した瞬間も。
「……これは」
貴族たちが息を呑む。
「口では悪辣な言葉を吐きながら、その行動は慈愛そのもの。君は自らが『恐怖の対象』となることで、パニックを収束させ、数万の命を救ったのだ」
レオンハルトはカイルに向き直り、冷徹に告げた。
「カイル。お前が提出した『リュシアが暴動を扇動した証拠』とやらだが……これを見たまえ」
映像が切り替わる。
映し出されたのは、地下水路でカイルが怪しげな男たちに金を渡しているシーンだった。
さらに、セレナに『竜の血』を渡している決定的瞬間まで。
「なっ……!? いつの間に!?」
カイルが狼狽する。
「私の婚約者は優秀でね。彼女が指導した神殿監査局と、私が放った『影』が連携し、お前の動きをすべて記録していたのだ」
レオンハルトは私を見た。
「リュシア。君は知っていたな? 自分が無実であることも、カイルの陰謀の証拠がすでに私の手にあることも」
知りません。初耳です。
「それなのに、君はあえて『私がやりました』と言った。なぜか?」
レオンハルトの声が震える。感動で。
「それは、弟であるカイルを公衆の面前で断罪する苦しみを、私に味わわせないためだろう? 君が泥を被って『悪役』になれば、この騒動は『魔女の暴走』として処理され、王家の骨肉の争いは隠蔽できる……」
違います。単に婚約破棄したかっただけです。
「私のために、王家の名誉のために、君は自らを犠牲にして、地下牢へ行こうとした……! なんという、海より深い献身だ!」
ドクン!!
今までで一番大きな音が、彼の胸から響いた。
大聖堂のステンドグラスが一斉に震え、太陽の光が一点に収束するように、レオンハルトの胸元を照らす。
【星冠値:99 → 100】
カッ!!
世界が白く染まった。
まばゆい光が二人を包み込み、空中に巨大な魔法陣が展開される。
それはアステリア王国の国章であり、契約の完了を示す刻印だった。
「100……! カンストしたぞ!」
「伝説の『真実の愛』だ!」
「星が、二人を祝福している!」
参列者たちが立ち上がり、歓声を上げる。
カイルはその光に焼かれるように後ずさり、「ば、バカな……ありえない……」とへたり込んだ。
光の中、私の脳内に無機質なシステム音声のようなものが響いた。
『星冠値100到達を確認。』
『対象:リュシア・ヴァルモンを【国家最重要基幹システム:王妃】として登録します。』
『これより、対象者の自由意思による契約破棄は不可能となります。』
『生存権、移動権、婚姻の自由は、すべて国家存続のために最適化されます。』
……は?
最適化? 自由意思による破棄不可能?
光が収まると、私の左手の薬指に、見たこともないほど巨大なダイヤモンド(というか星の欠片?)の指輪が嵌められていた。
外そうとしても、皮膚と一体化しているかのようにびくともしない。
「……リュシア」
レオンハルトが私の手を取り、指輪に口づけをした。
彼の瞳は、もはや「溺愛」という生易しいものではなかった。
それは、神が信徒を見るような、絶対的な崇拝と、永遠の執着。
「誓約は完成した。君はもう、私の婚約者ではない」
「えっ? じゃあ破棄……」
「君は、この国の『心臓』になったのだ」
レオンハルトは恍惚とした表情で宣言した。
「星冠値100。これは君の魂が、アステリア王国の魔術基盤と統合されたことを意味する。君が悲しめば国は雨を降らせ、君が笑えば大地は豊かになる。……君がいなくなれば、この国は崩壊する」
「……はい?」
「つまり、君はもう二度と、私から逃げることはできない。君の命は、国の命そのものになったのだから」
詰んだ。
完全に、詰んだ。
婚約破棄どころか、私は人間をやめて「国のインフラ」になってしまったらしい。
議長が震える声で判決を下す。
「審議の結果……リュシア嬢の無罪、ならびに王太子妃としての正式な登録を認めます! そしてカイル殿下は……国家反逆罪として拘束せよ!」
カイルが衛兵に引きずられていく。
彼は去り際に、私を見て狂ったように叫んだ。
「逃げられないぞ! その指輪は呪いだ! 一生、愛という名の牢獄に繋がれるんだ!」
その言葉だけは、正しかったかもしれない。
大歓声と拍手の嵐の中、私はレオンハルトに抱きしめられながら、虚空を見つめた。
「……終わらせたかったのに」
私の口から、乾いた笑いが漏れる。
「なんで、始まっちゃうのよ……永遠が」
レオンハルトは幸せそうに微笑んだ。
「さあ、リュシア。これからは本当の意味で一心同体だ。……まずは新居(王宮の最奥にある絶対安全区画)へ行こうか」
私の「婚約破棄計画」は、ここに完結した。
完全なる敗北として。
『白花の儀』の会場となる王宮大聖堂には、張り詰めた空気が漂っていた。
本来なら、新郎新婦が愛を誓い、白い花びらが舞う祝福の場となるはずだった。
しかし今、祭壇の前に立っているのは、神父ではなく裁判官のような顔をした貴族院議長。
そして参列者席には、不安げな表情の貴族たちと、勝ち誇った顔のカイル王子率いる「糾弾派」が陣取っている。
これは結婚式ではない。
私の「婚約無効」を審議するための、公開裁判だ。
「……最高じゃない」
私は控室で、純白のウェディングドレスを身にまといながら、鏡の中の自分に親指を立てた。
カイル王子が「リュシアは魔女だ」「王都暴動の首謀者だ」と訴えてくれたおかげで、今日の儀式は急遽、私の身の潔白を問う場に変更された。
私の作戦はシンプルだ。
カイルの訴えを「全面的に認める」こと。
「はい、私は魔女です。危険です。だから婚約破棄してください」と言えばいい。
そうすれば、カイルは目的を達成し、私は自由になり、レオンハルト殿下も「国のために泣く泣く愛する人を手放す悲劇の王子」として人気が出る。
ウィン・ウィン・ウィンだ。
「リュシア様、お時間です」
侍女のマリーが、どこか悲しげな目で私を呼びに来た。
「ええ、行きましょう。……終わらせにね」
私は足取り軽く、断罪の場へと向かった。
◇
重厚な扉が開くと、一斉に視線が突き刺さった。
私はバージンロードを一人で歩く。
祭壇の前には、レオンハルト殿下とカイル王子が対峙していた。
レオンハルトは純白の礼服。カイルは漆黒の軍服。対照的な二人の王子の間に、私が立つ。
「被告人、リュシア・ヴァルモン。前へ」
議長が厳かに告げる。
「第二王子カイル殿下より、貴女に対する告発がなされている。……昨夜の王都暴動を扇動し、魔女の力を用いて民を混乱に陥れた罪。これについて、弁明はあるか?」
カイルがニヤリと笑い、私に目配せをした。
『さあ、言え。自由になりたいんだろう?』という合図だ。
ええ、言いますとも。
私は大きく息を吸い込み、朗々と言い放った。
「弁明はありません。……すべて、事実ですわ」
会場がざわめく。
「認めたぞ!」「やはり魔女だったのか!」という声が上がる。
「私はヴァルモン家に伝わる『魔女の血』を引く者。昨夜の暴動も、私の力が暴走した結果……あるいは、私が意図的に引き起こしたものかもしれません」
私は伏し目がちに、悲劇の悪女を演じた。
「こんな危険な女が、王太子殿下の隣にいるなどあってはなりません。ですから……どうかこの場で、婚約無効を宣言してください」
言った。言ってやった。
これで決まりだ。
カイルが高笑いをする。
「聞いたか、兄上! 彼女自身が認めたぞ! これで婚約は破棄だ。魔女は地下牢へ、そして兄上の『見る目』のなさも問わせてもらう!」
カイルは勝利を確信し、周囲の貴族たちに同意を求めた。
だが。
レオンハルトだけは、静かだった。
彼は私をじっと見つめ、そのアイスブルーの瞳に、深い、深海のような慈愛を湛えていた。
「……リュシア」
彼は一歩、私に近づいた。
「君は、どこまで私を守れば気が済むんだ?」
はい?
「君が昨夜、何をしたか。ここにいる全員が知っているわけではないかもしれない。……だが、真実は隠せない」
レオンハルトが指を鳴らすと、大聖堂の壁面に巨大なホログラム映像が投影された。
それは、昨夜の王都の様子を記録した《記録石》の映像だった。
映し出されたのは、バルコニーで仁王立ちする私の姿。
『お黙りなさいッ!』
『生きたいなら私の命令に従いなさい!』
『請求書を送りなさい! 私が全額払って差し上げますわ!』
私の悪態と、それによって統率され、整然と避難する民衆の姿が、鮮明に流れる。
さらに、崩れ落ちる瓦礫から子供を庇うために、私が結界を展開した瞬間も。
「……これは」
貴族たちが息を呑む。
「口では悪辣な言葉を吐きながら、その行動は慈愛そのもの。君は自らが『恐怖の対象』となることで、パニックを収束させ、数万の命を救ったのだ」
レオンハルトはカイルに向き直り、冷徹に告げた。
「カイル。お前が提出した『リュシアが暴動を扇動した証拠』とやらだが……これを見たまえ」
映像が切り替わる。
映し出されたのは、地下水路でカイルが怪しげな男たちに金を渡しているシーンだった。
さらに、セレナに『竜の血』を渡している決定的瞬間まで。
「なっ……!? いつの間に!?」
カイルが狼狽する。
「私の婚約者は優秀でね。彼女が指導した神殿監査局と、私が放った『影』が連携し、お前の動きをすべて記録していたのだ」
レオンハルトは私を見た。
「リュシア。君は知っていたな? 自分が無実であることも、カイルの陰謀の証拠がすでに私の手にあることも」
知りません。初耳です。
「それなのに、君はあえて『私がやりました』と言った。なぜか?」
レオンハルトの声が震える。感動で。
「それは、弟であるカイルを公衆の面前で断罪する苦しみを、私に味わわせないためだろう? 君が泥を被って『悪役』になれば、この騒動は『魔女の暴走』として処理され、王家の骨肉の争いは隠蔽できる……」
違います。単に婚約破棄したかっただけです。
「私のために、王家の名誉のために、君は自らを犠牲にして、地下牢へ行こうとした……! なんという、海より深い献身だ!」
ドクン!!
今までで一番大きな音が、彼の胸から響いた。
大聖堂のステンドグラスが一斉に震え、太陽の光が一点に収束するように、レオンハルトの胸元を照らす。
【星冠値:99 → 100】
カッ!!
世界が白く染まった。
まばゆい光が二人を包み込み、空中に巨大な魔法陣が展開される。
それはアステリア王国の国章であり、契約の完了を示す刻印だった。
「100……! カンストしたぞ!」
「伝説の『真実の愛』だ!」
「星が、二人を祝福している!」
参列者たちが立ち上がり、歓声を上げる。
カイルはその光に焼かれるように後ずさり、「ば、バカな……ありえない……」とへたり込んだ。
光の中、私の脳内に無機質なシステム音声のようなものが響いた。
『星冠値100到達を確認。』
『対象:リュシア・ヴァルモンを【国家最重要基幹システム:王妃】として登録します。』
『これより、対象者の自由意思による契約破棄は不可能となります。』
『生存権、移動権、婚姻の自由は、すべて国家存続のために最適化されます。』
……は?
最適化? 自由意思による破棄不可能?
光が収まると、私の左手の薬指に、見たこともないほど巨大なダイヤモンド(というか星の欠片?)の指輪が嵌められていた。
外そうとしても、皮膚と一体化しているかのようにびくともしない。
「……リュシア」
レオンハルトが私の手を取り、指輪に口づけをした。
彼の瞳は、もはや「溺愛」という生易しいものではなかった。
それは、神が信徒を見るような、絶対的な崇拝と、永遠の執着。
「誓約は完成した。君はもう、私の婚約者ではない」
「えっ? じゃあ破棄……」
「君は、この国の『心臓』になったのだ」
レオンハルトは恍惚とした表情で宣言した。
「星冠値100。これは君の魂が、アステリア王国の魔術基盤と統合されたことを意味する。君が悲しめば国は雨を降らせ、君が笑えば大地は豊かになる。……君がいなくなれば、この国は崩壊する」
「……はい?」
「つまり、君はもう二度と、私から逃げることはできない。君の命は、国の命そのものになったのだから」
詰んだ。
完全に、詰んだ。
婚約破棄どころか、私は人間をやめて「国のインフラ」になってしまったらしい。
議長が震える声で判決を下す。
「審議の結果……リュシア嬢の無罪、ならびに王太子妃としての正式な登録を認めます! そしてカイル殿下は……国家反逆罪として拘束せよ!」
カイルが衛兵に引きずられていく。
彼は去り際に、私を見て狂ったように叫んだ。
「逃げられないぞ! その指輪は呪いだ! 一生、愛という名の牢獄に繋がれるんだ!」
その言葉だけは、正しかったかもしれない。
大歓声と拍手の嵐の中、私はレオンハルトに抱きしめられながら、虚空を見つめた。
「……終わらせたかったのに」
私の口から、乾いた笑いが漏れる。
「なんで、始まっちゃうのよ……永遠が」
レオンハルトは幸せそうに微笑んだ。
「さあ、リュシア。これからは本当の意味で一心同体だ。……まずは新居(王宮の最奥にある絶対安全区画)へ行こうか」
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