29 / 31
第二十九話 結婚式は契約式。誓いの言葉は、私たちのもの
しおりを挟む
そして迎えた、運命の日。 ルミナリア王国の王宮広場は、建国以来最大とも言える熱気に包まれていた。
空は突き抜けるような青。 広場を埋め尽くすのは、色とりどりの花々と、数えきれないほどの市民たち。 彼らの手には、国旗と共に「祝・最強夫婦」「新しい時代の幕開け」と書かれた小旗が握られている。
そう。今日は私、リディア・エルヴァインと、アシュ・ヴァレンシュタイン宰相による『国法婚式(ステート・ウェディング)』の挙行日だ。
「……リディア。準備はいいか?」
控室の扉が開き、アシュ様が入ってきた。 その姿を見た瞬間、私は息を呑んだ。 いつもの黒い宰相服ではない。今日の彼は、純白のタキシードに身を包んでいる。銀色の髪は丁寧に整えられ、胸元には私の瞳と同じ色のサファイアのブローチが輝いている。 まるで童話の中から抜け出してきた王子様のようだ。
「……似合いすぎですわ、アシュ様。これでは私のドレスが霞んでしまいます」
私が冗談めかして言うと、アシュ様は私の前に歩み寄り、膝をついて私の手を取った。
「あり得ない仮定だ。……今日の君は、太陽そのものだ。直視すると網膜が焼けるほど美しい」
アシュ様は真剣な顔で言った。 『嘘がつけない契約』があるから、これは彼の本心だ。 今日の私のドレスは、伝統的なレースを使いつつも、動きやすさと凛とした美しさを追求したマーメイドライン。頭にはティアラではなく、白い薔薇とリボンのヘッドドレスを飾っている。
「……ありがとうございます。あなたにそう言っていただけるのが、何よりの自信になります」
私が微笑むと、アシュ様は立ち上がり、私をエスコートするために腕を差し出した。
「行こう。新しい時代の契約式だ。……君との愛を、世界に刻みつけに行くぞ」
◇
ファンファーレが鳴り響き、私たちは大階段の上に姿を現した。
ワァァァァァッ!! 地響きのような歓声が広場を揺らす。 教会の厳粛で静かな式とは大違いだ。ここにあるのは、民衆の熱気と、自由な祝福の声だけ。
私たちは階段をゆっくりと下り、広場の中央に設けられた『誓約の台座』へと向かった。 そこには神父も神官もいない。 あるのは、一冊の分厚い本――『ルミナリア国法全書』と、立会人である国王陛下だけだ。
「これより、宰相アシュとリディアの国法婚式を執り行う!」
陛下の宣言が響く。 アシュ様と私は向かい合い、互いの手を取った。
「通常なら、ここで神への誓いを立てるところだが……」
アシュ様が民衆に向かって語りかける。
「我々は神には誓わない。神は沈黙するだけで、我々の人生に責任を持ってはくれないからだ」
会場から笑いと拍手が起きる。 かつての「神託騒動」を皮肉ったジョークだ。
「我々が誓うのは、この国の法と、そして何より……目の前のパートナーに対してのみだ」
アシュ様は私に向き直った。 その瞳が、熱く揺れている。
「リディア・エルヴァイン。私は君と『契約』を結びたい」
彼は懐から、一枚の羊皮紙を取り出した。 それは先日、私が一度は「重い」と言って逃げ出し、その後「やっぱり受ける」と決めた、あの修正版の契約書だ。
「第一条。私は生涯、君を最優先事項(トップ・プライオリティ)とする。国家の危機よりも、君の涙一つを重大事案として扱う」
会場から「ヒュー!」という冷やかしの声が飛ぶ。 私は顔が熱くなるのを感じながら、彼の言葉を待った。
「第二条。私は君の自由を尊重する。ただし、君が転びそうな時は、必ずその前に私が地面に滑り込む」
クスクスという笑い声。 でも、彼の目は真剣そのものだ。
「第三条。……私は、君を愛し抜く。論理も、合理性も超えて。私の心臓が動く限り、この感情(バグ)を永遠に抱き続けることを誓う」
アシュ様の声が、微かに震えた。 それは、どんな詩人の言葉よりも美しく、私の胸に響いた。
「……承認しますか、リディア?」
問いかけに、私は大きく頷いた。 そして、今度は私が懐から扇子を取り出した。 その裏には、私がこっそり書いてきた『誓いの言葉』がある。
「承認します。……ただし、私からの追加条項がありますわ」
私は扇子を開き、高らかに宣言した。
「第一条! 喧嘩をした時は、その日のうちに仲直りのハグをすること! 論理的解決よりも、スキンシップを優先してください!」
アシュ様が目を丸くし、それから嬉しそうに頷いた。 「第二条! どんなに忙しくても、おやつタイムは一緒に取ること! あなたの糖分管理は、私が責任を持って行います!」
会場の女性たちから「かわいいー!」という歓声が上がる。
「そして、第三条! ……私も、あなたを愛し抜きます。あなたが世界中を敵に回しても、私だけはあなたの隣で、最強の共犯者であり続けることを誓います!」
言い切った瞬間、涙が溢れてきた。 アシュ様も、感極まったように目を潤ませている。
「承認しますか、アシュ様?」
「……愚問だ。即時可決だ」
アシュ様は私を引き寄せた。 そして、私たちは誓いのキスを交わした。
その瞬間だった。
カッッッ!!!
私たちの左手の薬指にある『真実の誓約印』が、共鳴を起こし、太陽も霞むほどの強烈な閃光を放ったのだ。 それは単なるピンク色の光ではない。 虹色に輝くオーロラのような光の柱が、天に向かって立ち昇った。
「うわっ、眩しっ!?」 「目が、目がああ!」
最前列にいた国王陛下や、参列していたミレイユ様たちが、慌てて手で目を覆う。 宰相府の文官たちは、慣れた手つきで懐から『対閃光防御用サングラス』を取り出し、一斉に装着した。準備が良すぎる。
「こ、これは……」
アシュ様が唇を離し、驚愕して自分の手を見る。
「出力係数測定不能……。リディア、我々の愛のエネルギーは、どうやら物理法則を無視しているようだ」
「ふふっ。素敵じゃありませんか。これこそ、誰にも邪魔できない『最強の契約』の証ですわ!」
光の柱は雲を突き抜け、王都中のどこからでも見える祝砲となった。 これを見た人々は、後世まで語り継ぐだろう。 かつて氷と呼ばれた宰相と、悪役と呼ばれた令嬢が、世界で一番熱いキスをした日として。
◇
式の後は、王都を巡るパレードが行われた。 オープンカー仕様の馬車に乗り込み、私たちは手を振る。
沿道には、かつて私に石を投げようとした人たちもいたが、今は皆、笑顔で花吹雪を撒いてくれている。 ミレイユ様とニナが、工房の前で「おめでとうございます!」と書かれた巨大なクッキーを掲げていた。 その隣には、アシュ様の部下たちが「祝・リア充爆発(物理)」という横断幕を持って敬礼している。
「……いい景色だ」
アシュ様が、私の肩を抱きながら呟いた。
「君と出会う前、世界はただのモノクロームだった。管理すべきデータと、排除すべきノイズしかなかった。……だが今は、こんなにも色彩に溢れている」
彼は私の髪に口づけを落とした。
「ありがとう、リディア。君は私に、世界を愛することを教えてくれた」
「いいえ、アシュ様。……私が教えたのは『契約違反の楽しさ』だけですわ」
私が悪戯っぽく返すと、彼は楽しそうに笑った。
「違いない。……さて、リディア」
アシュ様の声色が、急に甘く、そして低くなった。 耳元に唇が寄せられる。
「式もパレードも、もうすぐ終わる。……この後は、公務も監査もない、完全なプライベートタイムだ」
「は、はい」
「先ほどの契約書には書かなかったが……『夜の執務』に関する条項も、そろそろ詰める必要があるのではないか?」
ドキン。 心臓が跳ね上がった。 『嘘がつけない』彼の言葉には、隠しきれない情熱と、男としての欲望が滲み出ている。 「そ、それは……その場の雰囲気による、変動相場制ということで……」
「却下だ。私は確実な成果を求めたい」
アシュ様の手が、私の腰をいやらしくなく、でも所有権を主張するように撫でた。
「覚悟しておけ。今夜は君を寝かせるつもりはない。……愛の言葉を、君が声を枯らすまで言わせてやる」
キャーッ! もう、なんてこと言うんですかこの氷(今は熱湯)の宰相様は! サングラスをかけた部下たちが、ニヤニヤしながらこちらを見ている気がする。
私は真っ赤になりながら、でも彼の胸に顔を埋めて、小さく頷いた。
「……お手柔らかにお願いしますわ、旦那様」
パレードの馬車は、夕日に染まる王都を駆け抜けていく。 私たちの「契約結婚」は、これにて円満に終了。 そしてここからは、契約書も印も必要ない、本物の愛の物語が始まるのだ。
めでたしめでたし――と言いたいところだけれど。 きっと明日からも、この不器用で愛おしい夫との、甘くて騒がしい「契約違反」な日常が続くに違いない。
次いきます。 ――今度は、ふたりで。
空は突き抜けるような青。 広場を埋め尽くすのは、色とりどりの花々と、数えきれないほどの市民たち。 彼らの手には、国旗と共に「祝・最強夫婦」「新しい時代の幕開け」と書かれた小旗が握られている。
そう。今日は私、リディア・エルヴァインと、アシュ・ヴァレンシュタイン宰相による『国法婚式(ステート・ウェディング)』の挙行日だ。
「……リディア。準備はいいか?」
控室の扉が開き、アシュ様が入ってきた。 その姿を見た瞬間、私は息を呑んだ。 いつもの黒い宰相服ではない。今日の彼は、純白のタキシードに身を包んでいる。銀色の髪は丁寧に整えられ、胸元には私の瞳と同じ色のサファイアのブローチが輝いている。 まるで童話の中から抜け出してきた王子様のようだ。
「……似合いすぎですわ、アシュ様。これでは私のドレスが霞んでしまいます」
私が冗談めかして言うと、アシュ様は私の前に歩み寄り、膝をついて私の手を取った。
「あり得ない仮定だ。……今日の君は、太陽そのものだ。直視すると網膜が焼けるほど美しい」
アシュ様は真剣な顔で言った。 『嘘がつけない契約』があるから、これは彼の本心だ。 今日の私のドレスは、伝統的なレースを使いつつも、動きやすさと凛とした美しさを追求したマーメイドライン。頭にはティアラではなく、白い薔薇とリボンのヘッドドレスを飾っている。
「……ありがとうございます。あなたにそう言っていただけるのが、何よりの自信になります」
私が微笑むと、アシュ様は立ち上がり、私をエスコートするために腕を差し出した。
「行こう。新しい時代の契約式だ。……君との愛を、世界に刻みつけに行くぞ」
◇
ファンファーレが鳴り響き、私たちは大階段の上に姿を現した。
ワァァァァァッ!! 地響きのような歓声が広場を揺らす。 教会の厳粛で静かな式とは大違いだ。ここにあるのは、民衆の熱気と、自由な祝福の声だけ。
私たちは階段をゆっくりと下り、広場の中央に設けられた『誓約の台座』へと向かった。 そこには神父も神官もいない。 あるのは、一冊の分厚い本――『ルミナリア国法全書』と、立会人である国王陛下だけだ。
「これより、宰相アシュとリディアの国法婚式を執り行う!」
陛下の宣言が響く。 アシュ様と私は向かい合い、互いの手を取った。
「通常なら、ここで神への誓いを立てるところだが……」
アシュ様が民衆に向かって語りかける。
「我々は神には誓わない。神は沈黙するだけで、我々の人生に責任を持ってはくれないからだ」
会場から笑いと拍手が起きる。 かつての「神託騒動」を皮肉ったジョークだ。
「我々が誓うのは、この国の法と、そして何より……目の前のパートナーに対してのみだ」
アシュ様は私に向き直った。 その瞳が、熱く揺れている。
「リディア・エルヴァイン。私は君と『契約』を結びたい」
彼は懐から、一枚の羊皮紙を取り出した。 それは先日、私が一度は「重い」と言って逃げ出し、その後「やっぱり受ける」と決めた、あの修正版の契約書だ。
「第一条。私は生涯、君を最優先事項(トップ・プライオリティ)とする。国家の危機よりも、君の涙一つを重大事案として扱う」
会場から「ヒュー!」という冷やかしの声が飛ぶ。 私は顔が熱くなるのを感じながら、彼の言葉を待った。
「第二条。私は君の自由を尊重する。ただし、君が転びそうな時は、必ずその前に私が地面に滑り込む」
クスクスという笑い声。 でも、彼の目は真剣そのものだ。
「第三条。……私は、君を愛し抜く。論理も、合理性も超えて。私の心臓が動く限り、この感情(バグ)を永遠に抱き続けることを誓う」
アシュ様の声が、微かに震えた。 それは、どんな詩人の言葉よりも美しく、私の胸に響いた。
「……承認しますか、リディア?」
問いかけに、私は大きく頷いた。 そして、今度は私が懐から扇子を取り出した。 その裏には、私がこっそり書いてきた『誓いの言葉』がある。
「承認します。……ただし、私からの追加条項がありますわ」
私は扇子を開き、高らかに宣言した。
「第一条! 喧嘩をした時は、その日のうちに仲直りのハグをすること! 論理的解決よりも、スキンシップを優先してください!」
アシュ様が目を丸くし、それから嬉しそうに頷いた。 「第二条! どんなに忙しくても、おやつタイムは一緒に取ること! あなたの糖分管理は、私が責任を持って行います!」
会場の女性たちから「かわいいー!」という歓声が上がる。
「そして、第三条! ……私も、あなたを愛し抜きます。あなたが世界中を敵に回しても、私だけはあなたの隣で、最強の共犯者であり続けることを誓います!」
言い切った瞬間、涙が溢れてきた。 アシュ様も、感極まったように目を潤ませている。
「承認しますか、アシュ様?」
「……愚問だ。即時可決だ」
アシュ様は私を引き寄せた。 そして、私たちは誓いのキスを交わした。
その瞬間だった。
カッッッ!!!
私たちの左手の薬指にある『真実の誓約印』が、共鳴を起こし、太陽も霞むほどの強烈な閃光を放ったのだ。 それは単なるピンク色の光ではない。 虹色に輝くオーロラのような光の柱が、天に向かって立ち昇った。
「うわっ、眩しっ!?」 「目が、目がああ!」
最前列にいた国王陛下や、参列していたミレイユ様たちが、慌てて手で目を覆う。 宰相府の文官たちは、慣れた手つきで懐から『対閃光防御用サングラス』を取り出し、一斉に装着した。準備が良すぎる。
「こ、これは……」
アシュ様が唇を離し、驚愕して自分の手を見る。
「出力係数測定不能……。リディア、我々の愛のエネルギーは、どうやら物理法則を無視しているようだ」
「ふふっ。素敵じゃありませんか。これこそ、誰にも邪魔できない『最強の契約』の証ですわ!」
光の柱は雲を突き抜け、王都中のどこからでも見える祝砲となった。 これを見た人々は、後世まで語り継ぐだろう。 かつて氷と呼ばれた宰相と、悪役と呼ばれた令嬢が、世界で一番熱いキスをした日として。
◇
式の後は、王都を巡るパレードが行われた。 オープンカー仕様の馬車に乗り込み、私たちは手を振る。
沿道には、かつて私に石を投げようとした人たちもいたが、今は皆、笑顔で花吹雪を撒いてくれている。 ミレイユ様とニナが、工房の前で「おめでとうございます!」と書かれた巨大なクッキーを掲げていた。 その隣には、アシュ様の部下たちが「祝・リア充爆発(物理)」という横断幕を持って敬礼している。
「……いい景色だ」
アシュ様が、私の肩を抱きながら呟いた。
「君と出会う前、世界はただのモノクロームだった。管理すべきデータと、排除すべきノイズしかなかった。……だが今は、こんなにも色彩に溢れている」
彼は私の髪に口づけを落とした。
「ありがとう、リディア。君は私に、世界を愛することを教えてくれた」
「いいえ、アシュ様。……私が教えたのは『契約違反の楽しさ』だけですわ」
私が悪戯っぽく返すと、彼は楽しそうに笑った。
「違いない。……さて、リディア」
アシュ様の声色が、急に甘く、そして低くなった。 耳元に唇が寄せられる。
「式もパレードも、もうすぐ終わる。……この後は、公務も監査もない、完全なプライベートタイムだ」
「は、はい」
「先ほどの契約書には書かなかったが……『夜の執務』に関する条項も、そろそろ詰める必要があるのではないか?」
ドキン。 心臓が跳ね上がった。 『嘘がつけない』彼の言葉には、隠しきれない情熱と、男としての欲望が滲み出ている。 「そ、それは……その場の雰囲気による、変動相場制ということで……」
「却下だ。私は確実な成果を求めたい」
アシュ様の手が、私の腰をいやらしくなく、でも所有権を主張するように撫でた。
「覚悟しておけ。今夜は君を寝かせるつもりはない。……愛の言葉を、君が声を枯らすまで言わせてやる」
キャーッ! もう、なんてこと言うんですかこの氷(今は熱湯)の宰相様は! サングラスをかけた部下たちが、ニヤニヤしながらこちらを見ている気がする。
私は真っ赤になりながら、でも彼の胸に顔を埋めて、小さく頷いた。
「……お手柔らかにお願いしますわ、旦那様」
パレードの馬車は、夕日に染まる王都を駆け抜けていく。 私たちの「契約結婚」は、これにて円満に終了。 そしてここからは、契約書も印も必要ない、本物の愛の物語が始まるのだ。
めでたしめでたし――と言いたいところだけれど。 きっと明日からも、この不器用で愛おしい夫との、甘くて騒がしい「契約違反」な日常が続くに違いない。
次いきます。 ――今度は、ふたりで。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
【完結】英雄様、婚約破棄なさるなら我々もこれにて失礼いたします。
紺
ファンタジー
「婚約者であるニーナと誓いの破棄を望みます。あの女は何もせずのうのうと暮らしていた役立たずだ」
実力主義者のホリックは魔王討伐戦を終結させた褒美として国王に直談判する。どうやら戦争中も優雅に暮らしていたニーナを嫌っており、しかも戦地で出会った聖女との結婚を望んでいた。英雄となった自分に酔いしれる彼の元に、それまで苦楽を共にした仲間たちが寄ってきて……
「「「ならば我々も失礼させてもらいましょう」」」
信頼していた部下たちは唐突にホリックの元を去っていった。
微ざまぁあり。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる