37 / 75
37.具体的に聴きに行こう!
しおりを挟む
周りが騒がしく、うれしそうになってきた。
そうだった。
今日、私が動画を完成したのと、昨日のコンサートの成功を祝して、打ち上げだ。
近所の喫茶店で、ささやかなパーティー! モリあがる!
けど、私は同じ気分になれない。
「うさぎ、何で掃除ロッカーの前でかたまってうなってるの?」
ツッコまれた。またアンナだよ。
「あのロボルケーナとやらのこと、気になる?」
分かっちゃうんだ。
「そりゃ、あんたのこと良く見てるからね」
ありがたい、と言うべき物なのかな。
「私が勝手に面白がってるだけ。
気にするな」
そう言うもの、なのかな?
私たちの様子に、周囲も気づき始めたみたいだよ。
「アンナ、うさぎ、今日は掃除いらないんじゃないの?」
続いて。
「「「そうだそうだ」」」
大合唱。
参加していないでコンワクしてるのは、2人だけ。
しのぶ、みづき。
見ておきなさい。
シャイニー☆シャウツはこういう時に一番団結するの。
「僕は、お先に失礼したいんだが」
帰りたいのは白部長、シャイニー☆シャウツにもいる。
「いいよな、パーティ行けるやつは」
夜間部組もいる。
「俺はこれから授業だ」
昼間働いて、夜勉強する人たち。
その合間をぬって、参加しているんだ。
「何をおっしゃるっす!」
筋金くんが叫んだ!
「こっちこそ、お世話になったっす!
そんなあなたたちにこそ、打ち上げはふさわしい!
我々は、変なものがでないか、調べに行くっす!
問題なければ、お礼としてお持ちするっす!」
その答えに、白部長たちは満足したみたい。
「いいね、楽しみだ」
今日はみんな、私のアフレコを見てるかゲームしてただけだ。
この後のために、メイクしてるのもいる。
私がロッカー前にいるのは、いつものクセで。
だけど・・・・・・。
「ごめん。私、行きたいところができた」
ええっ、とまた大合唱。
「ロボルケーナのこと、そんなに気になるの?
呼ばれてもいないのに行くの?」
アンナ、達美さんと武志さんは、呼ばれてもこっちに来れないんだよ。
「それに、朱墨ちゃんのメンツもつぶしてるから?」
それもあるね。
「なになに、なんの話し?」
フンイキでさっしたのか、月島さんが聴いてきた。
「昨日あったムカツク暗号世界貴族さまが、今日もムカツクことしてる。って話し」
アンナ、言い方!
「それに、うさぎちゃんが行かなきゃいけない事情ができたの?」
ハッキリ言えば、ない。
別に騒ぎにもなってないんだし、抗議の手紙一枚ですむことかもしれない。
だけど・・・・・・。
「相手は、仕事がなくても自分で作る、暗号世界貴族ですよ。
うさぎがこんな近くにいるのに顔もださないなんて、本気を疑われるかもしれない」
アンナ、そんなに私の考えを読まないで!
ケンカゴシに解釈しないで!
「なるほど!」
分かっちゃうんだ。筋金くん。
「もうバカな仕事をさせないために、ガツン、と言うわけっすね!」
意味的にはそうだけど。
なんとも痛快そうに言われると、まちがえたような気になる。
何でだろ?
「しのぶちゃんとみつきくんは、連れていくっすよ。料理のテイクアウトもたせるっす」
よかった。
さすが私の信頼したイラストレーター、筋金くんだ!
「じゃあ、あとよろしくね。
私の分まで楽しんでね!」
あれっ、そういえば・・・・・。
キーンコーンカーン
「ヤバッ! もう5時半だよ!」
そうだね。
夜間部はこれからはじまるんだ。
「遅いかもじゃん!」
かけだす夜間部組。
私も鞄を引っ付かんで、その流れにのった!
流れのなかで、電話をかける。
プロウォカトルに、公用車で迎えにきてもらう。
これはきっと仕事になるし。
(そう言えば)
前に、ロボットのパイロットなのに車の運転ができないのは、日本社会のいびつさだと考えたことがあった。
これから、家に帰って着替える。
いくら制服が学生さんの一番の正装でも、2日連続。しかも汗まみれはマズいだろうね。
向こうに着いてから門前払いされても、かまうもんか!
こっちは2日連続のプンプン怒りモードなの!
姿を見せるだけで、ムカツク暗号世界貴族さまを震え上がらせてやる!
そうだった。
今日、私が動画を完成したのと、昨日のコンサートの成功を祝して、打ち上げだ。
近所の喫茶店で、ささやかなパーティー! モリあがる!
けど、私は同じ気分になれない。
「うさぎ、何で掃除ロッカーの前でかたまってうなってるの?」
ツッコまれた。またアンナだよ。
「あのロボルケーナとやらのこと、気になる?」
分かっちゃうんだ。
「そりゃ、あんたのこと良く見てるからね」
ありがたい、と言うべき物なのかな。
「私が勝手に面白がってるだけ。
気にするな」
そう言うもの、なのかな?
私たちの様子に、周囲も気づき始めたみたいだよ。
「アンナ、うさぎ、今日は掃除いらないんじゃないの?」
続いて。
「「「そうだそうだ」」」
大合唱。
参加していないでコンワクしてるのは、2人だけ。
しのぶ、みづき。
見ておきなさい。
シャイニー☆シャウツはこういう時に一番団結するの。
「僕は、お先に失礼したいんだが」
帰りたいのは白部長、シャイニー☆シャウツにもいる。
「いいよな、パーティ行けるやつは」
夜間部組もいる。
「俺はこれから授業だ」
昼間働いて、夜勉強する人たち。
その合間をぬって、参加しているんだ。
「何をおっしゃるっす!」
筋金くんが叫んだ!
「こっちこそ、お世話になったっす!
そんなあなたたちにこそ、打ち上げはふさわしい!
我々は、変なものがでないか、調べに行くっす!
問題なければ、お礼としてお持ちするっす!」
その答えに、白部長たちは満足したみたい。
「いいね、楽しみだ」
今日はみんな、私のアフレコを見てるかゲームしてただけだ。
この後のために、メイクしてるのもいる。
私がロッカー前にいるのは、いつものクセで。
だけど・・・・・・。
「ごめん。私、行きたいところができた」
ええっ、とまた大合唱。
「ロボルケーナのこと、そんなに気になるの?
呼ばれてもいないのに行くの?」
アンナ、達美さんと武志さんは、呼ばれてもこっちに来れないんだよ。
「それに、朱墨ちゃんのメンツもつぶしてるから?」
それもあるね。
「なになに、なんの話し?」
フンイキでさっしたのか、月島さんが聴いてきた。
「昨日あったムカツク暗号世界貴族さまが、今日もムカツクことしてる。って話し」
アンナ、言い方!
「それに、うさぎちゃんが行かなきゃいけない事情ができたの?」
ハッキリ言えば、ない。
別に騒ぎにもなってないんだし、抗議の手紙一枚ですむことかもしれない。
だけど・・・・・・。
「相手は、仕事がなくても自分で作る、暗号世界貴族ですよ。
うさぎがこんな近くにいるのに顔もださないなんて、本気を疑われるかもしれない」
アンナ、そんなに私の考えを読まないで!
ケンカゴシに解釈しないで!
「なるほど!」
分かっちゃうんだ。筋金くん。
「もうバカな仕事をさせないために、ガツン、と言うわけっすね!」
意味的にはそうだけど。
なんとも痛快そうに言われると、まちがえたような気になる。
何でだろ?
「しのぶちゃんとみつきくんは、連れていくっすよ。料理のテイクアウトもたせるっす」
よかった。
さすが私の信頼したイラストレーター、筋金くんだ!
「じゃあ、あとよろしくね。
私の分まで楽しんでね!」
あれっ、そういえば・・・・・。
キーンコーンカーン
「ヤバッ! もう5時半だよ!」
そうだね。
夜間部はこれからはじまるんだ。
「遅いかもじゃん!」
かけだす夜間部組。
私も鞄を引っ付かんで、その流れにのった!
流れのなかで、電話をかける。
プロウォカトルに、公用車で迎えにきてもらう。
これはきっと仕事になるし。
(そう言えば)
前に、ロボットのパイロットなのに車の運転ができないのは、日本社会のいびつさだと考えたことがあった。
これから、家に帰って着替える。
いくら制服が学生さんの一番の正装でも、2日連続。しかも汗まみれはマズいだろうね。
向こうに着いてから門前払いされても、かまうもんか!
こっちは2日連続のプンプン怒りモードなの!
姿を見せるだけで、ムカツク暗号世界貴族さまを震え上がらせてやる!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる