緊急! 超獣鋼猟 ウイークエンダー・ラビット ~パーフェクト朱墨の山~

リューガ

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37.具体的に聴きに行こう!

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 周りが騒がしく、うれしそうになってきた。
 そうだった。
 今日、私が動画を完成したのと、昨日のコンサートの成功を祝して、打ち上げだ。 
 近所の喫茶店で、ささやかなパーティー! モリあがる!
 けど、私は同じ気分になれない。
「うさぎ、何で掃除ロッカーの前でかたまってうなってるの?」
 ツッコまれた。またアンナだよ。
「あのロボルケーナとやらのこと、気になる?」
 分かっちゃうんだ。
「そりゃ、あんたのこと良く見てるからね」
 ありがたい、と言うべき物なのかな。
「私が勝手に面白がってるだけ。
 気にするな」
 そう言うもの、なのかな?
 私たちの様子に、周囲も気づき始めたみたいだよ。
「アンナ、うさぎ、今日は掃除いらないんじゃないの?」
 続いて。
「「「そうだそうだ」」」
 大合唱。
 参加していないでコンワクしてるのは、2人だけ。
 しのぶ、みづき。
 見ておきなさい。
 シャイニー☆シャウツはこういう時に一番団結するの。

「僕は、お先に失礼したいんだが」
 帰りたいのは白部長、シャイニー☆シャウツにもいる。
「いいよな、パーティ行けるやつは」
 夜間部組もいる。
「俺はこれから授業だ」
 昼間働いて、夜勉強する人たち。
 その合間をぬって、参加しているんだ。
「何をおっしゃるっす!」
 筋金くんが叫んだ!
「こっちこそ、お世話になったっす!
 そんなあなたたちにこそ、打ち上げはふさわしい!
 我々は、変なものがでないか、調べに行くっす! 
 問題なければ、お礼としてお持ちするっす!」
 その答えに、白部長たちは満足したみたい。
「いいね、楽しみだ」

 今日はみんな、私のアフレコを見てるかゲームしてただけだ。
 この後のために、メイクしてるのもいる。
 私がロッカー前にいるのは、いつものクセで。
 だけど・・・・・・。
「ごめん。私、行きたいところができた」
 ええっ、とまた大合唱。
「ロボルケーナのこと、そんなに気になるの?
 呼ばれてもいないのに行くの?」
 アンナ、達美さんと武志さんは、呼ばれてもこっちに来れないんだよ。
「それに、朱墨ちゃんのメンツもつぶしてるから?」
 それもあるね。
「なになに、なんの話し?」
 フンイキでさっしたのか、月島さんが聴いてきた。
「昨日あったムカツク暗号世界貴族さまが、今日もムカツクことしてる。って話し」
 アンナ、言い方!
「それに、うさぎちゃんが行かなきゃいけない事情ができたの?」
 ハッキリ言えば、ない。
 別に騒ぎにもなってないんだし、抗議の手紙一枚ですむことかもしれない。
 だけど・・・・・・。
「相手は、仕事がなくても自分で作る、暗号世界貴族ですよ。
 うさぎがこんな近くにいるのに顔もださないなんて、本気を疑われるかもしれない」
 アンナ、そんなに私の考えを読まないで!
 ケンカゴシに解釈しないで!
「なるほど!」
 分かっちゃうんだ。筋金くん。
「もうバカな仕事をさせないために、ガツン、と言うわけっすね!」
 意味的にはそうだけど。
 なんとも痛快そうに言われると、まちがえたような気になる。
 何でだろ?
「しのぶちゃんとみつきくんは、連れていくっすよ。料理のテイクアウトもたせるっす」
 よかった。
 さすが私の信頼したイラストレーター、筋金くんだ!
「じゃあ、あとよろしくね。
 私の分まで楽しんでね!」
あれっ、そういえば・・・・・。

キーンコーンカーン


「ヤバッ! もう5時半だよ!」
 そうだね。
 夜間部はこれからはじまるんだ。
「遅いかもじゃん!」
 かけだす夜間部組。
 私も鞄を引っ付かんで、その流れにのった!
 流れのなかで、電話をかける。
 プロウォカトルに、公用車で迎えにきてもらう。
 これはきっと仕事になるし。

(そう言えば)
 前に、ロボットのパイロットなのに車の運転ができないのは、日本社会のいびつさだと考えたことがあった。

 これから、家に帰って着替える。
 いくら制服が学生さんの一番の正装でも、2日連続。しかも汗まみれはマズいだろうね。 
 向こうに着いてから門前払いされても、かまうもんか!
 こっちは2日連続のプンプン怒りモードなの!
 姿を見せるだけで、ムカツク暗号世界貴族さまを震え上がらせてやる!
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