異世界転生したら生まれた時から神でした

うた♪♪

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第1章

緊急事態

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ユイが仲間に加わって2日後
俺たちはギルドに来ていた。
みんなの冒険者登録と俺のSランクの冒険者カードを受け取るためだ。
受付のお姉さんが冒険者についての説明をしてくれた。

・冒険者にはランクがある
SSランク>Sランク>Aランク>Bランク>Cランク>Dランク>Eランク>Fランク
の順番だそうだ

・冒険者は依頼をクリアすると報酬が貰える
・依頼は自分のランクのひとつ上のランクまで受けることが出来る

・3回連続で失敗すると1週間依頼を受けられなくなる

・緊急事態などの場合は冒険者カードから緊急事態宣言が発令される
そしてお姉さんは俺に冒険者カードを渡す前に言った。

「エリック様。こちらが冒険者カードです。最後にこちらに血を垂らして完了です。」

言われた通りに血を垂らすと冒険者カードが淡く光った。
ほかの4人も同じようにして冒険者カードを受け取った。

「ありがとうございました」

と言ってギルドをあとにした。
依頼は明日から受けるので今日は宿でゆっくりすることになっていた。



そして今は宿のベッドでゴロゴロしている。

「30分くらいしたら誰か起こしてー」

そう言って俺は眠りについた
10分も寝てなかっただろうか。いきなりサイレンが鳴り出した。

『冒険者に通達、冒険者に通達!北からワイバーンの群れが王都に向かっています!これにより緊急事態宣言を発令します!冒険者は北門に集まってください!』

「何それ?いきなり緊急事態かよ!てかワイバーンってなに?」

デモンが答えてくれた

「ワイバーンとは竜の魔物です。普段は北の寒い場所で暮らしているはずなのですが・・・」

「まぁいい。とりあえず北門に瞬間移動だ!」



北門につくと信じられない光景が広がっていた。
あたり一面火の海になっていたのだ

「おいおいまじかよ」

集まっている冒険者は俺たちとギルマスだけだった。 

「なんで俺たちだけなの?」

「相手がワイバーンだからじゃよ。ワイバーンは下級と言ってもドラゴン。群れになれば王都くらい簡単に潰せる力を持っておる」

「そんな危険な魔物がどうしてここに?」

「わしに聞かれても困る。でもやることはひとつ、殲滅するしかないのぉ~」

すると3体のワイバーンがブレスを撃ってきた。
俺はすぐに結界神を張ってブレスを防いだ。

「お主あのワイバーンのブレスを軽々と止めおったのか?」

「そうですけど・・・?」

すると止められたのが悔しかったのか今度は5体で突っ込んできた。
俺は風魔法のハイウィンドウをドラゴンに向けて半分以下の力で撃った。
するとドラゴンは体制を崩した。
その隙を俺は見逃さなかった。
すかさず火魔法のファイヤービームを撃った。
するとその5体のドラゴンは爆発し、煙が消えるといなくなっていた。
あと10体ほどいる。

「めんどいし一気に片付けるか!」

「何をする気じゃ?」

まずは王都の周りに結界を2重に張る。その後にすごく手加減して火魔法を撃った。

「エクスプロージョン!!!」

エクスプロージョンは火属性の魔法の中で1番破壊力がある魔法だ。
その魔法に耐えられるドラゴンはいるはずもなく視界が開けた時にはその先には何も無かった。

「公爵様、すいません」

一応謝っておいた。

「いや、いいのじゃが・・・・・・」

公爵様は混乱していた。無理もないけど

「直した方がいいよな?」 

なので俺は創造神で森を作った。

「な、何じゃ!?このちからは!」

そりゃぁびっくりするわな。
いきなり現れたドラゴンを5分程で殲滅し、地面を抉っておいてその後に森を作るという光景は実にカオスだ。

「よし!終わったし宿に戻るか!」

「ま、待ってくれんか?1回ギルドに来て欲しい」
「わかりました。」

俺は4人と1匹を宿に瞬間移動させて二人でギルドに向かった。



今はギルマスの部屋にいる。

「まずはドラゴンを殲滅し、この王都を守ってくれてありがとう!」 

「いえいえ、暇だったので良かったです。」

「え?・・・こ、こほん。そしてこれが今回の臨時報酬だ。」

少し大きめのケースの中には大銅貨が55枚入っていた。

「こ、こんなに貰えるんですか?」

「もちろんだ。もしこの王都が潰れていたらこれよりかなり多くの被害が出ていただろう。それに比べたら随分とマシなほうじゃよ」

「あ、ありがとうございます。」

俺は渋々受け取る

「それともうひとつ用事がある。ここのダンジョンに行ってほしい。」

「ダンジョンに?なんで?」

「ここのダンジョンに出る魔物の強さがおかしいのじゃ。それにこのダンジョンの地下にはドラゴンが眠っているとされている。その為に調査に行った冒険者の中で帰ってきたものは一人もいない。だからお主に頼んだのじゃ。引き受けてくれるか?」

「明日からでいいならいいですよ」

「それは別に構わない。報酬は金貨10枚じゃ。」

「了解しました。ではこれで」

「おう!今日はありがとな!」

俺は一礼してギルドをあとにした。



「ということだが一緒に行くか?」

今は宿に帰って、みんなに事情を話している。

「もちろん!私も一緒に行く!」

「他のみんなはどう?」

「お供させてもらいます主」 

「マリも行きまーす!」

「ユイも行くー!」

「ニヤぉー!」

「ということで出発は明日だからそれまでは自由だ。よし!かいさーん!」

と言ってみんなは自分がやりたいことを始めた。

「どんな魔物がいるのかな?」

俺は少しテンションがあがっていた




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