異世界転生したら生まれた時から神でした

うた♪♪

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第2章

王城

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ここは王城に入るための4つの門のうちの北門。俺たちは今回、来賓という形になるらしいのでエリンが乗っている馬車に乗せられた。
エリンが乗るための馬車のため、そこまでスペースはなく全員か座れなかったが、黒龍が眠そうにしていたので俺の膝の上に座ることでその問題は解決した。乗ってすぐに寝てしまったが......
そして俺の横にはマリが座り、正面にエリンとルル、そしてユイが座っている。
エリンはユイのことを気に入ったらしく馬車に乗ってからユイにずっとくっついて、時々ほっぺをつんつんしたりして遊んでいる。

「やっぱり王女の馬車なだけあって中も豪華だなー!」

「私もおじ様の馬車に乗ったことあるけど、ここまで豪華ではなかったよ!」

「お父さんは派手なのはあんまり好きじゃないからなぁ」

「ユイちゃんかわいいですぅ!つんつん!」

「エリンちゃん、くすぐったいよぉー!」

普段はそこまで表情を表に出さないユイもくすぐったいからか笑っていて楽しそうだ。

「すぅー、すぅー」

黒龍はこんなに周りがはしゃいでいるのに起きる気配がない。ちなみに黒龍は昼寝を挟まないと1日もたないらしい。

(ふふっ、子供だな)

そんなことを思っていると.........

ゴツン!

「あがっ!」

「だ、大丈夫ですか!ご主人様っ!」

「あぁ、なんとか...」

ただ動いただけなのか、何かを感じ取ったのかは分からないが、俺のあごに黒龍の頭がクリーンヒットした。

「エリック、また失礼なこと考えてたでしょ?」

「そんなことはないぞ。子供だなって思っただけだよ!」

「他には?」

「昼寝をしないと1日もたない......とか?」

「それだよ!龍は第六感が優れてるから人の考えてることが直感的に分かるんだよー」

「へぇー、そうなのか!」

「り、龍です?」

やっべ!エリンには黒龍のことを説明してなかった!エリンには聞こえないように名前を呼んでたから......
俺は助け舟を求めてルルをちらっと見る。

「い、いやぁー、この子は小さい頃から龍とかに憧れてて、龍に会いたい!とか言ってたからで...あははは」

「龍かぁー。たしかにかっこいいかもです!私も龍さんに会ってみたいです!」

よかったぁー!エリンが素直な子で良かったー!騙す感じになったからちょっと申し訳ないけど......

「そう言えばさぁ、エリンってどこに行ってたんだ?」

「王都の北にある森を抜けたところに領地を持っているゲイル伯爵の所に行ってたです。ゲイル伯爵の次女のメルちゃんに会いに行ってたです!」

ゲイル伯爵とはゲイル・ミラ・エリストロ伯爵のことで、お父さんとも親交が深く、俺も何度か会ったことがある。
すごく優しい人だが服では隠せきれないほどの筋肉があり、暇だったらゲイル伯爵の領地の東側にある森に魔物を狩りに行くという結構破天荒な人だ。ちなみにゲイル伯爵も政治に少し関わっている。エリックたちは知らないが。

「メルなら俺もあったことがあるよ」

「そんなんです?」

「うん。お父さんとゲイル伯爵の仲がいいから伯爵の家にお父さんと行ったりしたことがあってその時に何回か話したことがあるよ」

「意外な繋がりがあったです!あ、明日くらいにゲイル伯爵とメルちゃんが王都に来るらしいです!」

「へぇー。ゲイル伯爵は分かるけどなんでメルまで?」

「そこはわからないです」

「ま、そうだよなぁ」

すると外からレクトさんが声をかけてきた。

「もうすぐ王城の正面入口に着きます!」

「ありがとうです、レクトさん」

それから5分ほど雑談をしていると馬車が止まった。ちなみに黒龍は勝手に起きてすごいテンションで話していた。

「皆様、正面入口に到着しました」

レクトさんがそう言いながら馬車の扉を開ける。馬車を降りると10数人ほどのメイドや執事が左右に並んでいる。そして中央にいるのはエリンの父であり、この国の王であるレクト・ミラ・リエルタだ。

「ようこそじゃ、エリックにそのお連れの方達も」

「お父様っー!」

エリンが馬車から降りた途端陛下の方へ走っていき、抱きついた。

「おぉ、エリン!無事じゃったか!?」

「はいです!エリくんが助けてくれたです!」

「そうかそうか。......エリックよ」

「はい!」

流石に陛下に対していつも通りの態度をとる度胸はない。

「まずは礼を。エリンを助けてくれてありがとう!」

陛下がエリンを抱きしめたまま頭を下げた。これには俺だけでなく周りの従者の人たちもびっくりしている。

「へ、陛下!頭をあげてください!」

「いや、これはエリンの父としてじゃ。本当にありがとう!」

「頭をあげてください!気持ちはちゃんと伝わりましたから!」

「ありがとう。色々話もあるから1度中に入ろうか」

「は、はい」

(レクト............陛下の名前、なんか引っかかるんだよなぁー)

そんなことを考えながら陛下のあとをみんなでついて行き、王城の中に入った。

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