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第3章
スティラとの出会い
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「んっ……んんー……ふわぁ~」
昨日は昼過ぎから夕方まで昼寝をしてマリに起こされてよるごはんを食べた。
そのあと風呂に入ってもう一度寝た……のだが変な時間に昼寝をしたため、陽が上がる前に起きてしまった。
「まだ外はちょっと暗いな」
まだ朝の5時くらいだろうか、空はうっすらと青いがまだ暗い。
「もう寝れそうにないな……うーん…どうしよう………」
そう呟きながら適当に着替える。
「そうだ。散歩でもするか……置き手紙を書いて…………よし!これでいいだろ」
───────────────────
早起きしたので散歩に行ってきます。
約束の時間までには帰えるので心配しないでね!
───────────────────
約束の時間というのは、今日陛下から貰った屋敷を見に行く、そして引越しをする時間だ。
試験が終わってひと段落したから今日行こうということになった。
「外に出たのはいいけどどこに行こう……とりあえずギルドでいいかな?」
時間が早いということもあって人はあまりいない。いるとしても店の仕入れで馬車から荷物を下ろしたりする人くらいだ。
少し歩くとギルドに着いた。ギルドがある通りはかなり大きいのでそれなりに人はいた。
「この世界でも早朝に走る文化はあるんだな」
1人で走る人、若い夫婦や老夫婦など色々な人が走ったり歩いたりしていた。
「とにかく入るか」
ギルドに入ると左側にある酒場で酔いつぶれて寝ている人が数人いた。カウンターの方は受付嬢が眠そうにするくらいガラガラだった。
「適当にクエストでも受けるか……というかほとんど討伐系だな……ま、これでいいか。『オーク討伐の依頼』」
内容はオークを10体討伐してこいという非常に簡単なクエストだ。
「すいませーん。これ受けます」
「……ふぇ?……はっ!す、すいません!ええっと、冒険者カードの提示をお願いしますっ!」
そう言われたので俺はSランクの冒険者カードを出す。
「……っ!え、エリック様でしたか!」
「ちょっ!声抑えてください!」
「ご、ごめんなさい……えっとオーク討伐のクエストですね。了解しました。ではお気を付けて!」
「とりあえず北の森に来たけどここってオークとか出たっけ?」
⦅オークは出ませんがオークの上位種は出ますよ⦆
「……まぁ一応オークだからいいよね?」
しばらく空間神を使いながら歩いた。
冒険者パーティと思われる集団が2組、そして街道の方に商人の一行が1組、そして100メートルほど先に数体の魔物に囲まれた人影が1人。
「これやばいんじゃないか?」
そんな心配をしていたが魔物の方が少しずつ少なくなっているのがわかる。
「大丈夫そうだけど一応近くまで行くか」
俺はその人影と魔物が戦っている近くの茂みに息を潜める。
そこに居たのは赤い髪が肩より少し下
くらいで目は赤い色をしている女の子だった。身長はルルと同じか少し高いくらいだと思う。
「あの子の剣筋すごく早いな……」
「はぁぁっ!」
「グギャァァァ!」
「てやぁぁ!」
「ギギャャャ!」
その子は次々と魔物を倒していくが、空間神を使っていると少しずつだが魔物が集まってきているのが分かる。
「でも大丈夫だろ。んじゃ行くか」
俺がそっと立ち上がり、背を向けた瞬間……
シュッ
なにかがそれなりの速さで飛んだのがわかった。その音がしてから直ぐに悲鳴が聞こえた。
「きゃぁ!」
この声は魔物の声ではない。あの子の声だ。悲鳴が聞こえて反射的に後ろを見ると右の太ももにひとつの細い棒……矢が刺さっていた。
傷口からは血がダラダラと出ており力が抜けたのか尻もちをついて倒れてしまった。
そしてその目は薄いピンク色に変わっていた。
そしてそのすきを見逃すまいと魔物……棍棒を持ったギガントオークはその距離を詰め、弓を持ったギガントオークは次の矢を射ようと弓を引く。
「それはやばいな……」
俺は背中にクロスさせていた剣のうち右手で取れるようにしていた聖剣フラガハッカ
を抜き、左足を前に軽く踏み込み、横投げをした。
その剣は円を描くように魔物達に襲いかかり、次々とその首を跳ねていく。
そして最後の一体の首を切り飛ばすと不自然な軌道を描いて右手に戻ってきた。
「ふぇ?」
「大丈夫?」
「え、あの……だ、大丈夫です」
「いや、その足、大丈夫?」
「足?……っ!いったぁぁぁい!」
いきなりのことで何が起こってるのか分からなかったらしい。
「とりあえず治すから大人しくとけ」
俺はその後の太ももに手をかざしてハイヒールをかけた。
ポロッと矢が落ちて傷口は綺麗に治った。
「え……あの…その……」
「うーんと、まずは君の名前聞いてもいい?」
「えっと……スティラ・レイモンドです」
「俺はエリック、よろしくな」
「あ、はい……」
「ほんとに大丈夫?」
「…………」
スティラは辺りを見回す。そこには胴体だけのギガントオークとギガントオークの頭が散乱していた。
「……ひぃっ!あ、あたし!いやぁぁー!」
さっきのことをやっと理解できたのか、耳を抑えながら叫び始めた。
「いやぁ!死にたくない!やめてぇ!」
「お、おい!もう大丈夫だから!」
俺は肩をゆさぶってスティラに呼びかける。
「ううっ……うえぇぇーん!」
「おい!泣くなって!もう何も怖くないから!」
「うえぇぇーん!ううっ……」
ドサッ
いきなり力が抜けたようにこっちにもたれ掛かってきた。
気絶しているが恐らく安心してのことだろうと思い膝枕をしてあげて気がつくのを待った。
───────────────────
およそ1ヵ月ぶりの更新です。
ごめんなさいぃ!
11月末にテストがあってそのあとは欠点課題で追われてて……
やっと終わったので更新再開します!
昨日は昼過ぎから夕方まで昼寝をしてマリに起こされてよるごはんを食べた。
そのあと風呂に入ってもう一度寝た……のだが変な時間に昼寝をしたため、陽が上がる前に起きてしまった。
「まだ外はちょっと暗いな」
まだ朝の5時くらいだろうか、空はうっすらと青いがまだ暗い。
「もう寝れそうにないな……うーん…どうしよう………」
そう呟きながら適当に着替える。
「そうだ。散歩でもするか……置き手紙を書いて…………よし!これでいいだろ」
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早起きしたので散歩に行ってきます。
約束の時間までには帰えるので心配しないでね!
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約束の時間というのは、今日陛下から貰った屋敷を見に行く、そして引越しをする時間だ。
試験が終わってひと段落したから今日行こうということになった。
「外に出たのはいいけどどこに行こう……とりあえずギルドでいいかな?」
時間が早いということもあって人はあまりいない。いるとしても店の仕入れで馬車から荷物を下ろしたりする人くらいだ。
少し歩くとギルドに着いた。ギルドがある通りはかなり大きいのでそれなりに人はいた。
「この世界でも早朝に走る文化はあるんだな」
1人で走る人、若い夫婦や老夫婦など色々な人が走ったり歩いたりしていた。
「とにかく入るか」
ギルドに入ると左側にある酒場で酔いつぶれて寝ている人が数人いた。カウンターの方は受付嬢が眠そうにするくらいガラガラだった。
「適当にクエストでも受けるか……というかほとんど討伐系だな……ま、これでいいか。『オーク討伐の依頼』」
内容はオークを10体討伐してこいという非常に簡単なクエストだ。
「すいませーん。これ受けます」
「……ふぇ?……はっ!す、すいません!ええっと、冒険者カードの提示をお願いしますっ!」
そう言われたので俺はSランクの冒険者カードを出す。
「……っ!え、エリック様でしたか!」
「ちょっ!声抑えてください!」
「ご、ごめんなさい……えっとオーク討伐のクエストですね。了解しました。ではお気を付けて!」
「とりあえず北の森に来たけどここってオークとか出たっけ?」
⦅オークは出ませんがオークの上位種は出ますよ⦆
「……まぁ一応オークだからいいよね?」
しばらく空間神を使いながら歩いた。
冒険者パーティと思われる集団が2組、そして街道の方に商人の一行が1組、そして100メートルほど先に数体の魔物に囲まれた人影が1人。
「これやばいんじゃないか?」
そんな心配をしていたが魔物の方が少しずつ少なくなっているのがわかる。
「大丈夫そうだけど一応近くまで行くか」
俺はその人影と魔物が戦っている近くの茂みに息を潜める。
そこに居たのは赤い髪が肩より少し下
くらいで目は赤い色をしている女の子だった。身長はルルと同じか少し高いくらいだと思う。
「あの子の剣筋すごく早いな……」
「はぁぁっ!」
「グギャァァァ!」
「てやぁぁ!」
「ギギャャャ!」
その子は次々と魔物を倒していくが、空間神を使っていると少しずつだが魔物が集まってきているのが分かる。
「でも大丈夫だろ。んじゃ行くか」
俺がそっと立ち上がり、背を向けた瞬間……
シュッ
なにかがそれなりの速さで飛んだのがわかった。その音がしてから直ぐに悲鳴が聞こえた。
「きゃぁ!」
この声は魔物の声ではない。あの子の声だ。悲鳴が聞こえて反射的に後ろを見ると右の太ももにひとつの細い棒……矢が刺さっていた。
傷口からは血がダラダラと出ており力が抜けたのか尻もちをついて倒れてしまった。
そしてその目は薄いピンク色に変わっていた。
そしてそのすきを見逃すまいと魔物……棍棒を持ったギガントオークはその距離を詰め、弓を持ったギガントオークは次の矢を射ようと弓を引く。
「それはやばいな……」
俺は背中にクロスさせていた剣のうち右手で取れるようにしていた聖剣フラガハッカ
を抜き、左足を前に軽く踏み込み、横投げをした。
その剣は円を描くように魔物達に襲いかかり、次々とその首を跳ねていく。
そして最後の一体の首を切り飛ばすと不自然な軌道を描いて右手に戻ってきた。
「ふぇ?」
「大丈夫?」
「え、あの……だ、大丈夫です」
「いや、その足、大丈夫?」
「足?……っ!いったぁぁぁい!」
いきなりのことで何が起こってるのか分からなかったらしい。
「とりあえず治すから大人しくとけ」
俺はその後の太ももに手をかざしてハイヒールをかけた。
ポロッと矢が落ちて傷口は綺麗に治った。
「え……あの…その……」
「うーんと、まずは君の名前聞いてもいい?」
「えっと……スティラ・レイモンドです」
「俺はエリック、よろしくな」
「あ、はい……」
「ほんとに大丈夫?」
「…………」
スティラは辺りを見回す。そこには胴体だけのギガントオークとギガントオークの頭が散乱していた。
「……ひぃっ!あ、あたし!いやぁぁー!」
さっきのことをやっと理解できたのか、耳を抑えながら叫び始めた。
「いやぁ!死にたくない!やめてぇ!」
「お、おい!もう大丈夫だから!」
俺は肩をゆさぶってスティラに呼びかける。
「ううっ……うえぇぇーん!」
「おい!泣くなって!もう何も怖くないから!」
「うえぇぇーん!ううっ……」
ドサッ
いきなり力が抜けたようにこっちにもたれ掛かってきた。
気絶しているが恐らく安心してのことだろうと思い膝枕をしてあげて気がつくのを待った。
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11月末にテストがあってそのあとは欠点課題で追われてて……
やっと終わったので更新再開します!
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