58 / 97
58
しおりを挟む
「ペンダントをお持ちしました!」
扉――ではなく、アリアン王女が窓から登場。
え? なんで?
若干息切れした王女の手には、確かに――キャスバル王子の霊体があった。
『ようやく見つけた。私を見、声を聞いてくれる者が』
見つけられてしまった、そんな気分だ。
そして改めてキャスバル王子であるか問う。
『左様。私はキャスバル・レム・ニライナ。ニライナ王国の王子にほかない。して、貴殿の名は?』
「俺は御霊 霊路。レイジでもミタマでも、好きなほうでお呼びください」
『ではレイジ殿。まずは頼まれていただけるだろうか?』
「頼み?」
アリアン王女が持つペンダントから伸びた王子の霊体。
王女は俺の様子を見て、何かを探すように視線を泳がせている。
たぶん、キャスバル王子を探しているんだろう。
彼の霊が見えているのは俺だけだ。
アブソディラスも、他のアンデッドにも見えていない。
それは――。
『アリアンに伝えて欲しい。私は……生きている、と』
それは、王子が生霊だったからだ。
生霊だと霊としての存在感が薄くなるらしく、『見える』人間にしか見えないものなのだとタルタスやソディアから聞いてある。
精霊魔法を使えば、死んだ霊よりもハッキリと存在がわかるのだともソディアは言っていた。
今ソディアは精霊魔法を使って、キャスバル王子の存在を確認している。
俺の視線に気づいた彼女が頷く。
あぁー……生きてるんだぁ。
思いっきり殺されちゃった認定したんですけど。
まぁ、王女様が喜ぶからいいか。
さっそくアリアン王女にキャスバル王子が生きていることを話すと、そのまま倒れられてしまった。
倒れる彼女を支えようと手を伸ばす王子は、当たり前だが体をすり抜け勢い余って机にもダイブ。
王女は俺が慌てて支え怪我もなく済んだ。
ソファーに寝かせたところでソディアを見る。
「や、やっぱり言わないほうがよかったか?」
「そんな訳ないでしょ! というか、本人の口から聞いたの?」
「あぁ。王子は生きてるって」
「そう。よかったわ。アリアン様、喜びのあまり気を失ってしまったのよ。私が見てるから、王子から真相を聞いて」
「わかった。ってことで王子様」
床に転がり落ちたペンダントを拾い上げ、それをテーブルの上に置く。
頭をぶつけた様な仕草で王子が苦笑いを浮かべる。
いや、打ってないだろ?
『アリアンには心配をかけてしまったな』
「いや、その……俺が早とちりして、もう死んでるって伝えてしまったもので」
『なるほど。だがそれも致し方ない。私は現にここで霊としてペンダントに憑りついているのだから』
それから王子はこれまでの経緯を語り始めた。
まず、ドーラムとの国境までやってきた王子は、アリアン王女からの手紙を受け取ったと。
その手紙には、一年に一度だけ二人が再会する、北の別荘地で待っている――と書かれていた。
「王女からの手紙だという証拠の品とかあったんですか?」
『いや、特には』
そこはもっと警戒しようよ王子様。
数人の部下とともに到着した屋敷に人の気配はなく、中へ入ったところで――。
『何者かに部下が殺された』
「暗殺者ですか?」
『恐らくは。だが我らとてただ黙ってやられた訳ではない。私も剣の腕には自信がある。奴らのひとりを切り捨てたが――』
新手が現れ、その者の正体を知って動揺したところをやられた――と。
「新手?」
『あぁ。奴にも驚いたが、同時に奴の口から洩れた男の名にも驚いた。そのせいで一瞬反応が遅れ――』
殴打され気を失ったと王子は言う。
気を失う寸前、持っていたペンダントに王女の無事を祈ったらしい。
たぶんその想いが生霊になってペンダントに憑りついたのだろう。
『私の魂の半分がこのペンダントに憑りついたが、本体とはどこかで繋がっているようだ。というよりも、この城に入ってから繋がったようだ』
「城に、ですか?」
『あぁ。なんせ私はこの城の地下にいるからな、ペンダントとの距離が縮まってのことだろう』
「この城に!? ってことは、やっぱあの親衛隊隊長、ジャスランが」
キャスバル王子は頷き、そしてアリアン王女を見た。
そのアリアン王女、意識を取り戻したようでじっとこちらを見ている。
「キャスバルが……いますの?」
『あぁ、ここにいるよアリアン』
「えっと、王子は――」
彼の言葉を伝えようとしたが、アリアン王女は首を振る。
「いいえ、レイジ様。今、彼の声が聞こえました」
「え?」
「ここにいる。そう仰って、それから私の名を呼んでくださいました」
そう言うと彼女は大粒の涙を浮かべペンダントを抱きしめる。
そんなアリアン王女を、キャスバル王子が優しく包んだ。
若干体にめり込んでるけどな。
「二人の愛の力ね」
「え?」
いつの間にか隣にやって来たソディアが、これまた涙を浮かべてそう言う。
いや、チェルシーもカルネも、そしてコベリアも涙を浮かべていた。
『かぁーっ。女ってのは、どうしてこう他人の色恋事で感動できるのかねぇ』
『そんなこと言ってるから、チャック隊長は結婚できないのですぅ』
『はうっ――』
あぁ、チャックが灰色になってるよ。
成仏するかな?
「ではキャスバル様は王家の者が城を脱出する際に使う、地下通路に囚われているのですね?」
『恐らくそうだろう。途中意識を取り戻し、気絶したふりを続けて辺りを観察していたが。いくつかの仕掛けを使って現れた通路へと運ばれたからな』
へぇ、お城の中に隠し通路かぁ。
王子の声は俺とアリアン王女にしか聞こえない。
なので俺が彼の言葉をみんなに通訳することに。
その話を聞いてチェルシーが、
『私たちも隠し通路通りました~』
と嬉しそうに話す。
え、なにそれ。羨ましい。
「通路の入口はいくつかございます。私の部屋からも行けますが……」
正面から部屋に入ることは出来ない。部屋の前には近衛兵が待機しているからだと王女は話す。
じゃあさっきの王女みたいに、窓から潜入するしかないか。
「いえ、中庭からも行けますので」
「あ、そうなんだ」
『私が捕らわれている場所までは、私自身が案内しよう』
自分を救出するために自分で案内か……。
『しかし、周辺には奴らの仲間がいて、常に見張られている。この人数で勝てるかどうか……』
「この人数ですか? えぇっと」
今表に出ているのは、コベリア、チェルシー、カルネ。あとタルタスか。
さっきまでチャックもいたが、いじけて影の中に入ってしまっている。
アンデッド五人と俺、そしてソディアを戦力として見ているのだろう。アブソディラスは――戦力外だ。
「王子、この人数ならどうですかね?」
俺がそう言って足元の影に向かって手招きをする。
ぞわぞわっと現れ出てくるアンデッドたちに、さすがの王子様もドン引きしたように後ずさった。
『これはまた……予想外な展開だな……』
困惑気味の王子に対し、アリアン王女は目を輝かせてアンデッドたちを見ている。
王女、アンデッド耐性高いな。
だがすぐに何かを思い出したかのように慌てだす。
「レイジ様っ。早くキャスバル王子を救出しないと、今度こそ殺されてしまいます!」
「今度こそ?」
「はい。私聞いたのです。明日の朝にはキャスバル様のご遺体を、堀に投げ捨てる……そうジャスランたちが話していたのを聞きました」
「え!? ニライナの外交官と!?」
ジャスランが王女誘拐の犯人だろうとは思ったが、やっぱりなぁ。
その言葉にキャスバル王子が思い出したかのように話す。
『私の前に立ちはだかったのが、まさにその男――アリアンの親衛隊隊長であるジャスランだ』
――と。
扉――ではなく、アリアン王女が窓から登場。
え? なんで?
若干息切れした王女の手には、確かに――キャスバル王子の霊体があった。
『ようやく見つけた。私を見、声を聞いてくれる者が』
見つけられてしまった、そんな気分だ。
そして改めてキャスバル王子であるか問う。
『左様。私はキャスバル・レム・ニライナ。ニライナ王国の王子にほかない。して、貴殿の名は?』
「俺は御霊 霊路。レイジでもミタマでも、好きなほうでお呼びください」
『ではレイジ殿。まずは頼まれていただけるだろうか?』
「頼み?」
アリアン王女が持つペンダントから伸びた王子の霊体。
王女は俺の様子を見て、何かを探すように視線を泳がせている。
たぶん、キャスバル王子を探しているんだろう。
彼の霊が見えているのは俺だけだ。
アブソディラスも、他のアンデッドにも見えていない。
それは――。
『アリアンに伝えて欲しい。私は……生きている、と』
それは、王子が生霊だったからだ。
生霊だと霊としての存在感が薄くなるらしく、『見える』人間にしか見えないものなのだとタルタスやソディアから聞いてある。
精霊魔法を使えば、死んだ霊よりもハッキリと存在がわかるのだともソディアは言っていた。
今ソディアは精霊魔法を使って、キャスバル王子の存在を確認している。
俺の視線に気づいた彼女が頷く。
あぁー……生きてるんだぁ。
思いっきり殺されちゃった認定したんですけど。
まぁ、王女様が喜ぶからいいか。
さっそくアリアン王女にキャスバル王子が生きていることを話すと、そのまま倒れられてしまった。
倒れる彼女を支えようと手を伸ばす王子は、当たり前だが体をすり抜け勢い余って机にもダイブ。
王女は俺が慌てて支え怪我もなく済んだ。
ソファーに寝かせたところでソディアを見る。
「や、やっぱり言わないほうがよかったか?」
「そんな訳ないでしょ! というか、本人の口から聞いたの?」
「あぁ。王子は生きてるって」
「そう。よかったわ。アリアン様、喜びのあまり気を失ってしまったのよ。私が見てるから、王子から真相を聞いて」
「わかった。ってことで王子様」
床に転がり落ちたペンダントを拾い上げ、それをテーブルの上に置く。
頭をぶつけた様な仕草で王子が苦笑いを浮かべる。
いや、打ってないだろ?
『アリアンには心配をかけてしまったな』
「いや、その……俺が早とちりして、もう死んでるって伝えてしまったもので」
『なるほど。だがそれも致し方ない。私は現にここで霊としてペンダントに憑りついているのだから』
それから王子はこれまでの経緯を語り始めた。
まず、ドーラムとの国境までやってきた王子は、アリアン王女からの手紙を受け取ったと。
その手紙には、一年に一度だけ二人が再会する、北の別荘地で待っている――と書かれていた。
「王女からの手紙だという証拠の品とかあったんですか?」
『いや、特には』
そこはもっと警戒しようよ王子様。
数人の部下とともに到着した屋敷に人の気配はなく、中へ入ったところで――。
『何者かに部下が殺された』
「暗殺者ですか?」
『恐らくは。だが我らとてただ黙ってやられた訳ではない。私も剣の腕には自信がある。奴らのひとりを切り捨てたが――』
新手が現れ、その者の正体を知って動揺したところをやられた――と。
「新手?」
『あぁ。奴にも驚いたが、同時に奴の口から洩れた男の名にも驚いた。そのせいで一瞬反応が遅れ――』
殴打され気を失ったと王子は言う。
気を失う寸前、持っていたペンダントに王女の無事を祈ったらしい。
たぶんその想いが生霊になってペンダントに憑りついたのだろう。
『私の魂の半分がこのペンダントに憑りついたが、本体とはどこかで繋がっているようだ。というよりも、この城に入ってから繋がったようだ』
「城に、ですか?」
『あぁ。なんせ私はこの城の地下にいるからな、ペンダントとの距離が縮まってのことだろう』
「この城に!? ってことは、やっぱあの親衛隊隊長、ジャスランが」
キャスバル王子は頷き、そしてアリアン王女を見た。
そのアリアン王女、意識を取り戻したようでじっとこちらを見ている。
「キャスバルが……いますの?」
『あぁ、ここにいるよアリアン』
「えっと、王子は――」
彼の言葉を伝えようとしたが、アリアン王女は首を振る。
「いいえ、レイジ様。今、彼の声が聞こえました」
「え?」
「ここにいる。そう仰って、それから私の名を呼んでくださいました」
そう言うと彼女は大粒の涙を浮かべペンダントを抱きしめる。
そんなアリアン王女を、キャスバル王子が優しく包んだ。
若干体にめり込んでるけどな。
「二人の愛の力ね」
「え?」
いつの間にか隣にやって来たソディアが、これまた涙を浮かべてそう言う。
いや、チェルシーもカルネも、そしてコベリアも涙を浮かべていた。
『かぁーっ。女ってのは、どうしてこう他人の色恋事で感動できるのかねぇ』
『そんなこと言ってるから、チャック隊長は結婚できないのですぅ』
『はうっ――』
あぁ、チャックが灰色になってるよ。
成仏するかな?
「ではキャスバル様は王家の者が城を脱出する際に使う、地下通路に囚われているのですね?」
『恐らくそうだろう。途中意識を取り戻し、気絶したふりを続けて辺りを観察していたが。いくつかの仕掛けを使って現れた通路へと運ばれたからな』
へぇ、お城の中に隠し通路かぁ。
王子の声は俺とアリアン王女にしか聞こえない。
なので俺が彼の言葉をみんなに通訳することに。
その話を聞いてチェルシーが、
『私たちも隠し通路通りました~』
と嬉しそうに話す。
え、なにそれ。羨ましい。
「通路の入口はいくつかございます。私の部屋からも行けますが……」
正面から部屋に入ることは出来ない。部屋の前には近衛兵が待機しているからだと王女は話す。
じゃあさっきの王女みたいに、窓から潜入するしかないか。
「いえ、中庭からも行けますので」
「あ、そうなんだ」
『私が捕らわれている場所までは、私自身が案内しよう』
自分を救出するために自分で案内か……。
『しかし、周辺には奴らの仲間がいて、常に見張られている。この人数で勝てるかどうか……』
「この人数ですか? えぇっと」
今表に出ているのは、コベリア、チェルシー、カルネ。あとタルタスか。
さっきまでチャックもいたが、いじけて影の中に入ってしまっている。
アンデッド五人と俺、そしてソディアを戦力として見ているのだろう。アブソディラスは――戦力外だ。
「王子、この人数ならどうですかね?」
俺がそう言って足元の影に向かって手招きをする。
ぞわぞわっと現れ出てくるアンデッドたちに、さすがの王子様もドン引きしたように後ずさった。
『これはまた……予想外な展開だな……』
困惑気味の王子に対し、アリアン王女は目を輝かせてアンデッドたちを見ている。
王女、アンデッド耐性高いな。
だがすぐに何かを思い出したかのように慌てだす。
「レイジ様っ。早くキャスバル王子を救出しないと、今度こそ殺されてしまいます!」
「今度こそ?」
「はい。私聞いたのです。明日の朝にはキャスバル様のご遺体を、堀に投げ捨てる……そうジャスランたちが話していたのを聞きました」
「え!? ニライナの外交官と!?」
ジャスランが王女誘拐の犯人だろうとは思ったが、やっぱりなぁ。
その言葉にキャスバル王子が思い出したかのように話す。
『私の前に立ちはだかったのが、まさにその男――アリアンの親衛隊隊長であるジャスランだ』
――と。
10
あなたにおすすめの小説
勝手にダンジョンを創られ魔法のある生活が始まりました
久遠 れんり
ファンタジー
別の世界からの侵略を機に地球にばらまかれた魔素、元々なかった魔素の影響を受け徐々に人間は進化をする。
魔法が使えるようになった人類。
侵略者の想像を超え人類は魔改造されていく。
カクヨム公開中。
ハイエルフ少女と三十路弱者男の冒険者ワークライフ ~最初は弱いが、努力ガチャを引くたびに強くなる~
スィグトーネ
ファンタジー
年収が低く、非正規として働いているため、決してモテない男。
それが、この物語の主人公である【東龍之介】だ。
そんな30歳の弱者男は、飲み会の帰りに偶然立ち寄った神社で、異世界へと移動することになってしまう。
異世界へ行った男が、まず出逢ったのは、美しい紫髪のエルフ少女だった。
彼女はエルフの中でも珍しい、2柱以上の精霊から加護を受けるハイエルフだ。
どうして、それほどの人物が単独で旅をしているのか。彼女の口から秘密が明かされることで、2人のワークライフがはじまろうとしている。
※この物語で使用しているイラストは、AIイラストさんのものを使用しています。
※なかには過激なシーンもありますので、外出先等でご覧になる場合は、くれぐれもご注意ください。
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~
サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――
※本作は他サイトでも掲載しています
社畜おっさんは巻き込まれて異世界!? とにかく生きねばなりません!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
私の名前はユアサ マモル
14連勤を終えて家に帰ろうと思ったら少女とぶつかってしまった
とても人柄のいい奥さんに謝っていると一瞬で周りの景色が変わり
奥さんも少女もいなくなっていた
若者の間で、はやっている話を聞いていた私はすぐに気持ちを切り替えて生きていくことにしました
いや~自炊をしていてよかったです
異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる
名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。
タブレット片手に異世界転移!〜元社畜、ダウンロード→インストールでチート強化しつつ温泉巡り始めます〜
夢・風魔
ファンタジー
一か月の平均残業時間130時間。残業代ゼロ。そんなブラック企業で働いていた葉月悠斗は、巨漢上司が眩暈を起こし倒れた所に居たため圧死した。
不真面目な天使のせいでデスルーラを繰り返すハメになった彼は、輪廻の女神によって1001回目にようやくまともな異世界転移を果たす。
その際、便利アイテムとしてタブレットを貰った。検索機能、収納機能を持ったタブレットで『ダウンロード』『インストール』で徐々に強化されていく悠斗。
彼を「勇者殿」と呼び慕うどうみても美少女な男装エルフと共に、彼は社畜時代に夢見た「温泉巡り」を異世界ですることにした。
異世界の温泉事情もあり、温泉地でいろいろな事件に巻き込まれつつも、彼は社畜時代には無かったポジティブ思考で事件を解決していく!?
*小説家になろうでも公開しております。
【完結】ご都合主義で生きてます。-ストレージは最強の防御魔法。生活魔法を工夫し創生魔法で乗り切る-
ジェルミ
ファンタジー
鑑定サーチ?ストレージで防御?生活魔法を工夫し最強に!!
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
しかし授かったのは鑑定や生活魔法など戦闘向きではなかった。
しかし生きていくために生活魔法を組合せ、工夫を重ね創生魔法に進化させ成り上がっていく。
え、鑑定サーチてなに?
ストレージで収納防御て?
お馬鹿な男と、それを支えるヒロインになれない3人の女性達。
スキルを試行錯誤で工夫し、お馬鹿な男女が幸せを掴むまでを描く。
※この作品は「ご都合主義で生きてます。商売の力で世界を変える」を、もしも冒険者だったら、として内容を大きく変えスキルも制限し一部文章を流用し前作を読まなくても楽しめるように書いています。
またカクヨム様にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる