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金髪碧眼の、まさに美少女と呼べるような子がそこに居て。だけどそれを口に出して言ってはいけない奮起が、ソディアにはあった。
怖い……。
別に下心なんて微塵も無いのに、可愛いと思うのもダメなのだろうか。
けど……あの少女はどこか雰囲気が違う。
どう違うかと言うと、そりゃあもう、人間じゃないのがハッキリとわかるぐらい神々しかった。
『初めまして。私は生を司る女神リトラでございます』
あ、うん。やっぱり女神だったね。
命を司るってのは、どういう意味なんだろうか?
『これから産まれる命や、生まれた者の命の管理をする神だと思ってください』
「ん? 女神さまは俺の考えていることがわかるとか?」
『あ……申し訳ありません。私、その子たちとの会話が、いつも念話でしたもので』
その子たちってのはノームのことで、やっぱり精霊のノームかな?
俺の心の声に応えるように、女神さまは頷く。
で、この女神さまと樫田たちと、なんの繋がりが?
『お久しぶりですリトラ様』
『は。お久しぶりですディカート。しかしあなた、体はどうしたのですか?』
『いやぁ。お恥ずかしいことに、滅ぼされてしまいまして。あはははは』
あははははって、なんて軽い魔王なんだ。
しかもこの二人、知り合いなのか?
『ディカートには私から頼んで、この神殿の入り口を封印して貰っていますので。もちろん、顔見知りですよ。貴方の後ろに居るアブソディラスともね』
「え、アブソディラスも知っているのか?」
『んー、そうじゃのう。神々の大戦の際、随分とこき使われた記憶しかないがのぉ』
『うふふふふふふふ』
さ、さすが神様……。
「それで、女神リトラ様。俺の知り合い……その、クラスメイトの樫田と高田、戸敷の三人を救えるんでしょうか?」
魔王を殺したのは樫田だが、高田と戸敷も何かしらされてしまっているのだろうと思う。
中身は別人だったという魔王。その意味は若干わからない。
『貴方と共にこの世界に召喚された者のうち、三人の魂は肉体から引きはがされ彷徨っています』
「え? 引きはがされて? 殺されたってことですか!?」
『いいえ、少し違います。肉体から魂だけを抜き取られ、霊体として彷徨っているのです。死んではいませんが、その器には既に別の者が入っていますので……』
『その別の者というのがね、冥府の女神デストラの配下である、四天王のうちの三人なんだ』
し、四天王。
なんかいっきに厨二臭くなってきたぞ。
けど、三人が死んでいないって言うなら、助け出しようがあるってことか?
そんな疑問に女神は頷く。
『だけど簡単ではありません。まず彷徨っている三人の魂を見つけ、保護してください』
「保護?」
『まぁ暫くはあなたの背後霊にでもして頂ければよろしいかと』
「え……」
『嫌じゃのぉ。まぁーた狭くなるではないか』
『あははははは。賑やかになるねぇ』
俺の背後霊……どこまで増やせばいいんだ。
『では、この"反魂の玉"をお持ちください。いいですか。この玉を使うときは、必ず器から四天王の魂を追い出してからですよ。玉を使えば次は「よういドンッ」ですからね』
「その四天王の魂を、どうやって追い出せばいいんですか?」
『それはディカートが知ってますので、彼に聞いてね♪』
魔王のノリも軽いけど、この女神さまも軽いな。
この世界ってこういうものなんだろう。
女神さまから貰った反魂の玉を使えば、次に入った魂が器――つまり肉体に定着する。
この時、冥府の女神の四天王に入られてしまえば……もう樫田たちを救う手立てが無くなってしまうことになる。
失敗は許されないってことか……。
女神にお礼をいい、別れを告げ地上へと向かおうとしたとき――。
『妹が……デストラが迷惑を掛けてしまって、申し訳ありません』
「妹?」
『はい。私と冥府の女神デストラは、姉妹神なのです。私は生まれてからの命を、妹は死して生まれ変わるのを待つ魂を、それぞれ慈しみ、次の世に繋げる神でした』
太陽と月。そんな関係だった姉妹は、神々の大戦中に仲たがいしてしまったのだと。
元は悪しき神ではなかっらデストラは、闇の女神の入れ知恵によって邪神になってしまったと話す。
『本当は優しい子なんです……だけどあの子の犯した罪は大きく、もう元のデストラには戻れないでしょう……あの子を復活させてはなりません』
「復活……ヴァルジャスの王子様は、冥府の女神を復活させようとしているのか」
『はい。デストラを復活させれば、冥王の力を得ることができます。死者を自由に操れる力です』
それは死霊使いの比ではないらしい。
俺の死霊術は、声が届く範囲の死者にしか使えない。
だけど冥府の王の力であれば、国単位の範囲で死霊術を使えるんだそうだ。
いや、それヤバいでしょ。
しかもだ。モンスターにも使えるってんだからヤバさが半端ない。
世界征服も簡単に出来ちゃいそうだ。
あの王子さまはそれが目的なのか……。
こりゃ早いところ樫田たちを探して、王子様の悪行を阻止しなきゃな。
怖い……。
別に下心なんて微塵も無いのに、可愛いと思うのもダメなのだろうか。
けど……あの少女はどこか雰囲気が違う。
どう違うかと言うと、そりゃあもう、人間じゃないのがハッキリとわかるぐらい神々しかった。
『初めまして。私は生を司る女神リトラでございます』
あ、うん。やっぱり女神だったね。
命を司るってのは、どういう意味なんだろうか?
『これから産まれる命や、生まれた者の命の管理をする神だと思ってください』
「ん? 女神さまは俺の考えていることがわかるとか?」
『あ……申し訳ありません。私、その子たちとの会話が、いつも念話でしたもので』
その子たちってのはノームのことで、やっぱり精霊のノームかな?
俺の心の声に応えるように、女神さまは頷く。
で、この女神さまと樫田たちと、なんの繋がりが?
『お久しぶりですリトラ様』
『は。お久しぶりですディカート。しかしあなた、体はどうしたのですか?』
『いやぁ。お恥ずかしいことに、滅ぼされてしまいまして。あはははは』
あははははって、なんて軽い魔王なんだ。
しかもこの二人、知り合いなのか?
『ディカートには私から頼んで、この神殿の入り口を封印して貰っていますので。もちろん、顔見知りですよ。貴方の後ろに居るアブソディラスともね』
「え、アブソディラスも知っているのか?」
『んー、そうじゃのう。神々の大戦の際、随分とこき使われた記憶しかないがのぉ』
『うふふふふふふふ』
さ、さすが神様……。
「それで、女神リトラ様。俺の知り合い……その、クラスメイトの樫田と高田、戸敷の三人を救えるんでしょうか?」
魔王を殺したのは樫田だが、高田と戸敷も何かしらされてしまっているのだろうと思う。
中身は別人だったという魔王。その意味は若干わからない。
『貴方と共にこの世界に召喚された者のうち、三人の魂は肉体から引きはがされ彷徨っています』
「え? 引きはがされて? 殺されたってことですか!?」
『いいえ、少し違います。肉体から魂だけを抜き取られ、霊体として彷徨っているのです。死んではいませんが、その器には既に別の者が入っていますので……』
『その別の者というのがね、冥府の女神デストラの配下である、四天王のうちの三人なんだ』
し、四天王。
なんかいっきに厨二臭くなってきたぞ。
けど、三人が死んでいないって言うなら、助け出しようがあるってことか?
そんな疑問に女神は頷く。
『だけど簡単ではありません。まず彷徨っている三人の魂を見つけ、保護してください』
「保護?」
『まぁ暫くはあなたの背後霊にでもして頂ければよろしいかと』
「え……」
『嫌じゃのぉ。まぁーた狭くなるではないか』
『あははははは。賑やかになるねぇ』
俺の背後霊……どこまで増やせばいいんだ。
『では、この"反魂の玉"をお持ちください。いいですか。この玉を使うときは、必ず器から四天王の魂を追い出してからですよ。玉を使えば次は「よういドンッ」ですからね』
「その四天王の魂を、どうやって追い出せばいいんですか?」
『それはディカートが知ってますので、彼に聞いてね♪』
魔王のノリも軽いけど、この女神さまも軽いな。
この世界ってこういうものなんだろう。
女神さまから貰った反魂の玉を使えば、次に入った魂が器――つまり肉体に定着する。
この時、冥府の女神の四天王に入られてしまえば……もう樫田たちを救う手立てが無くなってしまうことになる。
失敗は許されないってことか……。
女神にお礼をいい、別れを告げ地上へと向かおうとしたとき――。
『妹が……デストラが迷惑を掛けてしまって、申し訳ありません』
「妹?」
『はい。私と冥府の女神デストラは、姉妹神なのです。私は生まれてからの命を、妹は死して生まれ変わるのを待つ魂を、それぞれ慈しみ、次の世に繋げる神でした』
太陽と月。そんな関係だった姉妹は、神々の大戦中に仲たがいしてしまったのだと。
元は悪しき神ではなかっらデストラは、闇の女神の入れ知恵によって邪神になってしまったと話す。
『本当は優しい子なんです……だけどあの子の犯した罪は大きく、もう元のデストラには戻れないでしょう……あの子を復活させてはなりません』
「復活……ヴァルジャスの王子様は、冥府の女神を復活させようとしているのか」
『はい。デストラを復活させれば、冥王の力を得ることができます。死者を自由に操れる力です』
それは死霊使いの比ではないらしい。
俺の死霊術は、声が届く範囲の死者にしか使えない。
だけど冥府の王の力であれば、国単位の範囲で死霊術を使えるんだそうだ。
いや、それヤバいでしょ。
しかもだ。モンスターにも使えるってんだからヤバさが半端ない。
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こりゃ早いところ樫田たちを探して、王子様の悪行を阻止しなきゃな。
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