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2:砦の中の少女
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見渡す限り山、山、山。
自分が立っている場所より低い位置を、雲が流れていくのが見える。
「いったいどこだよ、ここ」
辺境の砦と言っていたが、どこの辺境だよ。
オレイヤン王国の地図を思い浮かべながら、国境がどこだったかを確かめる。
けど、この国の国境はどこも山に掛かっているところなどない。
山の麓を国境線にしているところならある。
昔はこの山の中に砦があったらしいけど、大きな山脈なうえにかなり険しい。行き来するのに転移魔法必須ってのもあって、ここから攻め込んでくる勢力も皆無。確か百年ぐらい前に使わなくなったんじゃなかったっけ?
……まさか……。
俺が立っている辺りは、ほとんど木が生えていない。
山裾より山頂の方が近い高さだ。
遠くに見える景色は、切り立った絶壁も多い。
……本当に……百年前に放置された国境なのか?
ウェルソンが投げてよこした袋を拾い上げ、不安になりながら歩くと直ぐに砦らしい建物が見えてきた。
石造りの四角い建物に塔が併設されたような形だ。でも全体的にそれほど大きくはない。
寒さに耐えて建物までやって来たけど、人の気配は……ないな。
木製の扉には内側から鍵が掛けられているようで開かない。ぐるりと一周して建物の裏手に行くと、もう一つ扉があった。
こちらは開く。
けど中は真っ暗だ。
「何もいない……よな?」
もちろんこの世界にはモンスターが存在する。
人が住まなくなって百年も経ってるなら、ゴブリンとかコボルトとか、二足歩行系のモンスターが住み着いていてもおかしくはない。
まずは外から雨戸を全部開けて回り、砦の中を明るくした。
窓から中を覗く限り、動く物は何もないようだ。
建物は高床式になっていて、中に入るのに数段上る必要がある。
たぶん何もいないと思うけど、念のため扉は開けたままにしておこう。
最初に入ったのは、どうやら厨房のようだ。ってことはこの扉は勝手口だったのかな。
壁で隔てているだけで続き部屋の方には、薪が山積みにされていた。
百年前だけど、ちゃんと燃えるかな?
厨房を出て左の部屋は食堂のようだ。大きなテーブルに椅子が八脚あった。
あと錆びだらけの薪ストーブも。
使えるのか?
不安でちょっと触ってみたら、薪を入れる扉がボロっと取れた。
うん。ダメだな。
が、天は我を見放さなかった!
こちらの建物には他に広い部屋がもう一つあったが、二段ベッドが四つあっただけ。
併設された塔のような建物の方は、真ん中に通路があってその先が階段だ。通路の両脇に小さめの部屋があったが、向かって右側には便所と何もない部屋。左側の部屋は一つで、鍵がかかっていて開かない。
そのまま二階に上がると扉が二つ。
一つは物置か何かなのか、細長いだけの狭い部屋だ。
もう一つの方はそこそこ広く、中には造りがしっかりした薪ストーブがあった。
あっちは錆びてぼろぼろだったけど、こっちは綺麗なもんだ。
部屋の内装からも一般兵の部屋じゃなくって、ちょっとお偉いさんの個室っぽい。
「よし、とりあえず薪を持って来るか」
そう思って部屋を出ようとした時だ。
どこか違和感を覚えて、もう一度部屋を見る。
この部屋は最初から雨戸が開かれていた。一階は全部閉まっていたのにだ。
それに……埃がない。
いや、この部屋だけじゃない。
勝手口から中には行った時、百年も使われてないにしては空気がこもってなかったし埃臭くもなかった。
二段ベッドのある部屋は少し臭ったけど、こっちは全然だ。
ストーブにも炭化した薪があるけど……これ、百年前のか?
まさかモンスターが!?
慌てて腰に手をやるけど、今は帯剣していない。
まだ喪も明けてなかったし、剣は部屋に置きっぱなしだった。
砦なら何か残されてないか?
辺りを見渡したけど、壁にコートがかけてあるぐらいだ。
本当に何もないのか?
クソウェルソンが寄こした袋の中は?
「蝋燭? 火打石? 肌着? お、ナイフ! ってか果物ナイフじゃんか!」
無いよりはマシか。
「勿体ないけど、スキルポイントを戦闘系に振っておくかなぁ」
じーちゃんに貰ったポイントとは別に、幼少期から剣術を学んでいたこともあって【剣術:LV10】は持っている。
このレベル10っていうのは、基本を学べている程度だ。
冒険者で戦士や剣士になろうとしたら、最低でもこのぐらい持ってないとやっていけない。
そんなレベルだ。
ポイントを使ってレベルを20ぐらい上げれば──
「誰かいるの!?」
「え?」
俺以外の声。しかも女の子のものだ。
その声は階段下から聞こえてきた。
「だ、誰かいるけど、そっちは誰だ?」
思わず出た言葉。自分で言っておいてなんだけど、マヌケな質問だよな。
誰かいるのかと尋ねている相手に、誰だって言ってんだから。
で、返って来た言葉が──
「そっちこそ誰よ!」
ごもっともで。
だけどモンスターではなさそうだ。
「俺はディオン。ディオン・ルエンディタールだ。血の繋がりのない義父に屋敷を追い出されて、転移魔法でここに飛ばされたんだ」
「え!? ま、魔法でここに?」
ゆっくりと階段を上って来る足音が近くで止まると、扉の陰からそっと少女が顔を出した。
「あなたひとりだけ?」
「うん。いきなり飛ばされてね。君はここまでどうやって?」
「私は……私はセリス。北のほうから歩いて来たの」
「歩いて!? 歩いて来れるのかい?」
王国からは転移魔法で移動していたと聞く。
いや、転移魔法はそもそも、一度はその場所に行った事がないと使えない魔法だ。
あのエッチな女魔術師が、誰かに転移して貰って位置を記憶したとしても……最初のひとりは徒歩で来たはずだ。
来れない訳ではないんだろう。
「歩いて来れると言っても命懸けよ……ここまで来るのに何度死にかけたか分からないもの」
「そんな危険を冒して、どうしてこんな山奥に?」
「……北の大地は帝国に支配されて、亜人はみんな奴隷同然の扱いを受けているの」
「帝国?」
この山脈が大陸を二分していることもあり、北の大地のことはあまり分からない。
帝国というのが北でもっとも勢力の強い人間の国だってのは分かるけど……亜人の国を攻め落としたのか。知らなかったな。
「あそこにいたら、死ぬよりも辛い目に会うもの……だから……」
「そう……なんだ」
「ところで……入ってもいい? 濡れてるから冷えるんだけど」
「え!? そりゃ大変だ。入って入って。下から薪を持って来るよっ」
自分が立っている場所より低い位置を、雲が流れていくのが見える。
「いったいどこだよ、ここ」
辺境の砦と言っていたが、どこの辺境だよ。
オレイヤン王国の地図を思い浮かべながら、国境がどこだったかを確かめる。
けど、この国の国境はどこも山に掛かっているところなどない。
山の麓を国境線にしているところならある。
昔はこの山の中に砦があったらしいけど、大きな山脈なうえにかなり険しい。行き来するのに転移魔法必須ってのもあって、ここから攻め込んでくる勢力も皆無。確か百年ぐらい前に使わなくなったんじゃなかったっけ?
……まさか……。
俺が立っている辺りは、ほとんど木が生えていない。
山裾より山頂の方が近い高さだ。
遠くに見える景色は、切り立った絶壁も多い。
……本当に……百年前に放置された国境なのか?
ウェルソンが投げてよこした袋を拾い上げ、不安になりながら歩くと直ぐに砦らしい建物が見えてきた。
石造りの四角い建物に塔が併設されたような形だ。でも全体的にそれほど大きくはない。
寒さに耐えて建物までやって来たけど、人の気配は……ないな。
木製の扉には内側から鍵が掛けられているようで開かない。ぐるりと一周して建物の裏手に行くと、もう一つ扉があった。
こちらは開く。
けど中は真っ暗だ。
「何もいない……よな?」
もちろんこの世界にはモンスターが存在する。
人が住まなくなって百年も経ってるなら、ゴブリンとかコボルトとか、二足歩行系のモンスターが住み着いていてもおかしくはない。
まずは外から雨戸を全部開けて回り、砦の中を明るくした。
窓から中を覗く限り、動く物は何もないようだ。
建物は高床式になっていて、中に入るのに数段上る必要がある。
たぶん何もいないと思うけど、念のため扉は開けたままにしておこう。
最初に入ったのは、どうやら厨房のようだ。ってことはこの扉は勝手口だったのかな。
壁で隔てているだけで続き部屋の方には、薪が山積みにされていた。
百年前だけど、ちゃんと燃えるかな?
厨房を出て左の部屋は食堂のようだ。大きなテーブルに椅子が八脚あった。
あと錆びだらけの薪ストーブも。
使えるのか?
不安でちょっと触ってみたら、薪を入れる扉がボロっと取れた。
うん。ダメだな。
が、天は我を見放さなかった!
こちらの建物には他に広い部屋がもう一つあったが、二段ベッドが四つあっただけ。
併設された塔のような建物の方は、真ん中に通路があってその先が階段だ。通路の両脇に小さめの部屋があったが、向かって右側には便所と何もない部屋。左側の部屋は一つで、鍵がかかっていて開かない。
そのまま二階に上がると扉が二つ。
一つは物置か何かなのか、細長いだけの狭い部屋だ。
もう一つの方はそこそこ広く、中には造りがしっかりした薪ストーブがあった。
あっちは錆びてぼろぼろだったけど、こっちは綺麗なもんだ。
部屋の内装からも一般兵の部屋じゃなくって、ちょっとお偉いさんの個室っぽい。
「よし、とりあえず薪を持って来るか」
そう思って部屋を出ようとした時だ。
どこか違和感を覚えて、もう一度部屋を見る。
この部屋は最初から雨戸が開かれていた。一階は全部閉まっていたのにだ。
それに……埃がない。
いや、この部屋だけじゃない。
勝手口から中には行った時、百年も使われてないにしては空気がこもってなかったし埃臭くもなかった。
二段ベッドのある部屋は少し臭ったけど、こっちは全然だ。
ストーブにも炭化した薪があるけど……これ、百年前のか?
まさかモンスターが!?
慌てて腰に手をやるけど、今は帯剣していない。
まだ喪も明けてなかったし、剣は部屋に置きっぱなしだった。
砦なら何か残されてないか?
辺りを見渡したけど、壁にコートがかけてあるぐらいだ。
本当に何もないのか?
クソウェルソンが寄こした袋の中は?
「蝋燭? 火打石? 肌着? お、ナイフ! ってか果物ナイフじゃんか!」
無いよりはマシか。
「勿体ないけど、スキルポイントを戦闘系に振っておくかなぁ」
じーちゃんに貰ったポイントとは別に、幼少期から剣術を学んでいたこともあって【剣術:LV10】は持っている。
このレベル10っていうのは、基本を学べている程度だ。
冒険者で戦士や剣士になろうとしたら、最低でもこのぐらい持ってないとやっていけない。
そんなレベルだ。
ポイントを使ってレベルを20ぐらい上げれば──
「誰かいるの!?」
「え?」
俺以外の声。しかも女の子のものだ。
その声は階段下から聞こえてきた。
「だ、誰かいるけど、そっちは誰だ?」
思わず出た言葉。自分で言っておいてなんだけど、マヌケな質問だよな。
誰かいるのかと尋ねている相手に、誰だって言ってんだから。
で、返って来た言葉が──
「そっちこそ誰よ!」
ごもっともで。
だけどモンスターではなさそうだ。
「俺はディオン。ディオン・ルエンディタールだ。血の繋がりのない義父に屋敷を追い出されて、転移魔法でここに飛ばされたんだ」
「え!? ま、魔法でここに?」
ゆっくりと階段を上って来る足音が近くで止まると、扉の陰からそっと少女が顔を出した。
「あなたひとりだけ?」
「うん。いきなり飛ばされてね。君はここまでどうやって?」
「私は……私はセリス。北のほうから歩いて来たの」
「歩いて!? 歩いて来れるのかい?」
王国からは転移魔法で移動していたと聞く。
いや、転移魔法はそもそも、一度はその場所に行った事がないと使えない魔法だ。
あのエッチな女魔術師が、誰かに転移して貰って位置を記憶したとしても……最初のひとりは徒歩で来たはずだ。
来れない訳ではないんだろう。
「歩いて来れると言っても命懸けよ……ここまで来るのに何度死にかけたか分からないもの」
「そんな危険を冒して、どうしてこんな山奥に?」
「……北の大地は帝国に支配されて、亜人はみんな奴隷同然の扱いを受けているの」
「帝国?」
この山脈が大陸を二分していることもあり、北の大地のことはあまり分からない。
帝国というのが北でもっとも勢力の強い人間の国だってのは分かるけど……亜人の国を攻め落としたのか。知らなかったな。
「あそこにいたら、死ぬよりも辛い目に会うもの……だから……」
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