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*******************************************
ディオン・ルエンディタール 十五歳 人間
ジョブ:--
【ユニークスキル】リカバリー
筋力:15 耐久力:14 敏捷:15
器用:12 魔力:10
ステータスポイント:0
スキルポイント:330
【習得スキル】
剣術:LV18 / 馬術:LV13
【獲得スキル】
*******************************************
純粋なこの世界の住人でも、ユニークスキルを持って生まれる人はいる。
だいたいユニークスキル持ちは、将来英雄になるんだよな。
それだけ有用なスキルが多いってことだ。
俺のこのリカバリーもなかなか優れた性能を持っている。
魔力を消費して、対象の状態を一定時間前まで戻せるという効果だ。
対象は生物でもそうでないものでも有効だけど、例えば死んだ人を蘇らせたり、病気を治すことはできない。
俺のリカバリーでは、せいぜい八時間ほどしか戻せないので根本的な治療にはならないからだ。
「ディオン……だったわよね? あなた、このままここで暮らすの?」
「んー……山を下りれるなら下りたいけど……」
「……南の国まであとどのくらいあるか分からないものね……」
「そうなんだよ。闇雲に歩き回っても、遭難するだけだろうしね」
三階の書斎にあった本を、あとで確認しよう。
地理について書かれた物がないか……むしろ詳細な地図でもあればいいんだけど。
「私は……このままここで暮らすつもり。せっかく生きてここまでたどり着けたんだもの。食糧は多くはないけど、飢え死にしない程度には確保できるもの」
「そっか。俺も王国に戻ることよりも、ここで暮らすことを考えるべきなんだろうな」
そう口にした時だ。
突然『ピコン』っと、まるでゲーム音のようなものが聞こえた。
なんだ?
どこから聞こえた?
「ここで暮らすなら、食料調達を手分けできそうね。今日のところは私の魚を分けてあげる」
「え、あ……うん、ありがとう。いきなり押し掛けてきたようなもんなのに、ごめんね」
「仕方ないわ。だってあなたの意思じゃないんでしょ? それと寝床は自分で用意してね。もうすぐ暗くなるから、雨戸を全部閉めてくれる? 灯りが外に漏れると、魔物が寄って来るかもしれないから」
「分かった。全部閉めてくるよ」
どうやら、あのピコンという音は俺にしか聞こえてないみたいだ。
とにかくまずは雨戸を閉めてこよう。
一階から順に閉めていって、最後は三階だ。
それからステータスボードを開いた。
「ん? ジョブが出てきてる!?」
ディオン・ルエンディタール 十五歳 人間
ジョブ:辺境砦の領主1(new)
辺境砦の領主……あんだこのジョブ?
ピコンはこれが出てきたからなんだろうけど、タイミング的にここで暮らすことを決めた……いや、宣言したからか?
他に何か変わったことはないかチェックしていると、いくつか(new)とついた項目が増えていた。
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ディオン・ルエンディタール 十五歳 人間
ジョブ:辺境砦の領主1(new)
【ユニークスキル】リカバリー
筋力:15 耐久力:14 敏捷:15
器用:12 魔力:10
ステータスポイント:0
スキルポイント:330
【習得スキル】
剣術:LV10 / 馬術:LV13
【獲得スキル】
【領民好感度】(new)
±0
【領主ポイント】(new)
150P
[ポイント交換]
*******************************************
好感度?
ギャルゲーみたいなアレ?
好感度上がると隠しイベント発生とか。
いや、どうやってイベントとか発生するんだよ。
気になるのは領主ポイントだ。
じーちゃんから領主ポイントの話は聞いたことはある。ポイントと交換で領土を弄れると言っていた。
簡単にたとえるなら、土壌改良出来るってことだ。
痩せた土地を太らせれば、作物はよく育つ。
ただし、繰り返しやっているとペナルティが発生して、自然災害が起こるそうだ。
「150ポイントで何と交換できるんだろう?」
交換をタップすると、交換可能な一覧表が出てきた。
うん。
150Pじゃなにも出来ないな。
最低でも500ポイント必要って……。
この150Pは、ジョブが領主になった時のボーナス特典みたいなものだろう。
「ディオン。ねぇディオーン」
「は、はい!?」
「魚、焼けたわよっ。二階に下りて来て」
「分かった。今行くよ」
交換一覧をじっくり見るのはまたにしよう。
どうせ今は何も交換できないんだから。
部屋ではセリスが申し訳なさそうな顔して待っていた。
「小さい魚なんだけど……ごめんね」
「いや、何か食べられるだけマシさ。明日は俺も食料調達を手伝うよ」
机の上には木製の皿の上に、三枚下ろしした魚が一匹分。掌より少し大きい程度で、お腹いっぱいにはならなさそうだ。
それでも何も食べないよりはマシだろう。
本来ならパニックに陥るような状況だろうけど、転生者だからかな。なんかこういう状況も「あり」なのかなって思っている自分がいる。
ディオン・ルエンディタール 十五歳 人間
ジョブ:--
【ユニークスキル】リカバリー
筋力:15 耐久力:14 敏捷:15
器用:12 魔力:10
ステータスポイント:0
スキルポイント:330
【習得スキル】
剣術:LV18 / 馬術:LV13
【獲得スキル】
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純粋なこの世界の住人でも、ユニークスキルを持って生まれる人はいる。
だいたいユニークスキル持ちは、将来英雄になるんだよな。
それだけ有用なスキルが多いってことだ。
俺のこのリカバリーもなかなか優れた性能を持っている。
魔力を消費して、対象の状態を一定時間前まで戻せるという効果だ。
対象は生物でもそうでないものでも有効だけど、例えば死んだ人を蘇らせたり、病気を治すことはできない。
俺のリカバリーでは、せいぜい八時間ほどしか戻せないので根本的な治療にはならないからだ。
「ディオン……だったわよね? あなた、このままここで暮らすの?」
「んー……山を下りれるなら下りたいけど……」
「……南の国まであとどのくらいあるか分からないものね……」
「そうなんだよ。闇雲に歩き回っても、遭難するだけだろうしね」
三階の書斎にあった本を、あとで確認しよう。
地理について書かれた物がないか……むしろ詳細な地図でもあればいいんだけど。
「私は……このままここで暮らすつもり。せっかく生きてここまでたどり着けたんだもの。食糧は多くはないけど、飢え死にしない程度には確保できるもの」
「そっか。俺も王国に戻ることよりも、ここで暮らすことを考えるべきなんだろうな」
そう口にした時だ。
突然『ピコン』っと、まるでゲーム音のようなものが聞こえた。
なんだ?
どこから聞こえた?
「ここで暮らすなら、食料調達を手分けできそうね。今日のところは私の魚を分けてあげる」
「え、あ……うん、ありがとう。いきなり押し掛けてきたようなもんなのに、ごめんね」
「仕方ないわ。だってあなたの意思じゃないんでしょ? それと寝床は自分で用意してね。もうすぐ暗くなるから、雨戸を全部閉めてくれる? 灯りが外に漏れると、魔物が寄って来るかもしれないから」
「分かった。全部閉めてくるよ」
どうやら、あのピコンという音は俺にしか聞こえてないみたいだ。
とにかくまずは雨戸を閉めてこよう。
一階から順に閉めていって、最後は三階だ。
それからステータスボードを開いた。
「ん? ジョブが出てきてる!?」
ディオン・ルエンディタール 十五歳 人間
ジョブ:辺境砦の領主1(new)
辺境砦の領主……あんだこのジョブ?
ピコンはこれが出てきたからなんだろうけど、タイミング的にここで暮らすことを決めた……いや、宣言したからか?
他に何か変わったことはないかチェックしていると、いくつか(new)とついた項目が増えていた。
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ディオン・ルエンディタール 十五歳 人間
ジョブ:辺境砦の領主1(new)
【ユニークスキル】リカバリー
筋力:15 耐久力:14 敏捷:15
器用:12 魔力:10
ステータスポイント:0
スキルポイント:330
【習得スキル】
剣術:LV10 / 馬術:LV13
【獲得スキル】
【領民好感度】(new)
±0
【領主ポイント】(new)
150P
[ポイント交換]
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好感度?
ギャルゲーみたいなアレ?
好感度上がると隠しイベント発生とか。
いや、どうやってイベントとか発生するんだよ。
気になるのは領主ポイントだ。
じーちゃんから領主ポイントの話は聞いたことはある。ポイントと交換で領土を弄れると言っていた。
簡単にたとえるなら、土壌改良出来るってことだ。
痩せた土地を太らせれば、作物はよく育つ。
ただし、繰り返しやっているとペナルティが発生して、自然災害が起こるそうだ。
「150ポイントで何と交換できるんだろう?」
交換をタップすると、交換可能な一覧表が出てきた。
うん。
150Pじゃなにも出来ないな。
最低でも500ポイント必要って……。
この150Pは、ジョブが領主になった時のボーナス特典みたいなものだろう。
「ディオン。ねぇディオーン」
「は、はい!?」
「魚、焼けたわよっ。二階に下りて来て」
「分かった。今行くよ」
交換一覧をじっくり見るのはまたにしよう。
どうせ今は何も交換できないんだから。
部屋ではセリスが申し訳なさそうな顔して待っていた。
「小さい魚なんだけど……ごめんね」
「いや、何か食べられるだけマシさ。明日は俺も食料調達を手伝うよ」
机の上には木製の皿の上に、三枚下ろしした魚が一匹分。掌より少し大きい程度で、お腹いっぱいにはならなさそうだ。
それでも何も食べないよりはマシだろう。
本来ならパニックに陥るような状況だろうけど、転生者だからかな。なんかこういう状況も「あり」なのかなって思っている自分がいる。
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