13 / 50
元魔王は実技を受ける。
しおりを挟む
午後の授業では中庭で行われる。
週に一度の授業だと言う実技は、神聖魔法を使う訓練だ。
「では実際に治癒を使ってみましょう。呪文は"癒しの光――ヒール"です」
この治癒魔法に関しては、どの神を信仰しようが呪文は同じだ。効果もまた然り。
それ以外でも神聖魔法の八割は呪文、効果共に同じものばかりだ。
豊穣の女神独自の神聖魔法は、確か補助系効果の物が多かったか。
「聖属性に開花していない子らも、同じように授業を行って貰います。何故なら――」
そう言って柔和な笑みを浮かべた老司祭は、子供たち全員の顔を見渡す。
二十人の学友の中には、聖属性を持たずに神殿へ来た者も多い。
実に五割の少年少女らは、聖属性を持っていなかった。
だが老司祭は言う。
「大神殿で実技を学ぶことで、聖属性が開花する子らも少なくはありません。開花と同時に魔法を習得する者もいるぐらいですから」
なんと!?
だ、大神殿という場が、魔法習得に適しているというのか。
やはり……やはりフィリアに同行してよかった!
そう言えば彼女は元気にしているだろうか。
また後でと伝えてから、その『後で』がなかなか出来ていない。
神殿のどこに居るのか――は、感知魔法を使えば直ぐにわかるが、随分奥の方に連れていかれていた。
夕食の前にでもこっそり会いに行くか。
さて今は授業だ。
治癒の練習台には何を使う?
傷を癒すのだから、怪我を負わせなければ練習にはならない。
ゴブリン? コボルト? スライム?
いやいや、手に入りやすい練習台とはいえ、これらを瀕死状態にするだけでも骨が折れる作業だ。
素手で殴り飛ばすだけでも、あっさり首は飛ぶし、胴を殴れば腹が破裂してやっぱり即死だし。
ぼくも治癒の練習台にと思って捕獲したものの、何百と即死させてしまったことか。
ようやく瀕死状態で捕まえることが出来たのは、獣を捕る為の古典的な罠を使った時だ。
ロープをわっかにし、真ん中に餌を置く。
釣られてやって来たゴブリンが輪に入ったらロープを引き、そのまま数メートル走れば瀕死ゴブリンの出来上がりだ。
これに行きつくまでに、狩場のゴブリンが絶滅しかけて苦労した。
まぁ治癒が発動せず、捕まえたゴブリンは数十分で息絶えるので、結果として絶滅してしまったが。
しかし奴らは繁殖能力が高く、所詮近隣の森に生息するゴブリンが居なくなっただけだ。
そのうちまた増えるだろう。
で、司祭が用意した練習台は――
「これを使います」
掲げた手には、ゴブリンもコボルトも、そしてスライムすら持っていない。
小さい物ではないので持てはしないだろうが、ならこれとはどれだ?
実は上空にキメラが居る?
見上げても何も居ない。
では地面の中からバジリスクが現れるとか?
いやいや、感知魔法を発動させてみたが、周辺に魔物の気配はないぞ。
「この木の実に魔力を注いでください。上手く聖属性の魔力を注ぎ込めれば、芽吹くでしょう」
「なっ。木の実だと!? そ、そんな物で治癒の練習が出来るのかっ」
「えぇっと、今回が実技初めてのルインくんでしたね。治癒の魔法は細胞の活性化効果もあります。傷ついていない者に使っても効果がない――という訳でもないのですよ」
な、なんだって!?
ではぼくがこれまでやってきた、魔物を瀕死状態にして練習台にしていたことが実は無駄だったのか?
どんなに……どんなに奴らを即死させず、瀕死状態に止めて置く事が困難だったか……。
木の実に治癒魔法を掛け細胞を活性化させることで、芽が出るのだと司祭は言う。
そんな程度でよかったとは。
くっ。元魔王たるぼく、不覚すぎ!
しかし本当に魔力を注ぐだけで芽吹くのだろうか。
この八年間、ただの一度も成功したことがない治癒魔法……。
ここはひとつ、先輩方を見て学んでみるか。
ぼくとどこか違う点が見つかるかもしれない。
全員が一つずつ木の実を手に持ち、各々呪文を詠唱していく。
ある者はぎゅっと木の実を握り、そして潰してしまったり。ある者は呪文を唱えず魔力を注ぐことに集中して――燃やしてしまったり。
あぁ、あれは火属性持ちだな。
なるほど。流し込む魔力もなんでもいい訳ではない。
ちゃんと聖属性として性質変化させたものでなければならないのだろう。
「はっ。この程度、簡単過ぎて授業にもならないな」
「デリントンさま、凄い!」
「一発で成功なさるとは……流石デリントンさまだ」
「さすデリ!」
おぉ! デリントンが手にする木の実が芽吹いたぞ!
素晴らしいルームメイトだ。
よし、ぼくも彼に続くぞ!
木の実を握り潰すのは、単純に握力の問題だ。
しかしこの木の実は確かに柔らかい。ぼくの腕力でも簡単に握りつぶしてしまうだろう。
だから力を込めてはいけない。
燃えるのは性質変化に失敗しているから。聖以外の属性を持っていて、何も考えず魔力を注げばああなる。
もちろん他の属性を流し込んでも、何かしらの現象が起こるだろう。
逆に変化がないのは、単純に魔力を上手く木の実に流せてない証拠だ。
人の身に転生することで生まれた、ぼくの中の聖属性。
魔力を聖性質に変え、優しく、そっと木の実へと流し込む。
一瞬だけ、木の実からまばゆい光が漏れた。
「うわっ。ルインくんの木の実、今すっごく綺麗に光ったわ」
「私も見たっ。ルインくん、すごーい」
「さすが聖属性3ですわ」
「ははは。ありがとう。でも光っただけで、芽が出ないんじゃ意味はないよ」
だが光るというのは今までにも見たことがない現象だ。
やはり大神殿か! 大神殿という場が、神聖魔法習得にうってつけなのか!
よし。次はもっと大量の魔力を注ぐぞ!
ふぬううぅぅぅぅっ、どりゃああぁあぁぁぁ!!
カァーッっと光った木の実は次の瞬間、ずごごごごごごごと芽が出て蔓が伸び、あっという間に辺り一面を埋め尽くした。
「め、芽吹いた!? 木の実が芽吹いたあぁぁ!」
「ルインくん、半端ない!」
「ルインくんの魔力凄すぎよぉ」
「誰か助けてえぇぇー」
もっと木の実を芽吹かせたかった。
だが老司祭にダメ出しをされ、その上せっかく芽吹かせた植物を全部刈り取らされることにもなった。
ぼくの植物……。
蔓を全て処分し終え、疲れた表情の学友らと下駄箱へと向かう。
「今日の夕食はなんだろうなぁ」
「ルインくん、いつもひとりで食事をしているけれど、今夜は一緒にどう?」
「おぉ、ありがたい。でもぼくはひとりではないよ。いつもデリントンと一緒だから」
「え……で、でも……」
「あ、デリントン!」
噂をすればなんとやら。
彼は下駄箱の前に立っていた。
もしかして誰かを待っている? それは友? そしてぼく?
「嬉しなぁ。今日もまた一緒にご飯を食べようデリントン」
下駄箱から出した上履きに足を通すと、なんとなく違和感があった。
ゴミでも踏んでしまったか?
脱いで確認してみると、やはり何か踏んでしまっていたようだ。
怪訝そうに一緒に覗き込んだ女生徒に、これがなんなのか尋ねてみた。
ぼくが摘まみ上げたのは、銀色の平ぺったくて小さな丸い形の物だ。
「それ……潰れた……押しピン?」
「押しピン……そうだ! これは押しピンだ! くっ、気付かず踏んでしまったのか」
「え? でもこれ潰れて――」
「そう! 踏んで潰してしまったのだっ。これではもう押しピンとして使えない。どうしよう、備品を壊してしまった……。司祭さまに謝ってこなければ」
押しピンの針の部分がぽっきり逝った程度なら、針を起こして再利用も可能かもしれない。
だが針を真上から踏んだことで、針そのものがぐしゃっと潰れた感じになっている。
これでは再利用は不可能だ。
潰れた押しピンを手に持ち、備品管理担当の司祭の下へと向かう。
その途中、唖然とした顔のデリントンとすれ違った。
「すまないデリントン。今日は夕食を共に出来そうにない。構わず先に食べてしまってくれ」
「な……なんで……」
「司祭さまの所へ行かねばならないから」
それほどまでにぼくとの食事を楽しみにしてくれているのか。
ルームメイトを気遣ってくれるとは、デリントンは優しい奴だ。
司祭の下へさっさと行って、早く戻ってこよう。
そうすれば彼との食事も出来るはずだ。
週に一度の授業だと言う実技は、神聖魔法を使う訓練だ。
「では実際に治癒を使ってみましょう。呪文は"癒しの光――ヒール"です」
この治癒魔法に関しては、どの神を信仰しようが呪文は同じだ。効果もまた然り。
それ以外でも神聖魔法の八割は呪文、効果共に同じものばかりだ。
豊穣の女神独自の神聖魔法は、確か補助系効果の物が多かったか。
「聖属性に開花していない子らも、同じように授業を行って貰います。何故なら――」
そう言って柔和な笑みを浮かべた老司祭は、子供たち全員の顔を見渡す。
二十人の学友の中には、聖属性を持たずに神殿へ来た者も多い。
実に五割の少年少女らは、聖属性を持っていなかった。
だが老司祭は言う。
「大神殿で実技を学ぶことで、聖属性が開花する子らも少なくはありません。開花と同時に魔法を習得する者もいるぐらいですから」
なんと!?
だ、大神殿という場が、魔法習得に適しているというのか。
やはり……やはりフィリアに同行してよかった!
そう言えば彼女は元気にしているだろうか。
また後でと伝えてから、その『後で』がなかなか出来ていない。
神殿のどこに居るのか――は、感知魔法を使えば直ぐにわかるが、随分奥の方に連れていかれていた。
夕食の前にでもこっそり会いに行くか。
さて今は授業だ。
治癒の練習台には何を使う?
傷を癒すのだから、怪我を負わせなければ練習にはならない。
ゴブリン? コボルト? スライム?
いやいや、手に入りやすい練習台とはいえ、これらを瀕死状態にするだけでも骨が折れる作業だ。
素手で殴り飛ばすだけでも、あっさり首は飛ぶし、胴を殴れば腹が破裂してやっぱり即死だし。
ぼくも治癒の練習台にと思って捕獲したものの、何百と即死させてしまったことか。
ようやく瀕死状態で捕まえることが出来たのは、獣を捕る為の古典的な罠を使った時だ。
ロープをわっかにし、真ん中に餌を置く。
釣られてやって来たゴブリンが輪に入ったらロープを引き、そのまま数メートル走れば瀕死ゴブリンの出来上がりだ。
これに行きつくまでに、狩場のゴブリンが絶滅しかけて苦労した。
まぁ治癒が発動せず、捕まえたゴブリンは数十分で息絶えるので、結果として絶滅してしまったが。
しかし奴らは繁殖能力が高く、所詮近隣の森に生息するゴブリンが居なくなっただけだ。
そのうちまた増えるだろう。
で、司祭が用意した練習台は――
「これを使います」
掲げた手には、ゴブリンもコボルトも、そしてスライムすら持っていない。
小さい物ではないので持てはしないだろうが、ならこれとはどれだ?
実は上空にキメラが居る?
見上げても何も居ない。
では地面の中からバジリスクが現れるとか?
いやいや、感知魔法を発動させてみたが、周辺に魔物の気配はないぞ。
「この木の実に魔力を注いでください。上手く聖属性の魔力を注ぎ込めれば、芽吹くでしょう」
「なっ。木の実だと!? そ、そんな物で治癒の練習が出来るのかっ」
「えぇっと、今回が実技初めてのルインくんでしたね。治癒の魔法は細胞の活性化効果もあります。傷ついていない者に使っても効果がない――という訳でもないのですよ」
な、なんだって!?
ではぼくがこれまでやってきた、魔物を瀕死状態にして練習台にしていたことが実は無駄だったのか?
どんなに……どんなに奴らを即死させず、瀕死状態に止めて置く事が困難だったか……。
木の実に治癒魔法を掛け細胞を活性化させることで、芽が出るのだと司祭は言う。
そんな程度でよかったとは。
くっ。元魔王たるぼく、不覚すぎ!
しかし本当に魔力を注ぐだけで芽吹くのだろうか。
この八年間、ただの一度も成功したことがない治癒魔法……。
ここはひとつ、先輩方を見て学んでみるか。
ぼくとどこか違う点が見つかるかもしれない。
全員が一つずつ木の実を手に持ち、各々呪文を詠唱していく。
ある者はぎゅっと木の実を握り、そして潰してしまったり。ある者は呪文を唱えず魔力を注ぐことに集中して――燃やしてしまったり。
あぁ、あれは火属性持ちだな。
なるほど。流し込む魔力もなんでもいい訳ではない。
ちゃんと聖属性として性質変化させたものでなければならないのだろう。
「はっ。この程度、簡単過ぎて授業にもならないな」
「デリントンさま、凄い!」
「一発で成功なさるとは……流石デリントンさまだ」
「さすデリ!」
おぉ! デリントンが手にする木の実が芽吹いたぞ!
素晴らしいルームメイトだ。
よし、ぼくも彼に続くぞ!
木の実を握り潰すのは、単純に握力の問題だ。
しかしこの木の実は確かに柔らかい。ぼくの腕力でも簡単に握りつぶしてしまうだろう。
だから力を込めてはいけない。
燃えるのは性質変化に失敗しているから。聖以外の属性を持っていて、何も考えず魔力を注げばああなる。
もちろん他の属性を流し込んでも、何かしらの現象が起こるだろう。
逆に変化がないのは、単純に魔力を上手く木の実に流せてない証拠だ。
人の身に転生することで生まれた、ぼくの中の聖属性。
魔力を聖性質に変え、優しく、そっと木の実へと流し込む。
一瞬だけ、木の実からまばゆい光が漏れた。
「うわっ。ルインくんの木の実、今すっごく綺麗に光ったわ」
「私も見たっ。ルインくん、すごーい」
「さすが聖属性3ですわ」
「ははは。ありがとう。でも光っただけで、芽が出ないんじゃ意味はないよ」
だが光るというのは今までにも見たことがない現象だ。
やはり大神殿か! 大神殿という場が、神聖魔法習得にうってつけなのか!
よし。次はもっと大量の魔力を注ぐぞ!
ふぬううぅぅぅぅっ、どりゃああぁあぁぁぁ!!
カァーッっと光った木の実は次の瞬間、ずごごごごごごごと芽が出て蔓が伸び、あっという間に辺り一面を埋め尽くした。
「め、芽吹いた!? 木の実が芽吹いたあぁぁ!」
「ルインくん、半端ない!」
「ルインくんの魔力凄すぎよぉ」
「誰か助けてえぇぇー」
もっと木の実を芽吹かせたかった。
だが老司祭にダメ出しをされ、その上せっかく芽吹かせた植物を全部刈り取らされることにもなった。
ぼくの植物……。
蔓を全て処分し終え、疲れた表情の学友らと下駄箱へと向かう。
「今日の夕食はなんだろうなぁ」
「ルインくん、いつもひとりで食事をしているけれど、今夜は一緒にどう?」
「おぉ、ありがたい。でもぼくはひとりではないよ。いつもデリントンと一緒だから」
「え……で、でも……」
「あ、デリントン!」
噂をすればなんとやら。
彼は下駄箱の前に立っていた。
もしかして誰かを待っている? それは友? そしてぼく?
「嬉しなぁ。今日もまた一緒にご飯を食べようデリントン」
下駄箱から出した上履きに足を通すと、なんとなく違和感があった。
ゴミでも踏んでしまったか?
脱いで確認してみると、やはり何か踏んでしまっていたようだ。
怪訝そうに一緒に覗き込んだ女生徒に、これがなんなのか尋ねてみた。
ぼくが摘まみ上げたのは、銀色の平ぺったくて小さな丸い形の物だ。
「それ……潰れた……押しピン?」
「押しピン……そうだ! これは押しピンだ! くっ、気付かず踏んでしまったのか」
「え? でもこれ潰れて――」
「そう! 踏んで潰してしまったのだっ。これではもう押しピンとして使えない。どうしよう、備品を壊してしまった……。司祭さまに謝ってこなければ」
押しピンの針の部分がぽっきり逝った程度なら、針を起こして再利用も可能かもしれない。
だが針を真上から踏んだことで、針そのものがぐしゃっと潰れた感じになっている。
これでは再利用は不可能だ。
潰れた押しピンを手に持ち、備品管理担当の司祭の下へと向かう。
その途中、唖然とした顔のデリントンとすれ違った。
「すまないデリントン。今日は夕食を共に出来そうにない。構わず先に食べてしまってくれ」
「な……なんで……」
「司祭さまの所へ行かねばならないから」
それほどまでにぼくとの食事を楽しみにしてくれているのか。
ルームメイトを気遣ってくれるとは、デリントンは優しい奴だ。
司祭の下へさっさと行って、早く戻ってこよう。
そうすれば彼との食事も出来るはずだ。
1
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
【完結】侍女が王女に転生?!英雄と結婚して破滅の国を救います!
カナタカエデ
ファンタジー
八十歳で生涯を終えた、元王宮侍女カリナ。
その最期の瞬間――枕元に、かつて仕えた王女アメリアが現れた。
「お願い…私の人生をやり直して。国を、私を、救って――」
次に目を開くと、カリナは十八歳の“王女アメリア”として転生していた。
彼女は知っている。
このままでは王国は滅び、愛する主君が破滅する未来を。
未来を変えるため、アメリアは
冷徹と噂される英雄ヴァルクとの政略結婚を選ぶ。
これは、かつて守れなかった主人のための転生。
そのはずなのに――彼への想いは、気づけば変わり始めていた。
王女と英雄が紡ぐ、破滅回避ラブファンタジー開幕。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
挿絵はA I画像を使用
10/20 第一章完結
12/20 第二章完結
2/16 第三章完結
他サイト掲載
(小説家になろう、Caita)
ハズレスキル『自動販売機』を授かって婚約破棄されましたが、 実は回復薬も魔力食も出せる最強スキルでした
暖夢 由
ファンタジー
十八歳の成人儀式で授かったのは、誰も聞いたことのない《自動販売機スキル》。
役立たずと嘲られ、婚約者レオンには即座に婚約を破棄され、人生が崩れ落ちたように思えた。
だがそのスキルには、食べ物を作り、摂取すれば魔力を増やし、さらに“治癒効果”を付与できるという隠された力があった。
倒れた母を救い、王都の名門・ヴァルセイン伯爵夫人を救ったことで、カミーラは“呪詛”という闇の存在を知る。伯爵邸で出会った炎の力を持つ公爵家次男レグナスとの出会いが、彼女の運命を大きく変えていく。
やがて王都全体に“謎の病”が蔓延。カミーラは治癒スープの炊き出しを行い、人々を次々と回復へ導く。
一方、病の裏で糸を引いていたのは………。
“無価値”と嘲られたスキルが、いま世界を癒し、未来を照らす光となる――。
前世ブラックOLの私が転生したら悪役令嬢でした
タマ マコト
ファンタジー
過労で倒れたブラック企業勤めのOLは、目を覚ますと公爵令嬢アーデルハイトとして転生していた。しかも立場は“断罪予定の悪役令嬢”。だが彼女は恋愛や王子の愛を選ばず、社交界を「市場」と見抜く。王家の財政が危ういことを察知し、家の莫大な資産と金融知識を武器に“期限付き融資”という刃を突きつける。理想主義の王太子と衝突しながらも、彼女は決意する――破滅を回避するためではない。国家の金脈を握り、国そのものを立て直すために。悪役令嬢の経済戦争が、静かに幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる