25 / 50
25元魔王の目覚め。
しおりを挟む
もうじき大神殿《ここ》へとやって来て一年が経とうとしている。
だが未だにぼくは治癒すら発動しない。
何故だ?
種を芽吹かせることは出来る。しかも異様なサイズに成長させることすら出来た。
では何故治癒は発動しないのか?
「"癒しの光――ヒール"って、こうやるんだよ」
「治れ~って祈りながら呪文を唱えるんです」
剣士になりたいと言うラフィまで、遂に治癒魔法を習得してしまった。
そのせいで彼女はぼくの先生気取りで魔法を実演して見せる。
「いくらやっても発動しない。祈っても無駄だった。ぼくに……ぼくに何が足りないと言うのだ!?」
「なんだろうねぇ」
「何故でしょうねぇ?」
くっ。そんなの、ぼくが知りたいに決まっているだろう。
「でもさ、ルインは魔法が使えるんだから、神聖魔法だって使えてもいいはずだよね」
「そうですね。ルインさまは難しい魔法も使えるようだし、一度出来るようになればどんどん覚えられると思います」
ラフィの稽古は、今では二人の部屋の前で行っている。
元々奥の神殿は人の通りも少なく、掃除担当者以外は司祭以上の者しか居ない。
もちろん防音と不可視の魔法が使っているが。
フィリアも必然的に、ぼくが魔法を使えることを知ることとなった。
しかし、ラフィの言う通り、魔術師系統の魔法は全て網羅しているぼくなのだから、神聖魔法だって――そう思い続けて八年。
もしかして十四歳の誕生日のお祝いに、治癒が使えるようになる!?
なーんてことは無かった。
誕生日は先月済んでしまったが、意気揚々と治癒の呪文を連呼してみたが無駄。
毎日毎日数百回と唱えるが、今だ成功したことは一度もない。
最近ちょっと落ち込んでいる。
この日も二人のアドバイスを聞きながら何十回と試したが、うんともすんとも言わなかった。
「もしかしたらルインは、普通の神聖魔法じゃダメなんじゃないかと思って」
「それで、私たちにいろいろ教えてくれるおじいちゃんにお話ししたんです。そしたらおじちゃんが一度見てくださるって」
「おじいちゃん?」
数日後の夜。いつものように二人の下へ向かうと、今夜は誰かと会う事になっていた。
「そのじーさん、昔は神官戦士だったんだって」
「神官戦士? 鈍器でぼこすか殴る、破壊坊主のことか」
「ぷふっ。ルインさままでそんな事言ってる。別に何かを破壊したりしませんよ」
「そうそう。アタイも剣士がどうしてもダメなら、神官戦士でもいいなぁ」
授業で習うのは、神官戦士=破壊坊主という内容だ。
武器を手に戦う神官という、ごく単純なものだが、何故か司祭の多くは毛嫌いしている。
自分たちの方が優秀だし、聖職者の章分とは傷ついた者を癒すことにある――と、声を大にして唱えている。
ただまぁ……神官だの司祭だのと言っても、実は魔法が使えない者の方が多かった。
金の力で入信し、肩書だけの位階を貰っている者たちだ。
特に大神殿や神殿に配属されている聖職者はそれにあたる。
逆に末端の教会に配属されていたり、どこにも属さず、冒険者として身を置いている者は魔法が使える――と。
二人の案内で建物の地下へと向かう。
元神官戦士の老人は現役を退き、今は大聖堂の地下で暮らしているという。
寝泊まりしているのが地下室というだけで、別に四六時中そこに居る訳ではなさそうだ。
地下室には書斎があった。
陽に焼けるのを避けるため、古い物はここに集められているとフィリアから教えてもらった。
「おじいちゃんはここの奥に居ます」
「本の管理をしているのか?」
「そうだよ。だけどそれだけじゃないんだって」
「大神殿の地下には大きな墓地があって、その入り口はこの奥にあるんですって。そこの管理もしているんです」
墓地……そんな感じはしなかったが……あぁ、そういえば。
デリントンに呼び出された古びた教会。あの中で汚物のような気配を感じたが、あの地下に墓地があったのだろうか。
「おじいちゃーん。ルインさま連れてきました~」
地上階とはまったく違う、分厚い木の扉をフィリアがノックする。
するとすぐにしがれた声が返って来た。
「おぉ、入れ入れ」
中へと入ると、そこは窓が無いだけのただの部屋。
ベッドにタンス、椅子とテーブルのセット、ソファー。それに本棚と大きめのチョストがひとつ。
ソファーに腰を下ろしていた初老の男が立ち上がり、ぼくたちにそのソファーを譲ってくれる。
「ほうほう。二人が言っとった坊主は、それか」
それ……ぼくをそれ扱いか。
「ルインさまです。魔力はとってもあると思うんですけど、治癒魔法がいつまで経っても使えないんです」
「そうそう。アタイですら使えるのに、聖属性2のルインが使えないって、変だよ」
じわりと二人のセリフが胸に刺さる。
そんなぼくの手を、いつの間にかおじいさんが握っていた。
そう、いつの間にか――。
ぼくはまったく気づいていない。
おじいさんがソファーの横に来たことも。しゃがんでぼくの手を取っていたことも。
只者ではないな。
「ふんふん。確かに魔力はあるな。しかも馬鹿みたいにじゃ」
「ぅえっ。ルインって凄いの?」
「さすがルインさま!」
触れただけで相手の魔力を測れるのか。
元神官戦士だというが――なるほど。確かに只者ではないな。
こっそり鑑定をしてみると、彼の開花している属性の数が多い。
聖属性8。火属性6。水属性5。土属性6。風属性7。
大神殿でたまーに目にする高司祭で魔法を使える者ですら、聖属性が2か3。他の属性を持つ者も稀にいるが、レベルは1止まりばかりだ。
「ふん。勝手に人を鑑定するんじゃないわい」
「な!? き、気づかれた?」
「魔力の流れで分かるわい。ちゅーか坊主よ、魔術が使えるなら、そっちの道に進めば良かろうに」
「それではダメなんだ! 魔物どもは何故か闇属性になっている。闇は火も水も土も――聖以外の属性に対しての耐性が高い」
だからぼくは聖属性唯一の魔術、神聖魔法を習得したいのだ。
「なるほど。属性相性もよく分かっておるようじゃ。ふむふむ。聖属性を持っておるのに使えぬか――治癒魔法からいったん離れ、攻撃系統を使ってみてはどうじゃ?」
「攻撃? ……生憎、初級魔法が載っている聖書した読んだことがないもので」
「あぁ、そうじゃったな。最初の一年目は初級聖書しか渡されぬからの。では儂が直接教えよう」
おじいさんは本棚から一冊の古びた聖書を取り出した。
その聖書に手を置けと言う。だから置いた。
「では呪文を教えるぞ。"神の祝福を我が下に。聖なる光よ我が手に宿れ――聖なる拳"」
拳に聖属性を付与するタイプの魔法か。
「"神の祝福を我が下に。聖なる光よ我が手に宿れ――聖なる拳"」
言われた通り呪文を唱えた。
すると――
「ふにゅ!? ま、眩しいっ」
「ルインさま。やっぱり凄いです!」
「ここまで光る者を、儂は見たことがないっ。坊主、お前は神官戦士になるべくして生まれた子じゃぞ!」
いや、ぼく。スローライフを成就するべく転生した元魔王だから。
だが未だにぼくは治癒すら発動しない。
何故だ?
種を芽吹かせることは出来る。しかも異様なサイズに成長させることすら出来た。
では何故治癒は発動しないのか?
「"癒しの光――ヒール"って、こうやるんだよ」
「治れ~って祈りながら呪文を唱えるんです」
剣士になりたいと言うラフィまで、遂に治癒魔法を習得してしまった。
そのせいで彼女はぼくの先生気取りで魔法を実演して見せる。
「いくらやっても発動しない。祈っても無駄だった。ぼくに……ぼくに何が足りないと言うのだ!?」
「なんだろうねぇ」
「何故でしょうねぇ?」
くっ。そんなの、ぼくが知りたいに決まっているだろう。
「でもさ、ルインは魔法が使えるんだから、神聖魔法だって使えてもいいはずだよね」
「そうですね。ルインさまは難しい魔法も使えるようだし、一度出来るようになればどんどん覚えられると思います」
ラフィの稽古は、今では二人の部屋の前で行っている。
元々奥の神殿は人の通りも少なく、掃除担当者以外は司祭以上の者しか居ない。
もちろん防音と不可視の魔法が使っているが。
フィリアも必然的に、ぼくが魔法を使えることを知ることとなった。
しかし、ラフィの言う通り、魔術師系統の魔法は全て網羅しているぼくなのだから、神聖魔法だって――そう思い続けて八年。
もしかして十四歳の誕生日のお祝いに、治癒が使えるようになる!?
なーんてことは無かった。
誕生日は先月済んでしまったが、意気揚々と治癒の呪文を連呼してみたが無駄。
毎日毎日数百回と唱えるが、今だ成功したことは一度もない。
最近ちょっと落ち込んでいる。
この日も二人のアドバイスを聞きながら何十回と試したが、うんともすんとも言わなかった。
「もしかしたらルインは、普通の神聖魔法じゃダメなんじゃないかと思って」
「それで、私たちにいろいろ教えてくれるおじいちゃんにお話ししたんです。そしたらおじちゃんが一度見てくださるって」
「おじいちゃん?」
数日後の夜。いつものように二人の下へ向かうと、今夜は誰かと会う事になっていた。
「そのじーさん、昔は神官戦士だったんだって」
「神官戦士? 鈍器でぼこすか殴る、破壊坊主のことか」
「ぷふっ。ルインさままでそんな事言ってる。別に何かを破壊したりしませんよ」
「そうそう。アタイも剣士がどうしてもダメなら、神官戦士でもいいなぁ」
授業で習うのは、神官戦士=破壊坊主という内容だ。
武器を手に戦う神官という、ごく単純なものだが、何故か司祭の多くは毛嫌いしている。
自分たちの方が優秀だし、聖職者の章分とは傷ついた者を癒すことにある――と、声を大にして唱えている。
ただまぁ……神官だの司祭だのと言っても、実は魔法が使えない者の方が多かった。
金の力で入信し、肩書だけの位階を貰っている者たちだ。
特に大神殿や神殿に配属されている聖職者はそれにあたる。
逆に末端の教会に配属されていたり、どこにも属さず、冒険者として身を置いている者は魔法が使える――と。
二人の案内で建物の地下へと向かう。
元神官戦士の老人は現役を退き、今は大聖堂の地下で暮らしているという。
寝泊まりしているのが地下室というだけで、別に四六時中そこに居る訳ではなさそうだ。
地下室には書斎があった。
陽に焼けるのを避けるため、古い物はここに集められているとフィリアから教えてもらった。
「おじいちゃんはここの奥に居ます」
「本の管理をしているのか?」
「そうだよ。だけどそれだけじゃないんだって」
「大神殿の地下には大きな墓地があって、その入り口はこの奥にあるんですって。そこの管理もしているんです」
墓地……そんな感じはしなかったが……あぁ、そういえば。
デリントンに呼び出された古びた教会。あの中で汚物のような気配を感じたが、あの地下に墓地があったのだろうか。
「おじいちゃーん。ルインさま連れてきました~」
地上階とはまったく違う、分厚い木の扉をフィリアがノックする。
するとすぐにしがれた声が返って来た。
「おぉ、入れ入れ」
中へと入ると、そこは窓が無いだけのただの部屋。
ベッドにタンス、椅子とテーブルのセット、ソファー。それに本棚と大きめのチョストがひとつ。
ソファーに腰を下ろしていた初老の男が立ち上がり、ぼくたちにそのソファーを譲ってくれる。
「ほうほう。二人が言っとった坊主は、それか」
それ……ぼくをそれ扱いか。
「ルインさまです。魔力はとってもあると思うんですけど、治癒魔法がいつまで経っても使えないんです」
「そうそう。アタイですら使えるのに、聖属性2のルインが使えないって、変だよ」
じわりと二人のセリフが胸に刺さる。
そんなぼくの手を、いつの間にかおじいさんが握っていた。
そう、いつの間にか――。
ぼくはまったく気づいていない。
おじいさんがソファーの横に来たことも。しゃがんでぼくの手を取っていたことも。
只者ではないな。
「ふんふん。確かに魔力はあるな。しかも馬鹿みたいにじゃ」
「ぅえっ。ルインって凄いの?」
「さすがルインさま!」
触れただけで相手の魔力を測れるのか。
元神官戦士だというが――なるほど。確かに只者ではないな。
こっそり鑑定をしてみると、彼の開花している属性の数が多い。
聖属性8。火属性6。水属性5。土属性6。風属性7。
大神殿でたまーに目にする高司祭で魔法を使える者ですら、聖属性が2か3。他の属性を持つ者も稀にいるが、レベルは1止まりばかりだ。
「ふん。勝手に人を鑑定するんじゃないわい」
「な!? き、気づかれた?」
「魔力の流れで分かるわい。ちゅーか坊主よ、魔術が使えるなら、そっちの道に進めば良かろうに」
「それではダメなんだ! 魔物どもは何故か闇属性になっている。闇は火も水も土も――聖以外の属性に対しての耐性が高い」
だからぼくは聖属性唯一の魔術、神聖魔法を習得したいのだ。
「なるほど。属性相性もよく分かっておるようじゃ。ふむふむ。聖属性を持っておるのに使えぬか――治癒魔法からいったん離れ、攻撃系統を使ってみてはどうじゃ?」
「攻撃? ……生憎、初級魔法が載っている聖書した読んだことがないもので」
「あぁ、そうじゃったな。最初の一年目は初級聖書しか渡されぬからの。では儂が直接教えよう」
おじいさんは本棚から一冊の古びた聖書を取り出した。
その聖書に手を置けと言う。だから置いた。
「では呪文を教えるぞ。"神の祝福を我が下に。聖なる光よ我が手に宿れ――聖なる拳"」
拳に聖属性を付与するタイプの魔法か。
「"神の祝福を我が下に。聖なる光よ我が手に宿れ――聖なる拳"」
言われた通り呪文を唱えた。
すると――
「ふにゅ!? ま、眩しいっ」
「ルインさま。やっぱり凄いです!」
「ここまで光る者を、儂は見たことがないっ。坊主、お前は神官戦士になるべくして生まれた子じゃぞ!」
いや、ぼく。スローライフを成就するべく転生した元魔王だから。
1
あなたにおすすめの小説
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる