『俺たちはイラナイ子たち』

伊東園

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第2章 ~俺たちの過去~

第3話 ~白夢の秘密~

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    ー白夢パートー

 ママがおかしくなってから二年が経った。白夢十一歳になった。白夢は毎日毎日要らない子って言われて白夢って要らない子なんだって思ってきた。だから毎日自分に罰を与えてるの。ほら見て。こうやってカッターで腕を切るの。これは誰にも教えてないの。きっとにーにが知ったらなんで白夢がこんなになってるって気づいてやれなかったんだって苦しんじゃうでしょ?だから誰にも言わない内緒なの。あともうひとつにーににも言ってないことあるの。それは…。

 『おい、帰ったぞー。』
パパが帰ってきたみたい。
『おかえりなさい。お父さん。』
パパの前ではママは静かなの。すごい猫かぶってるよね。
『白夢、今夜は俺の部屋に来いよ。』
『分かった…。』
まただ。またパパがパパの部屋に来いって言った。白夢は何されるかもう分かってる。

 これは一年前のこと。
『ただいまー。』
その日パパが久しぶりに帰ってきた。。パパは普通の会社に勤めてるサラリーマン。出張が多くてなかなかお家に帰ってこないの。
『おかえりーパパ!』
『白夢大きくなったなー。じゃあパパはお風呂に入ってくるよ。』
『分かった。いってらっしゃい。』
パパが大きくなったなーって言った時いつもの優しいパパとは違う感じがした。まあどうってことないやとこの時白夢はそう思ってた。
 パパがお風呂から上がってきた。
『なあ白夢。後でパパの部屋に来てみないか?』
パパは誰も自分の部屋に入れたがらない。珍しいし入ってみたいって白夢は思った。
『うん、行く!』
『じゃあおいで。』
白夢はパパに着いてってパパの部屋に行った。パパの部屋はベットがあって他にはダンボールとか本棚とかがあった。
『パパっていっぱい本持ってるんだね!このダンボールは何が入ってるの?』
『ああ、それかい?それにはね…手錠が入ってるんだよ。他にもムチや目隠しや足枷とかいっぱい入ってるんだ。』
その事を言われた時白夢はなんとなく嫌な感じがした。始めのパパから感じた違う感じよりもっと酷かった。白夢は怖くなった。
『これを白夢に使いたいんだ。なあ、いいだろ?』
『やだ!こんなパパ知らない!いつものパパに戻ってよ!』
『ずっと思ってたんだ。白夢ってすごく綺麗な顔してるなあって。その綺麗な顔が崩れたらどうなるのかなって。体も成長してきて胸も大きいしいつか白夢をいじめたいなってずっと考えてた。やっと実現できるんだ。』
白夢は押し倒された。抵抗したけどパパの力には適わなかった。パパは白夢に目隠しをして服を脱がせ手錠と足枷をつけた。
『ああ、綺麗だよ白夢。これから僕がこの綺麗なものを壊せるんだってそう思うとゾクゾクしちゃうよ。』
パパはとっても笑顔だった。これまで見たことも無いほどに。それから白夢は体中を舐められた。気持ち悪かった。その後後ろを向かされてお尻をムチで打たれた。ママがいっぱい手で叩いたり足で蹴ったりするのよりも痛かった。痛くて痛くて白夢は泣いてた。
『ほら、もっと泣け!壊れろ!』
それからパパのを挿入れられた。クラスの男子が言ってたえっちっていうのだって思った。えっちは好きな人同士でするものだって聞いてた。白夢はパパのこと好きだけどこんなことする相手じゃないよね。何か液体が中に入ってきた。これって妊娠しちゃうやつじゃなかったっけ。白夢わかんないや。
そして終わるとパパは私に付けてた手錠などを外して服を着せた。そしてこう言った。
『この事は誰にも言っちゃいけないよ。言ったらどうなるか分かってるよね?』
白夢はなんとなく何をされるか想像できた。言ってはいけない。そう思った。
『分かった、パパ。』
『偉いね。白夢。』
 この事があってからパパは帰ってくる度に白夢に同じことをした。中に液体は出されなくなった。だけど首をいっぱいギュッて締められた。そして首にはアザができて消えなくなった。首には包帯を巻くようになった。きっと今日もまたされるんだ。
『にーに、助けて…。』
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