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第1話 一目惚れしました!
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「今日の練習まじキツかったなー」「ほんとになー」
部活終わり、俺の腹の虫は鳴き止むどころか軍隊を作ってるレベルで鳴きまくってた。
「腹減ったー!メンチカツ食いてー!」
「ほんとお前はメンチカツばっかだな」
そんなこと言われたって好きなんだから仕方ないだろ。メンチカツ最強!キングオブメンチカツ!
「……え」
ふと目に入ってきたその姿に、俺の思考は一瞬で掻き消えた。
(……なに……あの子……)
柔らかそうな黒髪。白く透き通った肌。そして黒くどこか虚ろで空虚な瞳。その綺麗で、でもどこか危ういその姿が俺の心を完全に奪ってしまったのだ。
「ちょっと待ってて!」
「はぁ!?」「ちょっ…涼っ…!?」
後ろでなんか言ってるけどそんなの知るか!俺はその子の目の前へ一直線に駆け出して滑り込んだ。
「すんませんっ!いきなりで悪いんですけど俺4年の彩月涼って言います!一目惚れしました!付き合ってください!」
勢いのまま手を差し出す。頼む!この気持ちを受け取ってくれ!!
「……は?……無理」
冷たくそして軽蔑の色が含まれた声。その子は困惑しながらも、俺の手をゴミを見るような目で一瞬見て去っていった。
「え!?ちょっ!?」
伸ばした俺の手が空を切る。そしてあの子は人混みの中へと消えていった。
「……まじかよ」
「……おい何してんだよ涼……まぁあの子は住む世界違う感じだったぜ……諦めろ……」
確かに世間一般的には、あの子の冷たい態度に心がポッキリ折れて諦めるのかもしれない。でも俺の世界は輝きで満ち溢れて、輝きが溢れて零れるんじゃないかってくらいとにかく輝きで溢れていた。
「今の無理って言い方超かっこよかった!!」
「……は?」
「まじで惚れた!絶対振り向かせてみせる!」
「……お前はほんとにバカだな」
「なぁお前あの子の名前しらねぇ!?お前そういうの詳しいじゃんか!」
「……まぁ……知ってるけど……3年の……結城……日向だよ……俺らの1個下……でもあの子周りとあんまつるまないって噂だぜ?お前みてぇなうっせぇやつ絶対無理だって」
何か言われた気がするが俺の耳にはあの子の名前、そして1個下の俺の後輩だってことしか届いてない。
「結城……日向……よっしゃー!絶対振り向かせてやるからなー!日向ー!」
天高く拳を突き上げる。この日から俺の中で日向はこの世の全てになった。俺のこの胸の高鳴りは留まるところを知らなかった。
「……はぁ……ダメだこりゃ」「……ダメだな」
……この時の俺はまだ知らなかった。
この出会いが後に、運命の歯車を回すきっかけになってしまうことを。
そんなことなど露知らず、俺の世界はただ日向のことだけでいっぱいだった。
部活終わり、俺の腹の虫は鳴き止むどころか軍隊を作ってるレベルで鳴きまくってた。
「腹減ったー!メンチカツ食いてー!」
「ほんとお前はメンチカツばっかだな」
そんなこと言われたって好きなんだから仕方ないだろ。メンチカツ最強!キングオブメンチカツ!
「……え」
ふと目に入ってきたその姿に、俺の思考は一瞬で掻き消えた。
(……なに……あの子……)
柔らかそうな黒髪。白く透き通った肌。そして黒くどこか虚ろで空虚な瞳。その綺麗で、でもどこか危ういその姿が俺の心を完全に奪ってしまったのだ。
「ちょっと待ってて!」
「はぁ!?」「ちょっ…涼っ…!?」
後ろでなんか言ってるけどそんなの知るか!俺はその子の目の前へ一直線に駆け出して滑り込んだ。
「すんませんっ!いきなりで悪いんですけど俺4年の彩月涼って言います!一目惚れしました!付き合ってください!」
勢いのまま手を差し出す。頼む!この気持ちを受け取ってくれ!!
「……は?……無理」
冷たくそして軽蔑の色が含まれた声。その子は困惑しながらも、俺の手をゴミを見るような目で一瞬見て去っていった。
「え!?ちょっ!?」
伸ばした俺の手が空を切る。そしてあの子は人混みの中へと消えていった。
「……まじかよ」
「……おい何してんだよ涼……まぁあの子は住む世界違う感じだったぜ……諦めろ……」
確かに世間一般的には、あの子の冷たい態度に心がポッキリ折れて諦めるのかもしれない。でも俺の世界は輝きで満ち溢れて、輝きが溢れて零れるんじゃないかってくらいとにかく輝きで溢れていた。
「今の無理って言い方超かっこよかった!!」
「……は?」
「まじで惚れた!絶対振り向かせてみせる!」
「……お前はほんとにバカだな」
「なぁお前あの子の名前しらねぇ!?お前そういうの詳しいじゃんか!」
「……まぁ……知ってるけど……3年の……結城……日向だよ……俺らの1個下……でもあの子周りとあんまつるまないって噂だぜ?お前みてぇなうっせぇやつ絶対無理だって」
何か言われた気がするが俺の耳にはあの子の名前、そして1個下の俺の後輩だってことしか届いてない。
「結城……日向……よっしゃー!絶対振り向かせてやるからなー!日向ー!」
天高く拳を突き上げる。この日から俺の中で日向はこの世の全てになった。俺のこの胸の高鳴りは留まるところを知らなかった。
「……はぁ……ダメだこりゃ」「……ダメだな」
……この時の俺はまだ知らなかった。
この出会いが後に、運命の歯車を回すきっかけになってしまうことを。
そんなことなど露知らず、俺の世界はただ日向のことだけでいっぱいだった。
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