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10話
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「クリス様……あそこでメリアス王女殿下と話しているのは……」
「ああ、どうやらヴェノム殿のようだな」
ヴェノム様が姿を現しメリアス王女殿下と話している。そのことに気付いたのは先ほどだ。何をしているんだろうか?
「メリアス様に求婚でもしているのでしょうか?」
「かもしれないな。彼はメリアス王女を狙っている輩の一人なのだろう?」
「そのように言っていましたが、本当なんですね」
傍から見たら楽しく話しているように見えるけれど……大丈夫なのかしら? メリアス様の身が心配になってきた。そんな私の肩にクリス様の手が乗る。
「心配はいらないさ、アニエ嬢。メリアス王女殿下はバカではない。ヴェノム殿に言い包められるとは到底思えないからな」
「まあ、そうですね。確かにヴェノム様の甘言に乗せられる方だという印象はありませんでしたが」
ヴェノム様は笑顔でメリアス様と話しているようだけれど、どんな内容なのか気になるわね。万が一、彼の婚約が成功したら大変なことだわ。
「大丈夫だとは思いますけど、どんな話をしているのか気になりませんか?」
「そうだな……では、私の部下に近くまで行かせよう」
そう言ってクリス様は護衛の一人をヴェノム様の下に行くように指示した。私達が近くまで行くと警戒されてしまうからだ。
-------------------------------
(ヴェノム視点)
「ヴェノム様もネレイド河川に投資していらっしゃいましたよね?」
「え、ええ……そうですね。しておりますが……あの、」
話の流れが良くない……なんとかして違う話にしなければ。だが、話題を変えられる気がしなかった。どうやら、メリアス王女殿下は婚約破棄の話に興味津々のようだったからだ。
「ヴェノム様は知りませんか? その婚約破棄をしたカップルの話を……」
ま、マズイ……ここで知らないと言うのは簡単だが、あとでバレたら言い訳が効かなくなってしまう。ここは……。
「婚約破棄をしたのは私です」
「まあ、本当ですの!?」
仕方がない……ここから真実の話を織り交ぜて、好感度を稼いで行くしかない。くそ……なぜこのようなことに。
「ああ、どうやらヴェノム殿のようだな」
ヴェノム様が姿を現しメリアス王女殿下と話している。そのことに気付いたのは先ほどだ。何をしているんだろうか?
「メリアス様に求婚でもしているのでしょうか?」
「かもしれないな。彼はメリアス王女を狙っている輩の一人なのだろう?」
「そのように言っていましたが、本当なんですね」
傍から見たら楽しく話しているように見えるけれど……大丈夫なのかしら? メリアス様の身が心配になってきた。そんな私の肩にクリス様の手が乗る。
「心配はいらないさ、アニエ嬢。メリアス王女殿下はバカではない。ヴェノム殿に言い包められるとは到底思えないからな」
「まあ、そうですね。確かにヴェノム様の甘言に乗せられる方だという印象はありませんでしたが」
ヴェノム様は笑顔でメリアス様と話しているようだけれど、どんな内容なのか気になるわね。万が一、彼の婚約が成功したら大変なことだわ。
「大丈夫だとは思いますけど、どんな話をしているのか気になりませんか?」
「そうだな……では、私の部下に近くまで行かせよう」
そう言ってクリス様は護衛の一人をヴェノム様の下に行くように指示した。私達が近くまで行くと警戒されてしまうからだ。
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(ヴェノム視点)
「ヴェノム様もネレイド河川に投資していらっしゃいましたよね?」
「え、ええ……そうですね。しておりますが……あの、」
話の流れが良くない……なんとかして違う話にしなければ。だが、話題を変えられる気がしなかった。どうやら、メリアス王女殿下は婚約破棄の話に興味津々のようだったからだ。
「ヴェノム様は知りませんか? その婚約破棄をしたカップルの話を……」
ま、マズイ……ここで知らないと言うのは簡単だが、あとでバレたら言い訳が効かなくなってしまう。ここは……。
「婚約破棄をしたのは私です」
「まあ、本当ですの!?」
仕方がない……ここから真実の話を織り交ぜて、好感度を稼いで行くしかない。くそ……なぜこのようなことに。
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