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女装と復讐 -躍動編-
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どんだけボーイズラヴ好き過ぎなんだよ…っていう詩織へのツッコミは置いといて…。
『樋口絵里佳ちゃんが、私とKissしたいって言ってるのと、あなたとひと晩過ごすっていうのと、なんの関係があるの…?』
『金魚の言うとおりよ!…てゆうか、私たちを早く通させてってば!!ほんとに時間がないの!!』
詩織も僕の前に出て、斎藤に詰め寄り攻め立てる。
『…お前がひと晩、俺と付き合ったってなれば、絵里佳はお前のことも諦められるだろ?』
『ねぇ、斎藤さん。あなた…金魚のことがちゃんと本気で好きで、ひと晩俺と…とか言ってるの?それとも…』
一旦落ち着いて、改めて問い正す詩織。
『…絵里佳ちゃんの件を口実に《有名な金魚を落とせた》っていう…あなたの好男子としての《ステータスアップ》…それだけのために、金魚を利用するってのが、本当の目的なんじゃないの…?』
『はぁ?…んなわけねーって。馬鹿か?お前』
そう言いながらも、顔を強ばらせる斎藤。
『んじゃ…ま、いいわ。池川…お前みたいなの、俺の好みじゃねぇし…』
僕も詩織も、斎藤の顔をキツく睨みつける。
「プリンスって聞いてたから…と思ったのに。なんなのこの人?自分勝手で…ほんっと最っ低…!」
『えっ?』
詩織がプリンス斎藤に聞こえないくらいの声で、そう呟いたのが僕にはハッキリと聞こえた。
『んじゃ、最後に池川…これだけは俺に教えとけ』
…何を?
『池川…ほんとにお前、オトコいんのか?』
『なっ…なにを何度も同じことを、訊いてくる…んですか』
そう言い返した僕を、詩織はふと不安気に見た。
『だ、だから私…さっきから言ってるし。《ちゃんといます!》って』
『いるよねー金魚。いくら超イケメンだっていっても、しつこい男ってほんっと最悪だわ!』
『ふうん。なら安心した』
そう言って微かに笑う斎藤。
『…まーた逆ナンされてるのかよ!義人』
なっ……えっ!?
僕らの背後から…なんか聞き覚えのある声が…?
『へぇ…いいタイミングで来たじゃんか。絵里佳。この池川金魚なぁ…オトコいるってよ』
『…えっ?…金魚…ちゃん』
…僕は恐る恐る…後ろを振り返った…。
『あら。あの情報サイト《★Colorful-Girls★》で有名な金魚ちゃん?はじめまして』
げぇぇぇ!!
ほんとに樋口がいるー!!
…それ以上に僕を驚かせたのは、樋口の隣にいる…丹波彩乃!!
いや…丹波彩乃の周りには樋口のほかに、僕の知らない女の子が3人いる。
『私ね、去年の《G.F.アワード》で大賞を受賞した、丹波彩乃って言うの。知ってる?私のこと』
…僕はぎこちなく頷いた。
『本当!?…良かったぁ!』
少しわざとらしく、明るく喜んで見せる丹波彩乃…。
『樋口絵里佳ちゃんが、私とKissしたいって言ってるのと、あなたとひと晩過ごすっていうのと、なんの関係があるの…?』
『金魚の言うとおりよ!…てゆうか、私たちを早く通させてってば!!ほんとに時間がないの!!』
詩織も僕の前に出て、斎藤に詰め寄り攻め立てる。
『…お前がひと晩、俺と付き合ったってなれば、絵里佳はお前のことも諦められるだろ?』
『ねぇ、斎藤さん。あなた…金魚のことがちゃんと本気で好きで、ひと晩俺と…とか言ってるの?それとも…』
一旦落ち着いて、改めて問い正す詩織。
『…絵里佳ちゃんの件を口実に《有名な金魚を落とせた》っていう…あなたの好男子としての《ステータスアップ》…それだけのために、金魚を利用するってのが、本当の目的なんじゃないの…?』
『はぁ?…んなわけねーって。馬鹿か?お前』
そう言いながらも、顔を強ばらせる斎藤。
『んじゃ…ま、いいわ。池川…お前みたいなの、俺の好みじゃねぇし…』
僕も詩織も、斎藤の顔をキツく睨みつける。
「プリンスって聞いてたから…と思ったのに。なんなのこの人?自分勝手で…ほんっと最っ低…!」
『えっ?』
詩織がプリンス斎藤に聞こえないくらいの声で、そう呟いたのが僕にはハッキリと聞こえた。
『んじゃ、最後に池川…これだけは俺に教えとけ』
…何を?
『池川…ほんとにお前、オトコいんのか?』
『なっ…なにを何度も同じことを、訊いてくる…んですか』
そう言い返した僕を、詩織はふと不安気に見た。
『だ、だから私…さっきから言ってるし。《ちゃんといます!》って』
『いるよねー金魚。いくら超イケメンだっていっても、しつこい男ってほんっと最悪だわ!』
『ふうん。なら安心した』
そう言って微かに笑う斎藤。
『…まーた逆ナンされてるのかよ!義人』
なっ……えっ!?
僕らの背後から…なんか聞き覚えのある声が…?
『へぇ…いいタイミングで来たじゃんか。絵里佳。この池川金魚なぁ…オトコいるってよ』
『…えっ?…金魚…ちゃん』
…僕は恐る恐る…後ろを振り返った…。
『あら。あの情報サイト《★Colorful-Girls★》で有名な金魚ちゃん?はじめまして』
げぇぇぇ!!
ほんとに樋口がいるー!!
…それ以上に僕を驚かせたのは、樋口の隣にいる…丹波彩乃!!
いや…丹波彩乃の周りには樋口のほかに、僕の知らない女の子が3人いる。
『私ね、去年の《G.F.アワード》で大賞を受賞した、丹波彩乃って言うの。知ってる?私のこと』
…僕はぎこちなく頷いた。
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少しわざとらしく、明るく喜んで見せる丹波彩乃…。
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