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女装と復讐 -躍動編-
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…店内をゆっくりと歩き回っていたナオさん。
そして今…僕とアンナさんの座る席のテーブルに、トンと置かれた赤い木製の箱。浅めと深めの引き出しが2段付いていて、可動開閉式の上蓋部には、手提げ用の取っ手が取り付けられている。
『…これで必要な道具は、全て揃ったはずだけど…アンナ、確認してみて』
では早速…と、アンナさんが木箱の一番下の深めの引き出しを開けてみる。引き出しの中には…。
…狙撃用の組み立て式ライフル銃と、万が一の接近戦用の拳銃が2丁、それにサバイバルナイフも入っ…てたら、マジで怖すぎ。
《女の子たちへの復讐》って、本当に直接狙撃しちゃってどうすんのって。
…ごめんなさい。ちょっとふざけてしまいました。
アンナさんはその上の浅めの引き出しと、一番上の上蓋部も開けて、中のメイク道具を確認した。
『うん…大丈夫。メイクボックスの上蓋に鏡も付いてるし…これだけメイク道具が揃ってれば十分ね。ありがとう。ナオ』
ナオさん、アンナさんの笑顔とその一言に、安心したかのように少し照れ笑い?…そして、次に僕のほうを見た。
『どうかな?金魚ちゃん専用の赤いメイクボックス』
『わぁ…ナオさん、ありがとうございます』
…なんて言ってはみたものの…本当は内心、凄く裏腹…。
ほんとに…ただアンナさんとの間を持たせるために、つい言い出しただけ…だったのに、実際にメイクを始める…覚えなきゃならなくなってしまうとは…。
日本人男性の99.999…%が《一生に一度も、自分でメイクなんかしない…メイクなんてできない》ってはずなのに…僕ら残りの0.0000…1%のなかの1人になってしまうことが、ほぼ決定的です…あぁ神さまよ…。
『ねぇ、ナオ。詩織が戻ってくるまで、あとどれくらい?』
ナオさんは店舗内にある、大きな壁掛け時計で時間を確認。
『うぅんと…一応《40分コース》の実習だったから…あと10分くらいかな』
今度はアンナさんが僕を見た。
『じゃあ…あと10分、私と店内を回って、化粧品や他の道具とかも見てみる?』
『あ、はい。お願いします』
なんか…今のアンナさんの笑顔…嬉しそう、てゆうか…凄くいい笑顔だった。
アンナさんは丁寧人化粧品や道具のこと、それに国内外問わず化粧品メーカーのことまで、分かり易く説明してくれた。
なかでも僕が聞いてて一番興味を惹かれたのは…アンナさんが本格的にメイクの技術を高めようと決心した若い頃の、その思い出や当時の想い…そして今のアンナさんの、メイクアップへの深いこだわりや熱意の話だった。
『たっだいまーぁ♪』
詩織が2階から降りてきた。めちゃくちゃご満悦できた!って感じの表情。メイクも改めて、ちゃんと綺麗にしてもらっている。
『あっ?なにその赤くて可愛い、高そうな木製のメイクボックスーぅ!』
そして今…僕とアンナさんの座る席のテーブルに、トンと置かれた赤い木製の箱。浅めと深めの引き出しが2段付いていて、可動開閉式の上蓋部には、手提げ用の取っ手が取り付けられている。
『…これで必要な道具は、全て揃ったはずだけど…アンナ、確認してみて』
では早速…と、アンナさんが木箱の一番下の深めの引き出しを開けてみる。引き出しの中には…。
…狙撃用の組み立て式ライフル銃と、万が一の接近戦用の拳銃が2丁、それにサバイバルナイフも入っ…てたら、マジで怖すぎ。
《女の子たちへの復讐》って、本当に直接狙撃しちゃってどうすんのって。
…ごめんなさい。ちょっとふざけてしまいました。
アンナさんはその上の浅めの引き出しと、一番上の上蓋部も開けて、中のメイク道具を確認した。
『うん…大丈夫。メイクボックスの上蓋に鏡も付いてるし…これだけメイク道具が揃ってれば十分ね。ありがとう。ナオ』
ナオさん、アンナさんの笑顔とその一言に、安心したかのように少し照れ笑い?…そして、次に僕のほうを見た。
『どうかな?金魚ちゃん専用の赤いメイクボックス』
『わぁ…ナオさん、ありがとうございます』
…なんて言ってはみたものの…本当は内心、凄く裏腹…。
ほんとに…ただアンナさんとの間を持たせるために、つい言い出しただけ…だったのに、実際にメイクを始める…覚えなきゃならなくなってしまうとは…。
日本人男性の99.999…%が《一生に一度も、自分でメイクなんかしない…メイクなんてできない》ってはずなのに…僕ら残りの0.0000…1%のなかの1人になってしまうことが、ほぼ決定的です…あぁ神さまよ…。
『ねぇ、ナオ。詩織が戻ってくるまで、あとどれくらい?』
ナオさんは店舗内にある、大きな壁掛け時計で時間を確認。
『うぅんと…一応《40分コース》の実習だったから…あと10分くらいかな』
今度はアンナさんが僕を見た。
『じゃあ…あと10分、私と店内を回って、化粧品や他の道具とかも見てみる?』
『あ、はい。お願いします』
なんか…今のアンナさんの笑顔…嬉しそう、てゆうか…凄くいい笑顔だった。
アンナさんは丁寧人化粧品や道具のこと、それに国内外問わず化粧品メーカーのことまで、分かり易く説明してくれた。
なかでも僕が聞いてて一番興味を惹かれたのは…アンナさんが本格的にメイクの技術を高めようと決心した若い頃の、その思い出や当時の想い…そして今のアンナさんの、メイクアップへの深いこだわりや熱意の話だった。
『たっだいまーぁ♪』
詩織が2階から降りてきた。めちゃくちゃご満悦できた!って感じの表情。メイクも改めて、ちゃんと綺麗にしてもらっている。
『あっ?なにその赤くて可愛い、高そうな木製のメイクボックスーぅ!』
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