227 / 491
女装と復讐 -躍動編-
page.211
しおりを挟む
…んー?…あ。やっぱり鈴ちゃんだった。
鈴ちゃんは改札口を、手を振りながら通り出てきた。
『金魚ちゃん、詩織ちゃん。ほんとごめーん。結構長く待たせちゃって』
鈴ちゃんが僕らの目の前に現れた瞬間から…「きぃゃぁぁあー!!」「本物の鈴ちゃんだぁぁー!!」…って、野次馬女の子たちの起爆したような声援と拍手がもう凄い凄い。やっぱり、これこそ本物の芸能人…って感じ。
『ううん。気にしないで。えぇと…ラジオの生放送、お疲れさまぁ♪』
『あはは。ありがとう』
鈴ちゃんは少し照れくさそうに、大きなまん丸サングラスを一瞬だけ外して、僕らにその顔立ちを拝見させてくれた。
こ…これはヤバい。鈴ちゃんの照れた笑顔とか、その大きくて印象的なぱっちり目とか…なんて可愛らし過ぎることか…。
そして鈴ちゃんはサッとすぐに、またサングラスを掛けた。
一旦冷静になって、改めて鈴ちゃんをこんな間近で見ても…スタイルも細くて綺麗だし顔は天使みたいに可愛いしで…いくら金魚でも鈴ちゃんのこの可愛さには…やっぱり敵わないな。
『ずっと会いたかったんだ…私。金魚ちゃんと詩織ちゃんに早く会って、早くお話ししてみたい…って、ずっと思ってた』
『うん。私も…』
『僕も…』
あーっ!!
つい鈴ちゃんに夢中で、無意識に《僕》って言っちゃったぁぁー!!
…けど、それは誰にも聞こえてなかった…ふぅ。危なかった。
ぁ…えぇっ!!?
ふと我に返って気付いた…僕らの周りはもの凄い、ちょっとしたパニック状態になっていた。
いつの間にか野次馬の群れは大きく膨れ上がり、地下鉄改札口を出てきた人…更に駅構内を行き交ってた人たちまでが足を止め、遂には駅員さんたち数名が出動する騒ぎに…。
『あらら?集まった人の数ったら、もうお祭り騒ぎみたいね。きゃはははは♪』
冷静に…いかにも気持ち好さそうに、そう言って笑ってる詩織。
『これ以上ここに居たらご迷惑だから、とりあえず移動しましょ』
鈴ちゃんのこの意見に僕も詩織も同意した。
『ねぇ私たち、今からどこ行く?』
『金魚ちゃんも詩織ちゃんも、ランチまだでしょ?』
『うん。まだー』
『まだです』
『実はね…そう思って先に、日本料亭のお店を予約しておいたの』
『えっ…日本料亭?』
日本料亭…って、いかにも高そう。
僕らがそれへの返答に困っていると…。
『大丈夫。今日は私にランチ、奢らせて』
…えっ!?
僕も詩織も、その一言にびっくり!!
『鈴ちゃん!そんなのダメだよぉ!』
『じゃあ決定ね。地下鉄でまた浅堀町へ戻ることになるけど…いい?』
浅堀町…ってことは…アンプリエ?
アンプリエに、そんな高級そうな料亭のお店…あったっけ??
『ちょっと待って!』
『?』
『?』
鈴ちゃんは急に立ち止まり、振り返って周りの野次馬の群れを見た。
『今は私たち…プライベートな時間なの。ごめんなさい…付いて来ないで。お願い…』
そう言って、鈴ちゃんは目を輝かせていた女の子たちに頭を下げた。
『…ごめんなさい』
鈴ちゃんは改札口を、手を振りながら通り出てきた。
『金魚ちゃん、詩織ちゃん。ほんとごめーん。結構長く待たせちゃって』
鈴ちゃんが僕らの目の前に現れた瞬間から…「きぃゃぁぁあー!!」「本物の鈴ちゃんだぁぁー!!」…って、野次馬女の子たちの起爆したような声援と拍手がもう凄い凄い。やっぱり、これこそ本物の芸能人…って感じ。
『ううん。気にしないで。えぇと…ラジオの生放送、お疲れさまぁ♪』
『あはは。ありがとう』
鈴ちゃんは少し照れくさそうに、大きなまん丸サングラスを一瞬だけ外して、僕らにその顔立ちを拝見させてくれた。
こ…これはヤバい。鈴ちゃんの照れた笑顔とか、その大きくて印象的なぱっちり目とか…なんて可愛らし過ぎることか…。
そして鈴ちゃんはサッとすぐに、またサングラスを掛けた。
一旦冷静になって、改めて鈴ちゃんをこんな間近で見ても…スタイルも細くて綺麗だし顔は天使みたいに可愛いしで…いくら金魚でも鈴ちゃんのこの可愛さには…やっぱり敵わないな。
『ずっと会いたかったんだ…私。金魚ちゃんと詩織ちゃんに早く会って、早くお話ししてみたい…って、ずっと思ってた』
『うん。私も…』
『僕も…』
あーっ!!
つい鈴ちゃんに夢中で、無意識に《僕》って言っちゃったぁぁー!!
…けど、それは誰にも聞こえてなかった…ふぅ。危なかった。
ぁ…えぇっ!!?
ふと我に返って気付いた…僕らの周りはもの凄い、ちょっとしたパニック状態になっていた。
いつの間にか野次馬の群れは大きく膨れ上がり、地下鉄改札口を出てきた人…更に駅構内を行き交ってた人たちまでが足を止め、遂には駅員さんたち数名が出動する騒ぎに…。
『あらら?集まった人の数ったら、もうお祭り騒ぎみたいね。きゃはははは♪』
冷静に…いかにも気持ち好さそうに、そう言って笑ってる詩織。
『これ以上ここに居たらご迷惑だから、とりあえず移動しましょ』
鈴ちゃんのこの意見に僕も詩織も同意した。
『ねぇ私たち、今からどこ行く?』
『金魚ちゃんも詩織ちゃんも、ランチまだでしょ?』
『うん。まだー』
『まだです』
『実はね…そう思って先に、日本料亭のお店を予約しておいたの』
『えっ…日本料亭?』
日本料亭…って、いかにも高そう。
僕らがそれへの返答に困っていると…。
『大丈夫。今日は私にランチ、奢らせて』
…えっ!?
僕も詩織も、その一言にびっくり!!
『鈴ちゃん!そんなのダメだよぉ!』
『じゃあ決定ね。地下鉄でまた浅堀町へ戻ることになるけど…いい?』
浅堀町…ってことは…アンプリエ?
アンプリエに、そんな高級そうな料亭のお店…あったっけ??
『ちょっと待って!』
『?』
『?』
鈴ちゃんは急に立ち止まり、振り返って周りの野次馬の群れを見た。
『今は私たち…プライベートな時間なの。ごめんなさい…付いて来ないで。お願い…』
そう言って、鈴ちゃんは目を輝かせていた女の子たちに頭を下げた。
『…ごめんなさい』
1
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる