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女装と復讐 -街華編-
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詩織とアンナさんの合同誕生日は、何故だかそこに突然《金魚のG.F.デビュー祝賀会》も加わり、とても大賑わいの宴酣で終わった。
そしてただ今、アンナさんの車内…帰宅の途中。
焼き鳥居酒屋さんのお店の前で全員解散となり、それぞれ帰宅…なんだけど、秋良さんと啓介さんと大基さんの3人だけは『勝手に2次会するぞー!!』ってことで、別の飲み屋さんへ。
『…あれ!わざと呼んだんだろ!!』
『きゃははははー♪』
わざと!…ってのは《詩織が秋良さんを呼んだ》あのときのこと。
ちっくしょ。詩織…《狙い》で僕と啓介さんを2人きりにさせといて、それを少し離れた席から秋良さんと2人で、ニヤニヤクスクスしながら観察してたんだ…。
『きゃははははー♪』
『…くそぉ』
『だからぁ。なぁんか変な雰囲気だったから、私と秋良くんが助けに行ってあげたでしょ?…うふふ♪』
詩織が勝ち誇ったような態度で僕に言う。
『あんなのの、どこが《助けに来てくれた》だよ!あーくそっ!!』
『でも金魚って、やればできる子だよねー♪きゃはははは♪』
『…。』
あのあと…秋良さんと詩織が戻ってきて、詩織が…。
『金魚。いつも啓介さんにはお世話になってるんだし、こういう場を上手に利用して、お返ししてあげなきゃダメよ』
…って、どういう事?って言おうと思ったら…。
『そんなんじゃダメ!もっとこう!…啓介くんに寄り添ってぇ…《啓介くぅん、はぁい♪あーんしてぇ♪》って…きゃははは。金魚、可愛くやらなきゃ!』
『……えぇ…』
串を抜き外した、白いお皿の上の焼き鳥の1個を箸で摘んで、啓介くんにあーんって食べさせてやりなさい…って、小悪魔詩織の指導まで入って…。
『け…啓介さん…はい、あーんして…』
『うん。あー…』
『だからダメってば!!もっと可愛く!!もっと笑顔で!!』
えぇ…可愛く?…笑顔で??
『はい…あー…』
『もぉ…そんなんじゃダメだってば!!目をぱちぱちっと!!もーっと可愛く!!』
…はぁ?
僕は正直、あまりの詩織の指導のしつこさに、ちょっとキレかけた…。
もういい…いいよ、わかった。
やり過ぎってくらいの加減で、自分でやってやる!…くそっ!!
『はい…啓介さぁん。ダメだってばぁ。よそ見しないの!ちゃんと私だけを見て…はーぁい、あーんしてぇ…そう。もっと…お口開けて…ねぇ、もっと…』
あのとき…やってる自分自身が、いっっちばん気持ち悪かったぁぁー!
おぇぇぇ…。
こんな事のために、女装してんじゃないのに…詩織のバカ小悪魔っ!!
『どぉ?美味ちぃ?』
『あ…あぁ。お、美味しい…』
啓介さんも!あのとき凄く困惑してたぁぁー!!
ご迷惑掛けて!ごーめんなさぁぁーい!!
その時の詩織からの一言…。
『…ふっ。なによ。金魚ってちゃんとやれば、やっぱりちゃんとできる子じゃないの。そうね…これなら合格ってことでもいいかな。ふふっ。』
小悪魔詩織は小さく笑ったあと、ヒックと一回しゃっくりして、また笑ってた…。
なにが!《これなら合格でもいいかな》だよ!!ふふっ(笑)…じゃないって!!
うわあぁぁー!!気持っち悪ぅぅーっ!!
この酔っぱらいの!小悪魔娘の詩織めー!!
そしてただ今、アンナさんの車内…帰宅の途中。
焼き鳥居酒屋さんのお店の前で全員解散となり、それぞれ帰宅…なんだけど、秋良さんと啓介さんと大基さんの3人だけは『勝手に2次会するぞー!!』ってことで、別の飲み屋さんへ。
『…あれ!わざと呼んだんだろ!!』
『きゃははははー♪』
わざと!…ってのは《詩織が秋良さんを呼んだ》あのときのこと。
ちっくしょ。詩織…《狙い》で僕と啓介さんを2人きりにさせといて、それを少し離れた席から秋良さんと2人で、ニヤニヤクスクスしながら観察してたんだ…。
『きゃははははー♪』
『…くそぉ』
『だからぁ。なぁんか変な雰囲気だったから、私と秋良くんが助けに行ってあげたでしょ?…うふふ♪』
詩織が勝ち誇ったような態度で僕に言う。
『あんなのの、どこが《助けに来てくれた》だよ!あーくそっ!!』
『でも金魚って、やればできる子だよねー♪きゃはははは♪』
『…。』
あのあと…秋良さんと詩織が戻ってきて、詩織が…。
『金魚。いつも啓介さんにはお世話になってるんだし、こういう場を上手に利用して、お返ししてあげなきゃダメよ』
…って、どういう事?って言おうと思ったら…。
『そんなんじゃダメ!もっとこう!…啓介くんに寄り添ってぇ…《啓介くぅん、はぁい♪あーんしてぇ♪》って…きゃははは。金魚、可愛くやらなきゃ!』
『……えぇ…』
串を抜き外した、白いお皿の上の焼き鳥の1個を箸で摘んで、啓介くんにあーんって食べさせてやりなさい…って、小悪魔詩織の指導まで入って…。
『け…啓介さん…はい、あーんして…』
『うん。あー…』
『だからダメってば!!もっと可愛く!!もっと笑顔で!!』
えぇ…可愛く?…笑顔で??
『はい…あー…』
『もぉ…そんなんじゃダメだってば!!目をぱちぱちっと!!もーっと可愛く!!』
…はぁ?
僕は正直、あまりの詩織の指導のしつこさに、ちょっとキレかけた…。
もういい…いいよ、わかった。
やり過ぎってくらいの加減で、自分でやってやる!…くそっ!!
『はい…啓介さぁん。ダメだってばぁ。よそ見しないの!ちゃんと私だけを見て…はーぁい、あーんしてぇ…そう。もっと…お口開けて…ねぇ、もっと…』
あのとき…やってる自分自身が、いっっちばん気持ち悪かったぁぁー!
おぇぇぇ…。
こんな事のために、女装してんじゃないのに…詩織のバカ小悪魔っ!!
『どぉ?美味ちぃ?』
『あ…あぁ。お、美味しい…』
啓介さんも!あのとき凄く困惑してたぁぁー!!
ご迷惑掛けて!ごーめんなさぁぁーい!!
その時の詩織からの一言…。
『…ふっ。なによ。金魚ってちゃんとやれば、やっぱりちゃんとできる子じゃないの。そうね…これなら合格ってことでもいいかな。ふふっ。』
小悪魔詩織は小さく笑ったあと、ヒックと一回しゃっくりして、また笑ってた…。
なにが!《これなら合格でもいいかな》だよ!!ふふっ(笑)…じゃないって!!
うわあぁぁー!!気持っち悪ぅぅーっ!!
この酔っぱらいの!小悪魔娘の詩織めー!!
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