355 / 491
女装と復讐 -街華編-
page.339
しおりを挟む
なんとか事態は収まり、落ち着き直して…また僕らはオフィスチェアによいしょと座った。
それにしても…あの簡易キッチン、壁に囲まれてるんでもないのに一応《給湯室》なんだ…んま、そんなことはどうでもいいか。
『啓介くんさぁ、毎日毎晩仕事の頑張り過ぎで、ちょっと疲れが溜まってたんだよぉ。たまにはちゃんと体を休めないとね…んふふっ♪』
『みんな。さっきは…俺もよく解ってないんだけど、迷惑掛けたらしくて…ごめん』
頭を下げて謝る啓介さん。
『詩織、お前…《小悪魔》から《オンナ大魔神》にでも、この際ランクアップしとくか…あ!?』
秋良さんに体裁が悪そうに、ちょこんと謝って見せる詩織。
『あははは…私なんて見てのとおり、まだこんな小娘なんで…まだちょっと…あははは…早いです…』
『??』
『??』
そしてこの2人のやり取りがどいうい状況なのか、未だに理解できていない啓介さんと歩美さん。
『はーい。ケーキ切ったから、詩織ちゃんと金魚ちゃんと鮎美ちゃん、みんなの分のケーキと紅茶、取りに来てー。手伝ってー』
『はーい♪』
『はい』
『今行きます』
春華さんに呼ばれ、僕ら3人は簡易キッ…コホン。給湯室へと向かう。
『啓介!んじゃ俺らはそっちに、パイプの長机でも出すか!』
『よし!出そう!』
…長い時間、席を外していた春華さん。
缶コーヒーとお菓子を買いに、歩いて近くのコンビニへと向かったんだけど…やっとコンビニに着いた瞬間に《あの鮎美ちゃんだったら、絶対にうちで採用してもらえるに違いないよね…!》と、ふと思い…。
わざわざ来た道を駆け戻って、自分の軽自動車で少し遠くの美味しいケーキ屋さんに行き、お祝い用のケーキを1ホール買ってきたんだとか…。
僕らがケーキと紅茶を運んできたら…事務所のどこに有ったのか、事務所のそっちの広く空いたスペースに《脚部折り畳み式》の長机が2つ並べて置いてあった。
じゃあその上にケーキと、紅茶と、ケーキの取り小皿とフォークを置いて、あのオフィスチェアをガラガラとまた引っ張ってきて…。
みんなが揃い、ケーキも紅茶も全員に行き届いたところで『いっただきまーす!』
『…それなんだよなぁ。それで歩美ちゃんは、いつからここで働けるんだ?』
誰よりも一番早く、ケーキを食べ終えた秋良さん。
『えっと…今アルバイトしているお店の店長さんには、《アルバイトを辞めるときは、1週間前には必ず申請を出してください》って、お仕事の初日に言われました…』
歩美さんは、まだ半分も食べてない。
『そうか。うーん…つうことは…1週間でアパートを探せってか…』
『秋良くん、こんなに可愛い女の子がアパートで一人暮らしって…危なくない?だったらセキュリティ完備のマンションのほうか…』
春華さんは、あと3分の1くらいで完食。
『けどさ春華ちゃん、ここらの平均的な《1Kのアパート》でも家賃は月5、6万円。安いボロアパートで3、4万。セキュリティ完備のマンションなんて言ったら…』
啓介さんは今完食。
『…だな。歩美ちゃんには申し訳ないが…働き始めてすぐに、高い給料を払える…なんて大企業じゃないからなぁ…うちは…』
それにしても…あの簡易キッチン、壁に囲まれてるんでもないのに一応《給湯室》なんだ…んま、そんなことはどうでもいいか。
『啓介くんさぁ、毎日毎晩仕事の頑張り過ぎで、ちょっと疲れが溜まってたんだよぉ。たまにはちゃんと体を休めないとね…んふふっ♪』
『みんな。さっきは…俺もよく解ってないんだけど、迷惑掛けたらしくて…ごめん』
頭を下げて謝る啓介さん。
『詩織、お前…《小悪魔》から《オンナ大魔神》にでも、この際ランクアップしとくか…あ!?』
秋良さんに体裁が悪そうに、ちょこんと謝って見せる詩織。
『あははは…私なんて見てのとおり、まだこんな小娘なんで…まだちょっと…あははは…早いです…』
『??』
『??』
そしてこの2人のやり取りがどいうい状況なのか、未だに理解できていない啓介さんと歩美さん。
『はーい。ケーキ切ったから、詩織ちゃんと金魚ちゃんと鮎美ちゃん、みんなの分のケーキと紅茶、取りに来てー。手伝ってー』
『はーい♪』
『はい』
『今行きます』
春華さんに呼ばれ、僕ら3人は簡易キッ…コホン。給湯室へと向かう。
『啓介!んじゃ俺らはそっちに、パイプの長机でも出すか!』
『よし!出そう!』
…長い時間、席を外していた春華さん。
缶コーヒーとお菓子を買いに、歩いて近くのコンビニへと向かったんだけど…やっとコンビニに着いた瞬間に《あの鮎美ちゃんだったら、絶対にうちで採用してもらえるに違いないよね…!》と、ふと思い…。
わざわざ来た道を駆け戻って、自分の軽自動車で少し遠くの美味しいケーキ屋さんに行き、お祝い用のケーキを1ホール買ってきたんだとか…。
僕らがケーキと紅茶を運んできたら…事務所のどこに有ったのか、事務所のそっちの広く空いたスペースに《脚部折り畳み式》の長机が2つ並べて置いてあった。
じゃあその上にケーキと、紅茶と、ケーキの取り小皿とフォークを置いて、あのオフィスチェアをガラガラとまた引っ張ってきて…。
みんなが揃い、ケーキも紅茶も全員に行き届いたところで『いっただきまーす!』
『…それなんだよなぁ。それで歩美ちゃんは、いつからここで働けるんだ?』
誰よりも一番早く、ケーキを食べ終えた秋良さん。
『えっと…今アルバイトしているお店の店長さんには、《アルバイトを辞めるときは、1週間前には必ず申請を出してください》って、お仕事の初日に言われました…』
歩美さんは、まだ半分も食べてない。
『そうか。うーん…つうことは…1週間でアパートを探せってか…』
『秋良くん、こんなに可愛い女の子がアパートで一人暮らしって…危なくない?だったらセキュリティ完備のマンションのほうか…』
春華さんは、あと3分の1くらいで完食。
『けどさ春華ちゃん、ここらの平均的な《1Kのアパート》でも家賃は月5、6万円。安いボロアパートで3、4万。セキュリティ完備のマンションなんて言ったら…』
啓介さんは今完食。
『…だな。歩美ちゃんには申し訳ないが…働き始めてすぐに、高い給料を払える…なんて大企業じゃないからなぁ…うちは…』
1
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる