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女装と復讐 -完結編-
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『遂に《アンナファミリー》も、本物の現役アイドルが仲間入りするまでになったか…。凄ぇな…マジで…』
なんだかしみじみと、そう呟く秋良さん。
メンバー加入を順番で言うと《アンナファミリー》の最初は…その呼称を考案した詩織と、アンナさんと雄二さんの3人。
そこに、以前から美容院の常連のお客さまだった春華さん…次に春華さんの彼氏の秋良さん…秋良さんと仕事仲間の啓介さん…秋良さんの小学校からの親友同級生だった大基さん、そして僕…と増えてきて今日…歩美さんと鈴ちゃんが加入に。
考えれば…アンナファミリーのメンバーは10人になったんだ!凄い!
それを笑顔と拍手と嬉し涙で、一番はしゃいで喜んでいたのは…もちろん《アンナファミリー》の発案者、詩織だった。
『あの…』
…ん?
一瞬にして店内は静まり…僕ら全員、ロングソファーから立ち上がった鈴ちゃんを見た。
『…なぜ私が、このファミリーの加入を自ら願い出たのか…その2つの理由を少し、説明させてください…』
『…私がアンナさんに、加入を願い出た理由の1つ目は…私が詩織ちゃんから《金魚ちゃんの秘密》を聞いてしまったからです…』
鈴ちゃんは『金魚ちゃんの復讐のお手伝い、私もやります!』と付け加えた。
だから《加入しなきゃ!》って思ったんだとか。
『…2つ目の理由は、このファミリーのことをいつも、明るく笑って色々話してくれる詩織ちゃんを見ていて…《いいな》《本当に幸せそう》って前から思えてて、私…少し憧れてたからです。それに…』
鈴ちゃんは春華さんのことも、秋良さんのことも、啓介さんのことも…ちゃんと覚えていた。
あ、覚えていたっていうのは…《藤浦市スプリングフェスタ》の、あの特設ステージ上でのバンド披露のときのメンバーだった…ってこと。
『…よく見れば、ほとんどの方が見たことのある方々なんだって分かって私、凄く安心してます…』
こうして鈴ちゃんの《ファミリー加入を願い出た2つの理由》の説明が終わった。
少しずつ、みんなが『宜しくー』って鈴ちゃんに優しく、ぱらぱらと自然に拍手が湧き起こったその時…。
『あの!』
…えっ?
『もう一つだけ…とっても大事なことを説明させてください』
沸き起こった拍手はすぐに止んで、また店内は静かになった。
『鈴ちゃん、大事なことって…?』
詩織が心配そうに、鈴ちゃんに声を掛けた。
一旦閉口した鈴ちゃん。さっきとは全く打って変わって、なんだか重く真剣な表情に…。
なんだかしみじみと、そう呟く秋良さん。
メンバー加入を順番で言うと《アンナファミリー》の最初は…その呼称を考案した詩織と、アンナさんと雄二さんの3人。
そこに、以前から美容院の常連のお客さまだった春華さん…次に春華さんの彼氏の秋良さん…秋良さんと仕事仲間の啓介さん…秋良さんの小学校からの親友同級生だった大基さん、そして僕…と増えてきて今日…歩美さんと鈴ちゃんが加入に。
考えれば…アンナファミリーのメンバーは10人になったんだ!凄い!
それを笑顔と拍手と嬉し涙で、一番はしゃいで喜んでいたのは…もちろん《アンナファミリー》の発案者、詩織だった。
『あの…』
…ん?
一瞬にして店内は静まり…僕ら全員、ロングソファーから立ち上がった鈴ちゃんを見た。
『…なぜ私が、このファミリーの加入を自ら願い出たのか…その2つの理由を少し、説明させてください…』
『…私がアンナさんに、加入を願い出た理由の1つ目は…私が詩織ちゃんから《金魚ちゃんの秘密》を聞いてしまったからです…』
鈴ちゃんは『金魚ちゃんの復讐のお手伝い、私もやります!』と付け加えた。
だから《加入しなきゃ!》って思ったんだとか。
『…2つ目の理由は、このファミリーのことをいつも、明るく笑って色々話してくれる詩織ちゃんを見ていて…《いいな》《本当に幸せそう》って前から思えてて、私…少し憧れてたからです。それに…』
鈴ちゃんは春華さんのことも、秋良さんのことも、啓介さんのことも…ちゃんと覚えていた。
あ、覚えていたっていうのは…《藤浦市スプリングフェスタ》の、あの特設ステージ上でのバンド披露のときのメンバーだった…ってこと。
『…よく見れば、ほとんどの方が見たことのある方々なんだって分かって私、凄く安心してます…』
こうして鈴ちゃんの《ファミリー加入を願い出た2つの理由》の説明が終わった。
少しずつ、みんなが『宜しくー』って鈴ちゃんに優しく、ぱらぱらと自然に拍手が湧き起こったその時…。
『あの!』
…えっ?
『もう一つだけ…とっても大事なことを説明させてください』
沸き起こった拍手はすぐに止んで、また店内は静かになった。
『鈴ちゃん、大事なことって…?』
詩織が心配そうに、鈴ちゃんに声を掛けた。
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