640 / 1,136
連載
神事と初詣!
しおりを挟む
「あけましておめでとうございます!」
千春は寝室から出ると春恵に挨拶をする。
「あけましておめでとう、今年も・・・も?よろしくね♪」
「復活してから初めてのお正月だねおかぁさん。」
「ねー、お婆ちゃんもお爺ちゃんも居るしうれしいね。」
千春と春恵は手を繋ぐと応接室に移動する。
「あけましておめでとうございまぁす!」
「新年のご挨拶ですね、おめでとうございます。」
千春が元気に声を掛けると笑みを浮かべながらサフィーナが答える。
「みんなまだだよね。」
「はい、まだ来られてませんね。」
「お父さんは・・・二日酔いかな。」
「それは無いんじゃない?千春達が宴会に突撃してアンチドート掛けたでしょ。」
「あ・・・そうだったわ、うん、二日酔いにならない様にね!」
「・・・そう言う事にしておきましょ♪」
春恵はフフッと笑い答える。
「ハル様お茶にしますか?紅茶にしますか?」
「ん~今日はコーヒーにしておくわ。」
「はい。」
サフィーナはアイテムボックスからコーヒーセットを取り出すと準備を始めた。
「チハルさんはどうしますかー?」
「ん-コーヒーでいいよ。」
「どこ行くんです?」
「厨房だよー。」
「何か作るんですか?!」
「仕込みだよ、お雑煮作るの。」
そう答えると、春恵と千春はエプロンを着け厨房に入る、すると文恵がエプロンを着け作業をしていた。
「おばぁちゃんあけましておめでとうございます!」
「おめでとう、チーちゃんは朝から元気だねー。」
「えへへ~♪なにしてるの?」
「おせちとお酒だよ。」
「え?朝からお酒?」
「御神酒だよ、神社が出来たでしょう?」
「あー・・・そっか、御神酒ねぇ・・・ウカ様来そうだなぁ。」
「お正月は忙しいんじゃないかい?」
「そうだよねぇ~、おばぁちゃん手伝うよ!」
「お願いしようかね。」
「お母さん私はおせち手伝うわ。」
「それじゃそっちの黒豆お願いしていいかい?」
「は~い。」
千春と春恵、文恵の3人は楽し気に正月の準備を始めた。
-----------------
「あけおめー!・・・あれ?千春は?」
「ヨリさんアケオメです!チハルさんは厨房に居ますよ。」
「お?朝から動いてんだ、凄いな。」
頼子はテコテコと厨房に向かっていくとヒョコっと顔を出す。
「あけましておめでとうございまーす。」
「ヨリあけおめー。」
「二度目だけどな~。」
「まぁ日付変わったあけおめより明けた感あるよね。」
「まぁね~、何か手伝う?」
「んー下ごしらえだけだから大丈夫だよ。」
「ほいほい。」
「あ!」
「なに?!」
「お父さん達の様子見て来てくれる?」
「おっけー、ついでに声かけて来るわ。」
「よろ~ん。」
頼子はそう言うと侍女のナッテリーを連れ部屋を出て行った。
『チハル~♪』
「アイトネどうしたの?呼んでないよね?」
『えぇ、荷物を届けに来たの。』
「へ?荷物?」
千春は首を傾げ答えるとアイトネは桐衣装箱を千春に渡す。
「何これ。」
『ウカちゃんからのプレゼントですって。』
千春は厨房から出ると応接室で桐衣装箱を開ける。
「おぉぉう!?巫女服!?」
千春は服を手に取り広げる。
「うわぁ!綺麗!」
『綺麗ね♪』
『それはチハル用ね。』
アイトネはそう言うと桐衣装箱を次々と取り出した。
『これがヨリ、こっちがミオ、レナ・・・。』
「全員分あるんかーい!」
『で、これが。』
最後に出した箱には家紋のような物が刻印されていた。
『ユラとイーレン、イーナの分ね。』
「イーナの分もあるんかい。」
『ユラとイーレンをいつも守ってるでしょう?仲間外れは可哀そうって言ってたわ。』
「巫女服よりなんか豪華だなぁ。」
『御神子服って言うらしいわ。』
「なにそれ、初めて聞いたわ、みんな喜びそうだね、モリー、ユラ呼んできてもらえる?」
「はーい!了解でーす!」
モリアンはそう答え扉を勢いよく開けるとダッシュで消えた。
「いや・・・急いでは無いんだけれども・・・。」
「チハルのお願い受けると嬉しいのよあの子。」
苦笑いで答えるサフィーナ。
「チーちゃ~ん、あら。アイさんあけましておめでとうございます。」
『おめでとうございます♪』
「なにー?おばぁちゃん。」
「御神酒の準備が出来たんだけど・・・それは巫女衣装かい?」
「うん、ウカ様から貰ったの。」
「へぇ、それじゃぁ皆が揃ってから神事するかね。」
「しんじ?」
「そうだよ、せっかく準備してもらったんだから整えてやった方が宇迦之御魂様も喜ぶんじゃない?」
「んー、気にし無さそうだけど、そうする~♪」
千春はそう言うと皆が集まるまでアイトネとのんびりお茶をしながら待つことにした。
-----------------
「おぉ~凄いなぁぴったりだ。」
「みてみて!どうよ!」
「レナ!写真!撮って!」
「ちょー!私も撮りたいんだけどぉ!?」
JK軍団は巫女服に着替えるとキャッキャと騒ぐ。
「チーちゃん、ユラちゃん達の着替え終わったよ。」
文恵はそう言うと寝室の方から現れる、そして巫女服よりも豪華な御神子服を披露する。
「チハルおねえちゃん!どう?」
「どうでしょう、似合いますか?」
「イーナも着替えたのです!」
カシャー!カシャー!カシャー!カシャー!
カシャー!カシャー!カシャー!カシャー!
カシャー!カシャー!カシャー!カシャー!
「ユラちゃん!目線こっちに!」
「レンちゃん!ユラちゃんと並んで!」
「イーナ!ほら!三人ならんで目線こっち!」
「うぉぉ尊い!」
JK軍団はスマホを手に取り写真を撮りまくる。
コンコン
「はぁーい!勝手に入ってきてー!」
千春は扉に見向きもせず答えながらスマホを構える、扉を開き入って来たのは大樹だ。
「・・・千春なにしてんの?」
「写真撮ってる。」
「・・・あけましておめでとう。」
「あ!」
千春は思わず声を上げ、大樹の方へ向く。
「あけましておめでとうございます!」
満面の笑みで挨拶する千春、それと同時にJK軍団も挨拶を交わす、そしてパパさんズとママさんズが次々と部屋に入って来る。
「「「「「「「あけましておめでとうございます!」」」」」」
「はい、あけましておめでとう。」
大樹は改めて言うとパパさんズ達も挨拶する、そして勇が前に出ると、パパさんズが並ぶ。
「ヨリ、みんな、並んでー。」
「並ぶの?」
「あぁ。」
勇はそう言うとポチ袋を取り出す。
「欲しいだろ?」
「欲しいです!」
「みんなの分あるからね。」
「やったぁ!」
JK軍団は順番に勇や大樹、和也や翔平からもお年玉を貰って行く。
「おぉぉぉ!大漁だぁ。」
「ありがたいぃぃ!」
「これ・・・万札だ!」
「ひゃほー!何買おう!」
「福袋買いに行きたい!」
「ION行く?」
「行く!」
JK達がキャッキャ騒いでいると、横でも喜ぶ声が聞こえた。
「はい、サフィーちゃん。」
「モリーちゃん、いつもありがとうね。」
「サリナちゃん、お年玉どうぞ。」
「マクリちゃんはい♪」
「コラリー、ドロテ、いつもありがとうね♪」
「ナッテリーちゃん、いつもヨリを見てくれてありがとう。」
ママさんズ、パパさんズは侍女達にお年玉を渡していく。
「いいいいいいいんですかぁぁ!?」
モリアンは受け取ったポチ袋の重さに驚きながら問いかける。
「えぇ、あっちの風習だけれど、好きなように使ってね♪」
智美はモリアンに答える。
「モリー・・・いくら入ってたの?」
こっそりと千春はモリアンの横に行くと問いかける。
「・・・き・・・金貨!」
「日本円で10万・・・マジか。」
「チハルさんはいくらもらったんですか?」
「いちまんえーん!」
「こちらの金額だと?」
「・・・小金貨1枚。」
「えぇ!?私こんなに貰っていいんですか?私殺されませんよね?!ま・・・まさかクビになるとか?!」
「ないない、私は金貨貰うより1万円の方が嬉しいけどね!」
「・・・沢山持ってますもんね。」
千春とモリアンはこっそりと話しているとユラやイーレン、イーナもお年玉を貰い喜んでいた。
「チハルおねえちゃん!もらった!」
「よかったねー・・・あれ?5千円と小金貨?」
千春はそう言うと大樹を見る。
「ユラちゃんとイーレンちゃんは千春と日本に遊びに行くだろう?」
「あー・・・そうだね。」
「どっちでも遊べるようにね♪」
大樹はニコッと微笑み答える。
「で?ヨリ、その服どうしたの?」
智美は頼子を見ながら話す。
「ウカ様からのプレゼントらしいんだよ。」
「立派な巫女服ね、ユラちゃん達は神官衣装なのね。」
「これと違うの?」
「違うわよ、説明すると長くなるけど・・・する?」
「いや遠慮しときます。」
「それで?お神酒を捧げるのかしら。」
準備された酒を見ながら智美が呟く。
「らしいんだけど、作法とかある?」
「あるけど・・・多分気にしなくて良いと思うわよ?」
「そうなの?」
「えぇ、日本じゃないし、ユラちゃん達はそんな事知らないでしょ。」
「まぁ知らないよね。」
「それじゃ少しだけお手伝いしましょうか。」
智美はそう言うとユラ達を引き連れ酒を持ち神社へ向かう、後ろからは千春達やママさんズ、パパさんズまでがゾロゾロと付いて来る。
「凄いなぁ、神様が作った神社かぁ。」
勇は思わず声を上げる。
「なんだろう、こう・・・神々しいと言うか。」
パパさんズ達が話している間にユラとイーレン、イーナは瓶子に酒を入れお供えを始める。
「そう、そこに置くのよ、あとは手を合わせて。」
智美は細かい事は省き、簡単に教える。
「これで終わり、後は神様がお酒を・・・。」
智美が最後まで言う前に神社の扉が開く。
「・・・あら可愛い!」
和服を着た天照大御神がユラ達を見て微笑む。
「アマテラス様!」
「天照大御神様!?」
「あれ?ウカ様じゃない!?」
「え?なんで?」
「お餅もらったお礼に来たのよ♪」
驚くJKとママさんズに軽く答える天照大御神はユラの所まで来ると、お神酒を手に取り口に含む。
「ん~♪美味しい♪」
「えっと・・・どうしたらいいの?コレ。」
千春はキョロキョロと見まわすが皆固まったままだ。
「あまてらすさまおいしいですか?」
「美味しいわよ、これからよろしくね♪」
「はい!」
「あまてらすさまがこの神殿の神様なのですか?」
「イーレンちゃん良い質問ね♪ここは私達の憩いの場よ♪」
「いこい?」
「そ、潤沢な魔力、神気の籠った食事、そしてあちらのしがらみ無くのんびりと・・・。」
「天照大御神様!」
天照大御神が話していると奥から宇迦之御魂が現れる。
「もう~、最初は私でも良いじゃない。」
「だーめーでーすー!」
「え~?良いわよねぇ?アイちゃん。」
『私は構わないわ♪』
「もうー、最初は私が来る予定だったのに!」
ワイワイと騒ぎ始める2柱。
「・・・私達はお参りしてION行こうか。」
「そだね。」
「そうしよう。」
「うんうん。」
JK達はそう言うとペコペコと頭を二度下げ、パンパンと手を叩くとお参りする。
「「・・・。」」
2柱はその姿を見ながら微笑む、そしてもう一度ペコリとお辞儀をするJK達。
「んじゃお雑煮食べてION行くぞー!」
「「「「「「おー!」」」」」」
「アマテラス様とウカ様も食べます?あの餅入ってますけど。
「「食べるわ♪」」
かぶり気味に答える2柱、そして皆はのんびり神と一緒にお雑煮を食べた。
千春は寝室から出ると春恵に挨拶をする。
「あけましておめでとう、今年も・・・も?よろしくね♪」
「復活してから初めてのお正月だねおかぁさん。」
「ねー、お婆ちゃんもお爺ちゃんも居るしうれしいね。」
千春と春恵は手を繋ぐと応接室に移動する。
「あけましておめでとうございまぁす!」
「新年のご挨拶ですね、おめでとうございます。」
千春が元気に声を掛けると笑みを浮かべながらサフィーナが答える。
「みんなまだだよね。」
「はい、まだ来られてませんね。」
「お父さんは・・・二日酔いかな。」
「それは無いんじゃない?千春達が宴会に突撃してアンチドート掛けたでしょ。」
「あ・・・そうだったわ、うん、二日酔いにならない様にね!」
「・・・そう言う事にしておきましょ♪」
春恵はフフッと笑い答える。
「ハル様お茶にしますか?紅茶にしますか?」
「ん~今日はコーヒーにしておくわ。」
「はい。」
サフィーナはアイテムボックスからコーヒーセットを取り出すと準備を始めた。
「チハルさんはどうしますかー?」
「ん-コーヒーでいいよ。」
「どこ行くんです?」
「厨房だよー。」
「何か作るんですか?!」
「仕込みだよ、お雑煮作るの。」
そう答えると、春恵と千春はエプロンを着け厨房に入る、すると文恵がエプロンを着け作業をしていた。
「おばぁちゃんあけましておめでとうございます!」
「おめでとう、チーちゃんは朝から元気だねー。」
「えへへ~♪なにしてるの?」
「おせちとお酒だよ。」
「え?朝からお酒?」
「御神酒だよ、神社が出来たでしょう?」
「あー・・・そっか、御神酒ねぇ・・・ウカ様来そうだなぁ。」
「お正月は忙しいんじゃないかい?」
「そうだよねぇ~、おばぁちゃん手伝うよ!」
「お願いしようかね。」
「お母さん私はおせち手伝うわ。」
「それじゃそっちの黒豆お願いしていいかい?」
「は~い。」
千春と春恵、文恵の3人は楽し気に正月の準備を始めた。
-----------------
「あけおめー!・・・あれ?千春は?」
「ヨリさんアケオメです!チハルさんは厨房に居ますよ。」
「お?朝から動いてんだ、凄いな。」
頼子はテコテコと厨房に向かっていくとヒョコっと顔を出す。
「あけましておめでとうございまーす。」
「ヨリあけおめー。」
「二度目だけどな~。」
「まぁ日付変わったあけおめより明けた感あるよね。」
「まぁね~、何か手伝う?」
「んー下ごしらえだけだから大丈夫だよ。」
「ほいほい。」
「あ!」
「なに?!」
「お父さん達の様子見て来てくれる?」
「おっけー、ついでに声かけて来るわ。」
「よろ~ん。」
頼子はそう言うと侍女のナッテリーを連れ部屋を出て行った。
『チハル~♪』
「アイトネどうしたの?呼んでないよね?」
『えぇ、荷物を届けに来たの。』
「へ?荷物?」
千春は首を傾げ答えるとアイトネは桐衣装箱を千春に渡す。
「何これ。」
『ウカちゃんからのプレゼントですって。』
千春は厨房から出ると応接室で桐衣装箱を開ける。
「おぉぉう!?巫女服!?」
千春は服を手に取り広げる。
「うわぁ!綺麗!」
『綺麗ね♪』
『それはチハル用ね。』
アイトネはそう言うと桐衣装箱を次々と取り出した。
『これがヨリ、こっちがミオ、レナ・・・。』
「全員分あるんかーい!」
『で、これが。』
最後に出した箱には家紋のような物が刻印されていた。
『ユラとイーレン、イーナの分ね。』
「イーナの分もあるんかい。」
『ユラとイーレンをいつも守ってるでしょう?仲間外れは可哀そうって言ってたわ。』
「巫女服よりなんか豪華だなぁ。」
『御神子服って言うらしいわ。』
「なにそれ、初めて聞いたわ、みんな喜びそうだね、モリー、ユラ呼んできてもらえる?」
「はーい!了解でーす!」
モリアンはそう答え扉を勢いよく開けるとダッシュで消えた。
「いや・・・急いでは無いんだけれども・・・。」
「チハルのお願い受けると嬉しいのよあの子。」
苦笑いで答えるサフィーナ。
「チーちゃ~ん、あら。アイさんあけましておめでとうございます。」
『おめでとうございます♪』
「なにー?おばぁちゃん。」
「御神酒の準備が出来たんだけど・・・それは巫女衣装かい?」
「うん、ウカ様から貰ったの。」
「へぇ、それじゃぁ皆が揃ってから神事するかね。」
「しんじ?」
「そうだよ、せっかく準備してもらったんだから整えてやった方が宇迦之御魂様も喜ぶんじゃない?」
「んー、気にし無さそうだけど、そうする~♪」
千春はそう言うと皆が集まるまでアイトネとのんびりお茶をしながら待つことにした。
-----------------
「おぉ~凄いなぁぴったりだ。」
「みてみて!どうよ!」
「レナ!写真!撮って!」
「ちょー!私も撮りたいんだけどぉ!?」
JK軍団は巫女服に着替えるとキャッキャと騒ぐ。
「チーちゃん、ユラちゃん達の着替え終わったよ。」
文恵はそう言うと寝室の方から現れる、そして巫女服よりも豪華な御神子服を披露する。
「チハルおねえちゃん!どう?」
「どうでしょう、似合いますか?」
「イーナも着替えたのです!」
カシャー!カシャー!カシャー!カシャー!
カシャー!カシャー!カシャー!カシャー!
カシャー!カシャー!カシャー!カシャー!
「ユラちゃん!目線こっちに!」
「レンちゃん!ユラちゃんと並んで!」
「イーナ!ほら!三人ならんで目線こっち!」
「うぉぉ尊い!」
JK軍団はスマホを手に取り写真を撮りまくる。
コンコン
「はぁーい!勝手に入ってきてー!」
千春は扉に見向きもせず答えながらスマホを構える、扉を開き入って来たのは大樹だ。
「・・・千春なにしてんの?」
「写真撮ってる。」
「・・・あけましておめでとう。」
「あ!」
千春は思わず声を上げ、大樹の方へ向く。
「あけましておめでとうございます!」
満面の笑みで挨拶する千春、それと同時にJK軍団も挨拶を交わす、そしてパパさんズとママさんズが次々と部屋に入って来る。
「「「「「「「あけましておめでとうございます!」」」」」」
「はい、あけましておめでとう。」
大樹は改めて言うとパパさんズ達も挨拶する、そして勇が前に出ると、パパさんズが並ぶ。
「ヨリ、みんな、並んでー。」
「並ぶの?」
「あぁ。」
勇はそう言うとポチ袋を取り出す。
「欲しいだろ?」
「欲しいです!」
「みんなの分あるからね。」
「やったぁ!」
JK軍団は順番に勇や大樹、和也や翔平からもお年玉を貰って行く。
「おぉぉぉ!大漁だぁ。」
「ありがたいぃぃ!」
「これ・・・万札だ!」
「ひゃほー!何買おう!」
「福袋買いに行きたい!」
「ION行く?」
「行く!」
JK達がキャッキャ騒いでいると、横でも喜ぶ声が聞こえた。
「はい、サフィーちゃん。」
「モリーちゃん、いつもありがとうね。」
「サリナちゃん、お年玉どうぞ。」
「マクリちゃんはい♪」
「コラリー、ドロテ、いつもありがとうね♪」
「ナッテリーちゃん、いつもヨリを見てくれてありがとう。」
ママさんズ、パパさんズは侍女達にお年玉を渡していく。
「いいいいいいいんですかぁぁ!?」
モリアンは受け取ったポチ袋の重さに驚きながら問いかける。
「えぇ、あっちの風習だけれど、好きなように使ってね♪」
智美はモリアンに答える。
「モリー・・・いくら入ってたの?」
こっそりと千春はモリアンの横に行くと問いかける。
「・・・き・・・金貨!」
「日本円で10万・・・マジか。」
「チハルさんはいくらもらったんですか?」
「いちまんえーん!」
「こちらの金額だと?」
「・・・小金貨1枚。」
「えぇ!?私こんなに貰っていいんですか?私殺されませんよね?!ま・・・まさかクビになるとか?!」
「ないない、私は金貨貰うより1万円の方が嬉しいけどね!」
「・・・沢山持ってますもんね。」
千春とモリアンはこっそりと話しているとユラやイーレン、イーナもお年玉を貰い喜んでいた。
「チハルおねえちゃん!もらった!」
「よかったねー・・・あれ?5千円と小金貨?」
千春はそう言うと大樹を見る。
「ユラちゃんとイーレンちゃんは千春と日本に遊びに行くだろう?」
「あー・・・そうだね。」
「どっちでも遊べるようにね♪」
大樹はニコッと微笑み答える。
「で?ヨリ、その服どうしたの?」
智美は頼子を見ながら話す。
「ウカ様からのプレゼントらしいんだよ。」
「立派な巫女服ね、ユラちゃん達は神官衣装なのね。」
「これと違うの?」
「違うわよ、説明すると長くなるけど・・・する?」
「いや遠慮しときます。」
「それで?お神酒を捧げるのかしら。」
準備された酒を見ながら智美が呟く。
「らしいんだけど、作法とかある?」
「あるけど・・・多分気にしなくて良いと思うわよ?」
「そうなの?」
「えぇ、日本じゃないし、ユラちゃん達はそんな事知らないでしょ。」
「まぁ知らないよね。」
「それじゃ少しだけお手伝いしましょうか。」
智美はそう言うとユラ達を引き連れ酒を持ち神社へ向かう、後ろからは千春達やママさんズ、パパさんズまでがゾロゾロと付いて来る。
「凄いなぁ、神様が作った神社かぁ。」
勇は思わず声を上げる。
「なんだろう、こう・・・神々しいと言うか。」
パパさんズ達が話している間にユラとイーレン、イーナは瓶子に酒を入れお供えを始める。
「そう、そこに置くのよ、あとは手を合わせて。」
智美は細かい事は省き、簡単に教える。
「これで終わり、後は神様がお酒を・・・。」
智美が最後まで言う前に神社の扉が開く。
「・・・あら可愛い!」
和服を着た天照大御神がユラ達を見て微笑む。
「アマテラス様!」
「天照大御神様!?」
「あれ?ウカ様じゃない!?」
「え?なんで?」
「お餅もらったお礼に来たのよ♪」
驚くJKとママさんズに軽く答える天照大御神はユラの所まで来ると、お神酒を手に取り口に含む。
「ん~♪美味しい♪」
「えっと・・・どうしたらいいの?コレ。」
千春はキョロキョロと見まわすが皆固まったままだ。
「あまてらすさまおいしいですか?」
「美味しいわよ、これからよろしくね♪」
「はい!」
「あまてらすさまがこの神殿の神様なのですか?」
「イーレンちゃん良い質問ね♪ここは私達の憩いの場よ♪」
「いこい?」
「そ、潤沢な魔力、神気の籠った食事、そしてあちらのしがらみ無くのんびりと・・・。」
「天照大御神様!」
天照大御神が話していると奥から宇迦之御魂が現れる。
「もう~、最初は私でも良いじゃない。」
「だーめーでーすー!」
「え~?良いわよねぇ?アイちゃん。」
『私は構わないわ♪』
「もうー、最初は私が来る予定だったのに!」
ワイワイと騒ぎ始める2柱。
「・・・私達はお参りしてION行こうか。」
「そだね。」
「そうしよう。」
「うんうん。」
JK達はそう言うとペコペコと頭を二度下げ、パンパンと手を叩くとお参りする。
「「・・・。」」
2柱はその姿を見ながら微笑む、そしてもう一度ペコリとお辞儀をするJK達。
「んじゃお雑煮食べてION行くぞー!」
「「「「「「おー!」」」」」」
「アマテラス様とウカ様も食べます?あの餅入ってますけど。
「「食べるわ♪」」
かぶり気味に答える2柱、そして皆はのんびり神と一緒にお雑煮を食べた。
1,153
あなたにおすすめの小説
夫が運命の番と出会いました
重田いの
恋愛
幼馴染のいいなづけとして育ってきた銀狼族の族長エーリヒと、妻ローゼマリー。
だがエーリヒに運命の番が現れたことにより、二人は離別する。
しかし二年後、修道院に暮らすローゼマリーの元へエーリヒが現れ――!?
聖女の座を追われた私は田舎で畑を耕すつもりが、辺境伯様に「君は畑担当ね」と強引に任命されました
さら
恋愛
王都で“聖女”として人々を癒やし続けてきたリーネ。だが「加護が弱まった」と政争の口実にされ、無慈悲に追放されてしまう。行き場を失った彼女が選んだのは、幼い頃からの夢――のんびり畑を耕す暮らしだった。
ところが辺境の村にたどり着いた途端、無骨で豪胆な領主・辺境伯に「君は畑担当だ」と強引に任命されてしまう。荒れ果てた土地、困窮する領民たち、そして王都から伸びる陰謀の影。追放されたはずの聖女は、鍬を握り、祈りを土に注ぐことで再び人々に希望を芽吹かせていく。
「畑担当の聖女さま」と呼ばれながら笑顔を取り戻していくリーネ。そして彼女を真っ直ぐに支える辺境伯との距離も、少しずつ近づいて……?
畑から始まるスローライフと、不器用な辺境伯との恋。追放された聖女が見つけた本当の居場所は、王都の玉座ではなく、土と緑と温かな人々に囲まれた辺境の畑だった――。
白い結婚を捨てた王妃は、もう二度と振り向かない ――愛さぬと言った王子が全てを失うまで』
鍛高譚
恋愛
「私は王妃を愛さない。彼女とは白い結婚を誓う」
華やかな王宮の大聖堂で交わされたのは、愛の誓いではなく、冷たい拒絶の言葉だった。
王子アルフォンスの婚姻相手として選ばれたレイチェル・ウィンザー。しかし彼女は、王妃としての立場を与えられながらも、夫からも宮廷からも冷遇され、孤独な日々を強いられる。王の寵愛はすべて聖女ミレイユに注がれ、王宮の権力は彼女の手に落ちていった。侮蔑と屈辱に耐える中、レイチェルは誇りを失わず、密かに反撃の機会をうかがう。
そんな折、隣国の公爵アレクサンダーが彼女の前に現れる。「君の目はまだ死んでいないな」――その言葉に、彼女の中で何かが目覚める。彼はレイチェルに自由と新たな未来を提示し、密かに王宮からの脱出を計画する。
レイチェルが去ったことで、王宮は急速に崩壊していく。聖女ミレイユの策略が暴かれ、アルフォンスは自らの過ちに気づくも、時すでに遅し。彼が頼るべき王妃は、もはや遠く、隣国で新たな人生を歩んでいた。
「お願いだ……戻ってきてくれ……」
王国を失い、誇りを失い、全てを失った王子の懇願に、レイチェルはただ冷たく微笑む。
「もう遅いわ」
愛のない結婚を捨て、誇り高き未来へと進む王妃のざまぁ劇。
裏切りと策略が渦巻く宮廷で、彼女は己の運命を切り開く。
これは、偽りの婚姻から真の誓いへと至る、誇り高き王妃の物語。
婚約破棄されたので、自由に生きたら王太子が失脚しましたあ
鍛高譚
恋愛
名門アーデン公爵家の令嬢 ロザリー・フォン・アーデン は、王太子 エドワード・カミル・レグノード の婚約者として誰もが認める完璧な貴族令嬢だった。
しかしある日、王太子は突如 “聖女” を名乗る平民の少女 セシリア・ブランシュ に夢中になり、ロザリーに無情な婚約破棄を言い渡す。
「これは神の導きだ! 私の本当の運命の相手はセシリアなんだ!」
「ロザリー様、あなたは王太子妃にふさわしくありませんわ」
──ふたりの言葉を前に、ロザリーは静かに微笑んだ。
「……そうですか。では、私も自由に生きさせていただきますわね?」
だが、これがロザリーの “ざまぁ” 逆転劇の幕開けだった!
神託と称して王太子を操る “聖女” の正体は、なんと偽者!?
さらに王室財政を私物化する 汚職貴族との黒い繋がり も発覚!?
次々と暴かれる陰謀の数々に、王宮は大混乱。
そして、すべての証拠が王の手に渡ったとき──王太子 エドワードは王太子の地位を剥奪され、偽の聖女と共に国外追放 となる!
「ロザリー様を捨てた王太子は大馬鹿者だ!」
「やっぱり王妃にふさわしかったのはロザリー様だったのよ!」
社交界ではロザリーへの称賛が止まらない。
そしてそんな彼女のもとに、なんと隣国の 若き王クラウス・アレクサンドル から正式な求婚が──!?
「私はあなたの聡明さと誇り高き心に惹かれました。私の王妃になっていただけませんか?」
かつての婚約破棄が嘘のように、今度は 本物の愛と自由を手にするチャンス が巡ってくる。
しかし、ロザリーはすぐに頷かない。
「私はもう、誰かに振り回されるだけの人生は選びません」
王妃となる道を選ぶのか、それとも公爵家の令嬢として新たな未来を切り開くのか──?
誰も信じてくれないので、森の獣達と暮らすことにしました。その結果、国が大変なことになっているようですが、私には関係ありません。
木山楽斗
恋愛
エルドー王国の聖女ミレイナは、予知夢で王国が龍に襲われるという事実を知った。
それを国の人々に伝えるものの、誰にも信じられず、それ所か虚言癖と避難されることになってしまう。
誰にも信じてもらえず、罵倒される。
そんな状況に疲弊した彼女は、国から出て行くことを決意した。
実はミレイナはエルドー王国で生まれ育ったという訳ではなかった。
彼女は、精霊の森という森で生まれ育ったのである。
故郷に戻った彼女は、兄弟のような関係の狼シャルピードと再会した。
彼はミレイナを快く受け入れてくれた。
こうして、彼女はシャルピードを含む森の獣達と平和に暮らすようになった。
そんな彼女の元に、ある時知らせが入ってくる。エルドー王国が、予知夢の通りに龍に襲われていると。
しかし、彼女は王国を助けようという気にはならなかった。
むしろ、散々忠告したのに、何も準備をしていなかった王国への失望が、強まるばかりだったのだ。
【完結】何故こうなったのでしょう? きれいな姉を押しのけブスな私が王子様の婚約者!!!
りまり
恋愛
きれいなお姉さまが最優先される実家で、ひっそりと別宅で生活していた。
食事も自分で用意しなければならないぐらい私は差別されていたのだ。
だから毎日アルバイトしてお金を稼いだ。
食べるものや着る物を買うために……パン屋さんで働かせてもらった。
パン屋さんは家の事情を知っていて、毎日余ったパンをくれたのでそれは感謝している。
そんな時お姉さまはこの国の第一王子さまに恋をしてしまった。
王子さまに自分を売り込むために、私は王子付きの侍女にされてしまったのだ。
そんなの自分でしろ!!!!!
婚約破棄された悪役令嬢、手切れ金でもらった不毛の領地を【神の恵み(現代農業知識)】で満たしたら、塩対応だった氷の騎士様が離してくれません
夏見ナイ
恋愛
公爵令嬢アリシアは、王太子から婚約破棄された瞬間、歓喜に打ち震えた。これで退屈な悪役令嬢の役目から解放される!
前世が日本の農学徒だった彼女は、慰謝料として誰もが嫌がる不毛の辺境領地を要求し、念願の農業スローライフをスタートさせる。
土壌改良、品種改良、魔法と知識を融合させた革新的な農法で、荒れ地は次々と黄金の穀倉地帯へ。
当初アリシアを厄介者扱いしていた「氷の騎士」カイ辺境伯も、彼女の作る絶品料理に胃袋を掴まれ、不器用ながらも彼女に惹かれていく。
一方、彼女を追放した王都は深刻な食糧危機に陥り……。
これは、捨てられた令嬢が農業チートで幸せを掴む、甘くて美味しい逆転ざまぁ&領地経営ラブストーリー!
【完結】私、四女なんですけど…?〜四女ってもう少しお気楽だと思ったのに〜
まりぃべる
恋愛
ルジェナ=カフリークは、上に三人の姉と、弟がいる十六歳の女の子。
ルジェナが小さな頃は、三人の姉に囲まれて好きな事を好きな時に好きなだけ学んでいた。
父ヘルベルト伯爵も母アレンカ伯爵夫人も、そんな好奇心旺盛なルジェナに甘く好きな事を好きなようにさせ、良く言えば自主性を尊重させていた。
それが、成長し、上の姉達が思わぬ結婚などで家から出て行くと、ルジェナはだんだんとこの家の行く末が心配となってくる。
両親は、貴族ではあるが貴族らしくなく領地で育てているブドウの事しか考えていないように見える為、ルジェナはこのカフリーク家の未来をどうにかしなければ、と思い立ち年頃の男女の交流会に出席する事を決める。
そして、そこで皆のルジェナを想う気持ちも相まって、無事に幸せを見つける。
そんなお話。
☆まりぃべるの世界観です。現実とは似ていても違う世界です。
☆現実世界と似たような名前、土地などありますが現実世界とは関係ありません。
☆現実世界でも使うような単語や言葉を使っていますが、現実世界とは違う場合もあります。
楽しんでいただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。