異世界日帰りごはん 料理で王国の胃袋を掴みます!

ちっき

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神事と初詣!

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「あけましておめでとうございます!」
 千春は寝室から出ると春恵に挨拶をする。

「あけましておめでとう、今年も・・・も?よろしくね♪」
「復活してから初めてのお正月だねおかぁさん。」
「ねー、お婆ちゃんもお爺ちゃんも居るしうれしいね。」
 千春と春恵は手を繋ぐと応接室に移動する。

「あけましておめでとうございまぁす!」
「新年のご挨拶ですね、おめでとうございます。」
 千春が元気に声を掛けると笑みを浮かべながらサフィーナが答える。

「みんなまだだよね。」
「はい、まだ来られてませんね。」
「お父さんは・・・二日酔いかな。」
「それは無いんじゃない?千春達が宴会に突撃してアンチドート掛けたでしょ。」
「あ・・・そうだったわ、うん、二日酔いにならない様にね!」
「・・・そう言う事にしておきましょ♪」
 春恵はフフッと笑い答える。

「ハル様お茶にしますか?紅茶にしますか?」
「ん~今日はコーヒーにしておくわ。」
「はい。」
 サフィーナはアイテムボックスからコーヒーセットを取り出すと準備を始めた。

「チハルさんはどうしますかー?」
「ん-コーヒーでいいよ。」
「どこ行くんです?」
「厨房だよー。」
「何か作るんですか?!」
「仕込みだよ、お雑煮作るの。」
 そう答えると、春恵と千春はエプロンを着け厨房に入る、すると文恵がエプロンを着け作業をしていた。

「おばぁちゃんあけましておめでとうございます!」
「おめでとう、チーちゃんは朝から元気だねー。」
「えへへ~♪なにしてるの?」
「おせちとお酒だよ。」
「え?朝からお酒?」
「御神酒だよ、神社が出来たでしょう?」
「あー・・・そっか、御神酒ねぇ・・・ウカ様来そうだなぁ。」
「お正月は忙しいんじゃないかい?」
「そうだよねぇ~、おばぁちゃん手伝うよ!」
「お願いしようかね。」
「お母さん私はおせち手伝うわ。」
「それじゃそっちの黒豆お願いしていいかい?」
「は~い。」
 千春と春恵、文恵の3人は楽し気に正月の準備を始めた。


-----------------


「あけおめー!・・・あれ?千春は?」
「ヨリさんアケオメです!チハルさんは厨房に居ますよ。」
「お?朝から動いてんだ、凄いな。」
 頼子はテコテコと厨房に向かっていくとヒョコっと顔を出す。

「あけましておめでとうございまーす。」
「ヨリあけおめー。」
「二度目だけどな~。」
「まぁ日付変わったあけおめより明けた感あるよね。」
「まぁね~、何か手伝う?」
「んー下ごしらえだけだから大丈夫だよ。」
「ほいほい。」
「あ!」
「なに?!」
「お父さん達の様子見て来てくれる?」
「おっけー、ついでに声かけて来るわ。」
「よろ~ん。」
 頼子はそう言うと侍女のナッテリーを連れ部屋を出て行った。

『チハル~♪』
「アイトネどうしたの?呼んでないよね?」
『えぇ、荷物を届けに来たの。』
「へ?荷物?」
 千春は首を傾げ答えるとアイトネは桐衣装箱を千春に渡す。

「何これ。」
『ウカちゃんからのプレゼントですって。』
 千春は厨房から出ると応接室で桐衣装箱を開ける。

「おぉぉう!?巫女服!?」
 千春は服を手に取り広げる。

「うわぁ!綺麗!」
『綺麗ね♪』
『それはチハル用ね。』
 アイトネはそう言うと桐衣装箱を次々と取り出した。

『これがヨリ、こっちがミオ、レナ・・・。』
「全員分あるんかーい!」
『で、これが。』
 最後に出した箱には家紋のような物が刻印されていた。

『ユラとイーレン、イーナの分ね。』
「イーナの分もあるんかい。」
『ユラとイーレンをいつも守ってるでしょう?仲間外れは可哀そうって言ってたわ。』
「巫女服よりなんか豪華だなぁ。」
『御神子服って言うらしいわ。』
「なにそれ、初めて聞いたわ、みんな喜びそうだね、モリー、ユラ呼んできてもらえる?」
「はーい!了解でーす!」
 モリアンはそう答え扉を勢いよく開けるとダッシュで消えた。

「いや・・・急いでは無いんだけれども・・・。」
「チハルのお願い受けると嬉しいのよあの子。」
 苦笑いで答えるサフィーナ。

「チーちゃ~ん、あら。アイさんあけましておめでとうございます。」
『おめでとうございます♪』
「なにー?おばぁちゃん。」
「御神酒の準備が出来たんだけど・・・それは巫女衣装かい?」
「うん、ウカ様から貰ったの。」
「へぇ、それじゃぁ皆が揃ってから神事するかね。」
「しんじ?」
「そうだよ、せっかく準備してもらったんだから整えてやった方が宇迦之御魂様も喜ぶんじゃない?」
「んー、気にし無さそうだけど、そうする~♪」
 千春はそう言うと皆が集まるまでアイトネとのんびりお茶をしながら待つことにした。


-----------------


「おぉ~凄いなぁぴったりだ。」
「みてみて!どうよ!」
「レナ!写真!撮って!」
「ちょー!私も撮りたいんだけどぉ!?」
 JK軍団は巫女服に着替えるとキャッキャと騒ぐ。

「チーちゃん、ユラちゃん達の着替え終わったよ。」
 文恵はそう言うと寝室の方から現れる、そして巫女服よりも豪華な御神子服を披露する。

「チハルおねえちゃん!どう?」
「どうでしょう、似合いますか?」
「イーナも着替えたのです!」

カシャー!カシャー!カシャー!カシャー!
カシャー!カシャー!カシャー!カシャー!
カシャー!カシャー!カシャー!カシャー!

「ユラちゃん!目線こっちに!」
「レンちゃん!ユラちゃんと並んで!」
「イーナ!ほら!三人ならんで目線こっち!」
「うぉぉ尊い!」
 JK軍団はスマホを手に取り写真を撮りまくる。

コンコン

「はぁーい!勝手に入ってきてー!」
 千春は扉に見向きもせず答えながらスマホを構える、扉を開き入って来たのは大樹だ。

「・・・千春なにしてんの?」
「写真撮ってる。」
「・・・あけましておめでとう。」
「あ!」
 千春は思わず声を上げ、大樹の方へ向く。

「あけましておめでとうございます!」
 満面の笑みで挨拶する千春、それと同時にJK軍団も挨拶を交わす、そしてパパさんズとママさんズが次々と部屋に入って来る。

「「「「「「「あけましておめでとうございます!」」」」」」
「はい、あけましておめでとう。」
 大樹は改めて言うとパパさんズ達も挨拶する、そして勇が前に出ると、パパさんズが並ぶ。

「ヨリ、みんな、並んでー。」
「並ぶの?」
「あぁ。」
 勇はそう言うとポチ袋を取り出す。

「欲しいだろ?」
「欲しいです!」
「みんなの分あるからね。」
「やったぁ!」
 JK軍団は順番に勇や大樹、和也や翔平からもお年玉を貰って行く。

「おぉぉぉ!大漁だぁ。」
「ありがたいぃぃ!」
「これ・・・万札だ!」
「ひゃほー!何買おう!」
「福袋買いに行きたい!」
「ION行く?」
「行く!」
 JK達がキャッキャ騒いでいると、横でも喜ぶ声が聞こえた。

「はい、サフィーちゃん。」
「モリーちゃん、いつもありがとうね。」
「サリナちゃん、お年玉どうぞ。」
「マクリちゃんはい♪」
「コラリー、ドロテ、いつもありがとうね♪」
「ナッテリーちゃん、いつもヨリを見てくれてありがとう。」
 ママさんズ、パパさんズは侍女達にお年玉を渡していく。

「いいいいいいいんですかぁぁ!?」
 モリアンは受け取ったポチ袋の重さに驚きながら問いかける。

「えぇ、あっちの風習だけれど、好きなように使ってね♪」
 智美はモリアンに答える。

「モリー・・・いくら入ってたの?」
 こっそりと千春はモリアンの横に行くと問いかける。

「・・・き・・・金貨!」
「日本円で10万・・・マジか。」
「チハルさんはいくらもらったんですか?」
「いちまんえーん!」
「こちらの金額だと?」
「・・・小金貨1枚。」
「えぇ!?私こんなに貰っていいんですか?私殺されませんよね?!ま・・・まさかクビになるとか?!」
「ないない、私は金貨貰うより1万円の方が嬉しいけどね!」
「・・・沢山持ってますもんね。」
 千春とモリアンはこっそりと話しているとユラやイーレン、イーナもお年玉を貰い喜んでいた。

「チハルおねえちゃん!もらった!」
「よかったねー・・・あれ?5千円と小金貨?」
 千春はそう言うと大樹を見る。

「ユラちゃんとイーレンちゃんは千春と日本に遊びに行くだろう?」
「あー・・・そうだね。」
「どっちでも遊べるようにね♪」
 大樹はニコッと微笑み答える。

「で?ヨリ、その服どうしたの?」
 智美は頼子を見ながら話す。

「ウカ様からのプレゼントらしいんだよ。」
「立派な巫女服ね、ユラちゃん達は神官衣装なのね。」
「これと違うの?」
「違うわよ、説明すると長くなるけど・・・する?」
「いや遠慮しときます。」
「それで?お神酒を捧げるのかしら。」
 準備された酒を見ながら智美が呟く。

「らしいんだけど、作法とかある?」
「あるけど・・・多分気にしなくて良いと思うわよ?」
「そうなの?」
「えぇ、日本じゃないし、ユラちゃん達はそんな事知らないでしょ。」
「まぁ知らないよね。」
「それじゃ少しだけお手伝いしましょうか。」
 智美はそう言うとユラ達を引き連れ酒を持ち神社へ向かう、後ろからは千春達やママさんズ、パパさんズまでがゾロゾロと付いて来る。

「凄いなぁ、神様が作った神社かぁ。」
 勇は思わず声を上げる。

「なんだろう、こう・・・神々しいと言うか。」
 パパさんズ達が話している間にユラとイーレン、イーナは瓶子に酒を入れお供えを始める。

「そう、そこに置くのよ、あとは手を合わせて。」
 智美は細かい事は省き、簡単に教える。

「これで終わり、後は神様がお酒を・・・。」
 智美が最後まで言う前に神社の扉が開く。

「・・・あら可愛い!」
 和服を着た天照大御神がユラ達を見て微笑む。

「アマテラス様!」
「天照大御神様!?」
「あれ?ウカ様じゃない!?」
「え?なんで?」
「お餅もらったお礼に来たのよ♪」
 驚くJKとママさんズに軽く答える天照大御神はユラの所まで来ると、お神酒を手に取り口に含む。

「ん~♪美味しい♪」
「えっと・・・どうしたらいいの?コレ。」
 千春はキョロキョロと見まわすが皆固まったままだ。

「あまてらすさまおいしいですか?」
「美味しいわよ、これからよろしくね♪」
「はい!」
「あまてらすさまがこの神殿の神様なのですか?」
「イーレンちゃん良い質問ね♪ここは私達の憩いの場よ♪」
「いこい?」
「そ、潤沢な魔力、神気の籠った食事、そしてあちらのしがらみ無くのんびりと・・・。」
「天照大御神様!」
 天照大御神が話していると奥から宇迦之御魂が現れる。

「もう~、最初は私でも良いじゃない。」
「だーめーでーすー!」
「え~?良いわよねぇ?アイちゃん。」
『私は構わないわ♪』
「もうー、最初は私が来る予定だったのに!」
 ワイワイと騒ぎ始める2柱。

「・・・私達はお参りしてION行こうか。」
「そだね。」
「そうしよう。」
「うんうん。」
 JK達はそう言うとペコペコと頭を二度下げ、パンパンと手を叩くとお参りする。

「「・・・。」」
 2柱はその姿を見ながら微笑む、そしてもう一度ペコリとお辞儀をするJK達。

「んじゃお雑煮食べてION行くぞー!」
「「「「「「おー!」」」」」」
「アマテラス様とウカ様も食べます?あの餅入ってますけど。

「「食べるわ♪」」
 かぶり気味に答える2柱、そして皆はのんびり神と一緒にお雑煮を食べた。






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