異世界日帰りごはん 料理で王国の胃袋を掴みます!

ちっき

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おこわを食べるぞっ!

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「いただきまーす!」
「「「「「「「いただきまーす!」」」」」」」
 テーブルを囲むJK軍団、横にはユラ達幼女が、勿論千春の侍女達もテーブルにつき座っている、アイトネ、モート、アルデアも同じく手を合わせ挨拶をするとおこわを口に入れる。

「美味いな。」
「おいしいわ。」
『ん~♪』
 2柱とアルデアはおこわを食べながら呟く。

「千春、こっちうめー。」
「栗ねー、おばぁちゃんがくれた栗だよ。」
 栗赤飯を食べながら頼子はニッコニコで頬張る、横では美桜が豆ごはんを見つめていた。

「ぐりーんぴーすおこわ・・・。」
「たべてみ?」
「・・・うん。」
 麗奈に言われ美桜はグリーンピースとおこわを口に入れる。

「・・・んっま!」
「美味しいよねー。」
 美桜は思わず千春を見つめる。

「おばぁちゃん直伝だもんね♪」
「絶妙な塩加減!」
「ねー、豆も甘いしおいしー!」
 横では青空達も色々なおこわを食べながら微笑む。

「聖女チハル様。」
「はい!どうしました?クリースさん。」
「私達も頂いて宜しかったのですか?」
「是非食べてみてください♪」
 クリースと修道女プアマは目を合わせるとおこわの入った器を見る、そして。

「「いただきます。」」
 聖女達、そして神までもが食事の前に言う言葉を呟きおこわを口に入れる。

「・・・おいしい!」
「美味しいですわ。」
「クリース様、作り方覚えられましたか?」
「いくつかは覚えましたわ。」
 修道女2人はそう言うと頷く。

「そう言えばさー、この教会ってアイトネ祀ってるの?」
 千春はふと思い出したようにアイトネを見る。

『ちがうわよー、もぐもぐもぐもぐ。』
「へー、どちらさま祀ってるんだろう、プアマさん、ここの神様って誰なの?」
 興味が無さそうに答えるアイトネをスルーすると千春はプアマに問いかける。

「こちらは創造神バルブ様を祀る教会で御座います。」
「へ~・・・誰?」
 千春はアイトネを見る。

『この国が国になる前に地位の有る人間が適当に作った神よ~。』
 何でもない様に答えるアイトネ。

「あー、例の『存在しない神様?』」
『そ、人は神の存在を作り上げ祀る事で心の拠り所を作るの、その一つね。』
「そっかぁ、でもプアマさんアイトネ見て怯えてたよね。」
 プアマはビクッと反応すると頷く。

「神様って分かったの?」
「いえ!わかりませんでした!でも・・・逆らえる事は出来ないと思いました。」
「あ~めっちゃ圧かけてたもんねぇアイトネ。」
『そんなことないわよ~♪』
「で、その居ない神の話を教会でしている私達は大丈夫なのでしょ~かっ!」
 千春が思わず言葉にするとクリースが答える。

「この国の法典は誤魔化しと分かっておりますので問題ありません。」
「そうなの?」
「はい、人々は形だけの儀式を行うだけ、それは民衆を導く拠り所を示す為でございます。」
「クリース様!?」
 クリースの言葉を聞き恐れる様に声を上げるプアマ。

「プアマ、この教会の司祭が消えたのは知ってるわよね?」
「はい、先日・・・誰も知らない間に居なくなったと。」
「私は居たのよ、消えるその場に。」
 クリースはそう言うとモートを見る。

「神は本当にいらっしゃいました、その神は聖女様の声を信じろと言い司祭を連れていかれました。」
「あー、モートさんがヤッタノネ。」
 思わず呟く千春。

「って事は、司祭さんって悪い事してた感じ?」
「でしょ?モート様が連れてったんなら間違いないっしょ。」
「何してたか聞きたいけど怖くて聞けねぇ~。」
 JK達はおこわを食べながら呟く。

「神モート様、女神アイトネ様、これからこの教会で2柱のお二方をお祀りさせて頂いても宜しいでしょうか。」
 クリースはすっと立ち上がり2柱を見る。

『いいわよ♪』
「構わない。」
『あ、そうそう、もう一人女神が居るのよ♪』
 アイトネはそう言うと空いてる席を見ながら呟く。

『ハル~♪』
「どうしました?アイトネ様・・・あら、美味しそうなご飯。」
 何も無かった様に椅子に座る春恵は楽し気に食事をする皆を見回す。

『女神ハルよ。』
「お目に掛かり光栄で御座います。」
 胸に手を当て頭を下げるクリース。

『クリースちゃん、あなたこの国の枢機卿として動きなさい。』
「・・・はい、有難く承ります。」
「プアマ。」
「はいぃ!」
 モートに声を掛けられ裏返った声で返事をするプアマ。

「お前は大司教としてクリースに仕えろ。」
「えぇぇ!?よろしいのですk・・・痛ぁぁい!」
 驚くプアマをパチンと叩くクリース。

「神の御前ですよ?神によろしいか問いかける事自体間違いなのですよ?」
「はいぃぃ。」
「有難うございます神モート様、この子はしっかりと教育致しますので。」
 プアマの頭をがっしりと掴むと一緒にお辞儀をさせるクリース。

「教国の方にも伝えないとね~。」
 千春は教国を思い出しながら話すとアイトネはニコッと微笑み返す。

『それは問題無いわよ、後であっちの子に啓示しておくわ♪』
「あ、そう言えば居たね、神託スキル持ってる子。」
「その子って聖女にならないのかな。」
「仲間ふえ~る♪」
『ならないわよ?』
「「「「「「「「何で!?」」」」」」」」
『向こうの呼びかけに答えないとスキル上がらないもの、それにあの子神託スキル3だし♪』
「私達にはいきなり7くらい付けたのにねぇ~。」
「ミオは良いじゃん、私なんていきなりMAXだよ?」
 溜息まじりに言う美桜へ千春が答える。

「アイトネ、この者にも付けるか?」
『そうね♪付けてたら遠くからでも話せるし♪』
「アイトネって秒で来れるじゃん。」
『ちゃうねん♪』
「マネしないで下さーい!」
『いきなり現れたら驚くじゃないの~♪』
「そうだね、毎回驚く私の事は気にしてない発言って事は良く分かったよ~。」
『それじゃつけちゃお♪エイッ!』
 千春をスルーし2人に手を振る。

『神託スキルが付いたからたまーに私が話しかけるかもしれないわ~♪』
「勿体ないお言葉で御座います、有難うございます。」
「あ、あ、ありがとうごじゃります!!」
 気楽に話すアイトネに2人は礼をする。

「チハルー、ぽんぽんいっぱーい。」
「食ったわー。」
「ウチまだ食べれる、そっちの栗赤飯ちょーだい。」
「私もまだ食べれる~♪つぎ山菜おこわ~♪」
「鳥おこわマジ美味いよ、食ってみ?」
「いや!もう私腹いっぱいだから。」
「えー!ダイア小食じゃね?」
「ソラが食いすぎなんだってば。」
 ワイワイと食事を再開するJK達。

「おかぁさん、はい!豆ごはん♪」
「あら、美味しそう♪」
「おばぁちゃんのレシピで作ったからねー♪」
「覚えてたの?」
「うん!」
 春恵はニッコニコの千春に微笑むとグリーンピースご飯を口に入れる。

「ん!美味しい!」
「こっちのモチ米も美味しいよね。」
「でも~、お婆ちゃんの畑で採れた豆の方が美味しいかな?」
「確かに・・・。」
 千春と春恵は2人でグリーンピースご飯を口に入れモグモグと咀嚼する。

「・・・おばぁちゃんの豆ごはん食べたくなってきた。」
「そうね~、帰ったら作ってもらう?」
「豆の時期じゃないからなぁ~。」
 うーんと唸る千春に頼子が声を掛ける。

「千春~その前に獣人さん達におこわ配るんでしょー?」
「そうだったわ。」
「聖女チハル様、そちらの方は私達がさせて頂きますので。」
 クリースは深々とお辞儀をしながら話す。

「それじゃお願いします♪」
「それから・・・その『おこわ』をまだ作っても宜しいでしょうか?」
「良いですよ?作り方分かります?」
「はい、いくつかは覚えております。」
「サフィーレシピ書ける?」
「ナッテリーとモリーがメモしてますよ。」
「ばっちり書いてます!」
「はい、問題有りません。」
「おっけー、それじゃそのメモをクリースさんにあげて~♪」
「・・・ルノアーさんに作ってもらおうと思ったのに(ボソッ)」
「モリー聞こえてるよー、後でまた教えるから。」
 千春に言われモリアンはメモを渡す。

「有難うございます。」
 礼を言うクリース、プアマもお辞儀をしている。

「あと何かする事あったっけ?」
「無いんじゃね?」
「回復終わったからねー。」
「街行く?」
「あ、それはまだダメだってさ。」
 青空の言葉に答える美桜。

「ダメですよね?エーデルさん。」
「はい、落ち着いてはおりますが何が起こるか分かりません、もう少し時間が掛かるかと。」
「ね。」
「それはしょうがないよ、国が落ちたんだもん。」
「んじゃどうするべさ?」
「用事終わったならジブラロール帰って良いんじゃね?」
「んじゃ帰りますか。」
「かえるべかえるべ。」
「今年の正月は忙しいねぇ~。」
「たしかに、色々やってんね。」
「ゴロゴロ寝正月よりうちは良いけどね。」
 JK軍団はそう言うと立ち上がり帰り支度を始めた。







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