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小学校に行こう!③
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「ここが今の1年生、ユラちゃん達のお友達になる学年よ。」
宇迦之御魂に案内された教室を廊下から教える、廊下の窓からは授業風景が見える。
「算数やってるね。」
千春は教室の後ろになる廊下から黒板を見て呟くと、美桜がユラ達に話しかける。
「ユラちゃんってこっちの数字分かるの?」
「わかるよー?」
「凄いなあ。」
「ウカ様、ここってどっちの教室なんですか?」
千春は生徒を見ながら問いかける、どうみても普通の人間しか居ない。
「ここは半分が人間、半分は人外よ。」
「え?合同!?」
「ええ、人と変わらない生活を送る者、人が居なければ生活できない者達ね。」
「そんな人外さんがいるんだ。」
説明を聞き千春はもう一度教室を見る。
「・・・え?ぜんっぜんわかんないよ。」
千春が言うと、頼子ものぞき込みながら呟く。
「完全に溶け込んでるね、ビェリーわかる?」
頼子はビェリーに言うと、ビェリーが答える。
『7人人外おるね。』
ビェリーが言うとルプとコンも答える。
『妖怪もいるが精霊も居るな。』
『みんなおとなしい人ばかりですね~。』
2人が言うと千春は宇迦之御魂に話しかける。
「この人外さん達も子供なんです?」
「ええ、そうよ。見た目は子供でも、心はそれぞれね。長い時を生きてきた子もいれば、本当にこの年で生まれた子もいるわ。でも、ここではみんな同じ『2年生』として学んでるの。人間の子達と一緒にね。」
優しく微笑みながら答える宇迦之御魂、千春はさらに問いかける。
「どの子が長く生きてるんだろ。」
『わっち、わかるばーい。』
『僕もわかります。』
ビェリーとコンが答えると、頼子と美桜が2人に聞く。
「どの子?」
『あの窓際の子は付喪神やね、50年くらいかいな?』
『前から2番目の女の子は妖狐です、100歳くらいですよ、多分。』
2人が答えると、ルプも話始める。
『そこに見える少女もだな、あれは座敷童だな。』
「え?座敷童の子どの子?」
ルプの言葉に千春がのぞき込む。
「千春ちゃん、そんなに覗き込んだら授業の邪魔になるわよ?」
綾音が千春を止める、しかし宇迦之御魂がクスクスと笑いながら答える。
「大丈夫よ、結界を張っているから向こうからは見えないし聞こえないわ。」
「そっか、良かった、それじゃ前から見ても良いですか?」
「良いわよ。」
千春達は廊下を歩き、教室を前の方から覗き込む、皆黒板を見つめながら先生の話を聞いていた、ユラ、イーレン、イーナ、そしてケンブリット、シュウラスはルプの背に乗り教室の中を見る。
「わぁ~♪」
「えっと、前から二番目のあの子が100年生きてるの?ぜんぜんわかんない。」
「イーナの方が年上なのです!」
「みんな人にしか見えないな。」
「うん、全然わかんないよ。」
子供達は教室を見ながら話す。
「ウカ様、ユラ達はこのクラスになるんです?」
「ええ、あっちはちょっとクセが強いのよね、ユラ達は異世界とはいえ人間でしょう?こっちの方が馴染むわよ、あの子達も人間が好きだから。」
微笑み答える宇迦之御魂、千春は頷くと頼子が宇迦之御魂に言う。
「ウカ様、人外クラスって見れるんですか?」
「もちろん、そっちの教室がそうよ。」
今見ていた教室の二つ先の部屋を指差す。
「この教室は空いてるんですか?」
「ここは物置よ、勉強に必要な道具や・・・色々置いてあるの。」
「へぇー。」
千春はうす暗い部屋を覗く、中には大きな定規や分度器、積みあがった教科書らしき本、何故か掛け軸や瓶も並んでいた。
「掛け軸とかあるね。」
歩きながら一緒に覗き込む頼子と美桜。
「ねぇ、あれ動いてない?」
美桜は壁に飾ってある山の絵が時折揺れているように感じられた。そして、一番奥の暗がりからは、青白い光がチラチラと漂い、何かの気配がする。
「うわっ、何!?物置ってこんな動き回るもの置くの!?」
千春が驚いて声を上げると、宇迦之御魂がクスクスと笑って答えた。
「ここはね、人外の子達が使う道具も置いてるのよ、ちょっと賑やかでしょう?」
平然と答える宇迦之御魂、そして人外クラスが見える所まで来ると、千春達は廊下からそっと覗き込む。
「では次の問題を解いてみましょう。」
女性の先生が黒板に書いた、簡単な足し算の問題を指していた。
「普通の小学生だね。」
「すごいね、みんな化けてるんだろうね。」
「だよね、人外クラスって言ってたし。」
千春達は目を凝らしながら小学生を見る、ユラ達はルプの背から身を乗り出して見つめる。
「ぜんっぜんわかんないわ、普通の子供にしか見えないんだけど。」
千春が小声で呟くと、頼子が窓に顔を近づけて言う。
「うん、でもなんか変な感じはするんだよね・・・あ!あの子!首伸びてない?!黒板見てる時ちょっと長くなったよ!?」
頼子が指差す先には男の子がいた、その子は確かに首が伸びたが、すぐに縮めて何事も無かったようにノートに書き込んでいた。
「ほんとだ、でもすぐ戻っちゃったね。」
美桜も男の子を見て答える、すると隣でユラがルプの背から指を差しながら言う。
「あの子の手、もえてたよ?」
ユラの言葉にイーレンも少し興奮気味に答える。
「うん!もえてた!あの男の子だよね!?」
イーレンが言うと、イーナも頷く、ケンブリット、シュウラスも頷いていた。
「ねえ、ビェリー、どの子が何かわかる?」
『話してみらんとわからんねぇ、あの子はろくろ首やね。』
「コンちゃんはわかる?」
『はい、手が燃えてたのは鬼火ですね。』
平然と答える2人、千春はルプに問いかける。
「ルプ、どう思う?」
『確かにクセが強いな、人間がいなくて気が楽なのかもしれないが、ユラ達が馴染めるかは分からねぇな。』
「ウカ様、そこんとこどんな感じなんです?」
「そうね、それぞれの個性が強いからユラ達は人のクラスが良いでしょうね。」
「「「ですよね~。」」」
宇迦之御魂の言葉に頷く千春たちは人外クラスの様子を少し見ると、廊下を戻る。
「でもあの子達楽しそうだったね。」
千春は人外クラスを後にすると楽し気に言う、頼子も頷く。
「うん、人間がいないとこんな感じなんだね。」
頼子の言葉にユラがルプの背で頷く、イーレンやイーナも「うんうん」と同意していた。
「ウカ様ここの子達ってほんと個性的なんですね。」
千春は笑いながら言うと、宇迦之御魂は優しく微笑みながら答える。
「ええ、それぞれが自分らしく生きてるのよ、それがこの学校の良いところね♪」
そう答えると、千春達はもう一度人外クラスの方を見る、そして人間クラスの方に戻り、算数の授業を少し見学すると、校長室に戻った。
宇迦之御魂に案内された教室を廊下から教える、廊下の窓からは授業風景が見える。
「算数やってるね。」
千春は教室の後ろになる廊下から黒板を見て呟くと、美桜がユラ達に話しかける。
「ユラちゃんってこっちの数字分かるの?」
「わかるよー?」
「凄いなあ。」
「ウカ様、ここってどっちの教室なんですか?」
千春は生徒を見ながら問いかける、どうみても普通の人間しか居ない。
「ここは半分が人間、半分は人外よ。」
「え?合同!?」
「ええ、人と変わらない生活を送る者、人が居なければ生活できない者達ね。」
「そんな人外さんがいるんだ。」
説明を聞き千春はもう一度教室を見る。
「・・・え?ぜんっぜんわかんないよ。」
千春が言うと、頼子ものぞき込みながら呟く。
「完全に溶け込んでるね、ビェリーわかる?」
頼子はビェリーに言うと、ビェリーが答える。
『7人人外おるね。』
ビェリーが言うとルプとコンも答える。
『妖怪もいるが精霊も居るな。』
『みんなおとなしい人ばかりですね~。』
2人が言うと千春は宇迦之御魂に話しかける。
「この人外さん達も子供なんです?」
「ええ、そうよ。見た目は子供でも、心はそれぞれね。長い時を生きてきた子もいれば、本当にこの年で生まれた子もいるわ。でも、ここではみんな同じ『2年生』として学んでるの。人間の子達と一緒にね。」
優しく微笑みながら答える宇迦之御魂、千春はさらに問いかける。
「どの子が長く生きてるんだろ。」
『わっち、わかるばーい。』
『僕もわかります。』
ビェリーとコンが答えると、頼子と美桜が2人に聞く。
「どの子?」
『あの窓際の子は付喪神やね、50年くらいかいな?』
『前から2番目の女の子は妖狐です、100歳くらいですよ、多分。』
2人が答えると、ルプも話始める。
『そこに見える少女もだな、あれは座敷童だな。』
「え?座敷童の子どの子?」
ルプの言葉に千春がのぞき込む。
「千春ちゃん、そんなに覗き込んだら授業の邪魔になるわよ?」
綾音が千春を止める、しかし宇迦之御魂がクスクスと笑いながら答える。
「大丈夫よ、結界を張っているから向こうからは見えないし聞こえないわ。」
「そっか、良かった、それじゃ前から見ても良いですか?」
「良いわよ。」
千春達は廊下を歩き、教室を前の方から覗き込む、皆黒板を見つめながら先生の話を聞いていた、ユラ、イーレン、イーナ、そしてケンブリット、シュウラスはルプの背に乗り教室の中を見る。
「わぁ~♪」
「えっと、前から二番目のあの子が100年生きてるの?ぜんぜんわかんない。」
「イーナの方が年上なのです!」
「みんな人にしか見えないな。」
「うん、全然わかんないよ。」
子供達は教室を見ながら話す。
「ウカ様、ユラ達はこのクラスになるんです?」
「ええ、あっちはちょっとクセが強いのよね、ユラ達は異世界とはいえ人間でしょう?こっちの方が馴染むわよ、あの子達も人間が好きだから。」
微笑み答える宇迦之御魂、千春は頷くと頼子が宇迦之御魂に言う。
「ウカ様、人外クラスって見れるんですか?」
「もちろん、そっちの教室がそうよ。」
今見ていた教室の二つ先の部屋を指差す。
「この教室は空いてるんですか?」
「ここは物置よ、勉強に必要な道具や・・・色々置いてあるの。」
「へぇー。」
千春はうす暗い部屋を覗く、中には大きな定規や分度器、積みあがった教科書らしき本、何故か掛け軸や瓶も並んでいた。
「掛け軸とかあるね。」
歩きながら一緒に覗き込む頼子と美桜。
「ねぇ、あれ動いてない?」
美桜は壁に飾ってある山の絵が時折揺れているように感じられた。そして、一番奥の暗がりからは、青白い光がチラチラと漂い、何かの気配がする。
「うわっ、何!?物置ってこんな動き回るもの置くの!?」
千春が驚いて声を上げると、宇迦之御魂がクスクスと笑って答えた。
「ここはね、人外の子達が使う道具も置いてるのよ、ちょっと賑やかでしょう?」
平然と答える宇迦之御魂、そして人外クラスが見える所まで来ると、千春達は廊下からそっと覗き込む。
「では次の問題を解いてみましょう。」
女性の先生が黒板に書いた、簡単な足し算の問題を指していた。
「普通の小学生だね。」
「すごいね、みんな化けてるんだろうね。」
「だよね、人外クラスって言ってたし。」
千春達は目を凝らしながら小学生を見る、ユラ達はルプの背から身を乗り出して見つめる。
「ぜんっぜんわかんないわ、普通の子供にしか見えないんだけど。」
千春が小声で呟くと、頼子が窓に顔を近づけて言う。
「うん、でもなんか変な感じはするんだよね・・・あ!あの子!首伸びてない?!黒板見てる時ちょっと長くなったよ!?」
頼子が指差す先には男の子がいた、その子は確かに首が伸びたが、すぐに縮めて何事も無かったようにノートに書き込んでいた。
「ほんとだ、でもすぐ戻っちゃったね。」
美桜も男の子を見て答える、すると隣でユラがルプの背から指を差しながら言う。
「あの子の手、もえてたよ?」
ユラの言葉にイーレンも少し興奮気味に答える。
「うん!もえてた!あの男の子だよね!?」
イーレンが言うと、イーナも頷く、ケンブリット、シュウラスも頷いていた。
「ねえ、ビェリー、どの子が何かわかる?」
『話してみらんとわからんねぇ、あの子はろくろ首やね。』
「コンちゃんはわかる?」
『はい、手が燃えてたのは鬼火ですね。』
平然と答える2人、千春はルプに問いかける。
「ルプ、どう思う?」
『確かにクセが強いな、人間がいなくて気が楽なのかもしれないが、ユラ達が馴染めるかは分からねぇな。』
「ウカ様、そこんとこどんな感じなんです?」
「そうね、それぞれの個性が強いからユラ達は人のクラスが良いでしょうね。」
「「「ですよね~。」」」
宇迦之御魂の言葉に頷く千春たちは人外クラスの様子を少し見ると、廊下を戻る。
「でもあの子達楽しそうだったね。」
千春は人外クラスを後にすると楽し気に言う、頼子も頷く。
「うん、人間がいないとこんな感じなんだね。」
頼子の言葉にユラがルプの背で頷く、イーレンやイーナも「うんうん」と同意していた。
「ウカ様ここの子達ってほんと個性的なんですね。」
千春は笑いながら言うと、宇迦之御魂は優しく微笑みながら答える。
「ええ、それぞれが自分らしく生きてるのよ、それがこの学校の良いところね♪」
そう答えると、千春達はもう一度人外クラスの方を見る、そして人間クラスの方に戻り、算数の授業を少し見学すると、校長室に戻った。
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