猫の中身がおっさんだなんてバレるわけにわいかねぇんだよー!

bishop

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餌付け

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「猫?なんでこんな所に」

短髪の髪をオールバックにして服の上からでも分かる立派な筋肉と鋭く射抜かれそうな目を持った、女の子にモテそうなイケメンさんが、目を丸くして俺を見ている。

どうしよ、人に会ったのは良いけどそれからのことなんも考えてなかった。
俺今猫だからなあ。会話ができないのが辛い。

グゥーーーーーーー

イケメンの顔が俺の腹を見ている…ハズカシィ!
だってここに飛ばされてから何も食べてないから、腹がなっても仕方ないじゃん!
あぁ…なんか凹むなぁ。ここ来てから一人ぼっちだし、逃げてばっかだし、俺このままのたれ死ぬのかなぁ…。

「腹が空いているのか?」

「にゃぉ⤵︎」

そう言ってお兄さんは持っていた鞄の中を探り出した。

おお!あれは、もしやビーフジャーキー的なものではないか!

「猫ってなに食べるんだ?」

もう辛抱たまらん!頂きまーす!

ビーフジャーキーを持つ手に飛びついた。
そしてそのままかぶり付いた。
振り払いもしないので遠慮なく頂く。

うんめぇーー!人生いや猫生で生まれて初めてこんなうまいもん食べた!もうお兄さん神!本物の神様より神だよ!

「にゃぁん!にゃぁん!」
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