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第4話 ギルド職員として働き始めた
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クランメンバーと顔合わせと秘密を知った翌日から俺は、ギルド職員としてユリは、冒険者ギルド専属の治癒師としても働き始めた。
ギルドの受付をやっていると、英雄の頂きのメンバーがギルドに入ってきたのが見えた。
あちらも受付をしてにいる俺に気づいたらしく、こちらにやってきた。
「おい。アルト、奇蹟の薔薇に勧誘されたのに受付何かやっているなんて、使えないと判断されて、追い出されたのか。ざまあみろ」
「Sランククランのリーダーの癖にソフィアさんも見る目がなかったってことだな」
「見た目がいいからリーダーやっているんじゃないかしら。
周りが優秀で、ソフィアさんはそれほどでもないって感じじゃないかしね」
三人は、それぞれ好き勝手に言っているが、全てが見当違いである。
「そうだ。そんなことより、ユリは何処に行った!!
お前と話すと言って別れてから帰ってきてないだ。
お前知っているんだろう。さっさと吐け!!」
「あと、俺らの荷物を返せ!!この泥棒が!!」
「そうよそうよ。役立たずで、稼げないからって、人の物を盗るなんて犯罪よ。この盗人が!!
詰め所につき出してあげるわよ」
ユリは、ギルド内の治療所にいるじゃないか……
君たちには、見えないのかい?
荷物もお前らが回収するのを忘れていただけだろうが……人を犯罪者扱いするな。
「皆さんの荷物でしたら、ギルドで一時保管しておりますので、受け取られるなら手続きいたします」
ギルド職員として仕事をしているので、営業スマイルで、丁寧に対応してした。
「こちらがお預かりしておりました英雄の頂きの皆さんの荷物と保管料の半額の銀貨四枚になります」
「ドサドサドサ……」
大量の荷物を保管所から持ってきて返した。
荷物は俺任せだったから、カレンは収納魔法使えないし、この大量の荷物をどうやって持ってかえるのだろうね。
「おい。ユリの荷物がないぞ」
「ユリさんは、脱退届けを提出され英雄の頂きを抜けられたので、その際にお返し致しました」
「何だと!!ユリが英雄の頂きを抜けただと、取り消せ」
無茶を言うんじゃないよ。
あと、ユリの荷物は、必要そうな物だけ俺の収納に入れて、残りはクランホームに置いてある。
「ユリさんが脱退を希望し、規約通りに手続きされておりますので、取り消すことはできません」
「私たちに相談なしに脱退したのに取り消せないってどういうことよ」
「そうだそうだ。お前が無理矢理に脱退させたんだろう」
「規約なんか知らねえよ。規約なんか俺たちには関係ないことだ。さっさとユリを出せ」
いやいや、規約は冒険者が守るべき決まりだったり、冒険者を守るための決まりだ、関係ないわけないだろうが。
お前たちは、冒険者じゃないのですか?
やはり、規約な説明を聞いていなかったし、読んでもいなかったか。
「他の冒険者に迷惑です。私の意思で、脱退したんです。勝手なこと言わないでください」
「「「ユリ!!」」」
俺が三人に呆れていると、治癒所からユリがやって来て、そう言った。
「三人とパーティーで、活動していたら何度も治癒や回復することになるので、私が持ちません。
それに自分たちの実力もしっかり把握しておらず、パーティーの要のアルトをバカにし、追放する人たちを信頼できませんからね」
ユリの言い分を聞いて、三人は俺を睨んできた。
「ということのようですので、取り消しはできません。
先ほども言いましたが、そもそもできませんがね。
それよりも後がつかえておりますので、荷物を受け取り移動していただけませんかね」
「こんなたくさんの荷物もっていけるわけないでしょう」
「そうだ。お前が収納に入れて預かっておけ」
「お前に預からせてやる。光栄思えよ。
ただし、金に困っているからって売り払うなよ」
なぜ、パーティーメンバーでもない奴らの荷物を俺が収納に入れておかなければならないのだ。
アホか。
「私の収納に入れておくことは、出来ませんが持ち帰りが出来ない分を再度、一時的にギルドで保管しておくことは出来ますよ。
なお、一時保管なので、二週間以内に取りに来なかった場合は、規約通り処分させていただきます」
「これから依頼に行くから、荷物は持ち帰れないから、全部ギルドで預かっておけ」
「かしこまりました。ではこちらの記入と銀貨八枚の支払いをお願いします」
「何で、金を支払わなきゃいけねんだ」
「そうよ。二週間以内に取りに来なきゃ勝手に処分するのも納得できないわ」
「ギルドって最悪な組織だったんだ」
場所を提供してもらい預かってもらうんだから、金が掛かるのは当たり前だろうが、それにいつまでも取りに来なければ、邪魔になるし、他に預けたい冒険者が預けられなくなるからな。
ギルドが最悪な組織だと不満があるなら冒険者を辞めたらいいんじゃないか。
「それで、荷物はどうなさるのです。持って帰りますか?ギルドに保管料を払い一時保管されますか?」
「金なんか払いたくないから、持って帰る。
ただ、一度に全部は持って帰れない」
「そうですか。では、上司に相談して来ますので、少々お待ち下さい」
俺は、チーフであるマキさんに相談しに行き、今日中に取りに来るなら、無料で今日一日だけ倉庫に置いておいていいが、今日中に取りに来なければ処分とのことだった。
「上司に相談したところ、今日一日だけ無料で、倉庫のスペースに置いておくことを許可するので、今日中に持って帰ってくださいとのことでした。
ただし、今日中に全部持って帰らなかった場合は、即処分になります」
「わかった」
「それでは、こちらの書類に三人のサインをお願いします」
「なんだ、その書類」
「この書類は、ギルドが倉庫のスペースを無料でお貸しすることと、今日中に全部の荷物を持ち帰れなかった場合は、残りの荷物をギルドが処分しても構わないという契約書です」
渋々、三人は二枚の書類にサインして、契約書の一枚を受けとると、それぞれ荷物の中から装備を引っ張りだし、身につけ、依頼に向かうためなのかギルドから出ていった。
これは、取りに来ずに処分確定だな。
ギルドの受付をやっていると、英雄の頂きのメンバーがギルドに入ってきたのが見えた。
あちらも受付をしてにいる俺に気づいたらしく、こちらにやってきた。
「おい。アルト、奇蹟の薔薇に勧誘されたのに受付何かやっているなんて、使えないと判断されて、追い出されたのか。ざまあみろ」
「Sランククランのリーダーの癖にソフィアさんも見る目がなかったってことだな」
「見た目がいいからリーダーやっているんじゃないかしら。
周りが優秀で、ソフィアさんはそれほどでもないって感じじゃないかしね」
三人は、それぞれ好き勝手に言っているが、全てが見当違いである。
「そうだ。そんなことより、ユリは何処に行った!!
お前と話すと言って別れてから帰ってきてないだ。
お前知っているんだろう。さっさと吐け!!」
「あと、俺らの荷物を返せ!!この泥棒が!!」
「そうよそうよ。役立たずで、稼げないからって、人の物を盗るなんて犯罪よ。この盗人が!!
詰め所につき出してあげるわよ」
ユリは、ギルド内の治療所にいるじゃないか……
君たちには、見えないのかい?
荷物もお前らが回収するのを忘れていただけだろうが……人を犯罪者扱いするな。
「皆さんの荷物でしたら、ギルドで一時保管しておりますので、受け取られるなら手続きいたします」
ギルド職員として仕事をしているので、営業スマイルで、丁寧に対応してした。
「こちらがお預かりしておりました英雄の頂きの皆さんの荷物と保管料の半額の銀貨四枚になります」
「ドサドサドサ……」
大量の荷物を保管所から持ってきて返した。
荷物は俺任せだったから、カレンは収納魔法使えないし、この大量の荷物をどうやって持ってかえるのだろうね。
「おい。ユリの荷物がないぞ」
「ユリさんは、脱退届けを提出され英雄の頂きを抜けられたので、その際にお返し致しました」
「何だと!!ユリが英雄の頂きを抜けただと、取り消せ」
無茶を言うんじゃないよ。
あと、ユリの荷物は、必要そうな物だけ俺の収納に入れて、残りはクランホームに置いてある。
「ユリさんが脱退を希望し、規約通りに手続きされておりますので、取り消すことはできません」
「私たちに相談なしに脱退したのに取り消せないってどういうことよ」
「そうだそうだ。お前が無理矢理に脱退させたんだろう」
「規約なんか知らねえよ。規約なんか俺たちには関係ないことだ。さっさとユリを出せ」
いやいや、規約は冒険者が守るべき決まりだったり、冒険者を守るための決まりだ、関係ないわけないだろうが。
お前たちは、冒険者じゃないのですか?
やはり、規約な説明を聞いていなかったし、読んでもいなかったか。
「他の冒険者に迷惑です。私の意思で、脱退したんです。勝手なこと言わないでください」
「「「ユリ!!」」」
俺が三人に呆れていると、治癒所からユリがやって来て、そう言った。
「三人とパーティーで、活動していたら何度も治癒や回復することになるので、私が持ちません。
それに自分たちの実力もしっかり把握しておらず、パーティーの要のアルトをバカにし、追放する人たちを信頼できませんからね」
ユリの言い分を聞いて、三人は俺を睨んできた。
「ということのようですので、取り消しはできません。
先ほども言いましたが、そもそもできませんがね。
それよりも後がつかえておりますので、荷物を受け取り移動していただけませんかね」
「こんなたくさんの荷物もっていけるわけないでしょう」
「そうだ。お前が収納に入れて預かっておけ」
「お前に預からせてやる。光栄思えよ。
ただし、金に困っているからって売り払うなよ」
なぜ、パーティーメンバーでもない奴らの荷物を俺が収納に入れておかなければならないのだ。
アホか。
「私の収納に入れておくことは、出来ませんが持ち帰りが出来ない分を再度、一時的にギルドで保管しておくことは出来ますよ。
なお、一時保管なので、二週間以内に取りに来なかった場合は、規約通り処分させていただきます」
「これから依頼に行くから、荷物は持ち帰れないから、全部ギルドで預かっておけ」
「かしこまりました。ではこちらの記入と銀貨八枚の支払いをお願いします」
「何で、金を支払わなきゃいけねんだ」
「そうよ。二週間以内に取りに来なきゃ勝手に処分するのも納得できないわ」
「ギルドって最悪な組織だったんだ」
場所を提供してもらい預かってもらうんだから、金が掛かるのは当たり前だろうが、それにいつまでも取りに来なければ、邪魔になるし、他に預けたい冒険者が預けられなくなるからな。
ギルドが最悪な組織だと不満があるなら冒険者を辞めたらいいんじゃないか。
「それで、荷物はどうなさるのです。持って帰りますか?ギルドに保管料を払い一時保管されますか?」
「金なんか払いたくないから、持って帰る。
ただ、一度に全部は持って帰れない」
「そうですか。では、上司に相談して来ますので、少々お待ち下さい」
俺は、チーフであるマキさんに相談しに行き、今日中に取りに来るなら、無料で今日一日だけ倉庫に置いておいていいが、今日中に取りに来なければ処分とのことだった。
「上司に相談したところ、今日一日だけ無料で、倉庫のスペースに置いておくことを許可するので、今日中に持って帰ってくださいとのことでした。
ただし、今日中に全部持って帰らなかった場合は、即処分になります」
「わかった」
「それでは、こちらの書類に三人のサインをお願いします」
「なんだ、その書類」
「この書類は、ギルドが倉庫のスペースを無料でお貸しすることと、今日中に全部の荷物を持ち帰れなかった場合は、残りの荷物をギルドが処分しても構わないという契約書です」
渋々、三人は二枚の書類にサインして、契約書の一枚を受けとると、それぞれ荷物の中から装備を引っ張りだし、身につけ、依頼に向かうためなのかギルドから出ていった。
これは、取りに来ずに処分確定だな。
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