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第18話 ソフィア姉様のもとへ(ラルフside)
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マッカート王太子殿下が、クライシス公爵家に来れた。
父と母、それから姉のレベッカはマッカート王太子が来られてことを歓迎していた。そして、レベッカを婚約者するという話を聞いて、喜んでいた。
公爵家に来られた王太子殿下は、公爵家にいる使用人含め、公爵家の皆が王太子を歓迎していると思っているようだ。
俺と使用人たちは、ソフィア姉様が追放される原因になった王太子殿下を歓迎などしていないのに……
王太子殿下が来られてから三週間くらいたった頃、公爵家に騎士団長はじめ騎士の方々や兵士が来た。
王太子殿下を拘束し、王城へ連れていくために来たようだ。あとレベッカの話を聴きたいからとレベッカも一緒に連れていくらしい。
「話を聴きかせてもらいので、クライシス公爵令嬢のレベッカ嬢にもご同行願う。王命なので、マッカートはおとなしく、従い拘束されなかったり、レベッカ嬢が同行を拒否するのも勿論だが、クライシス公爵家の者たちは、マッカートの確保やレベッカ嬢の同行するのを邪魔をしたり、逃げる手助けをした場合は、処罰されることになるので、我々に協力することをオススメする。」
騎士団長がそのように言われ、父と母は、どうしたらいいのかわからず、動けずにいた。
俺は、邪魔する気はまったくありませんので、さっさと連れていってください。ついでに父と母も一緒にと思っていた。
使用人たちの方を見ると俺と同じような気持ちでいるように見えた。
王太子殿下とレベッカが連れていかれたあと、俺は自室に使用人たちを呼び、近いうちに公爵家を出て、ソフィア姉様のもとへ行くことを話した。
使用人たちも公爵家の使用人を辞めて、俺についてきて、もし雇ってもらえるのであれば、ソフィア姉様の使用人として働きたいとのことだった。
それから一週間たったある日、城から使者が来て、王命で貴族家当主は、三週間後に登城するようとのことが父に伝えられた。
それから、まだ公表はされないが、マリー王女殿下と俺の婚約が決まったらしい。
父は、登城命令を聞いた時は、不安だらけの顔をして平静を装っている風の態度だったが、俺の婚約の話を聞いて、満面の笑みを浮かべた。
レベッカは、王城に連れられていかられて、まだ戻ってきてないので、何かあるかもしれないので、王女殿下と俺が婚約を自分の為に利用しようと考えているのだろう。
逆らえるわけないが、王命により登城した父が城から帰ってきた。
「マッカート王太子殿下が廃嫡となり、平民となられた。あとザザン伯爵をはじめザザン伯爵派の貴族が処罰された。ザザン伯爵と息子のザジの三等親は連座で処刑されることになった。」
ザザン伯爵親子は色々噂あったみたいだし、仕方ないね。父の派閥は処罰されなかったんだな。
きっと、ソフィア姉様がいなくなったクライシス公爵家は、終わっているから自滅して、父の派閥は、勝手になるなると国王陛下たちに思われているんだろうな。
「それから問題が二つあるのだが、一つは、国王陛下が王太子殿下とレベッカから話を聞き、二人の婚約を認められ、レベッカは、平民となった王太子殿下の婚約者となった。そして、王命でこの婚約は破棄することができない。」
「!!」
母は、平民となった王太子殿下とレベッカの婚約が王命で、破棄できないと聞かされ驚いていた。
「もう一つは、マッカート王太子殿下が廃嫡されたことにより、レノン第二王子殿下が王太子となり、婚約者にソフィアのやつがなりやがった。」
「なんですって!!ふざけんじゃないわよソフィアのくせに」
父も言葉が乱暴になり、母もソフィア姉様が王太子となったレノン殿下の婚約者になったと聞かされ、怒りの声を上げた。
俺はというと、レノン殿下と婚約の話を聞いて、レノン殿下なら姉様も幸せになれますねと思っていた。そしてやったレノン殿下が義兄になるのか。
やったー、超嬉しいと心の中で、大はしゃぎした。
はじめは、怒りを口にしていた両親だが、俺と王女殿下の婚約だけでなく、レノン殿下とソフィア姉様の婚約も決まった。しかもこちらは公表されているので、自分達のいいようにソフィア姉様を利用できると思い、毎晩二人で祝いの酒を朝まで飲んでいた。
二人は、たった今、王都に買い物に行くのだと出掛けて行った。
俺は、二人が出掛けることは、好都合なので、一緒にと誘われたが断り、準備はバレないようにやっていたので、使用人たちと共に公爵家を後にし、姉様のもとへ向かった。
公爵家の屋敷は今、使用人含め、誰もいない状態だが、二人が帰ってどうなるかなどしったことではない。
ただ、誰もいない屋敷内を見て、二人がどんな反応をするのか見れないのは残念でならない。
父と母、それから姉のレベッカはマッカート王太子が来られてことを歓迎していた。そして、レベッカを婚約者するという話を聞いて、喜んでいた。
公爵家に来られた王太子殿下は、公爵家にいる使用人含め、公爵家の皆が王太子を歓迎していると思っているようだ。
俺と使用人たちは、ソフィア姉様が追放される原因になった王太子殿下を歓迎などしていないのに……
王太子殿下が来られてから三週間くらいたった頃、公爵家に騎士団長はじめ騎士の方々や兵士が来た。
王太子殿下を拘束し、王城へ連れていくために来たようだ。あとレベッカの話を聴きたいからとレベッカも一緒に連れていくらしい。
「話を聴きかせてもらいので、クライシス公爵令嬢のレベッカ嬢にもご同行願う。王命なので、マッカートはおとなしく、従い拘束されなかったり、レベッカ嬢が同行を拒否するのも勿論だが、クライシス公爵家の者たちは、マッカートの確保やレベッカ嬢の同行するのを邪魔をしたり、逃げる手助けをした場合は、処罰されることになるので、我々に協力することをオススメする。」
騎士団長がそのように言われ、父と母は、どうしたらいいのかわからず、動けずにいた。
俺は、邪魔する気はまったくありませんので、さっさと連れていってください。ついでに父と母も一緒にと思っていた。
使用人たちの方を見ると俺と同じような気持ちでいるように見えた。
王太子殿下とレベッカが連れていかれたあと、俺は自室に使用人たちを呼び、近いうちに公爵家を出て、ソフィア姉様のもとへ行くことを話した。
使用人たちも公爵家の使用人を辞めて、俺についてきて、もし雇ってもらえるのであれば、ソフィア姉様の使用人として働きたいとのことだった。
それから一週間たったある日、城から使者が来て、王命で貴族家当主は、三週間後に登城するようとのことが父に伝えられた。
それから、まだ公表はされないが、マリー王女殿下と俺の婚約が決まったらしい。
父は、登城命令を聞いた時は、不安だらけの顔をして平静を装っている風の態度だったが、俺の婚約の話を聞いて、満面の笑みを浮かべた。
レベッカは、王城に連れられていかられて、まだ戻ってきてないので、何かあるかもしれないので、王女殿下と俺が婚約を自分の為に利用しようと考えているのだろう。
逆らえるわけないが、王命により登城した父が城から帰ってきた。
「マッカート王太子殿下が廃嫡となり、平民となられた。あとザザン伯爵をはじめザザン伯爵派の貴族が処罰された。ザザン伯爵と息子のザジの三等親は連座で処刑されることになった。」
ザザン伯爵親子は色々噂あったみたいだし、仕方ないね。父の派閥は処罰されなかったんだな。
きっと、ソフィア姉様がいなくなったクライシス公爵家は、終わっているから自滅して、父の派閥は、勝手になるなると国王陛下たちに思われているんだろうな。
「それから問題が二つあるのだが、一つは、国王陛下が王太子殿下とレベッカから話を聞き、二人の婚約を認められ、レベッカは、平民となった王太子殿下の婚約者となった。そして、王命でこの婚約は破棄することができない。」
「!!」
母は、平民となった王太子殿下とレベッカの婚約が王命で、破棄できないと聞かされ驚いていた。
「もう一つは、マッカート王太子殿下が廃嫡されたことにより、レノン第二王子殿下が王太子となり、婚約者にソフィアのやつがなりやがった。」
「なんですって!!ふざけんじゃないわよソフィアのくせに」
父も言葉が乱暴になり、母もソフィア姉様が王太子となったレノン殿下の婚約者になったと聞かされ、怒りの声を上げた。
俺はというと、レノン殿下と婚約の話を聞いて、レノン殿下なら姉様も幸せになれますねと思っていた。そしてやったレノン殿下が義兄になるのか。
やったー、超嬉しいと心の中で、大はしゃぎした。
はじめは、怒りを口にしていた両親だが、俺と王女殿下の婚約だけでなく、レノン殿下とソフィア姉様の婚約も決まった。しかもこちらは公表されているので、自分達のいいようにソフィア姉様を利用できると思い、毎晩二人で祝いの酒を朝まで飲んでいた。
二人は、たった今、王都に買い物に行くのだと出掛けて行った。
俺は、二人が出掛けることは、好都合なので、一緒にと誘われたが断り、準備はバレないようにやっていたので、使用人たちと共に公爵家を後にし、姉様のもとへ向かった。
公爵家の屋敷は今、使用人含め、誰もいない状態だが、二人が帰ってどうなるかなどしったことではない。
ただ、誰もいない屋敷内を見て、二人がどんな反応をするのか見れないのは残念でならない。
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