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後宮の幻華
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「うん。あの時は、どうもありがとう、青波!」
「ど、どういたしまして」
これが、春霞の望んでいたやりとりなのだろう。
青波が心配になるほど、彼の思考は分かりやすい。
「おかげで、傷はすっかり綺麗に塞がったよ。他の生傷もすべて痕跡すらなくなった。貴方に助けてもらうのは、これで二度目だね」
「……あー……。そうなりますかね。でも、今回の現場は目撃者も多く、ちゃんと回復して頂かないと、私まで連帯責任で貴方様の墓に埋められそうだったので。やむを得ず処置したもので……」
「うん、うん、いいよ。貴方は素直じゃないところが可愛いんだから」
(いや、本音のつもりなんだけど?)
春霞の悟り澄ました顔が、とことん、腹立たしいのだが、どうしたらいいのか?
「私は嬉しいんだ。六年前のことは覚えていないけれど、今回のことは、目に焼き付けられたからね。貴方は私を治療すると、その場にいた全員を退けて、二人きりになったところで、その家宝の刀で自分の指を切ったね。それから、その血を……」
「もう! 事細かに語らないで下さい。ええ、そうです! それが禁術の正体です。瞬家の者が禁じられているのは、天冩刀で切った己の血を人に飲ませることです」
自棄になって叫んで、息を乱して前を向いたら、なんと春霞が目を潤ませていた。
「ああ、感動だなあ……。青波の血が私の身体の中に流れているなんて。家族よりも深い、離れがたい絆が、私達にはあるってことじゃないか」
「いや、だから、離れた方が良いんですって」
「何で、そんなこと言うの? 意地悪」
「意地悪って」
(子供か?)
けれど、春霞の質問はもっともだ。
今更、素知らぬ振りで、逃げ切ることなんて出来やしないのだ。
「たとえば。陛下の爪、伸びるのが早くないですか? 喉が異様に乾くことは? 頭や臀部がむず痒かったりすることはありませんか?」
「薬師の問診? まあ、いいけど。そうだね。爪は昔から伸びるのが早かったんだけど、確かに一段と伸びが早くなったかもしれないね。喉も水を飲んでもすぐに乾くかな。だけど、病み上がりだから、生命力ってやつなんだと」
「そのうち、水では飽き足らず、人の血を求めるかもしれません」
「え、嘘?」
「瞬氏の王家の血統。私が血を与えることで、中毒性を持ってしまうそうです。霜先生から聞きましたよね。瞬氏は神獣を使役すると。つまり、瞬氏の王家筋は、血の契約で人を縛り、獣に変化させ、己の下僕にした。そのうち、耳や尻尾も生えてくるかもしれません」
「耳や尻尾?」
ハッとして春霞は冕旒冠を無理やり脱ぎ、頭と耳と臀部を押さえたが、その兆候はなかったようで、ほっと胸を撫で下ろしていた。
「一度ならいざ知らず、今回二度目。血の味を覚えてしまっているかもしれません。だから、私の祖父は貴方様に再会することを固く私に禁じたのです」
「要するに、貴方が近くにいなかったら、私は化け物にならないってこと?」
「さあ、それは分かりません。昔のことで分からないのです。でも、私が傍にいたら、危険なことは事実です」
「危険……ね。会えなかった理由も、頑なに術の詳細を話さなかった理由も、それが原因か」
難しい顔つきで考えこんでいる春霞を、丸め込むつもりで、青波は言葉を重ねた。
「だから、私は貴方の前から消えるのです。たとえ万が一、この先、血が欲しくなったとしても、後宮もありますから。陛下なら、いくらだって調達…………」
「ねえ、それ、本気で言っているの?」
「…………あ」
……まずい。
今のは、青波が悪い。
「いくら秘匿性の高い後宮だって、そんな化け物みたいな皇帝がいたら、絶対バレるよ。この先、耳や尻尾まで生えたりしたら、まあ、景和だけは喜んで「可愛い」なんて、褒めちぎってくるかもしれないけど、普通は嗤われるよ。この国、おしまいだよ」
そうだろう。
まあ、現時点でも風前の灯かもしれないが。
「酷いね。一人だけ逃げようなんて。貴方がそうしたのなら、責任は取るべきじゃないか。それに」
立ち上がった春霞は、不敵な笑みを浮かべていた。
「下僕なら大歓迎だよ。むしろ、私は貴方の下僕になりたい!!」
「正気ですか?」
阿呆……ですか?
「貴方は私を嘗めているね。私は六年間、貴方のことしか考えてなかったんだ。とっくに狂っているさ」
そうかもしれない。
(確かに、常軌を逸した執念だ)
さすがに、ここまで言われたら、青波も彼の気持ちを信じないわけにはいかなかった。
青と白の部屋なんて、いかにもな誘導ではないか……。
「今まで、私が何度、貴方のところに逃げたいと思ったか。でも、そうしたら、瞬家の汚名はそそげないし、嘉栄にも負けたことになる。ならば、準備が整った時点で、貴方を後宮に呼べば良い。けど、入宮の手続きに手間取っていたら、貴方のことだ。帰るとか言いだしかねない。……だから、私はこうして入念に」
「待って下さい。陛下」
「もう十分待ったよ。ねえ、青波。化け物になるっていうなら、二人で解決したら良いじゃないか。要は私のことが好きか嫌いか、二択ってことだよ。貴方は私のこと嫌いなの?」
「嫌いなわけじゃ……」
「じゃあ、好きなんだ。そういうことだよね」
そんな単純な話ではない。
こんなこと、祖父に話したら、どんな目に遭うか。
(問題しかないのに……)
春霞は、幸せそうに微笑っているのだ。
「貴方は瑠璃殿の主。私の妃だ。生涯貴方以外の妻を、私は迎えるつもりはない。私にはね、貴方以外、女性に見えないんだよ」
そして、足早にこちらにやって来た春霞は、壊れ物のように、青波の両手を取った。
「よろしくね。青波」
「で、でも。私、こんなんで……」
滑らかな春霞の手に比べて、青波の手は水仕事をしていたせいか、がさがさだ。
髪だって寝起きのままだから、ぼさぼさだし、寝不足のせいか、隈だって酷いのに……。
……それでも。
「私は貴方が良いんだ。初めて会った時から、ずっと」
春霞のぶれない一言に、青波の胸はとくんと鳴った。
すぐ目と鼻の先にある春霞の顔は、見惚れるほどに美しく、優しい。
青波が知っているようで知らない大人の男性だ。
とんでもない術を掛けたものだと、恨まれても仕方ないのに、彼は怒るどころか、青波の下僕になることも厭わないと、情熱を示してくれている。
(私もずっと春霞に会いたかった。……会いたかったから、理由を探していた)
幽体でない春霞の手に触れたことで、青波は本当の自分の気持ちが隠せなくなってしまった。
「…………後宮の幻華」
「幻華」
「幻のように、消えないでね。青波」
そして、春霞は存在を確かめるように、青波の頬に指を這わせる。
熱く見つめ合い、二人の顔が近づきつつあったところで、しかし、春霞は突如横を向いて、口元を手で押さえた。
「えっ?」
春霞の肩が震えている。
(まさか、もう化け物になってしまったのか?)
心配になって、青波が彼を揺さぶると……。
――春霞は、大笑していた。
「あはははっ! あー、さすが幻の華だ。貴方に触れようとした途端、私は動悸が極まって、身体が震えて動けなくなってしまったよ。一体、何の術を貴方は私にかけたの? それとも、下僕の精神がすでに私に……」
……そうだとしたら、永遠に春霞は青波に触れることは出来ないだろう。
「陛下。やっぱり、私、家に帰っていいですか?」
透国二十五代皇帝、怜 春霞。
後に透国稀代の名君と謳われた彼が、長年の想いをこじらせすぎて、愛しい妃に、なかなか触れることが出来なかったという事実は、意外と知られていない。
【了】
「ど、どういたしまして」
これが、春霞の望んでいたやりとりなのだろう。
青波が心配になるほど、彼の思考は分かりやすい。
「おかげで、傷はすっかり綺麗に塞がったよ。他の生傷もすべて痕跡すらなくなった。貴方に助けてもらうのは、これで二度目だね」
「……あー……。そうなりますかね。でも、今回の現場は目撃者も多く、ちゃんと回復して頂かないと、私まで連帯責任で貴方様の墓に埋められそうだったので。やむを得ず処置したもので……」
「うん、うん、いいよ。貴方は素直じゃないところが可愛いんだから」
(いや、本音のつもりなんだけど?)
春霞の悟り澄ました顔が、とことん、腹立たしいのだが、どうしたらいいのか?
「私は嬉しいんだ。六年前のことは覚えていないけれど、今回のことは、目に焼き付けられたからね。貴方は私を治療すると、その場にいた全員を退けて、二人きりになったところで、その家宝の刀で自分の指を切ったね。それから、その血を……」
「もう! 事細かに語らないで下さい。ええ、そうです! それが禁術の正体です。瞬家の者が禁じられているのは、天冩刀で切った己の血を人に飲ませることです」
自棄になって叫んで、息を乱して前を向いたら、なんと春霞が目を潤ませていた。
「ああ、感動だなあ……。青波の血が私の身体の中に流れているなんて。家族よりも深い、離れがたい絆が、私達にはあるってことじゃないか」
「いや、だから、離れた方が良いんですって」
「何で、そんなこと言うの? 意地悪」
「意地悪って」
(子供か?)
けれど、春霞の質問はもっともだ。
今更、素知らぬ振りで、逃げ切ることなんて出来やしないのだ。
「たとえば。陛下の爪、伸びるのが早くないですか? 喉が異様に乾くことは? 頭や臀部がむず痒かったりすることはありませんか?」
「薬師の問診? まあ、いいけど。そうだね。爪は昔から伸びるのが早かったんだけど、確かに一段と伸びが早くなったかもしれないね。喉も水を飲んでもすぐに乾くかな。だけど、病み上がりだから、生命力ってやつなんだと」
「そのうち、水では飽き足らず、人の血を求めるかもしれません」
「え、嘘?」
「瞬氏の王家の血統。私が血を与えることで、中毒性を持ってしまうそうです。霜先生から聞きましたよね。瞬氏は神獣を使役すると。つまり、瞬氏の王家筋は、血の契約で人を縛り、獣に変化させ、己の下僕にした。そのうち、耳や尻尾も生えてくるかもしれません」
「耳や尻尾?」
ハッとして春霞は冕旒冠を無理やり脱ぎ、頭と耳と臀部を押さえたが、その兆候はなかったようで、ほっと胸を撫で下ろしていた。
「一度ならいざ知らず、今回二度目。血の味を覚えてしまっているかもしれません。だから、私の祖父は貴方様に再会することを固く私に禁じたのです」
「要するに、貴方が近くにいなかったら、私は化け物にならないってこと?」
「さあ、それは分かりません。昔のことで分からないのです。でも、私が傍にいたら、危険なことは事実です」
「危険……ね。会えなかった理由も、頑なに術の詳細を話さなかった理由も、それが原因か」
難しい顔つきで考えこんでいる春霞を、丸め込むつもりで、青波は言葉を重ねた。
「だから、私は貴方の前から消えるのです。たとえ万が一、この先、血が欲しくなったとしても、後宮もありますから。陛下なら、いくらだって調達…………」
「ねえ、それ、本気で言っているの?」
「…………あ」
……まずい。
今のは、青波が悪い。
「いくら秘匿性の高い後宮だって、そんな化け物みたいな皇帝がいたら、絶対バレるよ。この先、耳や尻尾まで生えたりしたら、まあ、景和だけは喜んで「可愛い」なんて、褒めちぎってくるかもしれないけど、普通は嗤われるよ。この国、おしまいだよ」
そうだろう。
まあ、現時点でも風前の灯かもしれないが。
「酷いね。一人だけ逃げようなんて。貴方がそうしたのなら、責任は取るべきじゃないか。それに」
立ち上がった春霞は、不敵な笑みを浮かべていた。
「下僕なら大歓迎だよ。むしろ、私は貴方の下僕になりたい!!」
「正気ですか?」
阿呆……ですか?
「貴方は私を嘗めているね。私は六年間、貴方のことしか考えてなかったんだ。とっくに狂っているさ」
そうかもしれない。
(確かに、常軌を逸した執念だ)
さすがに、ここまで言われたら、青波も彼の気持ちを信じないわけにはいかなかった。
青と白の部屋なんて、いかにもな誘導ではないか……。
「今まで、私が何度、貴方のところに逃げたいと思ったか。でも、そうしたら、瞬家の汚名はそそげないし、嘉栄にも負けたことになる。ならば、準備が整った時点で、貴方を後宮に呼べば良い。けど、入宮の手続きに手間取っていたら、貴方のことだ。帰るとか言いだしかねない。……だから、私はこうして入念に」
「待って下さい。陛下」
「もう十分待ったよ。ねえ、青波。化け物になるっていうなら、二人で解決したら良いじゃないか。要は私のことが好きか嫌いか、二択ってことだよ。貴方は私のこと嫌いなの?」
「嫌いなわけじゃ……」
「じゃあ、好きなんだ。そういうことだよね」
そんな単純な話ではない。
こんなこと、祖父に話したら、どんな目に遭うか。
(問題しかないのに……)
春霞は、幸せそうに微笑っているのだ。
「貴方は瑠璃殿の主。私の妃だ。生涯貴方以外の妻を、私は迎えるつもりはない。私にはね、貴方以外、女性に見えないんだよ」
そして、足早にこちらにやって来た春霞は、壊れ物のように、青波の両手を取った。
「よろしくね。青波」
「で、でも。私、こんなんで……」
滑らかな春霞の手に比べて、青波の手は水仕事をしていたせいか、がさがさだ。
髪だって寝起きのままだから、ぼさぼさだし、寝不足のせいか、隈だって酷いのに……。
……それでも。
「私は貴方が良いんだ。初めて会った時から、ずっと」
春霞のぶれない一言に、青波の胸はとくんと鳴った。
すぐ目と鼻の先にある春霞の顔は、見惚れるほどに美しく、優しい。
青波が知っているようで知らない大人の男性だ。
とんでもない術を掛けたものだと、恨まれても仕方ないのに、彼は怒るどころか、青波の下僕になることも厭わないと、情熱を示してくれている。
(私もずっと春霞に会いたかった。……会いたかったから、理由を探していた)
幽体でない春霞の手に触れたことで、青波は本当の自分の気持ちが隠せなくなってしまった。
「…………後宮の幻華」
「幻華」
「幻のように、消えないでね。青波」
そして、春霞は存在を確かめるように、青波の頬に指を這わせる。
熱く見つめ合い、二人の顔が近づきつつあったところで、しかし、春霞は突如横を向いて、口元を手で押さえた。
「えっ?」
春霞の肩が震えている。
(まさか、もう化け物になってしまったのか?)
心配になって、青波が彼を揺さぶると……。
――春霞は、大笑していた。
「あはははっ! あー、さすが幻の華だ。貴方に触れようとした途端、私は動悸が極まって、身体が震えて動けなくなってしまったよ。一体、何の術を貴方は私にかけたの? それとも、下僕の精神がすでに私に……」
……そうだとしたら、永遠に春霞は青波に触れることは出来ないだろう。
「陛下。やっぱり、私、家に帰っていいですか?」
透国二十五代皇帝、怜 春霞。
後に透国稀代の名君と謳われた彼が、長年の想いをこじらせすぎて、愛しい妃に、なかなか触れることが出来なかったという事実は、意外と知られていない。
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