悪魔の箱庭

荒巻一青/もふモフ子

文字の大きさ
5 / 7

和弥、田中先生のアナルを開発済にする

しおりを挟む
 さて、恵一兄さんを攫った悪魔へたどり着くためにも、とにかくロニーと“箱庭”をアップデートさせなければならない。
 現状、敵対悪魔に対抗できるのは、この子ども悪魔だけだからな。

「というわけで、セックスだ。」
「はひ♡」

 ロニーは「いつでもどうぞ♡」と言わんばかりにベッドの上に寝転がると、くぱっと指で中を広げた。

「ちがう。お前とじゃない。」
「えっ!?ちがうんですか!?」
「当たり前だろ。お前とだけヤッていたって、効率が悪い。色んな人間とセックスすれば、色んな“満足感”が得られるわけだ。それらをお前に流す方が、アップデートにも役立つだろう。」
「そ、それはまぁ、色んなデータを集めたほうが効果的ですけどぉ。」

 ロニーは起き上がると、いじけたようにシーツを握った。
 なんだかよく分からないけれど、俺が他の男を抱くのが気に食わないみたいだった。
 めんどくさい悪魔だな。

「……ロニー。」
「ひゃ、ひゃあっ!ごしゅじんさま!?」

 俺はロニーを抱き寄せた。

「俺が頼れるのは、お前だけなんだよ。これから他の男ともたくさんセックスするけれど、それはお前に“満足感”を送って、成長してほしいからなんだ。な?分かってくれるだろ?」

 そう耳元で優しく囁きかけると、ロニーは「あうぅ……♡」と悶えながらコクコクと首を縦に振っていた。

「そ、そういうことなら♡えへへ♡他の人間たちとのセックス、お手伝いしますぅ♡」

 ちょろいな、こいつ。
 でも、こうやって手懐けておかないと。
 暴走されたり、裏切られたりされては困るからな。

「よし、契約成立。今日から、俺たちは共犯者だからな。ロニーは、俺の言いつけはちゃんと守ってくれよ。」
「はいっ♡で、では早速、エネルギー集めをしましょう!」

 俺のセックスに協力的で実にありがたい。
 では、当初の目的通り、“箱庭”に学校を反映させるとするか。

「清々高等学校を映し出せ。」

 “箱庭”に呼びかけると、ポウッと光を放ち、俺の前に見慣れた景色が浮かび上がった。
 出てきたのは、昇降口の一部だ。体育の授業を終えた生徒たちが靴を履き替えるために並んでいる。

「へぇ!ここがご主人様の通う学校!」
「まぁな。俺の靴箱はこの辺りかな。」
「ど、どこです!?」

 “箱庭”内の昇降口を見ようと一生懸命つま先立ちしているロニー。

「しょうがねぇな。」

 彼の脇に手をいれて抱えあげると、俺は自分の膝の上に座らせた。

「ありがとうございます、ご主人様!これなら見えます!」
「はいはい。」
「ふえぇ……!これがご主人様の靴箱!よく見たら、名前もちゃんと書いてありますぅ!」

 妙にキラキラした目をし、興奮しているロニーが膝から落ちないように、しっかり腹のあたりを抱き留める。
 すると、彼は頬を擦り付けてきて、猫みたいにゴロゴロ喉を鳴らした。
 そういうふうに甘えてくると可愛いな、お前。

「お、あいつ……。」

 箱庭を覗き込むと、ちょうど生徒がひとりやってきた。

 ――高坂京介だ。

「知ってるんですか?」
「ああ。クラスメイトだよ。」

 とびっきりのイケメンで人気者の、我がクラスの王子様的存在。
 成績優秀で運動神経抜群。人当たりもよく、友達も多い。女子生徒の人気ランキングを作れば、必ずトップ3には入る。
 次年度の生徒会長選挙に出馬することがほぼ決まっているらしい。
 まさに完璧超人ってやつだ。

「“箱庭”の中でも目立ってんなー。」

 高坂が靴箱を開けると、雪崩れるように手紙やらプレゼントの包みやらが落ちて来た。
 ギャグか。

「ご、ご主人様の方がカッコイイです!」
「え?あ、うん。ありがとう。」

 なぜか対抗意識を燃やしているロニーを撫でつつ、「こいつにするか。」と決めた。
 俺は“箱庭”に顔を近づけ、高坂京介に向かって命令を飛ばす。

「高坂京介くーん、高坂京介くーん。今日、学校帰りに清々公園の公衆トイレに来てくださーい。怪しまれないように、お家の人にあらかじめ『友達と遊んでから帰る』ことを連絡しておくことー。」

 俺が言い終えると、“箱庭”の中の高坂はぴくんっと体の動きを止め、ぼんやりと虚空を見つめていたが、すぐにポケットからスマホを取り出した。画面は小さすぎて見えないが、おそらく親に連絡しているのだろう。
 よしよし。

「しばらくは、こうやって気になるやつを呼び出して、セックスしていけばいいかな。」
「でも、毎回同じシチュエーションだと“満足感”が薄まりません?」
「それもそうだな。色々思いつくシチュエーションを片っ端から試してみるとするか。」
「はい♡お手伝いしますぅ♡」

 学校が終わるまでまだまだ時間はあるので、次のターゲットを探す。
 どうせなら誰にも見られない個室で操ってみるのも面白いかもしれない。

「“箱庭”、男子トイレ……教員用男子トイレを映し出せ。」

 “箱庭”の映し出す景色が、昇降口から狭い教員用男子トイレへ変わる。
 そこへちょうど、掃除用具を抱えた若い男の先生が現れた。

「見てくださいご主人様!これはラッキーですね!」
「はしゃぐな。静かにしろ。」

 俺は、ロニーの頭を軽く叩き、“箱庭”の中を覗き込む。

 入ってきたのは、今年度新しくやってきた田中という若い男の教師だった。数学担当で、まだ20代後半くらいだという。
 樺島と違って物静かで、真面目な男だ。細身の眼鏡がインテリっぽい雰囲気を醸し出している。
 田中はほうきでトイレの床を掃き始めた。

 ふぅん。先生たちも持ち回りでトイレ掃除をしているのかな。
 幸い、“箱庭”には男子トイレの外の廊下も映し出されているから、誰かが近づいてきたらすぐに分かる。

 よっしゃ!
 ただ掃除をしているだけじゃ面白くないから手伝ってやろう!

「田中先生、トイレ掃除をすると服が汚れますから、下半身全部脱いじゃってくださーい♡」

 “箱庭”の中に向けてそう言うと、田中はきょとんとした表情を見せた。
 しかし、しばらくして、彼はモタつきながらもベルトを外し始め、俺の言う通りにズボンを脱いでくれた。
 パンツも下ろすと、中からは立派なモノが出てきた。

「わぁ!素直で可愛いおちんちん♡ご主人様の立派なおちんぽとは大違い♡」

 それは褒め言葉なのか、ロニー。
 まぁいいや。
 下半身を露出させた田中は、元の真面目な性格ゆえか、そのまま掃き掃除を始めた。
 ほうきを動かすたびに陰茎がぷらぷらと揺れるのが滑稽だ。
 アナル未開発の男が尻丸出しにしてトイレ掃除する姿はなかなかエロいな。

「なぁ、ロニー。」
「はい?」
「もしアナルが未開発の人間に対して、“お前のアナルは既に開発済みだ”って命令したら、どうなるんだ?」

 興味本位でそんなことを訊いてみると、 ロニーは少し考えてから、こう答えた。

「その人の身体が強制的に作り変えられますね。ご想像の通り、アナルが性器に変わってしまいます。命令の内容によっては、前立腺の感度が上がり過ぎて射精が止まらなくなったりもしますよ♡」

 なるほど。“箱庭”を使えば、体も作り変えられてしまうのか。本当に悪魔の代物だな。
 ちょうど目の前に、未開発アナルを晒している田中がいるし、試してみるか。

「田中先生ー!あなたのアナルは、毎晩開発されてきたので、すぐになんでも入っちゃうお利口さんアナルになりましたー!」

 そう命令すると、彼の瞳が一瞬大きく開かれて焦点を失った後、ぶるりと全身を震わせた。
 同時に腰を突き上げて精液をまき散らす田中。
 あーあ、また掃除やり直しだな……。
 俺の命令を受けた直後は呆然としていた田中だが、次第に我を取り戻したようで、慌てて自分が床に放った精液を片付けようと動き出した。
 待てよ。せっかくだからもう少し遊ばせてくれよ。

「田中先生ー!お尻の穴がだんだんむずむずしてきましたねー!ちょうどそこに、ほうきがありますー!それをアナルに挿れて、中の方までしっかり掃除しましょうー!」

 田中は自分の手に持っているほうきをじっと見つめ、それから、きょろきょろと辺りを見回した。
 誰もいないことを確認してから、彼は壁の方を向いて寄りかかり、足を開く。

 そして、おそるおそる後ろの方に手を回し、自らの肛門へ柄の部分を差し込んでいった。
 田中ゆっくりと深呼吸をしながら、少しずつ柄を埋めていく。
 やがて柄の一番先まで埋まったところで、今度は勢いよくそれを引き抜いた。

 残念ながら“箱庭”から音は聞こえないが、おそらく思わず声が出てしまったのだろう。彼は驚いた様子で、自分の口を手で塞いでいた。

 再び挿入し、引き抜く動作を繰り返す田中。
 さっきより明らかにペースが上がっているな。相当気持ち良いらしい。
 真面目な田中先生は、学校のトイレでこんな淫乱なことをしている自分に興奮しているのだろうか。頬は紅潮し、吐息もどんどん荒くなっていく。

 時折びくんっと体が震えるのは、イっているのかもしれない。
 しかし、どれだけ激しく動いても、ほうきが抜け落ちる気配はない。どうやらアナルはすっかり性感帯になったようで、ほうきの柄を締めつけている。

「ご主人様、この男のおちんちんがビンビンです♡ほら見て下さい♡壁にこすりつけて、気持ち良さそうな顔してますよ♡」
「壁オナとアナル責めのダブルプレイなんてマニアックだなぁ。全く、真面目な田中先生をこんな変態にしたのは誰だろうなぁ?」

 はい、俺です。
 背徳感を感じつつも、快感を貪る田中の姿はとてもエロい。見ているだけでこちらの気分も高まってくる。

「はぁっ♡あっ♡ん♡んぅぅ♡」
「いや、何でお前が喘いでんだよ。」
「ら、らって♡田中しぇんしぇ、えっちすぎるんですぅ♡」

 田中の自慰を見ていたら発情してしまったのか、ロニーは自分で乳首をつまみ始めた。
 この淫乱悪魔は放っておいて、そろそろ田中先生の方をなんとかしよう。

「田中先生ー!一生懸命、アナルの中を掃除していて偉いですねー!ご褒美として今からあなたをイカせてあげますー!好きなだけ、お腹の中に溜め込んでいるものを出しちゃってくださいねー!」

 俺がそう言うと、彼はとろける表情で、数回瞬きをした。
 それから一気にほうきの動きが激しくなる。
 ずぽずぽと出し入れするたびに、彼のモノの先端からは精液が流れ出す。床には大きな水たまりができていた。
 やがて、彼は壊れたオモチャみたいにガクガクと痙攣し始めた。

 もうそろそろ限界か?
 しかし、俺はそこでさらに追い打ちをかける。

「さぁ出せ!全部出しきれ!空っぽになるまで!」 

 俺がそう命じると、今まで以上に激しく精液が飛び出してきた。それは壁に当たって跳ね返り、やがて床に落ちる。

 しばらくした後、ついに力尽きたのか、田中はぐったりとうなだれた。そして、その拍子にアナルに入っていたほうきが抜けた。

 同時に俺の膝に乗っていたロニーが「んん゛ぅ゛ッ~~~!!♡♡♡」と背筋を仰け反らせて達した。

「お前な……。」
「しゅ、しゅみません゛ッ!♡でも――。」

 ロニーはぺろりとシャツをめくり、従属の淫紋を露わにした。その下腹部はピンク色に光っていた。

「どうやら、ご主人様が“箱庭”を使って、命令された人間の“満足感”もぼくの体に蓄積されていくみたいれすぅ♡」
「マジ?だったら、“箱庭”使って、一気に大量の男たちを射精させれば、それだけ“箱庭”のアップデートも早くなるってことか!?」
「多分そうだと思いますが、今回はご主人様が田中先生の痴態を見て、かなり満足されたのも関係あるかもしれません。」

 なるほど。
 たくさんの男たちをだた射精させればいいのではなく、そこには俺の“満足感”も影響してくるってわけね。
 俺の興奮を伴わないただの作業になってしまえば、意味がないのか。

「結構、この“箱庭”の仕組みが分かってきたな。田中先生のおかげだ。というわけで、田中先生ー!記念に鏡に向かって、今の自分を見ながらシコりましょうー!」

 俺の命令通り、壁に取り付けられている手洗い場のところまで移動し、自分の顔を見つめながらマスターベーションを始める田中。

「いいシコリっぷりですよー!さぁ、最後にアヘ顔ダブルピースをしながらイッて下さいー!」

 あれ?そういえば、さっき精液は出し尽くしたよな?
 それなら、何が出てくるんだ?
 俺の疑問に答えるかのように、田中の陰茎から勢いよく透明な液体が噴き出してきた。
 何だこれ?

「しょんべん漏らしたのか?」
「ちがいますよ、ご主人様。」

 田中はアヘ顔ダブルピースをして、震える足で立っていた。鏡も、床も、壁も彼の体から吹き出した液体で汚れてしまっている。
 やがて彼は糸が切れた人形のようにその場に倒れ込んだ。それと同時に、尿道から勢いよく溢れ出していた液体も止まる。
 一体なんだったんだ、これは。

「ふふっ♡田中先生は潮を吹きながら絶頂を迎えたのです♡」
「潮吹きぃ?男なのにそんなのも出来るのか?」
「はい♡男だからって必ずできるとは限りませんけどね♡でも、ご主人様が“箱庭”を使えば、こうして簡単に男の人にも潮を吹かせるできてしまうんです♡」

 田中のアナルが敏感になったのは想定内だったが、まさか潮吹きまでするまでとは思わなかった。
 いいことしたなぁ、俺。
 責任取って、田中はこれからもたっぷり調教してあげることにしよう。

 田中がトイレ掃除に来る前よりも汚れてしまった男子トイレ。再び体を起こした田中は慌てて、掃除用具を手に取る。そして、またさっきと同じように、床の掃除を始めた。
 さすがに連続で同じことをするのは申し訳ないので、今日はこのくらいにしてあげよう。

「お疲れ様でした、田中先生ー!このトイレでアナニーしたように、お家でもちゃんと後ろの穴を開発しておくんですよー!」

 その瞬間、びくんっと田中は肩を震わせた。しかし、すぐに彼は掃除を終わらせ、服を着て、逃げるようにして去っていった。

「田中先生の性癖目覚めちゃったかもしれないな。」
「あの人、元々絶対素質ありますって!ご主人様の命令がなくとも、いずれアナル開発を始めていましたよ!」
「そうかなぁ?」

 どちらにせよ、あの生真面目な田中をこれからは俺好みのド変態に育てていけると思うとワクワクしてくるな! 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない

了承
BL
卒業パーティー。 皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。 青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。 皇子が目を向けた、その瞬間——。 「この瞬間だと思った。」 すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。   IFストーリーあり 誤字あれば報告お願いします!

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

「今夜は、ずっと繋がっていたい」というから頷いた結果。

猫宮乾
BL
 異世界転移(転生)したワタルが現地の魔術師ユーグと恋人になって、致しているお話です。9割性描写です。※自サイトからの転載です。サイトにこの二人が付き合うまでが置いてありますが、こちら単独でご覧頂けます。

婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました

kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」 王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

悪役令息に転生したらしいけど、何の悪役令息かわからないから好きにヤリチン生活ガンガンしよう!

ミクリ21 (新)
BL
ヤリチンの江住黒江は刺されて死んで、神を怒らせて悪役令息のクロエ・ユリアスに転生されてしまった………らしい。 らしいというのは、何の悪役令息かわからないからだ。 なので、クロエはヤリチン生活をガンガンいこうと決めたのだった。

処理中です...