悪魔の箱庭

荒巻一青/もふモフ子

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和弥、ロニーを従える

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 拘束を解かれたロニーは、まるで従順な犬のように、ぺたりと床に座って俺を見上げた。俺の命令なしに動くつもりはないようだ。
 なんだかんだ緊張していたのか、俺も急に力が抜けてきた。
 箱庭を机上に戻し、ベッドに倒れ込む。

「お前さ、悪魔なんだろ?悪魔っぽい羽はないのか?」
「ベースが人間の肉体なので、ありません!」
「あ、そう。」

 なんだ。ないのか。
 少し残念だ。

「成長はするのか?」
「身体を変化させることは可能です。大人にもなれます!」
「え!?じゃあ!」
「でも、エネルギーが全く足りないので、大人に変化はできません!一番この姿がエネルギーを消費しない、いわゆるエコな姿なのです!人間からエネルギーを集めれば、いつか成長した姿のボクをお見せできます!」
「そうかぁ。じゃあ、いつかよろしく。」
「それに、エネルギーを集められれば、“箱庭”の拡張もできます!」
「へぇ、拡張ねぇ……拡張だって!?」

 ガバリと起き上がると、ロニーは「はいっ!」と元気よく答えた。

「悪魔とその悪魔が持つアイテムは連携しているのです!ぼくの元にエネルギーを集まれば、“箱庭”もパワーアップさせることができます!今はまだ、少しのお部屋しか再現できないけれど、大量のエネルギーがあれば、再現できるお部屋の範囲を広げたり、二階や三階も同時に再現可能になったりする……はずです!やったことないので、分かりませんが!」
「お、お前……そういう大事なことは早く言えよ!」
「ヒェッ!?しゅ、しゅみません!」
「いや……。怒鳴って、悪かった。」

 俺はベッドに座り直し、顎に指を添える。

「人間のエネルギーってのはなんだ?」
「なんでしょう?正直、ボクもよく分かりません。元気とか、生きる希望とか、あとは――性欲とか?」
「性欲ねぇ。」
「前に聞いたことがあります。魔界では、捕まえた人間をひたすら射精させて、そこからエネルギーを搾り取るのだ、と。」

 説明するロニーをじっと見やる。
 子ども体型だが、触り心地の良さそうな白い肌に、ピンク色の乳首。そして、小ぶりな尻。
 本物の子どもなら確実に事案だが、こいつは悪魔だ。今は省エネのために子どもの姿を取っているだけ。

 ――試してみるか。

「ロニー。俺のこと、好きだよな?」
「は、はひっ!もちろんですぅ!♡」
「それなら、ご奉仕できるよな?」

 俺が股間を指差すと、意味の分かったロニーはパァッと顔を輝かせて、「もちろんです!♡」と返事した。
 ロニーは膝立ちになって俺の前ににじり寄る。
 そして、「ご奉仕させていただきます♡」と、俺のジッパーに手をかけた。パンツの中から俺のちんぽを丁寧な手付きで取り出す。

「ふわぁ!ご主人様の、おちんぽ……!い、いいんですか!?ご、ご奉仕しちゃって!?」
「いや、いいけど……。」
「ふえぇ……!夢みたい!♡」

 そのまろいほっぺで、宝物みたいに俺のちんぽに頬ずりするロニー。何やってんだお前は。
 しかし、だんだん頬ではなく、鼻を擦りつけるようになってきた。

「はぁっ♡ご主人様の♡おちんぽの♡ニオイ♡え、えっちだぁ♡」

 いや、お前の行動のほうがえっちだよ。
 ロニーは俺のペニスの臭いを嗅ぎながら、手は俺の睾丸へと伸ばす。柔らかい手つきで、優しく玉を揉む。

「すぅ~っ……ハァ♡ふへへ♡」
「ほら、早く舐めろ。」
「す、すみませんッ!ちゅぷっ♡れろっ♡」

 身体は子どもだが、その手つきは完全にフェラのやり方を理解してやっているものだ。さすがは悪魔だな。 
 大人に比べて口も舌も小さいから、頭を大きく動かすことで、刺激に緩急をつけている。
 父さんよりも、舌の使い方のバリエーションは豊富だ。

「んぅ♡んぶ♡ふっ♡ふーっ♡ご主人様の♡おちんぽ♡ちゅぶっ♡んっ♡太くて♡おいひい♡ちゅぷっ、んっ♡ンむ♡ぢゅうっ♡ぢゅる♡」

 いちいちうるさいけどな。
 だが、ロニーが想像以上に手練で、ムクムクと俺の性器はその硬さを増していく。
 今朝、父さんで朝勃ちを処理できなかったせいもあって、射精管が込み上げてくるのにそう時間はかからなかった。

「ン、ぢゅ♡き、きもち、いいれすか♡ごしゅじんさまぁ♡」
「んっ、ぅっ……。ま、まぁ……いい、よ……っ!」
「えへへ♡じゃあ♡こっちで、もっときもちよくなってくださいね♡」
「へ?」

 ロニーはちゅぱちゅぱ美味しそうに舐めていた俺のちんぽから手を離した。俺から少し距離を取り、ころんと床にうつ伏せで寝転がる。
 そして、腰を上げ、両手の指をアナルの縁に置いた。

「んふ♡みてくらはい♡ごしゅじんさま♡ロニーの♡メスまんこ、れす♡」

 ロニーはそう言って、ゆっくりと焦らすようにアナルの縁を左右に開いた。女性器でもないのに、なぜかクパァ♡という効果音がつきそうなほど、もうとろっとろの恥肉が俺の眼前に晒される。
 ロニーの乳首と同じくらいピンク色のアナル。
 もう中も刺激を欲しているのか、ひくひくと痙攣しているのがよく分かる。

 俺は光に誘い込まれた蛾のように、ふらふらとロニーのアナルへ手を伸ばした。
 そして、つぷりと人差し指を中へ入れる。
 温かい。
 口の中とは違った、生々しい温かさ。

「ふえぇ♡ごしゅじんさまの♡おゆび♡あっ♡ん♡あ、あ゛っ♡」

 気づいたら、アナルの中でグリグリと指を動かしていた。指を離すまいと、肉が全方向締めつけてくる。

 ここに、ペニスを挿れたら、どうなるんだろう――。

 ベッドから立ち上がってロニーに近づく俺を見て、ロニーは期待に小さなちんぽからトプンと少量の白濁液を出した。

「イくの早ぇ!」
「ら、らってぇ♡も、もう♡せつなくて♡」
「どこでそんな言葉覚えんだよ。」

 さすがは、悪魔だな。
 俺はロニーの細い腰を掴み、既に熟したアナルに勃起した俺の男根を挿入した。

「お♡あ♡あ゛っ♡ご、ごしゅじんさまのぉ♡お、おちんぽぉ♡がぁ♡はいって♡くる、う゛っ♡はぁぁっ♡」

 ぬぷぬぷ♡
 馬鹿みてぇに、簡単に俺の男根を飲み込んでいくロニーのアナル。
 その小せえアナルのどこに、俺のを収めているんだよ♡
 本当にメスまんこだなっ♡

 もう中は蕩けきっているから、ロニーの腰を掴み、すぐにピストンを始める。
 パンッ♡パンッ♡と、肌と肌のぶつかり合う音が俺の殺風景な部屋を満たしていく。
 その淫靡な空気にあてられてか、俺の興奮が高まっていく。

「ほらっ!お前の!待っていた、ちんぽだよ!どうだ!?」
「は、いッ♡しゅ、しゅごいれすぅッ♡あ゛ぁおお゛♡ごしゅじんさまのぉ゛♡お゛ちん、ぽぉッ♡ぬぷぬぷ♡きもち゛、イイ゛ッ♡」
「ははっ!すげぇ、声っ!」
「も、もっとぉ゛♡ぱんぱん♡してくら、はいぃ゛♡」
「へぇ!ほら!お望みどおり!パンパンしてやるよ!」 
「ふぇえ゛っ♡はぁッ、ぁぁ♡あ゛、はぁあ゛♡しゅごぉ゛♡ヒッ、ん゛っ!♡んん゛ぅ゛ッ!♡」

 猿みたいに小さな身体に腰を打ちつける俺も。
 ガクガクと揺さぶられながら、喘ぎ声が止まらないロニーも。
 なんとなく、絶頂は間近だと感じていた。

「はあっ!ロニー!」
「お、おくぅ゛っ♡ロニーのぉ゛♡メスまん゛こ♡おく゛ぅ゛♡♡く、くらはいィ゛っ♡♡」
「言われずとも!たっぷり!注いでやるよ!」
「ぅう゛♡♡あ゛ぁ゛~~♡♡」

 俺は一度ペニスを限界まで引き抜いて、そこから一気に奥へと突き挿した。
 そして、ペニスの根元から熱がこみ上げてくるのをそのままに、熱い白濁液を宣言通りたっぷりのロニーの中へと注ぐ。

「き、きまひたぁ……っ♡♡♡」

 もう腕に力が入らないのか、顔の横に放り投げられた手を退けると、締まりのないロニーの顔が見えた。口の端からよだれを流し、快楽に思考まで蕩けてしまっている。

 でも、まだだ。
 まだ足りない。
 ごろんと、うつ伏せだったロニーを、仰向けにさせる。
 なんだ。
 お前はまだ、イッてないじゃないか。

「ごしゅじんさま?――――ぉ゛っ!?♡あ゛っ!?♡」

 どちゅっ♡
 姿勢を変えて、二戦目だ。
 ペニスがより深く中で動けるよう、ロニーの足を掴んで広げた。

「これで、もっと奥まで入るかな♡奥、コツコツしてやるからな♡どうだ?気持ちいいか?」
「あ゛っ♡んん゛ッ…!♡あ♡はぁっ♡あ、あ゛っ!?♡」
「まだ足りないのか?ん?もっと奥か?」
「ひ、ん゛っ!?♡ま、っへ!♡ちがっ…ひ!♡まひゅぅ゛っ♡♡」
「何言っているかっ、分かんねぇなっ!片足上げたほうがっ、もっと!奥までいけるかもっ!」

 ロニーの片足だけを上げると、かなり根元までペニスをアナルに収めることができた。
 ロニーはというと、さっきみたいに白目を剥いて、鼻から口から液を垂れ流している。
 満足そうだな♡

「これで!次こそイけそうか!?」
「んお゛ぉ゛♡イく゛ぅ゛♡イっ、ひゃう゛ぅ゛!♡♡んン゛ン゛あ゛~~~~~ッ!!!♡♡♡」
「く、ぅっ……っ!♡♡♡」

 俺が二度目の絶頂を迎えたのと同時に、ロニーの小さな性器からプシャアッと透明な液体が噴き出した。
 噴水みたいに、突然噴き出たそれに、俺は目を丸くする。

「おいおい、またおもらしかよ。」

 白濁液とは違って無臭で、いわゆるそれが“潮吹き”だと、このときの俺は知らなかった。

「……ん?」

 ポウッと、ロニーの下腹部が発光し出した。
 淡いピンク色の光はやがて消えて、代わりに下腹部には何やら複雑な紋様が刻まれていた。

「お、おい。ロニー。何だ、これ?」
「け、けいやくの♡あかしれすぅ♡」
「契約だって?」
「はひ♡」

 はふはふ言いながら、ロニーは説明してくれた。

「これは……従属の、証ですぅ♡ぼ、ボクが♡正式に、ごひゅじんさまの……♡あくまになったって♡ことですぅ♡はぁ……っ、ぁ……っ♡」
「従属、か。」

 俺はその紋様に手をかざすと、また紋様は淡く光り始めた。
 流れていく。
 俺の中からロニーへ向けて、何かが流れ込んでいくのが分かる。

「ふ、ぁ♡あたた、かい♡♡」

 ロニーはうっとりと目を細めた。
 俺はパッと紋様から手を遠ざけると、光も消えた。同時に、何かが流れていく感覚も無くなる。
 今のがもしかして、ロニーが言っている悪魔が必要とする人間のエネルギーってやつか?
 手をグーパーさせたり、立ったりしてみるが、特に体に異変はない。

 他に考えられるのは――。

「もしかして、俺の寿命でも吸い取った?」
「あ、ありえませんっ!絶対に!違います!」

 あんまり必死になって俺に縋ってくるものだから、「分かったって!」と慌てて告げた。

「じゃあ、何だ?」
「“性欲が満たされた瞬間の、満足感”です。」

 身体を起こしたロニーがはっきりと言った。

「エネルギーが流れ込んできて、ようやく分かりました。昨晩、ご主人様はご主人様のお父様と、性的なことをしましたね?」
「エッ!?そ、そうだけど……。」
「今流れてきたエネルギーに、その時の満足感が含まれていました。ま、まぁ?ボクとのエッチに比べたら?エネルギーの量はちょっと少なめでしたけどぉ?」

 なに張り合ってんだ、お前。
 だが、ロニーにエネルギーが流れ込んだということは、箱庭も拡張されているのではないか!?
 俺は期待に胸を膨らませて、箱庭を覗き込んだ。

「……あれ?」

 変わっていない。

「変わってない……。」
「そ、そんなことありません!ほら!後ろのほうが少し広くなっています!さ、3ミリくらい!」
「3ミリかぁ。」

 そういうことにしてやるか。
 しかし、これでやるべきことが見えてきた。
 箱庭をアップデートさせるには、ロニーにエネルギーを注いでやらないといけない。
 そのエネルギーは人間の性欲が満たされた時に生成される。

 それなら、俺は箱庭を利用して、どんどん俺の性欲を満たしていけばいい。
 箱庭だけでなく、ロニーだって力を増していくはず。
 そうすれば、いつかはたどり着けるはずだ。

 ――恵一兄さんに。

「も、もっとがんばります!ご主人様の性欲を満たすために!」
「よろしく。」

 ロニーの形のいい頭を撫でると、彼は本当に子どものように「ふへへ♡」と嬉しそうに笑った。
 ごめんな、ロニー。
 俺の願いのために、お前を利用させてもらうよ。 
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