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サメック登場
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そのダンジョンは「はじまりの迷宮」と呼ばれ、新人冒険者の実力を占う試金石とも言われている。
モンスターとアイテムが無限に湧き出すその不可思議な地下迷宮は、いくつかの階層にわかれていた。
地上に複数ある入口から潜ってすぐの場所ならば、田舎出のチンピラが挑んでも退治できるような雑魚モンスターばかりだが一つ階層を下るごとに一回り強いモンスターが現れる。
深く潜るためにはそれなりの能力か、あるいは高性能なアイテムを宝箱から入手できる幸運、いずれかを備えている必要がある。
「くらえ!」
新人冒険者であるケイスケはゴブリンの集団に切り込むと、とてつもない速度でそのすべてを斬り伏せた。
彼は今日はじめて地下迷宮の第三層へ挑んだのだが、モンスターたちをいとも簡単に蹴散らしていった。
「すっっっごーい!」
「へっへへ、楽勝だぜ」
親指を立てて振り返ったケイスケに駆け寄っていったのは小柄な少女。ダンジョンの中だと言うのに鎧などの防具は身につけておらず、それどころかスレンダーな肢体を惜しげもなく露出させている。
剣を鞘に収めたケイスケの腕に、少女は自分の腕を絡める。
「さすがケイスケだね。三層のゴブリンも難なく倒すなんて」
「おいおいゴブリンなんて雑魚に勝ったくらいでそんなに持ち上げるなよ」
「またとんでもないこと言ってるわね、ケイスケ」
少し遅れてやってきたのは長身の女性。ゆったりとしたローブの胸元や尻の膨らみが、隠された身体の豊満さを物語る。
彼女はにっこりと笑いながら、少女の腕をケイスケの腕から引き剥がしながら言葉を続ける。
「ゴブリンはかなり厄介な相手なのよ?」
「そうなのか? あんなに弱いのに?」
「ちょっとマリー! なにすんのさ!」
「うるさいわね、レーナは素材剥ぎ取ってきなさいよ。早くしないと消えるわよ」
「わかってるよもう!」
レーナと呼ばれた少女は唇を尖らせつつ、ゴブリンたちの元へ向かう。
殺されたゴブリンは少し経つとその体がすぅっと風に吹かれた霞のように消えていき、地面にはゴブリンの身につけていた粗末な武器や牙といった物だけが残る。
レーナがそれらを拾うのを横目に、今度はマリーがケイスケに身体を寄せつつ、
「ゴブリンの群れをあんなにあっさり倒せる新人冒険者はケイスケみたいなユウシャ様くらいでしょうね。確かに一匹づつはそこまで強くはないけれど、集団で連携するし知恵も回るから一筋縄じゃいかないのよ」
彼女の言うユウシャ様というのは、特殊な力を持った人間のことだ。
この世界の神である光神が地上に遣わした特別な存在とされるユウシャは、異世界からやってきた人間である。
ケイスケは、元は地球に暮らす普通の青年だったが、ある時、この世界へと転移してきたのだ。
彼のような存在はこの世界では珍しくはなく、一般的にも広く認知されていた。
「ゴブリンは最初に戦うモンスターじゃないのか。スライムなんかもまだ見たこと無いし」
「スライム!? あんな危険なモンスター、そうそう出てきてもらったら困るわよ!」
「そういうもんなのか」
「でもケイスケならなんとかしてくれそうね。アナタはやっぱりユウシャの中でも特別な……」
「回収終わったよ!」
「あんっ、もう……」
レーナが二人の間に飛び込むように割って入り、マリーは不満そうな顔で嘆息する。
「……え」
「うん?」
不意に、誰かの声が聞こえた気がして周囲を見回すケイスケ。
そこは人工的に作られたようにまっすぐな岩の通路で、周囲には人も生きているモンスターも見当たらない。
「なにか聞こえなかったか?」
「ううん、なんにも? 気にせいじゃない?」
「……イ……え」
「ほら、やっぱりなにか聞こえるだろ」
ケイスケは声らしきものが聞こえてくる方向に歩いていく。マリーとレーナは顔を見合わせてから彼の後についていく。
「こっちだ」
岩の通路を進み、途中の十字路を右に曲がると、その先は行き止まりになっており、そこには大きな箱が置かれていた。
「おっ、宝箱じゃないか」
人ひとり中に入れそうなくらいに大きな箱は、確かに宝物を入れるにふさわしいような金銀の装飾が施されていた。
こうした宝箱は、ダンジョンの中で時折見つける事ができ、冒険者たちの役に立つような道具や装備が入っている。
人間やモンスターが、こっそり宝箱を置いている……わけではなく、それは光神の力によるもので、ダンジョンに挑みモンスターと戦う冒険者への神からの贈り物である。
このようにダンジョンに置かれているだけでなく、モンスターを倒した時にもその遺体と入れ替わりに出現することもある。
「やったぁ! ねぇねぇケイスケ、いい装備入ってたら私にちょうだい!」
「ちょっとレーナ、あなたこないだもそうやっておねだりしてたじゃない! 今度は私の番よ」
「マリーこそ、こないだの市でアクセ買ってもらってたの、知ってるんだからね」
「ははは……まぁまぁふたりとも……んむっ」
二人を適当な言葉でなだめようとしたケイスケの口を、いきなりマリーの唇が塞ぐ。
「ねえ、ケイスケ。こんな小娘じゃなくて私にちょうだい?」
「誰が小娘よ! あと抜け駆けすんな!」
左右から二人の女性にすがりつくように唇を求められ、ケイスケは困ったような顔をしながらも止めたりはしない。それどころか彼女たちの身体をまさぐる。
いよいよ盛り上がってきた三人はダンジョンの中だということも忘れてコトを始めてしまう。
後ろからケイスケに覆いかぶさられてマリーが宝箱に手をついて身体を支える。
と、不意にバランスを崩してふたりとも転んでしまう。
「きゃっ!?」
「アハハ、なにしてんのさ」
「あいったたた……どうしたんだマリー?」
「いま宝箱がひとりでに動いて……」
マリーの言葉を聞いたケイスケは何気なく宝箱の蓋を開ける。
鍵などはかかっておらず、簡単に開いた宝箱の中を覗き込む。
ケイスケの目に映ったのは役立つアイテムではなく、ギザギザ尖った歯の並んだ巨大な口だった。
「ダンジョンの中でサカッてんじゃねえ!!」
「……は?」
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------------
でででででれれれっででっでっでっででっでっでっ
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ケイスケは宝箱を開けた。なんと、宝箱はサメが生えたミミック、サメックだった。
サメックのふいうち。
ケイスケは驚き、ズボンがつっかえて動けない。
サメックはケイスケに噛み付いた。クリティカル、251のダメージ。ケイスケは左腕を破壊された。
レーナは短剣で突いた。サメックに2のダメージ。
マリーの攻撃、こおりのつぶての魔法を打ち出した。サメックに3ダメージ。
ケイスケはやぶれかぶれに突進した。サメックに33のダメージ。
ケイスケたちは逃げ出した。
しかし、回り込まれてしまった。
サメックの胸ビレこうげき。ケイスケは回避した。
ケイスケたちは逃げ出した。
少し逃げたところでサメックに追いつかれた。
サメックの宙返りこうげき。ケイスケはのうてんに宝箱をくらった。202のダメージ。ケイスケはのうしんとうを起こした。
サメックのオーバーヘッド宝箱アタック。ケイスケにクリティカル。568のダメージ。
サメックはケイスケに連続でかぶりついた。ケイスケは右腕を破壊された。
ケイスケは両足を破壊された。ケイスケは丸呑みにされた。
サメックは恐ろしい声で吠え立てた。
マリーとレーナは恐怖のあまりパニックに陥った。二人は逃げ出した。
………
……
…
モンスターとアイテムが無限に湧き出すその不可思議な地下迷宮は、いくつかの階層にわかれていた。
地上に複数ある入口から潜ってすぐの場所ならば、田舎出のチンピラが挑んでも退治できるような雑魚モンスターばかりだが一つ階層を下るごとに一回り強いモンスターが現れる。
深く潜るためにはそれなりの能力か、あるいは高性能なアイテムを宝箱から入手できる幸運、いずれかを備えている必要がある。
「くらえ!」
新人冒険者であるケイスケはゴブリンの集団に切り込むと、とてつもない速度でそのすべてを斬り伏せた。
彼は今日はじめて地下迷宮の第三層へ挑んだのだが、モンスターたちをいとも簡単に蹴散らしていった。
「すっっっごーい!」
「へっへへ、楽勝だぜ」
親指を立てて振り返ったケイスケに駆け寄っていったのは小柄な少女。ダンジョンの中だと言うのに鎧などの防具は身につけておらず、それどころかスレンダーな肢体を惜しげもなく露出させている。
剣を鞘に収めたケイスケの腕に、少女は自分の腕を絡める。
「さすがケイスケだね。三層のゴブリンも難なく倒すなんて」
「おいおいゴブリンなんて雑魚に勝ったくらいでそんなに持ち上げるなよ」
「またとんでもないこと言ってるわね、ケイスケ」
少し遅れてやってきたのは長身の女性。ゆったりとしたローブの胸元や尻の膨らみが、隠された身体の豊満さを物語る。
彼女はにっこりと笑いながら、少女の腕をケイスケの腕から引き剥がしながら言葉を続ける。
「ゴブリンはかなり厄介な相手なのよ?」
「そうなのか? あんなに弱いのに?」
「ちょっとマリー! なにすんのさ!」
「うるさいわね、レーナは素材剥ぎ取ってきなさいよ。早くしないと消えるわよ」
「わかってるよもう!」
レーナと呼ばれた少女は唇を尖らせつつ、ゴブリンたちの元へ向かう。
殺されたゴブリンは少し経つとその体がすぅっと風に吹かれた霞のように消えていき、地面にはゴブリンの身につけていた粗末な武器や牙といった物だけが残る。
レーナがそれらを拾うのを横目に、今度はマリーがケイスケに身体を寄せつつ、
「ゴブリンの群れをあんなにあっさり倒せる新人冒険者はケイスケみたいなユウシャ様くらいでしょうね。確かに一匹づつはそこまで強くはないけれど、集団で連携するし知恵も回るから一筋縄じゃいかないのよ」
彼女の言うユウシャ様というのは、特殊な力を持った人間のことだ。
この世界の神である光神が地上に遣わした特別な存在とされるユウシャは、異世界からやってきた人間である。
ケイスケは、元は地球に暮らす普通の青年だったが、ある時、この世界へと転移してきたのだ。
彼のような存在はこの世界では珍しくはなく、一般的にも広く認知されていた。
「ゴブリンは最初に戦うモンスターじゃないのか。スライムなんかもまだ見たこと無いし」
「スライム!? あんな危険なモンスター、そうそう出てきてもらったら困るわよ!」
「そういうもんなのか」
「でもケイスケならなんとかしてくれそうね。アナタはやっぱりユウシャの中でも特別な……」
「回収終わったよ!」
「あんっ、もう……」
レーナが二人の間に飛び込むように割って入り、マリーは不満そうな顔で嘆息する。
「……え」
「うん?」
不意に、誰かの声が聞こえた気がして周囲を見回すケイスケ。
そこは人工的に作られたようにまっすぐな岩の通路で、周囲には人も生きているモンスターも見当たらない。
「なにか聞こえなかったか?」
「ううん、なんにも? 気にせいじゃない?」
「……イ……え」
「ほら、やっぱりなにか聞こえるだろ」
ケイスケは声らしきものが聞こえてくる方向に歩いていく。マリーとレーナは顔を見合わせてから彼の後についていく。
「こっちだ」
岩の通路を進み、途中の十字路を右に曲がると、その先は行き止まりになっており、そこには大きな箱が置かれていた。
「おっ、宝箱じゃないか」
人ひとり中に入れそうなくらいに大きな箱は、確かに宝物を入れるにふさわしいような金銀の装飾が施されていた。
こうした宝箱は、ダンジョンの中で時折見つける事ができ、冒険者たちの役に立つような道具や装備が入っている。
人間やモンスターが、こっそり宝箱を置いている……わけではなく、それは光神の力によるもので、ダンジョンに挑みモンスターと戦う冒険者への神からの贈り物である。
このようにダンジョンに置かれているだけでなく、モンスターを倒した時にもその遺体と入れ替わりに出現することもある。
「やったぁ! ねぇねぇケイスケ、いい装備入ってたら私にちょうだい!」
「ちょっとレーナ、あなたこないだもそうやっておねだりしてたじゃない! 今度は私の番よ」
「マリーこそ、こないだの市でアクセ買ってもらってたの、知ってるんだからね」
「ははは……まぁまぁふたりとも……んむっ」
二人を適当な言葉でなだめようとしたケイスケの口を、いきなりマリーの唇が塞ぐ。
「ねえ、ケイスケ。こんな小娘じゃなくて私にちょうだい?」
「誰が小娘よ! あと抜け駆けすんな!」
左右から二人の女性にすがりつくように唇を求められ、ケイスケは困ったような顔をしながらも止めたりはしない。それどころか彼女たちの身体をまさぐる。
いよいよ盛り上がってきた三人はダンジョンの中だということも忘れてコトを始めてしまう。
後ろからケイスケに覆いかぶさられてマリーが宝箱に手をついて身体を支える。
と、不意にバランスを崩してふたりとも転んでしまう。
「きゃっ!?」
「アハハ、なにしてんのさ」
「あいったたた……どうしたんだマリー?」
「いま宝箱がひとりでに動いて……」
マリーの言葉を聞いたケイスケは何気なく宝箱の蓋を開ける。
鍵などはかかっておらず、簡単に開いた宝箱の中を覗き込む。
ケイスケの目に映ったのは役立つアイテムではなく、ギザギザ尖った歯の並んだ巨大な口だった。
「ダンジョンの中でサカッてんじゃねえ!!」
「……は?」
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ケイスケは宝箱を開けた。なんと、宝箱はサメが生えたミミック、サメックだった。
サメックのふいうち。
ケイスケは驚き、ズボンがつっかえて動けない。
サメックはケイスケに噛み付いた。クリティカル、251のダメージ。ケイスケは左腕を破壊された。
レーナは短剣で突いた。サメックに2のダメージ。
マリーの攻撃、こおりのつぶての魔法を打ち出した。サメックに3ダメージ。
ケイスケはやぶれかぶれに突進した。サメックに33のダメージ。
ケイスケたちは逃げ出した。
しかし、回り込まれてしまった。
サメックの胸ビレこうげき。ケイスケは回避した。
ケイスケたちは逃げ出した。
少し逃げたところでサメックに追いつかれた。
サメックの宙返りこうげき。ケイスケはのうてんに宝箱をくらった。202のダメージ。ケイスケはのうしんとうを起こした。
サメックのオーバーヘッド宝箱アタック。ケイスケにクリティカル。568のダメージ。
サメックはケイスケに連続でかぶりついた。ケイスケは右腕を破壊された。
ケイスケは両足を破壊された。ケイスケは丸呑みにされた。
サメックは恐ろしい声で吠え立てた。
マリーとレーナは恐怖のあまりパニックに陥った。二人は逃げ出した。
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