私の引いた境界線を越えた君

美奈

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私の引いた境界線を越えた君

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音楽を聴いて居ると、いつもあっという間に時間が過ぎる

楽しいことはもっと楽しく、嫌な事はそれを忘れさせてくれる

そうこうしてる間に× × × 駅に着く

まだ居ないや…

塾でもそうだけど翔が時間通りに来ることなんて殆どない

まぁ別に気にしてないけど

ごめん待ったか?彼は手を振って私の方に走ってくる

それだけで待っている時の事も忘れるほど嬉しくなってしまう

こんな感情初めてだ

今でも告白は何度か受けたり付き合ったりした事はあった。だけど、そのどの時もこんなに楽しく晴れやかな気持ちになることは1度もなかった。

だから、それが恋と自覚するまでは少し時間がかかった。
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