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異世界文明との接触
第35話 道具屋カトリン
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ハンターギルドでの登録を済ませたあたし達は、今度こそは道具屋に来てるの。
”カラン、カラン”
ミーガンさんがドアを開けると、ドアベルが涼し気な音を響かせたわ。これ素敵ね。
「いらっしゃい」
「おじゃまします」
「邪魔するなら帰ってな」
え?なにこのベタなやり取り。異世界でも「●し●と」なの?
「相変わらずですねカトリン」
「ミーガンかいな。今は仕入れなら間に合ってるで」
「いえ、今日は人を紹介しに来ました」
「へえ、ミーガンが人を紹介すってな珍しいやん。ま、ええわ。でその紹介してくれる人ってのはそっちのあんちゃんかいな?」
「いえ、お2人ですよ。
ゴホン。
では紹介しますね。こちらのお2人、わたしの命の恩人で、今日からハンターギルドに登録した8級ハンターのお2人です。こちらの男性が、瑶様。近接戦闘を主に担当されています。非常に強力な前衛戦力ですね。まるでお伽噺の勇者様かと思いましたよ。そしてこちらの女性が朝未様。弓による遠隔戦闘を主にしながら近接戦闘でも6級ハンターを手玉に取る実力者です。そしてケガの治療まで熟す、戦う聖女様ですね。2人ともかなり遠くのご出身でわたしの持っている簡易型の翻訳の魔法道具では片言にしか翻訳できないほどだったんです。なので高級な翻訳の魔法道具の購入も視野に入れておられます。
瑶様、朝未様、この変なしゃべり方する女性がカトリン。この道具屋の女店主です。品質と品揃えではこのエルリックでは3本の指に入る道具屋ですのでお2人がお付き合いされるのに良い相手だと思いますよ」
は?ミーガンさん。今何か不穏当な称号を口にしましたね。瑶さんが勇者で、あたしが聖女?ないわー。
「ちょ、ちょっとミーガンさん。おかしな称号をつけないでください。ただでさえギルドで目立ってしまったのですから。そんな称号が流れたら面倒です。へんなところから声が掛かるのは勘弁してほしいですよ」
やっぱり瑶さんも勇者だ聖女だには抵抗あるわよね。
「大体勇者ってトランルーノ聖王国が召喚したっていってませんでしたか?」
そうそう、ミーガンさんに初めて会った時にそんなことを聞いたわね。
「あー、あれなあ」
あれカトリンさんの目が泳いでるわね。
「何か私おかしい事言いました?」
「いやあ、あれはある意味誘拐やからなあ」
「誘拐、ですか?」
「そりゃそうやろ。国のえらいさんたちが魔法で召喚するらしいんやけどな。そん時に相手の意思確認なんぞできひんわけや。ただ、強い力、魔力、才能、そういったものだけを目印に強引に連れてくるらしいんやぞ。当然言葉も通じひんわけや。そこで出てくるのが翻訳の魔法道具なんやけどな……」
「いや、言葉が通じなければ翻訳の魔法道具を利用するのは当たり前でしょう?」
「まあ普通に翻訳の魔法道具を与えるだけならええんやけどな。翻訳の魔法道具の中には隷属魔法が付加されているものもあるんよ」
「え、ひょっとして……」
「翻訳の魔法道具という体でつけさせて支配下において、戦争の道具にするんやろうなあ」
「ひ、酷い」
あたしは顔が引きつるのを感じたわ。
「まあ、元々呼んだ相手がいう事を聞く保証は無いし、無理やり連れてこられた最強の人間が敵に回るとか悪夢やろうからな」
「その魔法道具は外せないんですか?」
「当然外せるで。ただし……」
「ただし?」
「主が外すことを認めさえすれば、やけどな」
「認めるわけないですね」
「あとは……」
「あとは?」
「切り飛ばしてしまえば影響からは逃げられるわな」
「うえ、さすがにそれは」
「いや、高位の神官の手助けさえあれば必ずしも非現実的ってわけやないんやで」
「え!!」
「腕でも足でも切り飛ばして魔法道具を外したうえでくっつけりゃいいんやからな。もちろん度胸と根性は必要やけどな。」
「ああ、ずっと奴隷でいるくらいならって事ですね」
「まあ騙されたとかで不正に奴隷落ちさせられたとかじゃなけりゃ神官も助けちゃくれひんがな。ただなあ……」
あら?カトリンさんが俯いたわね。
「トランルーノ聖王国のやつらはチョーカータイプを使いおるねん。ブレスレットやバングルならな、今言ったような方法が最悪とれるんやけど、首はなあ」
「死んじゃいますよね」
「ああ、死んだらしまいやからな」
「念のため聞きますけど、死んだ人を生き返らせるような魔法は……」
「リザレクションちうのが伝説にはあるけどな。あくまでも伝説やな。実際に使える人間がいるちうのは聞いたこともないわ」
「やっぱりそうなんですねえ」
「だから、あんたらも翻訳の魔法道具買う時にはチョーカータイプは絶対さけや。そして出来ることならイヤリングタイプくらいを探しい。いや出来ることならっつうより、もうイヤリングタイプ限定と考えとき」
カトリンさんの言葉にあたしも瑶さんも頷くしかないわね。首だってそうだけど、手足だって切り飛ばすとか嫌だもの。
”カラン、カラン”
ミーガンさんがドアを開けると、ドアベルが涼し気な音を響かせたわ。これ素敵ね。
「いらっしゃい」
「おじゃまします」
「邪魔するなら帰ってな」
え?なにこのベタなやり取り。異世界でも「●し●と」なの?
「相変わらずですねカトリン」
「ミーガンかいな。今は仕入れなら間に合ってるで」
「いえ、今日は人を紹介しに来ました」
「へえ、ミーガンが人を紹介すってな珍しいやん。ま、ええわ。でその紹介してくれる人ってのはそっちのあんちゃんかいな?」
「いえ、お2人ですよ。
ゴホン。
では紹介しますね。こちらのお2人、わたしの命の恩人で、今日からハンターギルドに登録した8級ハンターのお2人です。こちらの男性が、瑶様。近接戦闘を主に担当されています。非常に強力な前衛戦力ですね。まるでお伽噺の勇者様かと思いましたよ。そしてこちらの女性が朝未様。弓による遠隔戦闘を主にしながら近接戦闘でも6級ハンターを手玉に取る実力者です。そしてケガの治療まで熟す、戦う聖女様ですね。2人ともかなり遠くのご出身でわたしの持っている簡易型の翻訳の魔法道具では片言にしか翻訳できないほどだったんです。なので高級な翻訳の魔法道具の購入も視野に入れておられます。
瑶様、朝未様、この変なしゃべり方する女性がカトリン。この道具屋の女店主です。品質と品揃えではこのエルリックでは3本の指に入る道具屋ですのでお2人がお付き合いされるのに良い相手だと思いますよ」
は?ミーガンさん。今何か不穏当な称号を口にしましたね。瑶さんが勇者で、あたしが聖女?ないわー。
「ちょ、ちょっとミーガンさん。おかしな称号をつけないでください。ただでさえギルドで目立ってしまったのですから。そんな称号が流れたら面倒です。へんなところから声が掛かるのは勘弁してほしいですよ」
やっぱり瑶さんも勇者だ聖女だには抵抗あるわよね。
「大体勇者ってトランルーノ聖王国が召喚したっていってませんでしたか?」
そうそう、ミーガンさんに初めて会った時にそんなことを聞いたわね。
「あー、あれなあ」
あれカトリンさんの目が泳いでるわね。
「何か私おかしい事言いました?」
「いやあ、あれはある意味誘拐やからなあ」
「誘拐、ですか?」
「そりゃそうやろ。国のえらいさんたちが魔法で召喚するらしいんやけどな。そん時に相手の意思確認なんぞできひんわけや。ただ、強い力、魔力、才能、そういったものだけを目印に強引に連れてくるらしいんやぞ。当然言葉も通じひんわけや。そこで出てくるのが翻訳の魔法道具なんやけどな……」
「いや、言葉が通じなければ翻訳の魔法道具を利用するのは当たり前でしょう?」
「まあ普通に翻訳の魔法道具を与えるだけならええんやけどな。翻訳の魔法道具の中には隷属魔法が付加されているものもあるんよ」
「え、ひょっとして……」
「翻訳の魔法道具という体でつけさせて支配下において、戦争の道具にするんやろうなあ」
「ひ、酷い」
あたしは顔が引きつるのを感じたわ。
「まあ、元々呼んだ相手がいう事を聞く保証は無いし、無理やり連れてこられた最強の人間が敵に回るとか悪夢やろうからな」
「その魔法道具は外せないんですか?」
「当然外せるで。ただし……」
「ただし?」
「主が外すことを認めさえすれば、やけどな」
「認めるわけないですね」
「あとは……」
「あとは?」
「切り飛ばしてしまえば影響からは逃げられるわな」
「うえ、さすがにそれは」
「いや、高位の神官の手助けさえあれば必ずしも非現実的ってわけやないんやで」
「え!!」
「腕でも足でも切り飛ばして魔法道具を外したうえでくっつけりゃいいんやからな。もちろん度胸と根性は必要やけどな。」
「ああ、ずっと奴隷でいるくらいならって事ですね」
「まあ騙されたとかで不正に奴隷落ちさせられたとかじゃなけりゃ神官も助けちゃくれひんがな。ただなあ……」
あら?カトリンさんが俯いたわね。
「トランルーノ聖王国のやつらはチョーカータイプを使いおるねん。ブレスレットやバングルならな、今言ったような方法が最悪とれるんやけど、首はなあ」
「死んじゃいますよね」
「ああ、死んだらしまいやからな」
「念のため聞きますけど、死んだ人を生き返らせるような魔法は……」
「リザレクションちうのが伝説にはあるけどな。あくまでも伝説やな。実際に使える人間がいるちうのは聞いたこともないわ」
「やっぱりそうなんですねえ」
「だから、あんたらも翻訳の魔法道具買う時にはチョーカータイプは絶対さけや。そして出来ることならイヤリングタイプくらいを探しい。いや出来ることならっつうより、もうイヤリングタイプ限定と考えとき」
カトリンさんの言葉にあたしも瑶さんも頷くしかないわね。首だってそうだけど、手足だって切り飛ばすとか嫌だもの。
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